ビジネスパーソンインタビュー

【座談会】今すぐ結婚したいってホント?「早婚希望男子」の結婚観を学ぶ

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【座談会】今すぐ結婚したいってホント?「早婚希望男子」の結婚観を学ぶ

新R25編集部

2018/05/13

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近年晩婚化が進んでいるというニュースを聞きますが、R25世代の友人たちと話していると、意外と「早く結婚したい」という願望が強い男性もいることに気づいたこの頃。

かつては「結婚は人生の墓場だ」なんてことも言われていましたが、すでに古い価値観になってしまったのでしょうか? それとも彼らはあくまで“ファッション”として主張しているだけなのか。

疑問に思ったので、早婚願望が強い男性たちの価値観を学ぶ座談会を開催することに!「今すぐ結婚したい」と思っているR25男子3人に、その結婚観を語ってもらいました。

Aさん(24)

スポーツ関係のお仕事。学生時代からスポーツを続けてきたこともあり、ストイックな性格で「太ることは甘えだ」と切り捨てる。

Bさん(24)

実業団のスポーツ選手。食事に気を遣う必要があり、社会人になってから実家に戻った。なるべくひとりの時間は作りたくない派。

福田さん(25)

Webメディアの編集者。自称「めちゃくちゃ浮気される男」(高校時代から計3回)

結婚したいと思うようになったきっかけは?

ライター・森

よろしくお願いします! みなさんは、いつから結婚願望があるんですか?

福田さん

僕は大学で彼女ができた18歳くらいからですかね。社会人になったらすぐに結婚したいと思っていました。

Bさん

僕は社会人になってからですかね。安定した収入が入るようになってから、結婚したいと思うようになりました。

Aさん

僕は社会人になって身近な人たちが、結婚し始めた頃ですかね。子供が生まれた先輩が幸せそうにしているのを見て、結婚っていいな、と思うようになりました。

ライター・森

先輩というと何個上くらいでしょうか?

Aさん

1〜2個上くらいですかね。

ライター・森

その先輩たちも、平均と比べると早めに結婚したほうですね。

福田さん

やはり自分がいる環境は結婚観に関係していると思います。僕は茨城出身なので地元の友達には結婚している人が多いです。むしろ地元の流れでいったら、そろそろって年齢です。

Bさん

確かに。僕の周りの友達も、結婚願望の強い人が多いですね。

異性との生活に憧れるなら、同棲じゃダメなの?

ライター・森

みなさん若くして結婚したいとのことですが、同棲ではダメなのでしょうか?

福田さん

結婚資金を貯めるための同棲だったらいいけど、その先に目的のない同棲はしたくないですね。逆に、結婚を前提としない同棲を、なぜする必要があるのでしょうか?

ライター・森

一緒にいたいから、ですかね。

福田さん

一緒に暮らしている間は相手の時間を奪っていることになるし、そこは責任取らなきゃな、と思います。方向性の違いで“解散”した場合、目的のない同棲だったら、「今までなにしてたんだろう」と虚しくなるじゃないですか。

(方向性の違いで解散…バンド?)

ライター・森

では若いうちに籍を入れる意味って、なんなのでしょうか?

簡単に別れられなくさせるという効果はありそうですが。

Aさん

ロックかけるみたいな言い方やめてください。

Bさん

まず単純に、「結婚してる」という事実がカッコよくないですか。職場に愛妻弁当を持っていき、「これ妻が作ってくれたんです」と言いたいです。

ライター・森

へー、結婚がステータスに感じられるんですね。

結婚相手とは休日も一緒にいたいと思う?

ライター・森

結婚したら夫婦で一緒にいる時間は増えますよね。休日も一緒にいたいですか?

Aさん

友達との集まりに、奥さんも連れて行きますね。

Bさん

僕はそれぞれで遊びにいきたいです。奥さんと一緒にいるときの態度を、知り合いに見られるのが恥ずかしいんです。

ライター・森

そんなにデレデレするんですか?

福田さん

僕は休日も一緒に過ごしたいですね。それぞれ別々のことをしていてもいいですが、同じ空間に誰もいないのは寂しいんですよ。

ライター・森

自宅でペットを飼う…じゃダメですかね?

福田さん

試しに飼ってみたこともありますが、ペットで補える寂しさではありませんでした。なんかこう、“温度”が足りないんです。

ライター・森

温度…?

Aさん

僕も温度が足りないな、と思うことありますよ。ひとり暮らしを始めてから、誰もいないのに「ただいま」と言ってしまいますし。

福田さん

あ〜言う言う!

Aさんの話に賛同する福田さん

ライター・森

人の温もりが必要なら、家族ではダメですか…?

福田さん

自立した上で、誰かと暮らしたいんです。

Aさん

結婚相手には一番素の自分を出せるから、心地いいんだと思います。

親のことは好きだけど、温もりが欲しいからって抱きついたりできませんし。

Bさん

確かに、彼女とスキンシップを取ることには抵抗ありませんけど、24にもなって親に甘えるのは恥ずかしい。

家族の前だとカッコつけたくなってしまうんですよ。

ライター・森

でも夫婦生活が長くなると、だんだん結婚相手とも、そういったスキンシップがなくなるのでは?

Aさん

…そうならないよう頑張ります。

女性と遊ぶことに未練はないの?

ライター・森

結婚したら夜遊びはできなくなりそうですが、キャバクラや合コンに未練はないですか?

福田さん

全然。もともと遊びたいという気持ちがないです。

Aさん

僕もキャバクラに行きたいと思ったことがないですね。結婚後は、合コンではなく、お食事会になら行きますよ。

ライター・森

お食事会? なんですかそれ?

