ビジネスパーソンインタビュー

【コラム】仕事を頑張りたい男性こそ、29歳までに子どもをつくるべき3つの理由

「明確な理由もなく、高年齢化していってるだけ」

【コラム】仕事を頑張りたい男性こそ、29歳までに子どもをつくるべき3つの理由

新R25編集部

2017/12/17

X
FacebookLINE

この記事をシェア

リンクのコピー

記事提供:高木新平|note

東京と地方では色んなことが違うが、その中でも一番違うのは、親になる年齢だろう。僕は26歳で長女を授かったが、周囲のコミュニティの中では早いほうだった(地元では全然早くない)。これは都心部かつハードワーカーに限った現象かもしれないが、病院主催の親の心構え講座みたいなものへ行ったとき、僕以外はみんな30代後半だったことに驚いた。

子育てというのは、頭で分かっている以上に大変だ。奥さんのほうが100倍苦労しているので、あまり分かった口を叩くと怒られるが、分かりやすいところで言えば、人生から土日が無くなってしまうこと。言い換えれば、自分の自由時間が取れないということだ(このブログも育児の隙間にトイレで書いている…)。もちろん友達と遊ぶ機会も激減し、思いのままの旅や消費とはお別れすることになる。周りは変わることなく仕事や遊びに精を出しているわけで、その環境変化は辛いものがあった。

しかし、それでも僕は、仕事に忙しい男性こそ、20代のうちに子どもを持つべきだと思っている。その理由を書いてみよう(ちなみに僕は24歳くらいのときにふとそう気づき、決意を固め、そして6つ上の女性と結婚した。みんな驚いていたが、元々決めていたことだったのだ)。

理由1. 仕事の第一次ピークは、33〜38歳にやってくる。

僕は仕事柄、いろんな経営者やリーダーと会うが、多くの人が33〜38歳くらいのときに大きな仕事を成し遂げている。つまり、人生の勝負時だ。そこは仕事に集中したい。

子育ては、3歳までが大変かつ重要なので、そこが重ならないことを考えると、20代か40歳近くということになる。上場まで仕事一筋で行き、40歳近くで子どもを持つ人も多いが、それでは子どもと酒が飲めるようになるのは60歳。運動会で走るのも大変だ。

まぁそれは例えだが、少し歳を重ねてしまうことには変わりない。だから、仕事を頑張りたい人こそ、20代のうちに子育ての大変な期間を終わらせてしまうほうがいいのだ。

理由2. 20代の遊びなんて大体同じ。40になればもっと面白い遊びができる。

子どもをつくろうとしない男の理由は、大体「もっと自由を謳歌したい」というくだらないものだ。じゃあ具体的に何をしているかと言えば、友達やオンナと境目なく飲んだりしているだけだ。

20代前半は、仕事も初めて給料も手にして合コンやソーシャルネットワーキングで刺激たっぷりの毎日を過ごしているのは分かる。ただ20代後半もどうせ同じような時間を繰り返すなら、先に子育てしてしまったほうがいいとは考えられないか。

なぜなら例えば26歳で子どもが生まれたら、一人目が中学校に入ったとき(つまりは子どもの世話に追われなくなったとき)まだ38歳だ。2人目がいても40歳。全然、現役だ。しかもお金も遊びも枠が広がっている。他の人が赤ちゃんの相手をしているときに新しい自由を獲得しているのだ。

理由3. 父親ではなく、我が子の年齢でコミュニティが形成される。

子育てすると気がつくが、父親は本人の年齢に関係なく、子どもの年齢でコミュニティが形成される。日本は終身雇用制度の影響なのか、年齢の概念が強く残っている国だと思う。そんな中で、年齢をフラット化できるチャンスは、受験と就活、そして子育てくらいだ。

これは僕の個人的認識だが、何事も早く環境に飛び込み、年齢が上の人たちの中で同じ目線で生きることはものすごい成長につながる。例えば僕の場合、10歳くらい上のパパ友と過ごしている。みんな第一線で仕事をしている人ばかりだ。それはどれだけ美味しいかは想像すれば分かるだろう。

そもそも一番下だと何かとキャラ得だし、なんでも相談できるし、子育ての合間に仕事の話をしても学びになることが多い。だから20代で父親になることは、仕事的にも非常に有益なのだ。

以上が、29歳までに子どもを持つべき理由だ。父親になって思うのは、やはり女性は子どもを持つことに対して当事者性が強く、しっかりとキャリアを考えているのに比べて、男性はイメージが貧困ゆえに大体テキトーだということ。だから明確な理由もなく、目の前の自由に甘えて、高年齢化していってるだけだと思う。

しかし、しっかり働き稼ぐ男性こそ、早く(結果的に)たくさんの子どもを育てるようになることで、実は日本経済全体が若返ると思っている(そして、同世代のパパ友を増やしたい)。

本記事の提供元はこちら

ビジネスパーソンインタビュー

キッズライン、依頼200万件突破! 創業10年で都内ベビーシッター時給1.7倍に

キッズライン、依頼200万件突破! 創業10年で都内ベビーシッター時給1.7倍に

新R25編集部

TikTok広告賞「Creative Category」全5部門のうち2部門をワンメディアが受賞! 広告会社として最多タイ

TikTok広告賞「Creative Category」全5部門のうち2部門をワンメディアが受賞! 広告会社として最多タイ

新R25編集部

「部下をコントロールするなんて傲慢」マネジメントを履き違えた社員に新R25社長が喝

「部下をコントロールするなんて傲慢」マネジメントを履き違えた社員に新R25社長が喝

新R25編集部

ハラカドにTENGAがオープンさせたのは“愛と自由のワンダーランド”TENGA LAND

ハラカドにTENGAがオープンさせたのは“愛と自由のワンダーランド”TENGA LAND

新R25編集部

「DMM.com」が20年後の事業成長を見据えた採用特設サイトオープン! 事業加速のための会社変革とは。

「DMM.com」が20年後の事業成長を見据えた採用特設サイトオープン! 事業加速のための会社変革とは。

新R25編集部

応援購入と推し活は似ている。Makuakeによるお買い物イベント「OC TOKYO -推しコマース東京-」

応援購入と推し活は似ている。Makuakeによるお買い物イベント「OC TOKYO -推しコマース東京-」

新R25編集部