ビジネスパーソンインタビュー
「鼻息の荒い若手にとっては“天国”ですよ」
「若手は少人数のスタートアップに行くな」Branding Engineerなら“成長を確約できる”3つの根拠
新R25編集部
「若手は圧倒的に成長できます」
そんなキャッチフレーズで求人をしている企業を多く目にしますが、どこもそれを唱えているがゆえに「本当にここで成長できるのか…?」と、応募を踏みとどまってしまうことってありませんか?
そんな多くの求人が存在するなか、「うちの会社は、『成長したい』と思っている人にとって天国のような環境だと思いますよ」と豪語するのは、株式会社Branding Engineer代表取締役CEOの河端保志さん。
【河端保志(かわばた・やすゆき)】株式会社Branding Engineer 代表取締役CEO。1989年生まれ。埼玉県出身。電気通信大学大学院在学中に、「エンジニアの価値向上」を目指して株式会社Branding Engineerを創業、代表取締役CEOに就任。代表取締役CEOとして、会社の先頭に立ち新規事業の立案や企業との提携など、自ら会社の成長をけん引。2020年7月に東証マザーズ上場を達成
Branding Engineerは、エンジニアの独立支援や転職支援、教育を手がけており、年商10億弱だった2017年からこの5年で5倍近くも成長するなど、波に乗っているスタートアップ企業です。
たしかに勢いに乗っている同社なら、成長できるチャンスも多くあるはず。
でも、数あるスタートアップ企業があるなかで「天国」と表現するのは言いすぎなのでは…?
その点を河端さんに直接確かめてきたところ…「ここなら本当に成長ができそうだな」と納得させられる3つの根拠がありました。
〈聞き手=福田啄也(新R25編集部)〉
福田
Branding Engineerの業績は、創業からずっと右肩上がりなんですよね。
たしかにそんな環境なら成長はできるのかも…と思っているのですが、ほかのスタートアップとどう違うのか?がわからなくて。
その点を今日は教えていただけますか?
河端さん
もちろんです。僕が新卒社員だったとしても、絶対にBranding Engineerに入社すると思います。
その理由を、これから3つに分けて説明しますよ。
すごい自信だ
Branding Engineerなら成長できる根拠①ゴールドラッシュの“つるはし(エンジニアマッチング事業)”を提供している
河端さん
まず、我々は成長産業のど真ん中にいるということ。
最近よく耳にする「Web3.0」や「メタバース」なども、結局はインターネット産業なんです。
福田
ふむ…たしかに「Web3.0」などが成長していますが、それもインターネットの一部ですもんね。
河端さん
そして、Branding Engineerのメイン事業でもある「Midworks」は、ITエンジニアと企業をマッチングするサービスです。
これはよく例にする話なんですけど…我々の事業は1840年代のアメリカ・ゴールドラッシュでいう“つるはし”なんですよ。
福田
ゴールドラッシュ時代に一番儲かったのは、「黄金を掘りにいった人」ではなく「つるはしを売っていた人」という話ですね。
河端さん
そうです。ITテクノロジーは、まさに今の時代のゴールドラッシュなんです。
つまり、多くの企業が新しいITテクノロジー事業に参入しようとしている今、エンジニアマッチング事業という“つるはし”には、すごくニーズがある。
事実、新規企業からの問い合わせが、毎日のように来る状態が続いています。
だからこそ、我々は右肩上がりの成長を続けられるんです。
河端さん
成長って、成功体験を得たことで自信がつき、さらにクオリティが上がっていくというサイクルだと思っています。
成功体験は、成長産業にいなければ得られません。たとえば、今の時代にどんなに優秀な営業マンがMDプレーヤーを売っても売れないのと同じです。
伸びている産業にいることで、その成功体験を積むチャンスがたくさんまわってくる。これがBranding Engineerで成長できる根拠です。
Branding Engineerなら成長できる根拠②挑戦→失敗→FBのサイクルが回っている
河端さん
さらに、我々は若手に対して積極的に挑戦する機会を与えています。
本人たちがワクワクするような大きい目標を追いかけてもらっているんです。
福田
なるほど。ただ、それってスタートアップあるあるな気がします。
人が少ないからこそ、若手に大きなボールを任せられるという…
河端さん
それは違いますね。スタートアップのなかでも、組織規模によって挑戦の質は変わります。
我々は200人規模のいわゆる中規模の組織なので、社内には多くのプロフェッショナルが存在しています。つまり、挑戦に対してフィードバックしてくれる人がたくさんいる。
逆に言うと、立ち上げ当初のスタートアップは、若手に教える余裕がないことも多いんですよ。
福田
たしかに…
河端さん
「スタートアップ=成長できる環境」ってイメージが強いかもしれませんが、仕事のノウハウを吸収するならある程度の組織規模がないと厳しいはずです。
小規模の環境で光っている若手は、もともとポテンシャルが高かっただけであって、普通の若手は埋もれるか、早々に辞めてしまう。
だから断言します。相当な経験や実績がない限り、若手は20人以下のスタートアップ企業には絶対行かないほうがいい。
福田
そこまで言い切るとは…
じゃあ、Branding Engineerに入社した若手は、具体的にどんな挑戦ができるんですか?
