

「機械に働かせるしかないんじゃないですかね」
「ひろゆきさんみたいにコスパよく稼ぎたい!」どうすればいいか本人に聞いてみた
新R25編集部
これまで新R25の取材で、「お金がなくても幸せになれる」「無理して働く必要はない」などの持論を展開してくれたひろゆきさん。
ただ、そこまで達観できない我々の気持ちとしては、「やっぱりお金を稼ぎたい」というのが正直なところ。ひろゆきさんだって、実は結構稼いでるし。
そこで今回は、日本最大級のプログラミングスクール・テックキャンプさんとのタイアップ企画として、「コスパよく稼げるスキル」をテーマにひろゆきさんに再びインタビュー。
(おそらく寝起きながら)どんな質問にもズバッと即答。相変わらずのひろゆき節が炸裂します…!
【西村博之(にしむら・ひろゆき)】1976年、神奈川県生まれ。中央大学卒。アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2015年には英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に
〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)〉
ラクして稼ぎたければ、機械に働いてもらうしかない

渡辺
これまで新R25ではひろゆきさんに「お金がなくても幸せになれる方法」をたくさん教えていただいたんですが、「やっぱりお金を稼ぎたい」というのが読者の本音だと思ってまして…(汗)
ということで今日は、「コスパよく稼げるスキル」についてひろゆきさんの意見を伺いたいと思ってます。

ひろゆきさん
まぁでも、「ラクして稼ぎたい」と思うのは普通だと思いますよ(笑)。

渡辺
ですよね。じゃあ、コスパよく稼ぐにはどういうスキルや経験に投資したらいいと思いますか?

ひろゆきさん
まず、お金を稼ぐ方法って、自分で働くか、お金に働かせるか、機械に働かせるかの3つだと思うんですよ。

ひろゆきさん
「自分で働く」というのは、労働した分の給与をもらう会社員みたいな、自分の時間と体力を切り売りする働き方。
これだと、たぶんラクして稼ぐのは無理です。
はい僕です。でもわかってた

ひろゆきさん
次に「お金に働かせる」というのは、投資で儲けるみたいに、“お金でお金を増やす”っていうやり方。
でもこれができる人って、既にたくさんお金を持ってる人なんですよね。

渡辺
そうですね。その人は別に稼ぐ必要がないという(笑)。

ひろゆきさん
だから、お金持ちじゃない状態からラクして稼ぐなら、「機械に働かせる」しかないんじゃないですかね。

ひろゆきさん
ここ20年で「機械に働かせる」手法はかなり増えていて、たとえば、せどり(転売)をしている人がいろんなサイトをクローリングをして相対的に安いタイミングで買いを入れるツールをつくったり、ブロガーが記事の自動作成ツールを使って稼いでたりしてますからね。

渡辺
たしかに、インターネットやテクノロジーによって稼ぎ方革命が起きてるのか…

ひろゆきさん
そういう意味だと、プログラミングスキルを身につけるのは有効だと思いますけどね。
ひろゆきさんがプログラミングを始めた理由

渡辺
ひろゆきさんがプログラミングを始めた理由も、「ラクして稼ぎたいから」だったんですか?

ひろゆきさん
僕の場合は、まず大学生のときに特許を取ろうと思ったんですよね。

渡辺
特許?

ひろゆきさん
不労所得が欲しかったんで(笑)。
でも、それを思いつく前にインターネットが登場して、「これ仕事にしたらラクじゃない?」と思ってプログラミングを始めたって感じですね。

渡辺
そこから、どうやって稼げるようになっていったんですか?

ひろゆきさん
最初は、大学の友だちとホームページをつくって一番ページビューが多かった人がおごるっていう遊びをしてたんですよ。
ちなみに、僕は「●●●の揉み消し方」ってページをつくったんですけど。

渡辺
書けないことを言わないでください。

ひろゆきさん
ハイ、すいません(笑)。

ひろゆきさん
でそのあと、その友だちとホームページ制作の会社を立ち上げたんですよね。
バイトしながら空いた時間で仕事を受けてる感じでしたけど、ちょこちょこ仕事が来るようになっちゃって。

渡辺
でも、それだとまだ時間労働ですよね?