(少し引っかかるワードが出てきたぞ)

Aさん

楽しくおしゃべりするだけの会です。

ライター・森

そういう名目で“お持ち帰り”とかするのでは?

Aさん

そんな汚らわしい。

Bさん

僕は学生の頃からキャバクラ大好きです! でも結婚したら夜は外出せずに、奥さんの作った栄養バランスのいい食事を食べたいですね。

ストレスを抱えたときなんかには、しゃべる相手も欲しいです。あとはほら、掃除とかもやってほしいし。

福田さん

それお母さんじゃん!

Bさん

そうなのかな。専業主婦になってもらって、家のことをお願いしたいんですよね。

Aさん

僕も満足できる収入が自分にあるなら、相手には専業主婦でいてほしいです。子育てのときに共働きだと、お互いに大変そうですし。

福田さん

僕は、相手が専業主婦を望むならそれでもいいですけど、共働きでも大丈夫です。ひとり暮らしが長いので、家事はだいたいできますし。

(福田さん、取材に乗じて自己アピールしてませんか…?)

「結婚は人生の墓場」なんて声もあるけど…?

ライター・森

「結婚は人生の墓場だ」と上の世代の方が言うのを耳にしますけど、どう思いますか?

福田さん

そう言っている人は、遊びたい願望があるのに結婚してしまったのが間違いだと思います。僕は、結婚相手と一緒に生きることが苦になるイメージはありません

Bさん

僕もそうですね。

ライター・森

たとえばお小遣い制になって、ランチ代含めて月に3万円しか自由に使えないかもしれませんよ?

福田さん

そういうことも、話し合いができる関係性なら問題ないはずです。夫婦に上下関係があって意見を交わせないから、“墓場”になってしまうのかもしれませんね。

ライター・森

自分は結婚相手とフラットな関係が築ける、というイメージがあるんですね。

福田さん

僕もそう信じてます。

ライター・森

おそらく福田さんと同じように、みなさんもはじめは「自分たちなら大丈夫」と信じて結婚されたのでは?

けれどしばらくすると、想定と違うことに気がついて「墓場だ」と訴えるようになるのかと。

Aさん、Bさん、福田さん

そういうことなのか…!

思わず天を見上げる福田さん

ライター・森

夢を砕いてしまってすみません。

結婚相手に求める条件は?

ライター・森

では最後に、みなさんが結婚相手に求める条件を3つ挙げてください。

Aさん

僕は、「家庭的」「ずっとキレイでいようとしてくれる」「愛想がいい」この3つです。

キレイでいる努力をしてくれれば、女性として見つづけられますよね。一方でイヤなのは、「休日はすっぴん」という女性。

ライター・森

え、休日も化粧をしなきゃダメなんですか?

Aさん

もちろん出かけるときだけでいいんです。結婚した後もデートのために気合入れて化粧してくれてたら、かわいいじゃないですか。ただ、家でもブラジャーは着けてほしいですね。

ライター・森

女性も素を見せて安心できる結婚生活を望んでいると思いますが、女として見てもらえるよう、常に気を遣わないといけないんですか?

Aさん

僕が見せたいのは、振る舞いの部分。身だしなみに関しては夫婦生活が冷めきらないよう、お互いに努力しつづけたいです。

ライター・森

なるほど。Bさんは?

Bさん

僕は「家庭的」「キレイでいようとしてくれる」「僕の言うことは絶対に従ってくれる」の3つですね。

ライター・森

それは美意識の高い家政婦です。

Bさん

指示したことをやっておいてくれれば、後は好きなことをして過ごしてもらっていいです。

親も親戚もそういう関係性なので、女性のほうが強い家庭のイメージができないんですよね。

批判されそうな条件も迷いなく主張するBさん

福田さん

僕は長男なので、家庭の慣習が合う人がいいです。年賀状を出すとか、年末年始は実家に帰るとか。

ライター・森

福田家のしきたりに従ってくれる人、ということですか?

福田さん

いや、もともと同じ慣習のもとで育ってきた人がいいですね。

ライター・森

それはなかなか結婚のハードルが高そうです。

福田さん

でも逆にいえばものすごく単純で、「私も年賀状出すよー!」なんて言われたら、好きになる可能性があります。

ライター・森

それはチョロすぎでは⁉

福田さん

あとふたつか…。他人になにかを求めるタイプではないので、結婚相手の条件というより、理想の夫婦生活のイメージを持ってますね。

うちの両親は毎週日曜、午後3時に一緒にコーヒーを飲む習慣があるんですよ。自分も家庭にそれを導入したいですね。

Bさん

僕は、お金さえ家に入れていれば、なにも文句を言われないのが理想の夫婦生活。パワーバランスは絶対に僕が上でいたいです。

ライター・森

平成生まれにしては珍しい、ハッキリとした亭主関白宣言…!

Aさん

僕は帰宅したときに、奥さんと子供が玄関先に迎えにきてくれて、子供に「パパー!」と言ってもらえるのが理想かな。

ライター・森

みなさん理想としているのが、ドラマで描かれる“幸せな家庭”のようですね。素敵だとは思いますが、実際にはなかなかハードルが高そう…。

おわりに

3人が本心で「結婚したい」と言っていることはわかりましたが、抱いている理想の夫婦像は、女性から見るとちょっとツラいところも…。

ただ、結婚のイイ面に注目しているからこそ、若くして結婚願望があるということかもしれませんね。早婚希望男子の感性、勉強になりました!

〈取材・文=森かおる/取材・撮影・編集=葛上洋平(新R25編集部)〉

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