河端さん
新規事業の立ち上げや既存事業の新規戦略リーダーなど、挙げたらキリがないですが…すべては結果主義で、いくらでもバッターボックスは回ってきます。
うちは打率ではなく打点で評価するので、できるできないではなく、やりきれる人間にチャンスが回ってきます。
福田
でも、まったく仕事がわかってない若手にそんなミッションを与えるのは勇気が要りませんか?
河端さん
若手に与えたミッションが頓挫して数千万を飛ばした、とか正直ありますね(笑)。
やっぱり…
河端さん
でも、その挫折が大事だと思っていて。若手には失敗経験を積んでもらいたいんですよ。
失敗してから、何ができなかったのかをフィードバックして血肉にしてもらい、再起する。このサイクルで人は成長できるんです。
そして、それを許容できるだけの事業規模と余裕があるのが、Branding Engineerの強みだと思っています。
規模が小さいとそれはできないですし、規模が大きすぎる会社だと、そもそもそんなチャンスは若手に回ってこない。
福田
なるほどなあ…
河端さん
苦しい挑戦をして、乗り越えていく。これってまさに青春だなと思っていて。
Branding Engineerのメンバーになれば、本気で仕事を楽しむ力がつくはずです。
楽しんだり、苦しんだりして取り組んでいたら、ふと気づいたときにそれが仕事として定義されていたみたいな感じですかね。
Branding Engineerなら成長できる根拠③メンバーの視座が高い
河端さん
極めつけは、やっぱり組織にいる人間のレベルが高いことですね。
僕たちは採用にかなりこだわっていて、素直・地頭・根性の3つが備わっている人材を採っています。
福田
少年マンガみたいな3要素ですね…
ただ、地頭と聞くと、かなりハードルが高そうな気がします。
河端さん
この地頭は、賢いという意味ではなく「思考しつづける力」があるかどうかなんです。
苦しい課題に対して思考しつづけるのって、つらいじゃないですか。
そこから楽なほうに逃げず、「最後まで考えぬけるかどうか」を見ています。
河端さん
そんな人材を採っているからか、Branding Engineerは視座が高い人間が多いと思います。
現に僕たちの会社からは、すでに2〜30人くらいの若手起業家を輩出しているんですよ。そうやって人が卒業していくことも大歓迎なんです。
福田
へええ! そう聞くと、若手が成長できる環境というのも納得できます。
河端さん
東大を目指している人に囲まれていると、自然と勉強するようになるように、環境がその人の今後の人生を左右する。
だからこそ、ギラギラとした人が集まっているBranding Engineerは天国だと言えるんです。
豪語するのも納得のプレゼンでした
エンジニアの価値を上げることで、日本を世界トップに。Branding Engineerが見据える未来
福田
ここからは、Branding Engineerという会社について教えてください。
テクノロジーを強化したい企業にエンジニアを紹介する事業が主力とのことですが、そもそもどうしてこの事業を?
