ビジネスパーソンインタビュー

「洗顔泡VS卓球サーブ」「ストレス選手権」…ファンケルのぶっ飛んだサイトに企画を提案してみた

「正直品質。」はコンテンツにも…!

「洗顔泡VS卓球サーブ」「ストレス選手権」…ファンケルのぶっ飛んだサイトに企画を提案してみた

新R25編集部

Sponsored by 株式会社ファンケル

2022/12/02

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ファンケルといえば、無添加の化粧品とさまざまなサプリメントを研究開発・製造・販売している会社。

「正直品質。」というスローガンにも表れている通り、真面目で誠実なイメージが強い会社です。

しかし最近、そんなファンケルさんの様子がちょっと(いや、かなり)おかしいような…

自社のサイトで何やらぶっ飛んだ動画や記事コンテンツを配信しはじめたそうなのです。

問題の動画の一部がこちら。

「利きサプリ」

「ただアレするだけの機械あつめてみた」

このサイトは「そこまでやりますチャンネル」、略して「そこチャン」。

サイトの紹介文には「美と健康について知るとちょっとうれしいこと、面白いこと、びっくりすることなどを取り上げて、ファンケルがとことんやってみる!というエンターテインメントチャンネルです」と書かれていますが…どうして急にこんなサイトを?

今回、どんな狙いがあるのか、そして企画作りの裏側まで、「そこチャン」を手がける白石泰章さんにとことん聞いてみることに。

せっかくなので新R25からも、企画を提案させていただきました…!

〈聞き手:石川みく(新R25編集部)〉

株式会社ファンケル 広告戦略部の白石泰章さん

あのファンケルさんの公式サイトがなぜこんなことに…!?

石川

「そこチャン」を拝見したのですが、思ったよりファンケル社員の方が体を張ってて笑ってしまいました。

そもそもこれは、どういうコンセプトで始まったのでしょうか。

白石さん

ファンケルは、研究から製造、販売まで一貫して自社でおこなっています

そのなかで、商品に込められた想いや研究開発秘話など、まだまだ伝えきれていないエピソードがたくさんありまして

それを楽しく面白くユーザーの人に知ってもらいたいなと思ったんです。

白石さんの印象もいたって真面目

石川

だとしても、ちょっと遊びすぎじゃないですか?

「イヤ~な音」と「濡れたくつ下」のストレスを計測する企画とか…

白石さん

ファンケル=無添加というところから出発していることから、安心安全とか、真面目なイメージが浸透しているんですよね。

それはそれでありがたいのですが、実際にはチャレンジ精神があったり、個性豊かで面白いメンバーもたくさんいるんですよ

石川

真面目なだけじゃないよ、と。

白石さん

そう。もっと多くの方に、身近に親しみを感じてもらいたかったんです

テレビCMなどからファンケルの“正直さ”などは伝わっていると思います。

でも、正直や真面目以外のファンケルのキャラクターがまだまだ伝わっていないなと感じていて。

もっと人間味のあるファンケルを感じてほしかったんです。

石川

たしかに…

正直品質や技術研究が先に立つと、人間らしさはあまり感じられないかもしれないですね。

でも「そこチャン」を見たら、「ファンケルの人、みんないい人だな」って思いました。

「そう言われるのが一番うれしいんです…!」

新R25編集部が「そこチャン」企画を勝手にプレゼンしてみた

石川

じつは今回、新R25編集部で「そこチャン」でバズりそうな企画を勝手に考えてみたんですけど、提案させてもらってもいいですか?

白石さん

なるほど…ぜひお聞かせください。

ここまで優しかった白石さんが、急に仕事モードに切り替わりました

石川

ひとつめは「青汁の成分を生で食べてどのくらい時間かかるか」。

青汁の中に入っている野菜を並べて実際に食べてみる企画です。

何時間もかけて野菜を食べてる横で、30秒で青汁を飲んで帰る社員がいたらおもしろくないですか?

白石さん

…!!

見た目のインパクトもあっていいですね!採用の可能性がありますよ。

思いのほか、好感触…!

石川

やった! じゃあこれはどうですか?

社長をメイクアップする」。

島田社長ってとても親しみやすくてかわいらしいなと思って考えてみました。

途端に凍りつく白石さん

白石さん

これは…どうでしょう…提案する勇気が求められますね…

スキンケアならワンチャンあるかな…?

石川

…私たちのせいにしていいので、機会があれば提案してください。

社長の新しい可能性を提案できたようでよかったです

企業発信でも本気で楽しんでもらう「そこチャン」の企画哲学

石川

企画を考えるにあたって、「そこチャン」のコンテンツをたくさん見たんですけど、どれも絶妙に気になる企画ばかりでした。

企画はどうやって考えられていますか?