ひろゆきさん
完全に時間労働ですね。
ただ、そのあとアメリカに留学してたときに、ヒマだったんで「2ちゃんねる」っていうサイトをつくったら、それがわりとページビューを稼ぐようになって。

渡辺
“わりと”ってレベルじゃないと思います(笑)。
「プログラミングを覚えたことが、結果的に稼ぐことにつながった」って感じなんですね。

ひろゆきさん
「面白がってやっているうちに、経済が追いついてきた」って感じですかね。
でも、大学生のときに「プログラミングができてホームページつくれたら、食いっぱぐれることはないな」ってのがわかったんで、それが確定したうえで動いてましたね。
学生のころから無双していたひろゆきさん

渡辺
「エンジニアは食いっぱぐれない」って感覚は、今でも変わらないですか?

ひろゆきさん
そうですね。プログラミングができるのにガチで仕事見つからないって人、会ったことないですからね。
英語圏の国だと、人件費が安い国のエンジニアとの競争になって失業することがあるんですけど、日本の場合はそういうこともないので。
個人で稼ぐなら「アプリ開発」が狙い目

渡辺
たしかに「プログラミングができれば食いっぱぐれることはない」というイメージはあったんですが、ひろゆきさんのように「自分でモノづくりをして稼ぐ」というのは簡単ではない気がします。

ひろゆきさん
でもみんな知らないだけで、個人でアプリをつくって稼いでる人ってたくさんいますよ。
もちろん「いきなり大成功して1億円稼ぐ」みたいなことは難しいですけど、ちゃんとマーケットを見てアプリをつくれば、売上ゼロってことはほぼないと思いますけどね。

渡辺
そうなんですかね…?

ひろゆきさん
特にアプリの場合は、Webサービスとは違ってストアで見つけてもらえるじゃないですか。
たとえば、ランキング上位のアプリをマネするだけでも、おすすめに載ったり検索結果に表示されたりして、そこそこ使ってもらえたりするんですよ。

ひろゆきさん
さらに、そこにプラスアルファの機能をつけることで元のアプリよりレビューが高くなって検索順位が上がったり、ランキングに入ったりすることもあるので。
これ、そんなに難しいことじゃないと思うんですよね。

渡辺
不思議とそんな気がしてきました。5個アプリつくったら1個ぐらい稼げるかも…?

ひろゆきさん
これって王道のやり方なんですけど、これでうまくいく時代って珍しいんですよ。

渡辺
なんでアプリは王道なやり方が通用するんですか?

ひろゆきさん
まだみんなが参加してないからってのと、日本語のカベですね。
チャンスのあるアプリの種類とかカテゴリに対して、個人でアプリをつくってるエンジニアの数って日本ではまだそんな多くないので。

渡辺
しかも英語圏と違って、世界との戦いにならないと。

ひろゆきさん
はい。それに、みんなネットで商品を買うときはAmazonとか有名なサイトじゃないと不安になるのに、アプリは制作元とか気にせずに金払うじゃないですか。
そういう点でも、今は個人のプログラマーがすごく有利だと思うんですよね。

渡辺
なるほど。ちなみに、ひろゆきさんもまだ個人でアプリをつくって稼いだりしてるんですか?

ひろゆきさん
今はほとんどやってないですね。ゲームするのに忙しいので。
果たしてこれは僕らが目指すべき姿なのだろうか
プログラミングに向き・不向きはある?

渡辺
ちなみに、プログラミングに向き・不向きはあると思いますか?

ひろゆきさん
トップオブトップを目指すならあると思いますけど、別に今はそこまで要求されることがないですよね。
普通に仕事をするなら、中学の数学がわかるくらいの学力があれば十分だと思いますけど。

渡辺
そう言ってもらえると難易度がイメージしやすいです。
堀江さんも「プログラミングは昔より全然簡単になってる。クルマの運転免許を取るぐらいのもの」と言ってたんですが、その感覚に近いですか?

ひろゆきさん
たしかに、昔はマニュアルだったのが今はオートマになった感じはしますね。
クラウドのおかげで、サーバーまわりで必要な知識もだいぶ減りましたし。

渡辺
なるほど。じゃあ、なぜいまだに実態よりハードルが高いものだと思われてるんですかね?

