ビジネスパーソンインタビュー

「Amazon Echo(アレクサ)」って何が便利? 愛用者に使い方やおすすめスキルを聞いた

ただ家電を操作できるだけじゃない

「Amazon Echo(アレクサ)」って何が便利? 愛用者に使い方やおすすめスキルを聞いた

新R25編集部

2019/03/18

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入学や入社など生活が大きく変わるタイミングはもちろん、季節の節目は、これまでの生活に少し変化が欲しい。そう思ったときに、筆者の気になる家電がスマートスピーカー。

現状、持っていなくても不便はないのですが、アメリカだと成人の5人に1人がスマートスピーカーを利用しており(Voicebot.ai調べ)、今後「一家に一台の時代がくる」とも言われています。

でも、スマートスピーカーってそんなに便利なの…?

本記事では日本でも人気の「Amazon Echo」シリーズと、そこに搭載されているAIアシスタント「Alexa(アレクサ)」の魅力を徹底解説。

YouTubeでガジェットレビューなどの動画を投稿しており、Amazon Echoシリーズの愛用者でもあるYouTuber・Mikasuさんに、スマートスピーカーでできることやおすすめスキル、Echoシリーズのおすすめデバイスなどを聞きました!

【Mikasu(みかす)】チャンネル登録者数14万人以上の「Mikasu-Channel」を運営するYouTuber。車・バイク・アウトドア・ガジェット類の紹介を中心に動画を配信している。

スマートスピーカー(Amazon Echo)でできることって? 何が魅力なの?

アレクサには初期設定で使えるスキル(スマホでいうアプリのようなもの)もありますが、Amazonの「スキルストア」からスキルを追加することで、できることの幅が広がります。

魅力① 移動せずに家電を操作できる。設定すれば一言で複数の操作も可能!

スマートスピーカーの魅力はなんといっても、話しかけるだけで照明やテレビなどの家電を操作できることでしょう。

ベッドから出ずに電気を消したり、料理をしながらテレビの音量を変えたりできるなんて、まるで魔法のよう。

ただしAmazonEchoに話しかけて操作できるのは、アレクサ対応家電のみ。※別途ハブ(中継器)が必要になる場合があります。

Mikasuさん

うちは、テレビと照明がアレクサに対応してます。

単に「音声で家電を操作する」と聞くと「そんなのいらなくない?」と思うかもしれませんが、「定型アクション」がとても便利なんです。これは事前に設定すれば、声をかけるだけで複数の家電を同時に操作できる機能

壁際まで歩いて照明のスイッチを押し、リモコンを手にとってテレビの電源をONにして…という手順が、たった一言で済むのは、とても快適です。

対応家電が必要ということは、極端にいうと全部の家電を買い換えないと、アレクサの良さが堪能できないということでしょうか…?

Mikasuさん

いえ、AmazonEchoと通常のリモコンをつなぐ「スマートリモコン」や、家電とコンセントの間に挟んでON/OFFの操作ができる「スマートコンセント(スマートプラグ)」を使えば、普通の家電も音声操作ができるようになるんです!

そうなんですね! 実際に活用されているんですか?

Mikasuさん

エアコンはスマートリモコンを介して、音声操作しています。いちいちリモコンを探して取りに行く必要がないのはラクですね。

特に子どものいる家庭や広い家に住んでいる人ほど便利に感じるのではないでしょうか。

魅力② プライム会員なら100万曲以上の音楽を無料再生

Amazon Echoでは、定額制音楽配信サービスを利用して、好きな音楽を聴くこともできます。操作方法は「アレクサ、(サービス名)で音楽を再生して」と話しかけるだけ! 

楽曲名やアーティスト名でリクエストしたり、「今、流れている曲のタイトルは?」と、曲名を尋ねたりすることもできます。

Amazon Echoに対応しているのは、「Prime Music・Amazon Music Unlimited」「dヒッツ」「うたパス」「AWA」「Spotify」の6種類。

プライム会員ならPrime Musicを利用して、無課金で100万曲以上の音楽を聴くことが可能。他社のスマートスピーカーよりお得に音楽を楽しめます。

こちらがAmazon Echo。画像はMikasuさんの動画のスクリーンショット

魅力③ 起床時間に合わせた“ながら聴き”も! 支度をしながら天気予報やニュースを聞ける

Amazon Echoは時刻や天気、ニュースなども聞けます

たとえば、先ほど触れた定型アクションを使って、平日朝の7時に「おはよう」というアクション(話題を伝える、天気予報を読む、ニュースを再生)がおこなわれるよう設定した場合。

