ビジネスパーソンインタビュー
GACKT著『GACKT 超思考術』より
オマエの目にカモは映っているか? 対人関係で活きる、GACKTの「見抜く力」
新R25編集部
学生時代や社会人になりたてのころには「10年後にはこうなりたい」というようなビジョンを掲げていたけど、忙しさでいつのまにか失ってしまった…というビジネスパーソンも少なくないはず。
ただ、「このままじゃいけない」と思っていても、新しい行動を起こすことにはかなりエネルギー使うので、つい躊躇してしまいますよね…。
そんな人に対し、ミュージシャンや俳優、実業家など、あらゆる分野で結果を出してきたGACKTさんは、新著『GACKT 超思考術』(発行: ノースヴィレッジ/発売: サンクチュアリ出版)で、次のように言葉を投げかけます。
『GACKT 超思考術』より思考が結果を生み出す。思考を変えろ。それだけで、世界が変わる。
これまでの人生、結果に不満があるのなら、オマエ自身の思考を見直せ。
これからの人生、未来に不安があるのなら、オマエ自身の思考を変えろ。
そして、理想の未来を掴み取れ。
理想を求めつづけ、淡々と挑戦を続けてきたGACKTさんならではの金言の数々。
今回は、そんなGACKTさんの持つ「見抜く力」について抜粋してお届けします。
勝負強さを学びたければ、ポーカーを学べ。
ポーカーを運試しのギャンブルだと勘違いしているヤツが多いが、それは違う。
たしかに1ゲームだけの勝負なら、ジャンケンのような運のみに頼った勝負もできる。
しかしポーカーは、ゲーム数を重ねれば重ねるほど、最後は勝つべき人間が勝つようにできている。
ポーカーで強くなるには、駆け引き、読み、観察力、記憶力、表現力、信頼、勇気、ブラフ、戦略、タイミング、リスク換算など、様々な要素が求められる。
そして勝負は、テーブルに座った瞬間から始まっている。
プロならば、ゲーム中盤あたりには、場に出ているカードや、それまでの他のプレイヤーの特性、クセ、立ち振る舞いなどから、そのゲームにおける自分が勝てる確率、期待値、リスク換算を即座に算出し、勝負所でのみ仕掛けてくる。
ポーカーにおいて一番美しい勝ち方は、ショウダウン(自分の手札を見せること)をするまでもなく、自分が勝負を仕掛けた瞬間に、他の全員が白旗をあげて降参する勝ち方だ。
ビジネスにおいても、同じことが言える。
出会いの瞬間から、勝負は始まっている。
相手の好み、要望、性格、クセ、状況などを正しく観察し、信頼を得られる言動とともに、流れ・本質・勝負所を見抜いていく。
ポーカーをしっかりと学べば、勝負ごとの流れと本質、そして勝つべくして勝てる勝負所が見えてくる。
ポーカーでもビジネスでも、テーブルについたらまず周りを見渡せ。
そして、オマエの目にカモが見当たらなければ、すぐ席を立て。
なぜかわかるか?
オマエがカモなんだよ。
他人の企画に乗る基準
ボクは普段、何をするにも、ボクのペースを大切にしている。
理由は単純。「ボクが動くのが一番早いから」だ。
会社の中を見ても、動くのが一番早く、行動力があるのはボクだ。
だからこそ、普段は周りのみんなを巻き込んでボクのペースに乗せ、ボクにとって心地良いスピードでプロジェクトの何もかもが進むようにしている。
だが、そんなボクでも、他人のプロジェクトに乗ることはある。
それは、「その人のペースで進むこと」をボクが受け入れてでも、「このプロジェクトに乗りたい!」と思わせる条件が揃っていたり、発起人である人物がボクに「一緒に仕事をしてみたい」という興味を抱かせるほど、魅力的であったりした場合だ。
「時間」は貴重だ。失っても稼げば戻る「カネ」と違い、「失われた時間」は二度と還って来ない。
オマエにとって、そんな最重要な資産である時間を使ってでも「乗りたい」と感じるほどに価値を持つプロジェクトかどうか。
オマエのペースでなかったとしても、やる価値があるかどうか。
よくよくオマエの心に問い掛けて、納得のうえで決めるといい。
沈黙は嘘を見抜く
嘘をついているヤツは、会話が途切れて静寂になることを嫌う。
「疑われている?」「試されている?」と、勝手に不安な気持ちが湧いてくるからだ。
もしオマエが、「疑わしい」と思うヤツと話すのなら、相手の言葉を聴いたのちに、しばらく黙ってみろ。
嘘つきはその沈黙に耐えきれず饒舌になり、不要な情報をペラペラと喋り始める。
聞いてもいないことを延々と喋り続けていたら、ソイツは信用ならない。
逆に、オマエが相手に信用してもらいたいならば、わざわざ余計なことを喋るな。
要点を簡潔にまとめ、熱をもって話す。
それだけでいい。
価値ある情報の捕まえ方
近頃の世の中は、インターネットによって、たしかに便利になった。
だが、ネット上にすべての情報があると思っていないか?
人は本当に大切な情報のすべてを、わざわざネットには晒さない。
本当に大切なモノは隠しておく。そして、信頼できる者にしか伝えない。
もちろん、ネット上にも有益な情報はある。
しかし、人とのコミュニケーションで情報を得る力、そして情報の価値の真偽を見定める目を鍛えていかないと、膨大な情報の渦の中、何が大切なコトのかも、見えてこない。
情報は人から得るモノ、その前提を疎かにせず、どんどん人と話しにいけ。
アドバイスを聞くべき相手
五里霧中で「自分の信じたい道」を突き進もうとするとき、人はどうしても、行動的にも、精神的にも、迷子になりがちだ。
そんなとき大部分の人は、より多くの人にアドバイスを求め、その中から、自分を救ってくれる言葉を選ぼうとする。
しかし、それは違う。
あるいは、良い言葉に出会えたとしてもオマエの人生において、大きなタイムロスとなる。
ボクならば、「自分の目指す道を行く、先人」というピンポイントで、「アドバイスを求める対象人物」を絞る。
なぜならば、彼らは、「最短距離」「最短時間」で、ボクが目指すゴールに到達する方法をすでに知っていて、なんなら、やってのけた経験すらある先輩方だからだ。
さらに、彼らに聴いたその言葉の中から、己の感覚を信じて、「自分自身」や「今の状況」にピンとくるモノだけを選び取る。
「自分が目指す理想の場所」を知っていて、ゴールの形が見えているのは、自分しかいないからだ。
選び取った言葉を追い風にし、怠ることなく進んでいけ。
GACKTオーラ全開の豪華すぎる一冊
今回ご紹介した『GACKT 超思考術』では、これでもかというほど、GACKTさんの哲学が語り尽くされています。
しかも同書は、全ページに豪華なデザインが施され、見開き一問一答形式スタイルで構成されて見やすくなっています。
GACKTさんの魂が凝縮された珠玉の一冊。ぜひ、ご一読ください。
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