白石さん

ファンケルのどんなところが魅力があるのか、どんな価値を伝えることで、好きになってもらえるかを意識していますね。

そのうえで、どう表現すれば面白く感じてもらえるかをディスカッションして決めています。

企画のプロでした

白石さん

また、すき間時間に見てもらえるように、なるべく見やすく、間延びしないようなコンテンツにするのが重要かなと。

石川

もはやYouTuberですね…

白石さん

それに、一般のお客様にはあまり興味がない情報を“どうやって突飛に見せるか”は大事にしているんです。

正直言って企業の発信しているコンテンツは、ユーザーには広告として捉えられてしまいます。

石川

わかります…私たちもいつも考えていますから…

せっかくなので、読者の方のために「そこチャン」のおすすめ動画をいくつか教えていただけますか?

白石さん

もちろんです!

「そこチャン」おすすめ動画①「泡ピンポンCHALLENGE」

白石さん

ファンケルの人気アイテム『洗顔パウダー』の泡で卓球のサーブをキャッチする「泡ピンポンCHALLENGE」ですね。

ファンケルこだわりの“濃密もっちり泡”のすごさを伝えたくて企画しました。

石川

これは衝撃でした…!

もっちり泡とピンポンを組み合わせようと思った発想がすごい…

白石さん

「洗顔パウダー」は、商品特徴がしっかりしているので、それをどう表現するかを考えました。

意外にちゃんと実験もできたし、ぶっつけ本番感があるつくり方を心がけています。

石川

なるほど…でも、ぶっちゃけ、やらせとか仕込みとかあるんじゃないかって思っちゃうんですが…

白石さん

そこは「正直品質。」ですから

やらせや仕込みはないんですよ。

疑ってごめんなさい

「そこチャン」おすすめ動画②「教えて、健康先生!」

白石さん

あとは、ファンケルの管理栄養士・運動指導士の指導のもと、従業員3名が3カ月で健康BODYを目指す「教えて、健康先生!」。

石川

これには白石さんも参加しているんですね!

白石さん

文字通り、体を張ってチャレンジしました。

忙しくて運動不足、不規則な食事、わかっているけれど止められないお酒など、自らの生活について赤裸々に語りつつそのボディを公開しています。

実際に7キロ痩せたんですよ。

石川

すごい…

一般の社員の方が、カメラの前で体を張るのは結構ハードルが高いと思うのですが…

白石さん

“親しみ”を感じていただくためにも、従業員の顔を見せたいというのはこだわりのひとつなんです。

みんな応援してくれているので快く参加してくれていますよ。

石川

私たちも体を張って記事に出てるので、親近感を感じます。

白石さん

そっか、たしかに皆さんと一緒ですね。

体張るもの同士、今度、コラボしましょう!

「そこチャン」おすすめ動画③「新入社員が密着! ファンケルの社長」

石川

新入社員が社長にインタビューする企画もありましたよね。

白石さん

新入社員にもさっそく頑張っていただきました(笑)。

やはり企業の顔である社長が「どんな人で、どんな考えを持っているのか」を知っていただくことが、ファンケルをより理解していただけるのではないかと思い、企画したんです。

石川

ちなみに今後は、どんなコンテンツが配信されるのでしょう?

白石さん

人気商品でもあるマイルドクレンジングオイルで、メイク落とし時にかかる圧力に着目したコンテンツを配信します。

男女の恋愛をテーマに、たとえば手に触れるとか、頭を触るとか、そういうときに10gの圧ってどのくらい?というのを可視化する企画です。

石川

メイク落としの圧力…! 細かいけど気になるかも…!

楽しみにしてます!

自分たちの商品も、もっと好きになる。インナーブランディングにも貢献

石川

最後になるのですが、「そこチャン」を始めたことで、社内からはどんな声があがっているのでしょう?

白石さん

商品のすごさを改めて理解できた」「自分も出てみたい」などポジティブですね。

私たち制作側がもっとファンケルの商品を知らないと、そもそも企画のアイデアが出てこないというのはあるので研究員の方にお話を伺うのですが、それにもかなり協力してくれています。

石川

白石さんのなかでは「そこチャン」のゴールはどこになるのでしょう?

白石さん

「そこチャン」をスタートして丸2年。

少しでも多くの方に「ファンケルって意外にこんな人(会社)だったんだな」という部分を感じてもらえるよう、これからも試行錯誤しながらがんばっていきたいですね。

石川

なるほど! これからも楽しみにしてます!

…ところで、白石さんはダイエット企画の体型は維持してるんですか?

白石さん

いや、もう普通に戻ってます(笑)。

今日もラーメン食べてきちゃいました!

ここもやっぱり正直なのか…!

企業がオウンドメディアを持つ例はスタンダードになりつつあるなか、エンタメの力を借りて魅力を発信することを目指したファンケルの「そこまでやりますチャンネル」。

ときには社員の皆さんが体を張って挑戦する姿は、これまでファンケルの商品に親しんでこなかった層にも届く熱量があると感じました。

これまでに培ってきた技術力の高さとファンケルらしい正直さが生んだ「そこチャン」。

ぜひチェックしてみてください。

〈取材=石川みく(@newfang298)/文=エディット/編集=福田啄也(@fkd1111)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

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