ビジネスパーソンインタビュー

「悪印象を与える褒め方」と「あなたへの信用が跳ね上がる褒め方」の違い

マコなり社長YouTubeチャンネルより

「悪印象を与える褒め方」と「あなたへの信用が跳ね上がる褒め方」の違い

新R25編集部

2020/01/17

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すごいですね」「さすがですね」と褒めたことで、相手に悪印象を与えてしまうかもしれないなんて、考えたことありますか…?

日本最大級のプログラミングスクール「TECH::EXPERT」「TECH::CAMP」を運営する株式会社divの代表、真子就有(まこ・ゆきなり)さんは、登録者数30万人を超える(2019年12月20日現在)自身の YouTubeチャンネルで、「ほとんどの人は、自分がよくない褒め方をしているという自覚がない」と語っています。

相手に悪印象を与えないためには、一体どんなことに気をつけて褒めるべきなのでしょうか?

真子さんが今までたくさんのビジネスパーソンに出会ってきた経験から語る「逆効果になる褒め方」と「心が動く効果的な褒め方」をお届けします。

【真子就有(まこ・ゆきなり)】株式会社div代表取締役。1989年生まれ、福岡市出身。青山学院大学卒。大学在学中からプログラミングを独学で学び、大学4年次に起業。2014年よりプログラミング教育事業をスタート。2016年に開始した「TECH::EXPERT」は日本最大規模のエンジニア養成スクールとなっている。2015年Forbes誌「注目のUnder30起業家10人」に選出。現在、従業員数200名。YouTubeチャンネル登録者数30万人を突破

上から目線に聞こえてしまう「逆効果になる褒め方」

まずは「逆効果になる褒め方」から説明しましょう。

結論からいうと、これは「褒め言葉」だけを伝えることです。

「さすがですね」「オシャレですね」「勉強になります」「かっこいいですね」「すごいですね」と、褒め言葉だけ伝えるのは逆効果なんです。

こういったひと言の褒め言葉は、相手からすると「ただの社交辞令」。

特に何かしらの特技や権威がある人は褒められなれているので、ひと言賞賛されたからといって心が動くことはありません。

人はどんなことでも、繰り返されると慣れてしまう生き物なんです。

もちろん「すごいですね」と言って、相手が嫌な思いをすることはありませんが、「本当にそう思っているの?」と疑われる可能性はあるでしょう。

さらに、褒め方によっては、相手を操作しようとしているかのような印象を与えてしまいます。

たとえば、偉そうな態度の上司が、部下に対して「お前できるようになったじゃん!」と褒めた場合。

言葉の裏には、「お前はまだまだ未熟なやつだけど、少しはマシになったな」と、相手にマウントをとる意図がありますよね。

この下心は、相手に伝わります。

だから、「すごいですね」「さすがですね」と褒め言葉だけ伝えると、相手は「私によく思われようとしているな」「私を操作しようとしているな」と感じてしまうんです。

多くの人がやっている「褒め言葉」だけを伝える褒め方は、あまりしないほうがいいでしょう。

「効果的な褒め方」をするために抑えるべき3つのポイント

では、どのように褒めればいいのか。

ここからは、心が動く「効果的な褒め方」について説明しましょう。

「効果的な褒め方」で相手の心を動かせば、信用を得ることができます。

けっして高度なテクニックではないので、今日から実践してみてください。

効果的な褒め方には、押さえるべきポイントが3つあります。

①限界まで具体的に伝えること

②自分の意見として「〜だと思う」と伝えること

③最後に質問すること

この3つは絶対に覚えておいてください。

①「何を称賛しているか」を理解してもらう

1つ目の、「限界まで具体的に伝える」とはどういうことなのか。

たとえば、すばらしい成果を出した仲間を褒める場合、「すごいね」と一言で済ませてはいけません。

「お客さんのことを考えながら、寝る間も惜しんでコツコツと準備をした成果が出て、本当にすごいね」と、できるかぎり具体的に伝えてあげましょう。

何がすごいか」「何を称賛しているか」を具体的に伝えるほど、上から目線な印象がなくなります。

なぜなら、褒めることで相手を操作しようと考えている人は、相手のことを全然見ていないから。

具体的に何がすごいかを伝えることができないんです。

逆にいうと、効果的な褒め方をするには、普段から相手のことをよく見ておく努力が必要です。

②「I メッセージ」で伝えよう

2つ目のポイントは、自分の意見として「〜だと思う」と伝えることです。

人のことを褒めるときは、「」がどう思うかを伝えましょう。

「私」がどう思うか伝えることを、「Iメッセージ」といいます。

逆に、相手のことを決めつけるのは「YOUメッセージ」といいます。

人を褒めるときは「Iメッセージ」で伝えるのが原則です。

「すごい!」「カッコイイ!」といったポジティブな言葉であっても、相手のことを「YOUメッセージ」で断定すると、上から目線な印象を与えるかもしれません。

あくまで「私」がどう思ったかという観点で伝えれば、言われたほうも気持ちよく受け取ることができます。

だって、「私はお寿司が好きだ」と言っているのに、「どうしてそう思うんだ?俺はお寿司はおいしくないと思うぞ」と反論してくる人って、なかなかいないですよね。

すばらしい成果を出した仲間を褒める場合は、「お客さんのことを考えながら、寝る間も惜しんでコツコツと準備をした成果が出て、本当にすごいと思ったよ!」と伝えるのがいいでしょう。

ちょっとした違いではありますが、「すごい!」と断定すると、決めつけになってしまいます

「私はすごい思ったよ」と 「I メッセージ」で伝えることで、相手が気持ちよく受け取ってくれるのです。

③質問をして関心があることをアピールしよう

3つ目のポイントは、最後に質問すること

ここまでできれば、もう最強です。

相手の心がぐっと動き、あなたへの信用は跳ね上がります。

成果を出した仲間を褒めるのであれば、「お客さんのことを考えながら、寝る間も惜しんでコツコツと準備をした成果が出て、本当にすごいと思ったよ!」と伝えるだけでなく、

「どうしたらそこまでお客さんのことを考えて動けるのか、アドバイスをもらえないかな?」と、聞いてみましょう。

質問というのは、本当に関心を持っている相手にしかしないものなので、上から目線な印象がなくなります。

もちろん一番大切なのは、こういったテクニックではなく、相手の良いところを見つけようとする姿勢です。

本心で褒めていないと、声や表情から下心が全部伝わってしまいます。

ぜひ今回紹介した褒めの極意を使って、良質な人間関係を作ってください。

真子さん(まこなり社長)のYouTubeチャンネルには仕事に役立つ話が満載です!

今回の動画で語られていた「心が動く効果的な褒め方」のように、普段の会話の中にも、人間関係をよりよくできるコツがあります。良好な人間関係の築き方は、仕事にも役立ちますよね。

そんな、“知らないと損をする話”をまとめてインプットできるのが、真子さんのYouTubeチャンネル

今日からすぐに活用できる仕事術や会話のテクニックなど、「ビジネスで活躍したい!」と思う人にぴったりの情報が満載です!

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