ビジネスパーソンインタビュー

社員が全員退職、倒産危機…マコなり社長の「しくじりランキングTOP3」が壮絶だった

「精神がおかしくなって、シャワー浴びながら叫んでました」

社員が全員退職、倒産危機…マコなり社長の「しくじりランキングTOP3」が壮絶だった

新R25編集部

2020/05/18

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日本最大級のプログラミングスクール「テックキャンプ」を運営する真子就有さん

自身のYouTubeチャンネル「マコなり社長」は66万人以上の登録者数を誇り、稀代の若手経営者として注目を集めています。

事業もYouTuberとしても絶好調の真子さんですが、起業当初は何度も失敗を重ねていたんだとか

今回はそんな真子さんの「しくじり」の歴史をランキング形式で語っていただきました!(壮絶です…)

【真子就有(まこ・ゆきなり)】株式会社div代表取締役。1989年生まれ、福岡市出身。青山学院大学卒。大学在学中からプログラミングを独学で学び、大学4年次に起業。2014年よりプログラミング教育事業をスタート。2016年に開始した「テックキャンプ」は日本最大規模のエンジニア養成スクールとなっている。2015年Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。YouTubeチャンネル登録者数66万人を突破

【第3位】マコなり邪智暴虐事件

渡辺

真子さんはかなりの「ハードシングス」を乗り越えてきたと伺っています。

真子さん

「ハードシングス」は負けないですよ。

渡辺

では、早速第3位のしくじりから聞いてもいいですか?

真子さん

第3位は、「マコなり邪智暴虐事件」ですね。

渡辺

名前のインパクトがすごい。

真子さん

太宰治の『走れメロス』に“邪智暴虐の王”が出てくるんですけど、僕がまさにあの王様のようだったんですよ

渡辺

それは社員に対して?

真子さん

そうです。

起業する前にスティーブ・ジョブスのインタビュー動画を見たことがあって。その内容にすごく影響を受けたんです。

渡辺

どんな内容だったんですか?

真子さん

ジョブズの家の隣に住んでいたおじいちゃんの話なんですけど…

あるとき、ジョブズがそのおじいちゃんの家に遊びに行くと、そのおじいちゃんは庭にある石をたくさん集めて、モーターで動く機械のなかに入れたんです。

その機械のスイッチを入れると、石と石がぶつかり合って、けたたましい音がすると。

渡辺

ふむふむ…(何の話だ?)

真子さん

そして、その機械からぶつかり合った石を取り出すと、見たこともないほどピカピカになっていて、ジョブズはドヤ顔で「よいサービスをつくるプロセスっていうのはこれなんだ」って言うんですよ。

つまりこの話は、「真に素晴らしいプロダクトをつくりたいつくりたいのであれば、優れた才能を持った人たちがぶつかり合って、お互いの身を削りあって、初めてよいプロダクトが生まれるんだ」っていう比喩だったんです。

渡辺

馴れ合いからはいいサービスは生まれないと。

真子さん

そうです。

僕はその動画を見て「ジョブズかっけえ…」と思ったんですよね。

純粋なマコなり青年にぶっ刺さりました

真子さん

だから、起業してからは、お互いの魂を削りあうことで初めて本当にいいプロダクトをつくることができるんだと信じて、メンバーに言いたいことをドワーって言いまくっていたんですよ。

…そしたら、社員のひとりがメンタルを病みました

真子さん

彼は会社の顧問に深刻な顔で「真子がやばい」と相談していたそうなんですけど、僕はそういう人に対して、「お前みたいな根性ないヤツは辞めればいいじゃん」っていう対応をしてたんですよね。

渡辺

げ…相手から「さすがに言い方キツくないですか?」とは言われなかったんですか…?

真子さん

そういうこと言われても、完全論破しにいってましたね。

勝手にあなたがそう解釈しているだけで、あなたの問題ですよね?」「感情がどうとかじゃなくて、よいプロダクトをつくることに集中しませんか?」って詰めていました。

怖すぎて逆に笑ってしまう

真子さん

その調子でやっていたら、四半期の面談で「人格を否定するような言葉を1日に何度も言われ、息苦しい」みたいなフィードバックを受けたんです。

あの資料には、当時僕が詰めてしまっていた人たちの怒りが、すべて詰め込まれていましたね。

当時の資料がこちら。壮絶な書かれっぷりなのでじっくり読んでみてください

渡辺

真子さんの性格は、その資料を突きつけられて改善したんですか?

