堀江貴文著 『遊ぶが勝ち!』より
堀江貴文「面白いものがない人は感度が低い。これからは“遊び尽くした者”だけが成功する」
新R25編集部
「人生で好きなことだけを追求して、遊び尽くして生きてほしい」
これは、新R25でもお馴染み、堀江貴文さんの新刊『遊ぶが勝ち! 他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ』からの言葉です。
堀江さんは同書のなかで、無駄をなくし好きな遊びに没頭することで、人生がより充実すると提唱しています。
夢中になれる遊びを見つけるには一体どうしたらいいのか? 遊びをビジネスにつなげる方法とは?
モヤモヤを抱えるすべての人にお届けする、これからの時代を生き抜くヒントを抜粋してお届けします!
遊ぶが勝ち!―他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ
遊ぶが勝ち!―他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ(カリスマの言葉シリーズ34):本・コミックのネット通販ならセブンネットショッピ
これからは「遊ぶ=生きる」時代
人生を楽しんで生きるには、そして「やりたいこと」を仕事につなげるには、とにかく遊び尽くすことだ。
好きなことを好きなだけ、とにかく夢中になって遊び尽くす。そうして生きていると、その先にエキサイティングな体験や仕事が待っているのだ。
意外に思われるかもしれないが、僕はこれまでお金を儲けようと思って遊んだことがない。
ただ、コンピューターにハマり、インターネットにハマり、ビジネスにハマったのである。徹底的に没頭し、夢中になって遊び尽くした。
なぜなら、楽しかったからだ。だからこそ、多くの遊びを仕事につなげることができた。
「いまさらそんなにハマるものなんてないよ」という人もいるが、そんなことをいっていてはダメだ。
好きな遊びがないわけがない、と僕は思う。
ただ、好きな遊びを中途半端にやめてしまったのではないか?
受験、就職、毎日の仕事や生活…そんなものに自分の心を奪われ、あるいは制限され、自分が本当に夢中になれる遊びをいつしか手放してしまったのだ。
子どものころを思い出してほしい。
どんな人にも、なにかに没頭した経験が少しくらいはあるはずだ。あのときの気持ち、まわりが見えなくなるほど夢中になったあのときの情熱を取り戻すことが、いま必要なのだ。
遊ぶことが生きることと同義になる時代が、もうすぐやってくる。
情報をたっぷり浴びながら、遊び尽くした者だけが成功する時代が、すぐそこまで来ているのだ。
遊びを見つけるためには、感度を上げろ
面白いと感じるものが見つからない人は、単純に感度が低いのだと僕は思う。
自分の楽しみを見つけるだけなのに、なぜ感度が低くなってしまうのか? この答えもじつにシンプルだ。
「なんでもやってみる」ことをしていないから。
「面白いものがわからない」「ハマるものがない」といっている人は、ほぼすべて動いていない人なのだ。
せっかくスマホを持っているのに情報を得ようとしないし、新しい場所にも遊びにいかないし、知らない人と出会おうともしない。そんな状態では、面白いことが見つからないのはあたりまえだろう。
だから、少しでも気になったことは手と足を動かして、片っ端からなんでもやってみることが大切だ。
すると、小さな成功体験を積み重ねることができ、詳しい人からフィードバックも得られて、やること自体が楽しくなってくる。
こうなるとしめたもので、「面白い」「もっとやりたい」という好循環が生まれるのである。
そして、そんないい循環に入っているからこそ、ほかの面白いものに対する感度も上がっていくのだ。
人生の時間は限られている。いますぐ気になっていることを実行してほしい。それについて徹底的に情報を収集し、自分の頭で考えよう。なにかのイベントがあれば、いますぐ予約しよう。
そんな「すぐやる」というアクションが、あなたを根本的に変えていくだろう。
面白い遊びを見つけたら、自分流を貫こう
なにかを面白いと感じ、すぐやろうとしても、つい「なにからはじめたらいいのかわからない…」と足が止まる人もいる。
これは、なんでも人に教えてもらってきた弊害で、すぐほかの場所にノウハウを求めてしまうからだろう。
そんなとき、自分を没頭に追い込むいい方法がある。それは、「自分の決めたルールで動く」ということだ。
これは本来あたりまえのこと。「面白い!」と感じた自分の気持ちが原動力なのだから、そこに他人のアドバイスが介在する必要などない。
自分が計画し、自分のやり方で実行する。「好きだからやる」と決めて、そのまま実行していけばいいのだ。