ひろゆきさん
たぶん、エンジニアから小難しい話を聞いてるからじゃないですかね。
エンジニアにプログラミングのやり方を聞くと、「変数」とか「型」とか聞きなれない言葉からスタートするので、「なんの話?」ってなっちゃうんです。

ひろゆきさん
でもたとえば、英語でも外国人に「ハロー」って言えば「ハロー」って返してくれるじゃないですか。
これでひとつの英会話は成立してるから、あとはコミュニケーションできる単語をひとつずつ増やしていけばなんとかなるんですよ。
それなのに、みんないきなり単語を1000個暗記しましょうとか、難しい文法を学びましょうってところからスタートしちゃうんで。

渡辺
なるほど。プログラミングの世界でも似たようなことが起きてるわけですね。

ひろゆきさん
エンジニア界隈には、「エンジニアはアルゴリズムを発明しなければならない」みたいなマウンティングをする人が少なからずいるんですよ。
今はほとんどの人が、賢い人が考えたものをコピペすれば十分なのに。

ひろゆきさん
これって要は、「漢字検定を取れないような人間が、日本語で金を稼ぐのはいかがなものか」みたいなことを言ってるのと同じなんですよ。
僕は漢字検定に絶対受からないと思いますけど、一応文章を書いてお金をもらってますからね。
ひろゆき流・プログラミング学習法

渡辺
ひろゆきさんご自身は、どうやってプログラミングを勉強したんですか?

ひろゆきさん
どうだったかな…?

ひろゆきさん
まずは「とほほのWWW入門」をひと通り見て…あとはいろんなWebサイトの動きをマネしながらつくってた感じですかね。

渡辺
つまずいたときはどうしてたんですか?

ひろゆきさん
2ちゃんねるに質問を書きこんで、エンジニアに教えてもらってました。
わかんないときは人に聞くのが早いと思いますけどね。

渡辺
ちなみに以前マコなり社長との対談のなかで紹介した、プログラミングスクールのテックキャンプさんって覚えてますか?

ひろゆきさん
はいはい、一応覚えてますよ。
転職に失敗したら返金されるやつですよね?

渡辺
あ、そうです。意外に覚えてた(笑)。
経験ゼロからエンジニアとして仕事ができるようになるまでには通常1000時間くらいの学習が必要みたいなんですが、テックキャンプさんはそれを独自のメソッドで600時間まで圧縮してるんです。短期集中コースだと、10週間ですね。
ひろゆきさんも、本気で頑張ればそれぐらいの時間で一人前のエンジニアになれると思いますか?

ひろゆきさん
そうですね。まぁ、本人の努力次第だと思いますけど。

ひろゆきさん
独学のネックって、最短距離を通れないことなんですよね。
素人だと「これは覚えなくていい」っていう判断ができないじゃないですか。
そういうムダなことに時間を使わないで最短距離でプログラミングを覚えたいなら、答えを知ってる人に聞くのが早いとは思いますね。

渡辺
テックキャンプさんは何度もアップデートを繰り返してきたWeb教材で学んでいくんですが、わからない点があれば朝の11時から夜の10時まで、いつでもオンラインで講師に質問できるんですよ。

ひろゆきさん
へぇ〜。
独学だと誰かに質問するときに頭下げなきゃいけないですけど、お金払ってると「答えるのが当然だろ?」って感じで躊躇なく聞けるのはいいですよね。
いいこと言ってくれてる気がするけど…でもこういうモンスター受講生イヤだ

ひろゆきさん
だから、気が弱い人はラクな気がします。エンジニアにはそういうタイプの人多いんで。

渡辺
ひろゆきさんみたいな図々しい人でもそこは気にするんですか?(笑)

ひろゆきさん
同じことを何度も聞くのはさすがに悪いなと思いますよ。僕、忘れっぽいんで。
まぁ、でも聞きますけど(笑)。

渡辺
ホントに悪いと思ってます?(笑)
ちなみに、テックキャンプさんの講師は「すごいプログラマー」というよりも、「教えることに特化した講師」みたいです。ほぼ正社員で、採用率はなんと2%。

ひろゆきさん
そんな低いんですか?

