

67%もの人が利益を出している!
これから投資にトライしたい人こそ「NISA」がオススメ!その理由をわかりやすく解説
新R25編集部
お金が少しずつ貯まるようになってきたので、そろそろ資産運用でもしてみようかな…と思っても、なかなか手を出しづらいのが実情。お金が回らなければ景気は上向かないので、そんな状況は日本経済にとっても不都合だ。
そこで、より気軽な投資活動をサポートしようと政府が導入した「NISA」という制度がある。これはまさに投資初心者のボクらにこそピッタリな仕組みなので、そのメリットを紹介したい!
5年で最大600万円まで非課税で投資可能! 67%の人が利益を出している
2014年にスタートしたNISAは「少額投資非課税制度」とも呼ばれ、カンタンにいえば、一定金額内の投資に限り税金が一切かからなくなる優遇制度のこと。
本来、株などで出た利益からは約20%の税金が引かれてしまうが、NISA専用につくった口座で取り引きすると、年間120万円までの投資から生まれた利益が最長で5年間非課税になる。すなわち、最大120万円×5年間=600万円分非課税で投資が可能であるということ。
通常であれば100万円で買った株が5年後に300万円に大化けしても、売った際に利益である200万円の約20%、つまり40万円が税金として引かれてしまうが、NISAを利用すれば200万円がまるまる利益として受け取れるのだ。もちろん、非課税なので確定申告も不要。
(画像は金融庁「NISA特設ウェブサイト」から引用)
ちなみに、2016年に金融庁が発表した「NISA制度の効果検証結果」によれば、NISA口座を開いた人のうち67%が利益を出しているらしい…!
低リスクで長期投資向きの「つみたてNISA」が2018年に開始。非課税の期間は20年まで延長
しかしNISAが思うように普及していないためか、より長期の投資をサポートする「つみたてNISA」が2018年1月から始まる。NISAのように株取引などはできないが、毎月一定額を自動で投資にまわす「積立投資」専用で同様のことができる制度だ。
毎年の投資枠は年間40万円に減る代わりに、非課税となる期間は最長20年に延長される。非課税となる投資総額は40万円×20年=800万円なので、長期でみればNISAよりも非課税枠が大きい。
(画像は金融庁「NISA特設ウェブサイト」から引用)
対象となる金融商品(投資信託)は、「長期の運用に向いているか」「初心者でも手を出しやすいか」といった条件で金融庁が選んでいるので、大きな失敗をしにくいことがメリット。
ただし、注意しなければならないのは、「NISA」と「つみたてNISA」はどちらか1つしか口座を持てないということ。株式投資にチャレンジしてみたいなら「NISA」、放置&長期でじっくり資産形成したいなら「つみたてNISA」といったふうに、自分に合った制度を選ぼう。
NISA口座の開設は無料。取扱商品、売買手数料、キャンペーンなどを比較して金融機関を選ぼう
NISAをはじめるには、NISAを取り扱っている金融機関で専用口座を開設する必要がある。日本に住む20歳以上であれば、誰でも無料で開設が可能だ。口座を選ぶ際のポイントとなる情報は主に以下。
・取扱商品のラインナップ(国内株式/外国株式/投資信託など)
・株や投資信託の売買手数料(無料になる口座も多い)
・NISA口座開設のキャンペーン(現金プレゼントなど)
ここまでの説明を聞いて、ちょっとはじめてみようかな…という気が出てきたなら、早めに行動に移そう。というのも、NISA口座が開設できるのは2023年(つみたてNISAは2037年)までと期限があるからだ。とりあえず口座開設だけしておいても損はないはず!
〈文=新R25編集部〉
取材協力/参照資料

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