僕たちは、子どものころから「こうしなさい」「あれをしてはいけない」と、親や教師から正しいとされる方法や考え方を刷り込まれる。
子どもゆえにそんなことを真に受けて、もっとも大切な自分の「面白い!」と感じる気持ちを抑えて生きてきたのだ。
恐ろしいことに、そうしていると、いつのまにか自分で自分に制限をかけるように洗脳されていく。
「やりたいけれど、僕には無理だろうな」
「自分より優れている人は山ほどいるのだから」
「いまからではもう遅い…」
せっかく面白いと感じたのに、条件反射的に自分を否定するようになってしまっているのだ。だからこそ、やりたいことがあれば、誰のいうことにも耳を貸してはいけない。
あなたが信用すべきは、自分の気持ちだけだ。それに正直になり、自分が決めたルールで動く。そうすれば工夫ができるし、やりがいも増していく。
これからのビジネスは「時間をいかに使わせるか」がカギ
いま多くの人は、情報をテレビや新聞よりもスマホで入手している。
SNSやキュレーションアプリをはじめ、ちょっとした隙間時間があればスマホを開いて、情報をチェックする。仕事であれば、移動中などにスマホで手早く用事を済ませる。
このように、人々は細切れになった時間を、自分なりにうまく消費することに完全に慣れているのだ。
これをビジネス目線で見ると、消費者に「時間をいかに使わせるか」が重要ということになる。
かつては、「財布をいかに開かせるか」が勝負だった。しかし、いまは先に時間を使ってから、あとでお金を払う。
つまり、自分たちの商品に対して、なんらか競合をする商品やサービスだけがライバルになるのではない。人々が時間を費やす、すべてのものがライバルなのだ。
いまビジネスでは、人々の隙間時間を制する者が勝利する。
だからこそ、モバイル運用型広告は好調だし、僕自身も質量ともに、人々の隙間時間を埋めるのにちょうどいいサイズ感で有料メルマガを発行している。
人々は、時間を使ってから財布を開くと書いた。ならば、その時間を使わせるにはどうすればいいか?
それは、心を奪うことだ。
人々は心を奪われるからこそ、貴重な時間を手放す。時間の奪い合いは、やがて心の奪い合いになっていくだろう。
遊びにストーリーをつけて、ビジネスに変える
あなたは、どんな商品やサービスならお金を出してもいいと思うだろうか?
それを突き詰めて考えれば、おのずと多くの人にウケるユニークなビジネスを生み出すことができる。
たとえば、僕が展開する和牛ビジネスでは、「尾崎牛のヒレカツサンド」は1箱1万円を超えている。それでも食べてくれる人がたくさんいるから、ビジネスは十分に成り立っている。
ちなみに、尾崎牛は宮崎県で尾崎宗春さんが飼育する、年間数百頭しか市場に出回らない超希少なブランド和牛だ。
つまり、僕はただうまい和牛を売っているだけではない。この例でいうと、そこに希少性という「ストーリー」を載せているからこそ、多くの人が寄ってくるのである。
スマホを介して情報があまねく広がるようになった現在、いい商品やサービスを提供しているだけでビジネスが成り立つ時代は完全に終わった。
人は情報に寄ってくる以上、どれだけ魅力的な「ストーリー」を広められるかが、ビジネスの命運を左右するのだ。
これは、あなた自身の評価についても同じことがいえる。いわゆる「いい仕事」をしているだけでは決定的に足りない。
人の期待感を高めるような「ストーリー」を意識し、発信することで、あなたに仕事が集まってくるのだ。
人は、「これは面白そうだ」と感じて期待感が増したとき、お金を出してくれる。
ビジネスは、人をワクワクさせる「ストーリー」という情報を意識するかどうかにかかっている。
本当に好きなことをやっているなら、職業なんてなんだって構わない。
「好きなだけでは生きていけない」といっている人たちは、一生好きなことをして生きていくことはできない。
そうではなく、好きだけでやっているからこそ、うまくいく。
仕事をどこかから探そうとするのではなく、まず自分の好きなことに集中して生きること。
そうすれば、あなたの人生は楽しくなるし、結果的に遊びが仕事になって生きることもできるだろう。
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好きなことを仕事にするためには、特別なことをしないといけない…と考えがち。
しかし、堀江さんが推奨するのは、誰でも今日からできることばかりです。
『遊ぶが勝ち! 他人の時間を生きるな、熱狂して“いま”を生きろ』では、「時間」「自由」「情報」「ビジネス」「遊び」を切り口に、堀江さん流の人生を充実させるヒントが詰まっています。
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