河端さん
これは社名にも関わるんですけど、日本ではエンジニアの価値がまだまだ低いと思っているんですよね。
アメリカと比べてまだまだ給与ベースも低いし、日本の総合職に比べても低い。
福田
「お金を稼ぐならエンジニアになろう」という広告は見かけますが、実態はまだまだ低いんですね。
河端さん
今、世界の時価総額でトップに名を連ねるGAFAMの経営者たちって、エンジニア出身なんですよね。
そして、世界の時価総額ランキングでのトップはテック企業。世界マーケットで考えると、技術力の乏しい企業は話になりません。
日本が再び世界トップを取りにいくには、どんどんエンジニアが台頭していくしかないと思っているんです。
河端さんも、小学生のころからプログラミングを嗜んでいたゴリゴリのエンジニアだそうです
河端さん
僕たちが考える、エンジニアの価値を上げるというのは、つまるところ給与を上げること。具体的な方法は「流動性を上げる」ことだと思っていて。
日本のエンジニアの年収がなぜ低いかというと、終身雇用の慣習の名残なんです。だから、なぜか転職に対してネガティブなイメージが多い。
福田
たしかに。
河端さん
一方で、アメリカなどではエンジニアの流動性は高く、優秀なエンジニアになればなるだけ、取り合いで、高い報酬をもらえるようになっている。
1社に留まってしまうと、自分を律して自ら変化できる人を除くと、慣れ親しんだ環境では居心地がよくて、自分で大きな変化ができないんですよね。その変化ができないとキャリアの成長はしづらい。
日本にもそういう文化を取り入れたいという想いで、僕たちはエンジニアの独立を支援する「Midworks」を運営しているんです。
福田
具体的にはどんな支援を?
河端さん
フリーランスエンジニア向けのさまざまな案件を大量に用意し、安全安心に独立できることです。
フリーランスエンジニアの最大のデメリットは、収入が不安定なこと。現在、ウェブエンジニアの正社員の有効求人倍率は10倍超えています。
ということは、フリーランスでも働ける案件を用意してあげれば、最大のデメリットを潰すことができる。
そうすれば、エンジニアがどんどん挑戦できるようになるはずです。
同社ではほかにも、企業がIT人材を受け入れるための組織づくりの支援もおこなっているそうです
河端さん
ただ、エンジニアの価値を上げるためには「流動性を上げる」だけではまだ足りない。
アメリカでエンジニアが称賛されているのは、世界を変えるようなプロダクトをつくっているからですよね。
いくらギターが上手いバンドマンでも、売れるかどうかは曲ありきなのと同じで。
福田
すごくしっくりくるたとえですね…
河端さん
今はこのプロダクトをつくれる資本や影響力を持っている会社にそのようなエンジニアを届けていき、少しでも貢献したい。
ゆくゆくはBranding Engineerで、世界を変えるようなプロダクトをつくっていきたいですね。それが称賛されたら、日本のエンジニアの価値がさらに上がる。
そこまでを見据えています。
河端さん
つまり、Branding Engineerはまだまだ未発達。まさに若手を欲している状態です。
事業開発や営業、マーケティングなど幅広い仕事を用意しているので、「自分の社会的価値を上げたい」「仕事をワクワクしたい」という方を歓迎します。
“仕事で青春したい”人は、ぜひ挑戦しにきてください!
河端さんの熱量ある話しぶりに、思わず膝を打った今回のインタビュー。
数多くの企業にインタビューをしてきましたが、ここまで何度も「うちの会社なら必ず成長できます」と言われたのは初めてかも。若手ビジネスパーソンの挑戦を応援する新R25としても、この環境には太鼓判を押せそうです。
「自分はもっとできるはずだ」と思っている人は、Branding Engineerで実力を確かめてみるのが最短距離になるはず。成長意欲があるなら、くすぶっている場合じゃないですよ…!
〈取材・文=福田啄也(@fkd1111)/編集=石川みく(@newfang298)〉
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