

お金を払ってまで“いいね”がほしい?
「リア充アピール代行」を利用するのはどんな人? 運営会社にその実態を聞いた
新R25編集部
SNS全盛のネット社会において、他人の目を気にする人たちが増えている。そんな時代の象徴として登場してきたのが「リア充アピール代行」サービスだ。
提供画像
株式会社ファミリーロマンスが提供する同サービスは、同社のスタッフが依頼者の元へ行き、希望に応じたシチュエーションで「SNS映え」する楽しそうな写真を一緒に撮るというもの。
その時代をとらえたユニークさからTVやWeb媒体など多くのメディアに取り上げられ、いまやなんと月平均で40件もの依頼があるらしい。
実際にどんな人物からの依頼が多いのだろうか? 同社代表の石井裕一氏に話を聞いた。
利用者のタイプは2通り。「サプライズ誕生日会」など細かなシチュエーションを希望する人が多い
提供画像
ファミリーロマンス代表・石井裕一氏
「主に利用者のタイプとしては2通りあって、普段SNSも活用していないような、いわゆる“非リア充”の方が一度リア充の感覚を味わってみたいというパターンがひとつ。そしてもうひとつは、自分のことを“リア充側”だと自覚している人が、よりそのイメージを強固にするために利用するパターンです。年齢層としては20代半ばが中心で、男女比は4:6くらいですね」
依頼内容としては、普通の飲み会はもちろん、「カフェでの華やかな女子会」「友だちがサプライズで開いてくれた誕生日会」など細かいシチュエーションを希望する方が多いようだ。
スタッフにはマニュアルを配布。1回の撮影で2〜3回服装とシチュエーションを変えて撮影
同社はリア充アピール代行サービスのほかにも「結婚式代理出席」「セミナー代理出席」「彼氏・彼女代行」など数多くの代行サービスを提供しており、スタッフにはそのノウハウを詰め込んだマニュアルを配布している。
「当日は着替えを2〜3着持参し、限られた時間のなかでカフェ、居酒屋など場所ごとにシーンと服を変えながら、あたかも違う日に行っているかのように複数の写真を撮影します。“よく遊びに行く仲良し”という設定を演出するためです」
料金は、スタッフ1名あたり2時間で8000円。それに現地までの交通費や食事代などを加えたものが、サービス全体にかかる費用となっている。
提供画像
利用者のInstagram。「金曜日にクライアントとおしゃれなバーで飲んでいる」という設定だ
“インスタグラマー”が企業からのPR案件のキャスティングのためにスポット利用
しかし、“リア充風”な写真を撮るために、そこまでお金を払うのはどんな人たちで、どんな利用動機があるのだろう。リアルな利用者像を聞いてみた。
「ひとつは、いま流行りの“インスタグラマー”のような人たちからの依頼ですね。企業からのPR案件で多くの友人が写り込んだ写真が必要とか、海でいいカラダをしている男子と一緒に写った写真を撮らなければならないとか、そうしたスポット利用のニーズがあります」
提供画像
なるほど、いわば仕事上でのキャスティング費用のようなものだ。これに関しては納得できるが、では“非リア”な人たちの利用動機は…?
まるで本当の友人のように接してくれるスタッフに「また会いたい」と思いリピート利用
「“非リア”な方の利用動機はさまざまですが、『インスタをはじめたいけど、投稿する写真が景色ぐらいしかない』などの理由が多いですね。彼らはコミュニケーションが苦手で、一緒に写る友人が少ないことに悩んでいますが、当社のスタッフたちはそんな依頼者に対して終始あだ名や呼び捨てで話しかけるなど、まるで本当の友人のように接します。結果、依頼者がそのスタッフたちを気に入ってくれて、『また会いたい』とリピートするケースも少なくありません」
石井代表いわく、「利用した方からは『気持ちが前向きになれた』という感想を多くいただきます」とのこと。お金をかけてまで「一瞬のリア充」になりたいものかと疑問に思う部分もあったが、ポジティブになれる効果があるのなら高いものではないのかもしれない。
ちなみに、これまでで最高額の依頼はラスベガス旅行の同伴で、スタッフ5〜6人分の旅費とカジノで合計300万程度を使った人がいたとか。いくらなんでもこれは極端だが…。

ビジネスパーソンインタビュー

「今まで世にないもの」と担当者が自信。前年比235%の快進撃「-196〈イチキューロク〉無糖」は何がそんなにスゴい?
新R25編集部
Sponsored

「この先、何を武器にすればいい?」Z世代が悩む"老いへの恐怖"をYouTuber和尚に相談してきた
新R25編集部

“ニュースに批判の声を上げる”って意味ある? 石田健さんに聞いたら「正義は人それぞれ、ではない」と諭された
新R25編集部

「20代前半は自分の頭で考えるな」就活の建前にモヤるZ世代がけんすうさんに相談したら、キャリアに関する大きな勘違いが発覚
新R25編集部

超個性的ドキュメンタリーを撮り続ける上出遼平さんに「自分の生き様を体現する仕事の仕方」を相談した
新R25編集部

「食べログは点数を見ちゃダメで…」渡部建が教える"お店選び"のすべて【飲み会・会食・ケース別】
新R25編集部