アレクサは平日7時に「おはようございます」としゃべりはじめ、「今日から大相撲三月場所がはじまります。春場所とも呼ばれ、力士の番付を…」とその日の話題を伝えてくれます。

さらに、登録した順番で天気予報やニュースを読み上げてくれます。

毎朝の起床に合わせて設定しておけば、軽い目覚ましにもなり、支度をしつつ耳で情報を得られます

Echo Spotにその日の話題が表示されているところ。画像はMikasuさんの動画のスクリーンショット

また、「JR東日本 列車運行情報案内」「Yahoo!天気・災害」といったスキルのプッシュ通知機能も社会人には便利かも。

設定しておけば、使っている路線に遅延が発生した際や、雨が降る朝に通知がくるようになります。わざわざ調べる手間を省いて、遅刻や傘の持ち忘れを回避できそうです。

魅力④ AmazonのショッピングができるのはEchoシリーズだけ!

Amazonのネットショッピングが利用できるスマートスピーカーは、Amazon Echoシリーズだけ。音声操作で買い物ができます

画像はMikasuさんの動画のスクリーンショット

Mikasuさん

消耗品がなくなったタイミングで話しかけ、Amazonの「ほしい物リスト」に商品を追加できるのが便利です。

ただ、正直なところ商品の比較や注文はスマホのほうがラクですね。私の場合、Amazon Echoは“買い物メモ”のように使っています

魅力⑤ 占いや究極の癒しミュージックも! 2000を超える豊富なスキル

画像はMikasuさんの動画のスクリーンショット

Amazon Echoは、スキルの種類が豊富なのも魅力。2019年3月時点で、日本語対応しているものだけで2000以上のスキルが公開されているんです!

以下、人気のスキルをまとめてみました。

スキル名

概要

ピカチュウとおしゃべりができるポケモン公式スキル

メロディーに合わせてモニター付き端末の上下左右いろいろなところからひょっこりはんが登場するスキル

アレクサとじゃんけんができるスキル

星座を伝えると今日の運勢を教えてくれるスキル

毎日ひとつ、豆知識を教えてくれるスキル

「アレクサ、Yahoo ! ニュースを開いて」と言うだけで毎日いつでもニュースを聞けるスキル

聴くだけで身体の不調を消していくという「528Hz」の周波数を含む楽曲が聴けるスキル

Echoシリーズ5種類のスペックを比較しよう

2019年3月現在、Amazon Echo シリーズは5種類、発売されています。値段も大きさもバラバラなのですが、一体何が違うのでしょう? 各機種の特徴をまとめてみました。

Amazon Echo第2世代

値段:11,980円

重さ:821g

特徴:標準モデル

Amazon Echoはもっとも標準的なモデル。特別な機能はありませんが「Echo dot」に比べ、より良い音質が楽しめる高機能なスピーカーを搭載しています。

Echo Dot第2世代

値段:5,980円

重さ:300g

特徴:コンパクト・低価格

Echo Dotは、手のひらサイズながら標準的な機能を備えたモデル。コンパクトなおかげで部屋の置き場には困りません。

Mikasuさん

多機能モデルも出ていますが、結局よく使うのは標準的な機能だけ。そう考えるとAmazon Echoの半額で手に入るEcho Dotは、一番コスパがいいと思います。じめてスマートスピーカーを買う人には断然おすすめです!

Echo Plus第2世代

値段:17,980円

重さ:780g

特徴:高音質・スマートホームハブ内蔵・温度センサー内蔵

スマート家電のなかには、音声操作をするために別途7,000円程度のハブ(中継機)が必要なものも。しかし「Echo plus」は、あらゆる機器への対応を可能にする「スマートホームハブ」を内蔵しているので、本体のみでスマート家電の操作できます。

また、現在発売されている第2世代は温度センサーも内蔵しており、あらかじめ設定していた室温に達したら、エアコンを稼働させるといったこともできます。

Echo Show

値段:27,980円

重さ:1,755g

特徴:大きなタッチスクリーンとカメラ搭載・スマートホームハブ内蔵

「Echo Show」には2.5インチのタッチスクリーンがついているので、動画を視聴したり、歌詞や天気予報などの情報を画面に表示したりできます。また、Prime Musicと同様に、Amazonプライム会員なら「プライム・ビデオ」の視聴も可能。

