

理系学生たちのアツい戦いを見逃すな!
カズレーザーに聞く“理系学生たちの甲子園” 『学生イノベーションバトル』の楽しみ方
新R25編集部
理系学生たちが、約4カ月をかけて“世界を変える開発”を競い合うテレビ番組『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』(AbemaTV)。
優勝チームには、イノベーションの聖地であるシリコンバレーへの研修旅行にくわえ、研究開発サポート費用が贈られるというワクワクな番組ですが、ド文系の筆者には少しハードルが高そう…。
そこで今回は、番組MCのカズレーザーさんに、番組の楽しみ方を聞きにいきました!
〈聞き手=森久保発万(新R25編集部)〉
【カズレーザー】1984年生まれ。埼玉県出身。同志社大学出身。2007年から芸人として活動を開始し、2012年にメイプル超合金を結成

森久保
『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』は、学生たちが開発を競い合う番組だと聞いたんですが、文系出身の僕にとってはちょっとハードルが高そうに思えてしまって…
カズレーザーさんに番組の楽しみ方を教えてほしいです!

カズレーザーさん
そんな難しい番組じゃないっすよ!
この番組は、ひとことで言うと「理系学生たちの甲子園」です。

カズレーザーさん
世の中の課題を解決するために、学生たちができるかぎりの研究開発をしてプレゼンバトルする。
甲子園を見て盛り上がるのと同じように、学生たちのアツさを楽しんでもらえればと思います。

森久保
研究開発というと、どんなことをやるんでしょう。

カズレーザーさん
「SDGs」って最近よく聞きません? 先進国全体で、世界的な課題を解決していこうぜ…みたいな話なんですけど、それらの課題解決に挑むんです。
何やら壮大な話になってきた

カズレーザーさん
しかも、普通は5年や10年かかるような開発を、4カ月という短い時間で形にしてプレゼンしようと。それだけで激アツだし、めっちゃカッコいいじゃないですか。

森久保
たしかに…研究開発と聞くと“THE 理系”で淡々としたイメージがありましたけど、そんなにアツい感じなんですね。

カズレーザーさん
僕は、観てる人に「理系ってカッコいい!」と思ってほしいんですよ。
理系愛があふれ、身ぶり手ぶりが大きくなってきたカズレーザーさん

カズレーザーさん
研究開発って、「ノーベル賞」みたいに結果でしか評価されないところがあります。
でも、高校球児が甲子園を目指して全力で練習するように、理系学生たちも結果を出すまでの過程で必死に頑張っている。その姿って、やっぱりカッコいいんですよ。
だから、この番組を観るときは、理系学生が研究開発しているプロセスに注目してみてほしいです!

森久保
なるほど…!
でも、僕らみたいな理系知識のない人間が観ても楽しめるんでしょうか?

カズレーザーさん
たしかに、研究開発の過程では少し難解な言葉も出てきますが、番組内でわかりやすく説明されるので大丈夫だと思いますよ。
むしろ、ニュースでよく見かける“理系の横文字”がちょっとわかるようになるのって、結構おトクじゃないですか?

森久保
たしかに、ビジネスの知識を増やしたくて新聞やネットニュースを読んでも、理系の専門用語は全然頭に入ってこないんですよね。
番組を通して理解できたら、かなりありがたいかも…

カズレーザーさん
見終わったころにちょっと物知りになれている”って感じですね。
楽しみながら、オールジャンルの理系分野に詳しくなれるので、文系のビジネスパーソンにこそおすすめの番組と言えるかもしれません!
番組に出てる学生たちもすごそうだけど、カズレーザーさんの説明の納得感もすごかったです。
この番組、『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』というタイトルの通り、「TDK株式会社」という企業が提供している番組なのだそう。
気になって調べてみると、連結売上高が1兆3000億円以上、従業員数10万人を超える「電子部品・電子デバイスメーカー」のようですが、何をしている会社なのか正直よくわからない…。
やっぱり、筆者がド文系だからなんでしょうか…。
ということで、本社まで行って直接話を聞いてみることにしました。
「名前は聞いたことあるけど、どんな会社…?」TDK担当者に取材しました

森久保
すみません、TDKのことを調べてみたのですが、文系の僕にはよく理解できず…
何をしている会社なのかお聞きしてもよろしいでしょうか…?
お話をお伺いするのは、TDK株式会社・広報グループの深沢しほさんです

深沢さん
「電子部品・電子デバイスメーカーです」って言われてもピンとこないですよね!
私も文系出身なので、お気持ちはよくわかります。

森久保
具体的に何をつくっているメーカーなんですか?

