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「#韓国人になりたい」も人気。女子高生の間で“新韓流ブーム”が起きているのはなぜ?

「タンバルモリ」って知ってますか…

「#韓国人になりたい」も人気。女子高生の間で“新韓流ブーム”が起きているのはなぜ?

新R25編集部

2017/12/25

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女子中高生の間で流行した言葉を選ぶ「JCJK流行語大賞」。AMF社が発表した2017年度の対象は、「ヒト」部門の1位が韓国のアイドルグループ「TWICE」。「モノ」部門の1位が鉄板で肉や野菜を炒め、チーズをかける料理「チーズタッカルビ」だ。

さらに、インスタグラムでは「韓国人になりたい」というハッシュタグも登場。なんでも、10~20代の女子の間で「新韓流ブーム」が起きているらしいのだ。その理由って?

“強い個性”よりクセのないカワイさ・カッコよさ。BTS、TWICEらの登場がきっかけでブームに

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“一般的”な髪形やメイクで人気だというTWICE。めっちゃかわいいですけど…

このブーム、いつごろから流れがキテるんでしょうか? 若者向けマーケティングを手がける、CA Young Lab社の杉本えみかさんに話を聞いてみると…。

「男性アイドルのEXO防弾少年団(BTS)、女性アイドルだとTWICEが人気を獲得してきた、この3年ぐらいで盛り上がっている印象です」

なるほど。でも韓国のアイドルは以前からいて、日本でも一定の人気を獲得してましたよね?

「もちろん人気でしたが、アーティスティックだったり個性的だったりする面が強すぎて、マネすることが難しかったんだと思います。例えばBIGBANGのG-DRAGONは極端に刈り上げたモヒカンのような髪型でしたし…。EXOやTWICEなどはクセのない一般的な髪型やファッションをしていて、マネしやすいところから人気が出ているんです」

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EXOは日本の男子にも“マネしやすい”と人気だとか。

濃くないのに盛れる「オルチャンメイク」が人気。美容系YouTuberの影響力もケタ違い

写真:アフロ

涙袋や目尻に特徴がある「オルチャンメイク」

“マネしやすさ”は新韓流ブームの大きな要素らしい。日本人女子たちが多くマネしているのは、韓国風のメイク。

シンプルでマネしやすいのに“盛れる”と人気なのが、韓国アイドル風の『オルチャンメイク』。涙袋を作ったり、目尻をタレ目に見せたり…。濃くないのにかわいく見せられるというのが人気のポイントです」

さらに、「韓国にはメイクに関する情報もたくさん流通している」と杉本さん。美容系YouTuberの数も多く、フォロワーの数も日本とはケタ違いなんだとか。海を越えてYouTuberたちの「メイクレッスン動画」を見て、研究している日本人女子も多いそうだ。

オルチャンメイク、タンバルモリ、シースルーバング…韓国の美容業界は造語や新語をつくるのがウマイ

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これが「タンバルモリ」で「シースルーバング」。あー、確かにこういう女子よく見るな…

また、「韓国の美容業界は言葉を作るのがウマイ印象ですね。韓国人って造語が得意なんですよ」と杉本さん。

「『オルチャンメイク』は『オルグリ(顔)』と『チャン(最高)』という言葉を組み合わせた造語です。ほかにも『タンバルモリ(おかっぱ、ショートヘア)』『シースルーバング(ボリュームを減らした前髪)』など、会話のなかで話題にしたいキーワードが次々と出てくるんです」

たしかに、伝播力の強いJC・JKの間では、“つい言いたくなる言葉”もブームのきっかけになる重要な要素なのかもしれない。

韓国は「インスタ映え」先進国。自撮り文化やインスタ映えスポットの多さも影響か

ロイター/アフロ

「羊と触れ合える」というカフェも。これは撮ってインスタにアップしたくなる!

インスタグラムで情報を手に入れる女子たちにとって、韓国の“インスタ映え度”の高さはかなり魅力的に映るんだとか。

「例えば、アパレルショップのなかに、服を試着して撮影できるブースがあります。毒々しいぐらいカラフルなケーキや、かき氷を出す店も多いですね。オシャレな写真が撮れそうなカフェも、日本よりずっとたくさんある印象です」

なぜ日本より、そんなに“インスタ映え”が進化しているんでしょう?

自分の写真を撮ることに恥じらいを感じない国民性がある、といえそうです。男女問わず歩きながら鏡を見たり、スマホのカメラで自分の髪型を直したりするようなシーンもよく見かけます。また、場所も問わずにどこでもスマホで撮影してOKという文化も関係していると思います。日本だったら、電車内でスマホで写真を撮影したら、ちょっとびっくりされるかもしれませんが、韓国では特にマナー違反ではなさそうです」

芸能界から日常生活まで、日本の女子にウケるブームの理由がいろいろあるみたい! ボクらはとりあえず、EXOの髪型あたりからマネすればいいでしょうか…?

〈取材・文=天野俊吉(新R25編集部)〉

取材協力/参照資料

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