真子さん

いえ、5年くらいかけて少しずつ直していきました。

ホントに、何度も面談やったんですよ。

そのたびに、「二度とそういう言い方はしません」って紙にサインするんですけど、気づいたら元に戻ってしまって。

渡辺

なるほど…

真子さん

人間って、一発雷が落ちたように変わることはないと思ってるんですよね。

だから、歯の矯正のように何度も付け替えて締めてを繰り返して、ようやく「あっ、自分が今思っていることを口にしたら、この人の心は折れるな」と言うことがわかってきた感じですね。

真子さん

「言いたいことが言える」というのは自分の強みでもあると思うんですが、“言い方”には気をつけて損はないじゃないですか。

渡辺

そうですね。

真子さん

今は、指摘するときにもいくつかの「武器」を持てるようになりましたね。

これまでは鋭利なナイフで振り下ろすだけだったけど、ここはもっと攻撃力の低い棍棒でつつくだけにしておこう、とか。

今は相手に合わせて「どっちの武器で接したほうがいいのか」ということを考えられるようになったと思います。

【第2位】仲間が全員辞めた事件

渡辺

第3位でもなかなかのインパクトでしたが、第2位のしくじりを教えていただけますか?

真子さん

第2位は、「仲間が全員辞めた事件」です。

渡辺

仲間が全員辞めた…!?

真子さん

僕が起業したときから、ずっと一緒にやっていた仲間は僕含めて4人いたんです。

2年半の間に出したサービスがすべて失敗し、彼らと「次はどうしようか?」と会議で話をしていたんですが…

真子さん

そこでメンバーのひとりが「俺来月この会社を辞めようと思う」って言い出したんですよね。

彼とは、一緒にゼロからプログラミングを勉強してサービスをつくってきた仲でした。

彼もすごいプライド高い人間だったので、時にはモメることがあったんですけど、その分だけ仲もよかった瞬間はいっぱいあって。

その彼が「辞める」って言ったのは胸に突き刺さるものがありました。

真子さん

それだけでも衝撃だったんですけど、さらにその場で、もうひとりの超優秀なデザイナーも「辞めようと思う」って言い出したんです

すぐいなくなったら困る」みたいな話もした気はしますけど、結局2人は辞めることになりました。

そして残ったひとりも、その1カ月後には「俺も辞める」と言い出して…

渡辺

ええ…ものの1カ月で、創業メンバーは真子さんだけになってしまったと。

真子さん

そうです。僕とインターン生だけになりました。

僕たちはずっと夢だけを推進力に進んできたけど、ずっと失敗続きでもう夢が見られなくなってしまったんです。

サービスもなくなって、メンバーも全員辞めて、300万〜500万くらいの借金だけが残りました。

渡辺

とんでもない状況ですね…

当時はどうやって食いつないでいたんですか?

真子さん

社長という名刺を捨てて、エンジニアとして受託開発をしてました。

月に60万〜100万くらいは稼いだお金をすべて会社に入れて、家賃とかインターン生の給料に当てる…ということを毎月繰り返してましたね。

渡辺

それはしんどいですね…仲間が全員辞めてしまうって、どういう心境だったんですか…?

真子さん

僕は岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』を読んでから、「絶対自分の信念を曲げないで死ぬまでこのスタンスでいく」と決めていたんです。

どんなことがあっても、「俺はそんなことじゃ折れない人間だ」と自分に言い聞かせていました。

渡辺

自己暗示をかけていたんですね。

真子さん

そう、自己暗示です。

でも、2年半必死でやってきたことが全部ふりだしに戻ってしまったことで、これまで奥深くに沈めていた弱い自分の感情が戻ってきてしまったんです。

俺ってダメな人間なんじゃないか」「成功しない人間なんじゃないか」って。

渡辺

なるほど…ちなみに、仲間が全員辞めてしまったことは、「結果を出せなかったこと」と「真子さんの人間性・リーダーシップ」のどちら側に原因があったと思いますか?

