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最大2年間も!? 出産・育児でもらえるお金も手厚すぎる「社会保険」のスゴさを解説(2)
お金
ボクたち会社員の毎月の給料からガッツリ引かれている忌まわしき“社会保険料”。ただ、前回の記事で日本の社会保険はそれだけのお金を払うに値する素晴らしい制度だということがわかった! しかし、まだまだ社会保険の充実っぷりは紹介しきれていない。
今回のテーマは「出産・育児」。会社の女性社員が「産休中」「育休中」などと聞くことは多いけど、実際その期間にどのようなサポートがあるのかは詳しく知らない人も多いのでは? 今回も引き続き社労士・ファイナンシャルプランナーの井戸美枝(いど みえ)先生に話を聞いた。
今回のテーマは「出産・育児」。会社の女性社員が「産休中」「育休中」などと聞くことは多いけど、実際その期間にどのようなサポートがあるのかは詳しく知らない人も多いのでは? 今回も引き続き社労士・ファイナンシャルプランナーの井戸美枝(いど みえ)先生に話を聞いた。
入院費の補助として42万円の一時金がもらえる!これで実質負担はほとんどゼロ
井戸:日本の社会保険は出産や育児にまつわるお金のサポートもかなり充実してます。出産すると急にまとまったお金が必要になったり働けなくなったりするので、そこを助けてくれるんです。
渡辺:まさに“生活に困ったときには必ずある”社 会保険ですね。
井戸:まず、出産時には入院費などで一時的にお金がかかりますが、その費用の補助として健康保険から一律42万円が支給されます(※1)。
渡辺:自分も子どもがいるのですが、その制度には助けられました…。おかげで入院費の負担はほぼゼロだったので。ただ、まだ出産を経験していない人たちにはあまり知られていない制度なのかなと思います。自分も出産のときにはじめて知りました。
渡辺:まさに“生活に困ったときには必ずある”社 会保険ですね。
井戸:まず、出産時には入院費などで一時的にお金がかかりますが、その費用の補助として健康保険から一律42万円が支給されます(※1)。
渡辺:自分も子どもがいるのですが、その制度には助けられました…。おかげで入院費の負担はほぼゼロだったので。ただ、まだ出産を経験していない人たちにはあまり知られていない制度なのかなと思います。自分も出産のときにはじめて知りました。
法律で“労働NG”となっている出産前後は100日間、給料の3分の2が支給される!
井戸:あとは、産休・育休中の“働けない期間”の給与サポート。出産の前後は女性を働かせてはいけないということが労働基準法で決まっているんですが、その間給料が出なくなってしまうと困りますよね。そのサポートとして、出産前後で約100日間、給料の3分の2に相当する金額が健康保険から支給されます(※2)。
渡辺:ちなみに、もしかすると読者のなかには、この産休・育休時の給与サポートを所属会社の福利厚生だと勘違いしている人が多いかもしれません。会社を通じて手続きをすることもあって、自分もはじめは会社が負担してくれているものだと思っていました。
井戸:いえ。社会保険ですから、(次に紹介する育休も含めて)会社員であれば誰でも等しく受けられる保障
渡辺:ちなみに、もしかすると読者のなかには、この産休・育休時の給与サポートを所属会社の福利厚生だと勘違いしている人が多いかもしれません。会社を通じて手続きをすることもあって、自分もはじめは会社が負担してくれているものだと思っていました。
井戸:いえ。社会保険ですから、(次に紹介する育休も含めて)会社員であれば誰でも等しく受けられる保障