渡辺
はい。たぶん、ひろゆきさんだと落ちます。

ひろゆきさん
僕、教えるのめっちゃ苦手なんですよね(笑)。
奥さんに麻雀教えたことがあるんですけど、言ったことを2回連続で守らなかったから、ガン詰めして泣かしちゃいましたからね。

渡辺
そういうタイプが一番ダメです。不採用!
ひろゆき「ユーチューバーがテキトーにやってるサービスだと思ってました(笑)」

渡辺
「転職できなければ返金」という制度も含めて、結局テックキャンプさんのサービス設計の根底にあるのは、「最後までやり切ってプロのエンジニアになってもらう」ってことなんですよね。
そのために、受講者の“お尻叩き”をする専属のトレーナーがいたり。

ひろゆきさん
ライザップですね。

渡辺
まさにそうです。プログラミングスクール界のライザップ。

ひろゆきさん
実際、ダイエットなんて飯食わなきゃいいだけなんで、誰でもできるんですよ。
でも結局それが続かないから、「お金払ってでも誰かに見てもらいたい」って思うわけなんで。

渡辺
そうなんですよね。
最近はオンラインベースの学習でも挫折しない環境を用意していて、学習サイクルを固定化しつつ、1日のなかで受講生同士で学習進捗をアウトプットする機会を何度もつくってるんです。

ひろゆきさん
へぇ〜。まともっていうか、ちゃんとしてるんですね。
ユーチューバー(マコなり社長)がテキトーにやってるサービスなのかなと思ってました(笑)。
Zoomにピコピコハンマーで頭叩く機能ありませんか

渡辺
全然違いますよ!(笑)
そもそも、真子さんがユーチューバーとして有名になったのは、テックキャンプを立ち上げたあとですから。
ちなみに、これまでの実績もすごくて、転職成功率はなんと約99%(※)!(ドヤ)
(※)2020年6月末時点の実績

ひろゆきさん
それ、逆にダメだった1%がどんな人なのか気になりますね(笑)。
僕だったら、「転職失敗しました」って言って返金してもらって、そのあと再就職しますけど。
やっぱり硬いハンマーで頭叩く機能ありませんか

渡辺
タイアップ記事なのに何を言ってるんですか。

ひろゆきさん
僕、なんでも使い倒すタイプなんで。すみません(笑)。
ひろゆきさんが考えるITエンジニアの将来性

渡辺
最後にITエンジニアの将来性についての見解を伺いたいんですが、これからの日本でエンジニアの需要はどのように変化していくと思いますか?

ひろゆきさん
他の職種と比べたら、エンジニアの需要は増えつづけるままじゃないですかね。
「AIの登場でエンジニアの仕事が減る」みたいなことを言う人もいるんですけど、エンジニアの仕事が減るとしたら、おそらくそれ以外の仕事が減ったあとですよね。

渡辺
なるほど。絶滅するとしても最後だと(笑)。

ひろゆきさん
そもそもAIが浸透すると、AIのプログラムを書いたり、それをいろんな機械にインストールしたりするエンジニアが必要になるので。
そういうことを考えると、あと30年くらいは食いっぱぐれることはないんじゃないかなと思います。
エンジニアが失業するようなら、むしろ日本という国を心配したほうがいいんじゃないですか?(笑)
ひろゆきさんらしい飄々とした語り口ながら、十分に伝わってきたITエンジニアの魅力。仕事に困らないスキルを身につけたうえで、個人のモノづくりでアップサイドを狙う働き方にはワクワク感がありますね。
転職成功率99%、過去2000名を超えるエンジニアを輩出してきたテックキャンプには、10週間の「短期集中スタイル」、働きながらでも学べる半年間の「夜間・休日スタイル」が用意されています。
この記事でプログラミングに興味を持った方は、まずは無料カウンセリングに行ってキャリア相談をしてみてください!
このインタビューを動画で見る
〈取材・編集=渡辺将基(@mw19830720)/文=市川茜(@ichi_0u0)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉

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