ビジネスパーソンインタビュー
「25歳でテレビの世界から軸足を抜きました」
【コラム】人生は20代の過ごし方で決まるから、『25歳』で自問自答して20代後半を熱狂しろ
新R25編集部
記事提供:キングコング 西野 公式ブログ
人生の先輩方が読んでくださっているかもしれない場なので、本来ならココは敬語で話すべきなんだろうけど、今日はちょっと御勘弁を。
ときに、キミは今、何歳だ? ちなみに「初老」というのは40歳を指すらしい。思っていたよりも早いよね。
この文章は、20代前半のキミに向けて書いている。それより年齢が上の人は、その頃の自分の気持ちを落とし込んで話を聞いてほしい。
人生は20代で決まる
結果が遅れてやってきて、30代や40代になって、ようやく「チャンス」が巡ってくることはあるが、そのチャンスをモノにできるかどうかは、20代の過ごし方次第だ。
チャンスをモノにできる体力や癖や人間関係を20代のうちに身に付けていたか否か、それに尽きる。
20代の過ごし方に全てがかかっている。そして、おせっかいなことを言わせてもらうと、25歳で判断しろ。
「このまま進むか、それとも舵をきるか?」の判断を、25歳でするんだ。社会人を1~2年経験すると、さすがに自分の向き不向きが見えてきただろ?
モチベーションは周囲から賞賛された量に概ね比例するから、キミの嫉妬の対象となっているアイツと、残念ながら不向きな競技に手をつけてしまったキミとの差はここから拡がるばかりだ。
突き進むも良し、撤退するも良し。いずれにせよ、25歳で自問自答して、20代後半の5年間は寝食を忘れて向き合える競技に参加しろ。
ここで熱狂の5年間を選ばなければ、キミの30代は、キミと同じような生き方を選んだ者同士で肩を寄せ合うことになる。
当然、その友人を介して出会う人も、また同じような人物だ。その頃、キミの心臓を掻き立ててくれる人物は、もうとっくに別の世界に進んでいる。
ちなみに僕がテレビの世界から軸足を抜いた(「雛壇に出ない」と決めた)のが25歳だ。
当時、その判断に対して、僕以外の全員が反対したが関係ない。
その決断によって惨めな思いもしたし、世間からのバッシングにも遭ったが関係ない。
そして、今でも、あの日の判断が間違っていたとは思っていない。
その瞬間は結果が伴わなくとも外圧を無視できるほど打ち込める仕事を選び、そして、そんな自分と同じような道を選んだ仲間と出会えたからだ。
そして、この辺りで、夕方のサバンナの画像を差し込んでおけば意識高い系ブログは完成する。
英語のメッセージが入っている画像だと、さらに良い。
どうだ、羨ましいだろ?
これが意識高い系ブログだ。
今のキミに書けるか?
この内容を全国に発信できるメンタルをキミは搭載しているか?
この内容をお届けして「誰が言ってんだよ」とならなくなったら、キミの勝ちだ。
さあ、旅に出よう。
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