真子さん

間違いなく「結果を出せなかったこと」ですね。

結果を出しつづけられるリーダーだったら、どんなにヒドいことを言う人でも、社員はみんなその人のことを信じるんで。

勝てない人は、リーダーになってはいけないと思います。

渡辺

でも、そんなつらい状況から、そうやって復活したんですか?

真子さん

当時は何をしていてもイヤなイメージが浮かんでくるので、とにかく外を歩きまわってましたね。

渋谷のセルリアンタワーのまわりを「あー」とか言いながらぐるぐる回ったり…精神状態はどん底でした。

真子さん

でも、岡本太郎さんの言葉で「人生における成功とは、いかに自分の信念を貫いたかで決まる」というものがあって、やはり自分はここに準じようと思ったんですよね。

俺は一生成功しなくて、一生独りぼっちでいい」「誰も俺のことを認めてくれなくてもいいし、一生サービスなんて成功しなくていい

その代わりに「自分がやりたいと思って信じたことをやりきろう」「それだけのために自分の人生の時間を使おう」と。

渡辺

なるほど…結局は原点回帰したんですね。

真子さん

そうです。

そうやって少しずつ少しずつ自分に言い聞かせて、最終的には「上等だよ、やってやるよ」と吹っ切れました。

僕は社会的な地位よりも、とにかく自分の人生を楽しく生きたかったんです。

だから、自分がやりたいと思ったことを、迷わずやる。それだけをやろうと思いました。

真子さん

そんな状態になったら、すごく元気が湧いてきたんです。

どうやったら事業がうまくいくかは、誰にもわからない。

だから、「自分にウソをつかない」「やりたいことをやる」という、自分が絶対にできることだけを考えようと。

渡辺

自分がコントロールできることだけに意識を向けたんですね。

真子さん

そうです。

それを自分の人生でもっとも重視する価値観に据えた瞬間から、悩みがゼロになりましたね

仲間がみんな辞めて借金が残っているような極限状態でも、人生がすごい自由に感じられるようになりました

【第1位】会社の口座残高がゼロになった事件

渡辺

あの…ちなみに、これはまだ第2位なんですよね?

途中から「これ第1位じゃないかな」って思ってましたけど…

真子さん

あとひとつ残ってます。

第1位はこれ以上に壮絶ですよ。

マジか…

真子さん

第1位は、社員が100名以上いるときに「会社の口座残高がゼロになった事件」です。

渡辺

ヤバい…社員100名ってことは、もう「TECH CAMP」を始めてからの話ですよね?

真子さん

はい。プログラミングスクールを始めてからは上り調子で、教室も渋谷・大阪・福岡・早稲田とどんどん増やしていったんですよね。

全拠点黒字だったので、さらに拡大しようということで、億単位の資金調達をして一気に4教室から12教室まで拡大しようとしました。

渡辺

ようやく事業が軌道に乗ってきたんですね。

真子さん

そう思ってました。

だから、広告費も倍増させてプロモーションをしたんですが…なんと、売上が前年比を割ってしまったんです

真子さん

僕たちも資金調達する前に、ポジティブシミュレーション・ノーマルシミュレーション・ネガティブシミュレーションをつくっていたんですけど、広告費も一気に増やしてましたし、ネガティブシミュレーションをもってしても、さすがに前年比を割るまでは計算できていませんでした。

