これなら初心者でも挑戦しやすい!

“元手0円”以外にもメリット多数!運用もプロに丸投げできる「ポイント投資」のススメ

お金
最近、お金ではなくてポイントを投資にあてる「ポイント投資」なんてサービスが登場しているらしい。投資ってなんか怖い…と思っているボクらにとって、これは試してみるチャンスかも! 具体的にはどんなサービスなんだろうか。

「1ポイント=1円」で利用可。運用はプロに丸投げできる楽天の「投資信託ポイント買付サービス」

「ポイント投資」に分類されるサービスには、大きく分けてふたつある。

まずひとつは、2017年8月に始まった業界初の取り組みでもある、楽天スーパーポイントで投資ができる「投資信託ポイント買付サービス」。簡単にいうと、楽天で買い物をしたり楽天カードで決済したりすると貯まるポイントで「投資信託」を購入できる仕組みだ。つまり実質0円から投資デビューができちゃうというワケ。

ここで一旦、投資信託についても説明しておこう。投資というとボクらが自分で株式や債券を買う複雑なイメージがあるけれど、投資信託の場合、一定の手数料を払ってその運用をプロにお願いする。難しい判断や取引はプロに丸投げできるから、自分の知識が少なくても挑戦できるのだ。

複数の投資家から集めたお金をまとめて運用しているので、ひとり当たりの出資額は小さくていいのも投資信託の魅力。このサービスでは「1ポイント=1円」で買付代金に充当でき、ミニマム100円から購入できる。

実際に投資信託を購入しているので、もちろん利益が出れば現金として取り出すことが可能。0円からお金が生まれたら、とってもおトクじゃない?

投資の“疑似体験”だから手数料ナシ&課税ナシ! クレディセゾンの「ポイント運用」

画像はクレディセゾン「ポイント運用」のスクリーンショット
似ているが少し違う「ポイント運用」ができるのは、クレディセゾンが発行するセゾンカードとUCカードの利用で貯まる「永久不滅ポイント」だ。

2016年12月に始まった同社の「ポイント運用」サービスの場合は、ポイントで投資信託を購入するわけではない。マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社が運用する投資信託の運用成績に合わせて自分で設定した分のポイントが上下するだけの仕組みで、これはいわば“投資の疑似体験”だ。

しかも面白いことに、“疑似体験”であるからこそのメリットが存在する。そもそも投資ではないため、新たに証券会社に口座を開設する手間がない上に、ポイントの上下は投信の成績に合わせているだけなので、手数料もかからない

さらに、日本経済新聞の取材によると、「ポイントはオマケという位置づけなので、運用がうまくいってポイントが増えたとしても課税対象にはならない」(クレディセゾン経営企画部グループ戦略室の美好琢磨さん)というメリットもあるようだ。

運用したポイントの現金化はできないが、好きなときに永久不滅ポイントとして取り出し、アイテムや商品券に交換が可能。非課税で実質的には資産を増やせるって、かなり賢い方法かも! ただし、もちろん投資と同じく運が悪ければポイントの減少もあり得るので注意。
クレディセゾン「ポイント運用」のコース別の実績。年15.0%程度の変動で積極的にプラスを狙う「アクティブコース」と、年3.0%程度の変動で安定的な運用を目指す「バランスコース」を選ぶことができる(画像は公式サイトのスクリーンショット)。
投資に興味はあっても、リスクを考慮して躊躇している人が多いが、こうしたサービスなら“オマケ”であるポイントを元手に投資を体験できる。ハードルの低い投資で感覚を掴み、本格的な投資に挑戦するのもいいのでは?