Echo Spot

値段:14,980円

重さ:419g

特徴:コンパクト・タッチスクリーンとカメラ搭載

「Echo Spot」にもスクリーンとカメラがついているので、Echo Spotやスマホを持っている相手とビデオ通話ができます

また、外出先からでもカメラを通して部屋の様子が見られるので、ペットや子どもの様子をチェックすることも可能。

Mikasuさん

タブレット端末を持っているので、Echo Spotのスクリーンにはそこまでメリットを感じていません。時計や天気を表示させておくと、インテリアとしても飾っておけるくらいですね。

5種類それぞれに特徴はありますが、ハイスペックだからといって、家庭の環境によっては必ずしも満足度が高いわけでもなさそう。決して安価ではないので、慎重に検討したほうがいいかもしれません。

Amazon Echo

Echo Dot

Echo Plus

Echo Show

Echo Spot

値段(税込)

11,980円

5,980円

17,980円

27,980円

14,980円

サイズ (mm)

148 x 88 x 88

43 x 99 x 99

148 x 99 x 99

246 x 174 x 106

104 x 97 x 91

重さ

821g

300g

780g

1,768g

419g

高機能スピーカー

×

×

タッチスクリーン

×

×

×

カメラ

×

×

×

音声・ビデオ通話

音声通話のみ

音声通話のみ

音声通話のみ

音声・ビデオ通話

音声・ビデオ通話

スマートホームハブ内蔵

×

×

×

音声センサー内蔵

×

×

×

×

Amazon Photos(プライム会員のみ)

×

×

×

他社のスマートスピーカーとの比較では、Amazon Echoが一番安い

Amazon Echoの魅力がわかった一方、他社のスマートスピーカーも気になるところ。スペックなどを比較するとどんな違いがあるのでしょう?

各社の標準モデルの値段やサイズ、主なスペックの違いは以下のとおりです。

Amazon Echo

Google Home

Clova WAVE

値段

11,980円

15,120円

14,000円

サイズ(mm)

148 x 88 x 88

直径96.4 x 高さ142.8

86.25 x 139.84 x 201.05

重さ

821g

本体477 g/電源アダプター130 g

998g

安価モデル

Echo Dot 5,980円

Google Home Mini 6,480円

Clova Friends8,640円/Clova Friends mini5,400円

モニター付モデル

Echo Spot/Echo Show

日本未発売

Clvoa Desk

対応音楽サービス

Amazon Music/Amazon Prime Music/dヒッツ/うたパス/AWA/Spotify

Google Play Music/YouTube Music/うたパス/Spotify/AWA

LINE Music

通話

可能

日本未定

Clova WAVE以外でLINE通話可能

メッセージ

可能

IFTTT経由で可能

LINE通話可能

GoogleHomeの特徴:ユーザーを声で判別し、情報の出し分けが可能

「GoogleHome(グーグルホーム)」ならではの機能として、「話者認識」があります。話者認識とは、複数ユーザーがいた場合にそれぞれの声をスマートスピーカーが判別できる機能。話しかけたユーザーに合わせて、知りたい情報を教えてくれます。

この機能により、自分のプライベートな情報がほかの人によって引き出される心配もないですし、テレビの音声などで誤作動することもありません。

職場や家族でデバイスを共有する場合に、特に役立ちそうですね。

LINE Clovaの特徴:LINEとの連携とキャラクターモチーフの端末が魅力

LINEと連携できる点が「LINE Clova(ラインクローバ)」ならではの特徴。「LINEを読んで」と話しかけるだけで、メッセージを読んでくれるなど、メッセージの送受信を声でおこなうことができます

また、シンプルなデザインのスマートスピーカーが多いなか、ドラえもんやミニオンなど人気キャラクターがデザインされた端末がある点も他社製品にはないポイントです。

多機能モデルが登場し、スキルの種類も豊富なAmazon Echo。家電を一声で同時に操作できる、というのはかなり使える機能だなと思いました。

現状では必ずしもハイスペックな機種のほうがいいというわけでもなさそうなので、必要な機能を見極めて選ぶと、コスパのいい買い物ができそうです。

〈取材・文=森かおる(@orca_tweet1)/編集=川西龍之介(@ryunosuke_k124)〉

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