渡辺

スクール事業にピボットしてからはずっと順調だと思ってましたけど、そんなタイミングがあったんですね…

真子さん

そうなんです。

実は薄々、成長が鈍化してきているなという感覚はあったんです。

ただ、そのときは「競合がキャンペーン踏んでるんだろう」「もうちょっと改善すればうまくいくでしょ」と楽観的になってしまって…

真子さん

だからもっと広告を打ったんですけど、全然お客さんが来なくて。

CPA(1人あたりの顧客獲得単価)はどんどん悪化して、「ユーザーが集まってきても赤字」と言う状況にまでなってしまいました。

渡辺

なぜだ。怖いな…

真子さん

そしてある日、CFO(財務責任者)から「真子さん、このままだと3カ月後に会社のキャッシュなくなります」という笑えない提言をもらったんです。

これはマジでヤバイ状況なんじゃないか」と、初めてそこで気づきました。

渡辺

そこまでは順調だったこともあって、判断が遅れてしまったんですね。

真子さん

そうです。

そこからはコストカットを始めたかったんですけど、物件を一気に契約したばかりだから、解約ができなかったんです。

さらには人も増えて、広いオフィスにも引っ越してしまっていて…

渡辺

簡単にカットできない固定費がどんどん上がってしまってたんですね。

真子さん

そうです。

いよいよ1ミリも笑えない状況になって、ある日全社員の前で、「この会社は経営危機に陥ってます」ということを通達しました。

渡辺

おお…それはストレートに言ったんですね。

真子さん

はい。

希望退職を募る形ではありましたが、一部の人には辞めてもらうことになったので…

渡辺

…そこからどうしたんですか?

真子さん

自分の持ってるお金など入れられるものはすべて会社に入れて、会社の顧問からもお金を借りたんですけど、当時は毎月1億円くらいお金が出ていっていたので、それではどうにもならなくて。

渡辺

そりゃそうですよね…

真子さん

並行していろんな人に資金調達をお願いしにいっていたのですが、次第に「あの会社がヤバイらしい」っていうウワサが広まってしまって…

会社のバリュエーションも前回のラウンドの5分の1以下になってしまって、ほとんど会社の株式を握られてしまうような超不利な調達しかカードが持てない状況になってしまいました。

渡辺

下手したら、買収されてしまう可能性もあったんですね。

真子さん

1社だけ悪くない条件でお金を出してくれると言ってくれた会社もあったんですが、会社のキャッシュが尽きる直前で「経営陣で議論した結果、やっぱり投資はできないことになった」って言われてしまって…

渡辺

万事休すだ…

真子さん

最終的には、3億円以上あった借金の返済の目処がたたなくなってしまい、銀行の各支店に回って「返済のリスケジュールお願いできないでしょうか」とお願いすることになりました。

そしたら当然ですけど、銀行のエラい人がいっぱい出てきて、「リスケしてもいいけど、その場合は会社に傷がつくよ」「信用に傷がついて、今後はお金借りられなくなるよ」と言われて…

真子さん

当時は毎日毎日、そんなことばかりだったんですよ。

イヤな気持ちばっかり浮かんでくるので、ひとりでシャワー室で「ワーッ!」って叫んでましたからね

正直、精神的におかしくなってしました。

渡辺

タフな真子さんが、そこまで追い込まれるとは…

真子さん

先ほども言ったように、「先が見えない」「どうしていいかわからない」というときは、自分に自信を持てなくなってしまうんですよね。

どうしたら仲間たちを救えるのかがわからない。でも、自分にしかできない。

その状況は、相当しんどかったですね…

渡辺

つらい…そろそろその危機をどうやって乗り越えたのか教えてください…

真子さん

結果的に、従業員100人以上抱えたまま、会社の口座残高はゼロになりました

ただ、そこから1週間ぐらいで、僕たちも予想だにしてなかった新規の銀行から3000万円の融資をしていただいたんです。

渡辺

おお!

真子さん

実はそのとき、僕たちはすでに全部の教室を閉じていて、不動産も解約していたんです。

広告費も半分以下にして、役員報酬もゼロ。できることをすべてやって、やっとランニングコストが下がってきてたんですよね。

そこから融資していただいた3000万を元手に黒字化でき、「TECH::EXPERT(当時の名称)」が軌道に乗って今に至るっていう感じですね。

こちらが「TECH::EXPART(現在は「TECHCAMPエンジニア転職」に名称変更)」。無事に黒字化できてよかった…

渡辺

当時を振り返ると、何が悪かったと分析していますか?

