

専門家「本来2人は互角はなず」
違いは体格だけじゃない。同級生・松山英樹と石川遼はなんでこんなに差がついた!?
新R25編集部
プロゴルファー・松山英樹と石川遼の2人は25歳の同級生。ジュニア時代からのライバル関係だ。
だが、今やメジャー大会初制覇を期待され、トランプ大統領&安倍首相ともラウンドした松山英樹にくらべて、最近では石川遼の活躍する姿はあんまり見られなくなってしまった…。いったいなぜこんな差が生まれたんだろう?
体格の良い松山、パターが天才的にウマい石川。専門家「本来は2人は互角なはず」
ロイター/アフロ
180cmの体格を生かした“飛距離”は松山選手の武器
松原ゴルフアカデミーのヘッドプロでゴルフスイング研究家の武田登行さんに聞いてみると、「まずは体格」とのこと。
「1990年代にタイガーウッズが登場して以来ゴルフは変わり、飛距離が出せないと戦えない時代になりました。2人とも飛距離は出ますが、細い体で無理に飛ばそうとしている石川選手の球はブレやすい。体格が大きい松山選手は、プレーを有利にすすめられます」
なるほど。とはいえ、ゴルフは体格だけじゃなく、パターなどの技術も大事なはず。そこはどうなんでしょう?
「当然、ゴルフの勝敗は飛距離だけでは決まりません。実際、8月の全米プロゴルフ選手権で松山選手に勝って優勝したジャスティン・トーマス選手は、それほど大きくない。石川選手は天才的にパターがウマいので、本来は互角に戦えるはずです」
明暗を分けている「心の安定度」。心理学の本を読み漁る松山に対し、石川は「メンタルトレーナーは不要」と発言
中西祐介/アフロスポーツ
2016年、日本シリーズJTカップでの石川選手
では、何が2人の活躍っぷりを分けているの?
「それは“心の安定度”でしょう。松山選手は試合中、とても優勝争いをしているようには見えないほどリラックスした表情をしています。一方、石川選手は大事なシーンになると目がすわっていて、明らかに通常と異なる状態に。こういうタイプは、良いときは良いのですが、不調になるととことん不調になってしまいます」
松山選手の精神面が安定している理由を、武田さんは「メンタルを重視した試行錯誤の結果」だと話す。
「松山選手はスロープレーで警告を受けることが少なくありませんが、それでも気にせずマイペースにプレーを続けます。彼はさまざまな心理学の本を読み、自分で考えて“実験”を重ねてきた男。メジャーで優勝争いに何度も参加しながら、自分をコントロールする術を完成させていったのでしょう」
一方、石川選手はメンタル強化の考え方がちょっと違うようで…。
「石川選手は『メンタルは試合で鍛えられるものなので、メンタルトレーナーは自分には必要ない』という発言をしています。外からのアドバイスを取り入れる意識が希薄なのかもしれません。結果的には、肝心なところでパットを外してしまう負け癖がついていますし、優勝争いの経験も詰めていません」
良いサイクルに入っている松山選手と、悪いサイクルに入っている石川選手。このまま2人の差はどんどん開いてしまうのか!?
「現在、石川選手はPGAツアーのシード権(ランキング上位にいると予選が免除される権利)も失うことが濃厚。優勝争いに絡むような状態に戻るまで、まだ時間はかかりそうですね。ただ、2016年のゴルフワールドカップのペア戦では、松山選手が石川選手をパートナーに指名するなど、2人は認め合っている関係。切磋琢磨できるライバルがいるのだから、なんとか復活してほしいですね」
輝かしく活躍する同級生と、くすぶっている自分。石川選手の気持ちを他人事と思えないR25世代も多いのでは…? 頑張れ、遼くん。
〈取材・文=黄孟志(かくしごと)〉

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