深沢さん
わかりやすいものだと、スマートフォンの電池やセンサーですね。
新しいスマホが出ると、バッテリーの持続時間が伸びていたり、新しい機能が加わっていたり、何かしら変化を感じると思います。そういう変化をもたらす最先端のパーツをつくっています。
特に、スマホの電池に関しては世界シェアNo.1(※)なんですよ!
(※)2017年の出荷数量ベース、テクノ・システム・リサーチ調べ

森久保
世界シェアトップ! それはすごい。

深沢さん
自動車の中にもたくさん使われています。
たとえば、車のドアを開けるときに鍵を使わなくても指でタッチするだけで、指紋を認証し、解錠されるセンサー。トンネルなどGPSが通らない環境でも車線変更ができるモーションセンサーなどがあります。

森久保
おお、車のセンサーも…

深沢さん
他にも、ドローン、風力発電などのエネルギー機器、産業機器などに使われている電子デバイスもつくっています。
えーっと…

森久保
TDK、何でもつくりすぎじゃないですか?

深沢さん
おかげさまで、いろいろつくらせていただいております(笑)。
とにかく「バラエティに富んだ電子部品メーカー」だと思っていただけるとわかりやすいですね。
歴史のある企業だけど…「新しいものを生み出しつづけるベンチャー精神」

森久保
どうしてそんな幅広い分野で最先端のものをつくれるんですか?
スマホや車なんて、特に競争の激しい領域だと思うんですが…

深沢さん
ひとことで言うと「ベンチャー精神を大切にしているから」です。
TDKは、84年前に大学の研究室からスタートした「大学発ベンチャー」。創業当時から今までずっと、スピード感を持ってチャレンジを続けてきました。
創業84年のベンチャー企業と言えるかもしれません。

森久保
(カッコいい…)
従業員数10万人の大企業ともなると、どうしても動きが遅くなってしまう印象があるんですが、TDKはどうやってスピード感や柔軟さを維持しているんですか?

深沢さん
“ベンチャー感”を失わないような企業文化があるからです。
TDKには「失敗を恐れずまずは挑戦してみる」という風土があります。
そのため、若手でも「やりたい!」と手を挙げれば仕事を任せてもらえたり、役職にかかわらず誰もが平等に議論できたりする機能対等という文化が根づいています。

森久保
新たな製品を生み出すには理想の環境ですね。
そんなTDKが、どうして『学生イノベーションバトル』を提供しているの?

森久保
そんなTDKがどうして『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』を提供なさっているんでしょう。

深沢さん
それはやはり、最先端の製品を開発している「理系のカッコよさ」をもっと広めたいからです。

深沢さん
理系の学生や技術者、研究者たちは、知識と技術をふりしぼっていつも社会的な課題に立ち向かっている。
TDKのなかでも、多くのエンジニアたちが世の中の不便をなくしたり、新たな未来をつくったりしようと日々頑張っています。
これって、ものすごくカッコいいことだと思うんですよ。

森久保
なるほど! たしかに、巨大な課題にマジメに立ち向かう姿って、思わず応援したくなりますね…
本日はありがとうございました!
『学生イノベーションバトル』に込められた想い
『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』は、出演者と提供企業、双方の「理系のカッコよさを広めたい」というアツい想いが込められたステキな番組でした…!
『TDK presents 学生イノベーションバトル そのヒラメキで世界を変えろ』は、AbemaSPECIAL 2チャンネルにて、12月7日から放送中!
全6回で繰り広げられる、学生たちのアツい開発バトルに、年末年始は没頭してみては?
文系の僕もこれを見て、2020年はベンチャースピリット全開で行きたいと思います!
<取材・文=森久保発万(@vneck_now)、編集=天野俊吉(@amanop)、撮影=森カズシゲ・亀井創太>

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