真子さん

僕たちが当時狙ってた市場がすごく小さかったということですね。

当時は、「1カ月という短期集中でプログラミングの素養を身につける」という商品をメインで売ってたんですよ。

ただ、それはIT業界のアーリーアダプターにしか刺さらなかったんですよね。

渡辺

そうか。

その少ないターゲット層を刈り取るまではCPA(顧客獲得単価)は悪くなかったけど、広告を踏んだ瞬間にそこまで大きな市場でなかったこと気づいたんですね。

真子さん

そうです。CPAが悪化してそれがわかりました。

そのあとに「エンジニアになることを保証する」というもっと長期のコースをつくって、結果的にそれがうまくいったという感じですね。

渡辺

なるほど。それが一番大きなポイントかもしれませんが、ほかにも反省点はありますか?

真子さん

マーケティングのことを全然わかってなかったですね。

当時は、顕在客にばかりにしか商品を売ってなかったんです。

つまり、砂漠で「いくら出しても今すぐ水を飲みたい」という人に水を売ってたような状態。

でも本来なら、普通の街中で何の変哲もない水を売るみたいなことをしなきゃいけなかったんですよね。

渡辺

もっとたくさんの見込み顧客にアプローチしなければいけなかったと。

真子さん

そうです。そこまでプログラミングに興味がない人にも興味を持ってもらって、関心度を高めたあとにセールスでクロージングする。

そういう当たり前のことを一切やってなかったんです。

今は、「TECH CAMPブログ」という月間200万PV近くあるメディアや僕のYouTube、アフィリエイトなど、いろんな集客チャネルを用意しています。

渡辺

基本的なことかもしれませんが、急成長しているときはなかなかそれを意識するのが難しいですよね…

真子さん

そうですね。これは結果論かもしれませんが、あのとき死ぬほど踏んで大失敗したからこそ、いち早く学べたということもたくさんあって。

「このままじゃダメだ」って思って、一気にすべてのやり方を見直しましたからね。

渡辺

結果的に、短期間で成長できたんですね。

真子さん

それは間違いなくそうです。

真子さん

あと、何より感謝しているのは、このピンチでも古くからいたメンバーが誰も辞めなかったことですね。

誰ひとりこの会社へのロイヤルティを失う人はいなくて、「ここで辞めるのは男じゃないと思う」みたいなマインドでいてくれました。

株主の方々も応援してくれましたし、delyの堀江くんなんかは、すぐ会社に駆けつけてくれて相談に乗ってくれました。

真子さん

そういうことがあって、むしろ「ありがたいな」って気持ちになったことも多かったですね。

一回失敗して、また失敗して…それでもまだ助けようとしてくれる人がいるんだって。

渡辺

素敵な話だ…でも、このとてつもない逆境を乗り越えたことで、かなりメンタルが鍛えられたっていうのはあるんじゃないですか?

真子さん

そうですね。もう何が起きても「また来たか」って感じです(笑)

失敗からたくさんのことを学んで、今は絶対に会社を潰さないように経営しているので、むしろ安全になってると思います。

コロナの影響で緊急事態宣言が出て、すべての教室を閉じることになったときも、売上が半分以下になった場合のシミュレーションをして、即日で動画をつくって全社員に配信しましたから。

渡辺

社内でも動画で情報配信…!

「動画のほうがわかりやすいんで」社員向けのマコなり社長動画、見てみたい

渡辺

今日は壮絶なしくじりをお話いただき、ありがとうございました。

今社会がネガティブな空気になっているなかで、多くのビジネスパーソンが「真子さんがここまで失敗してるなら、自分も頑張れるかも」って思える内容になった気がします。

真子さん

よかったです。

実はこの第1位の話は、まだほとんど話したことがないんですよ。

渡辺

そうなんですか?

勇気を出して話していただき、ありがとうございました!

仲間が全員辞めてしまってどん底にいた真子さんを救った、「人生における成功とは、いかに自分の信念を貫いたかで決まる」という岡本太郎さんの言葉。

いかなる状況でも自分の信念を曲げないその強さこそが、変化の時代を生き抜く大事なマインドになるのかもしれません。

この記事をきっかけに、ぜひ「自分の信念とは何なのか?」ということを自身に問いかけてみてください!

新R25のYouTubeチャンネルではインタビュー動画を配信中!

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今回のマコなり社長のしくじりランキングも、動画ではTOP5から公開しているのでチェックしてみてください!

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