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【コラム】ホリエモンのFacebook投稿に激しく共感。ホリエモンロケットが飛んだ理由

彼が現場でネジを締めていたら本末転倒

【コラム】ホリエモンのFacebook投稿に激しく共感。ホリエモンロケットが飛んだ理由

新R25編集部

2019/05/07

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記事提供:キングコング 西野 公式ブログ

ホリエモンロケット打ち上げ成功」のニュースには何度も泣かされました。

動画の中で、宇宙に向かって飛んでいくロケットに向かって、持てる限りの声を振り絞って「行けー!」と叫んでいる子供がいて、こんなに素晴らしい光景を作り出してくれたホリエモンをあらためて好きになりました。

最近、彼が自身のFacebookにアップした記事がまた最高だったのですが、その中で激しく共感した一節がこちら。

MOMO-F3の打ち上げ成功からひと段落した。

とはいえ資金調達およびPRが主な役割の私からすればむしろこれからが忙しくなる。現場チームの頑張りを次の資金に変えていかなければならない。

(中略)

…それから私は刑務所に入るのだけど、メルマガを数少ない手紙発信回数を消費して書き続けだ。もちろんロケットの開発資金のためだ。

(中略)

…「ホリエモンは資金を出してるだけで何もしてない」とか悪意のある言葉に傷つくこともあるが一度は社員数千人の上場企業を経営していた身。資金調達や技術者中心のチームビルディングはむしろ本職だし、PR力もある。私が現場でネジを締めるのはむしろ本末転倒であり、ベンチャー企業は適材適所で動かないと余裕がなくなってしまう。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2800854719941094

彼は常に自分の役割を全うしていて、そこに一切のブレがありません。

「本末転倒」と文中にあるとおり、彼が現場でネジを締めていたら美談ですが、ホリエモンロケットが飛ぶことはありませんでした。

堀江貴文が刑務所の中からであろうが、開発資金の調達およびPRに走り回り、技術者が現場でネジを締めていたから、ホリエモンロケットは飛んだわけです

早く行きたいなら一人で行け、遠くへ行きたいならみんなで行け

という有名な諺(ことわざ)があって、遠くに行くにはチームが必要です。

そしてチームには「役割分担」が必要で、時に「役割分担」は、自分の感情を後回しにしなければならないことがあります。

今、兵庫県川西市にある満願寺というお寺で『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』という個展を開催しているのですが(5月12日まで)、なんといっても、屋外イベント。

そりゃ、雨の日だってあります。

雨に打たれながら、お客さんの誘導を頑張っているスタッフさんを見ると、いたたまれなくなってきて、ついつい「代わって! 僕がやるから!」と言いたくなってしまうのですが、きっとそれは僕の役割ではありません。

雨に打たれながら頑張っているスタッフさんのことを本気で想うなら、僕がやらなきゃいけないことは、屋根の下でお客さんにサインを入れること(接客)や、次回作の設計図を描くことです。

閉館後。

スタッフの皆さんが、まだまだ撤収作業をする中、僕一人だけが先に会場を出なきゃいけないこともあって、毎度、後ろ髪を引かれる思いです。

皆と一緒に椅子を片付けたいし、皆と一緒にゴミを拾いたいです。

ですが、僕の「役割」はそこではありません。

2018年の年末、スタッフの全体会議で、「西野を作品制作に集中させる」ということがチームの方針として決まりました。

要するに、「面倒なことは俺達がやるから、西野は面白いことだけを考えて。そのかわり、本当に面白いことを考えろよ」です。

一見、負担を減らしてもらったように見えますが、「面白いことを思いつかない西野には何の価値もねえ」ということですので、精神的な負担は増えていて、四六時中、考えています。

オンラインサロンに投稿する記事も、この頃から濃くなっていると思います。

考えている時間が増えたからです。

同時に、孤独な時間も随分増えました。

幸い僕は、性根が明るいというか、楽観的というか、酔っ払いなので、そこはあまり気にならないのですが、メンヘラだったら頭を抱えてしゃがみ込むほどの孤独です。

当然、僕が立ち会っていない現場で汗を流すスタッフさんには、僕が計り知ることができない苦労や苦悩があるでしょう。

でも、それがチームで、ロケットはチームでしか飛ばせません

ホリエモンは資金を出してるだけで何もしてない」とか悪意のある言葉に傷つくこともあるが一度は社員数千人の上場企業を経営していた身。資金調達や技術者中心のチームビルディングはむしろ本職だし、PR力もある。私が現場でネジを締めるのはむしろ本末転倒であり、ベンチャー企業は適材適所で動かないと余裕がなくなってしまう。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2800854719941094

これこそがロケットを飛ばすチームの言葉で、「ロケットの飛ばしかた」という本を出した方がいいと思いますよ箕輪さん。

ホリエモンロケット、本当に最高だったな。これからも最高を更新し続けて欲しい。

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