2018年の気になるトレンド予測をピックアップ
なぜいまさら「USJ」が…「ボス充」って何? 2018年の「謎のトレンド予測」を解説!
新R25編集部
いよいよ新年。各業界から「2018年に流行しそうなもの」が続々と予想されている。
…が、「なんでこれが?」と思うものも少なくない。2018年くるかもしれない「謎のトレンド予想」を解説しよう!
ハード系ジムはもうしんどい? 健康のトレンドワード「疲労回復ジム」は器具も使わない脱力系
これならハードな仕事の後にも通いやすそう!?
まず気になったのは雑誌『日経トレンディ』が発表した「2018年ヒット予測ベスト20」の第3位「疲労回復ジム」。ライザップなど体をいじめ抜くジムが人気だと思っていたけど…逆に疲労回復するジムって?
ブームの火付け役として注目されているのは、2017年6月に東京・千駄ヶ谷にオープンした「ZERO GYM」。日本初の「疲労回復」をコンセプトに掲げるジムだ。
ジム内にトレーニング器具は一切なし。目指すのは「最高の脱力」ということで、マットの上で75分間かけてストレッチ、自重トレーニング、ヨガ・瞑想、脱力を行い、体と脳の疲れを取り除くのだとか。
他にも、フィットネスクラブ「TIPNESS」が2017年4月に「心と身体を回復させるコンディショニングメソッド」を展開しはじめるなど、“疲労回復”はジムの新たな1ジャンルになりそう。
昨今のジムブームに対し、心の中で「仕事だけで十分疲れてんだよ…」とボヤいていたビジネスパーソンにピッタリかも?
すでに人気と思いきや… USJが「完全次世代パレード」「FFコースター」でさらに躍進!
公式サイトでは「これまでの常識をくつがえす」と力説。期待できそうだ!
また、意外だったのは博報堂生活総合研究所が発表した「2018年ヒット予想」ランキングの第10位「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」。すでに人気のUSJが、一体なぜ来年ヒットするの!?
要因のひとつとして挙げられるのが、旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表している「口コミで選ぶ世界の人気テーマパーク2017」で、USJは初の国内1位を獲得していること。「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を抑える形となった。
また、世界初の完全次世代パレード「ユニバーサル・スペクタクル・ナイトパレード ~ベスト・オブ・ハリウッド~」。『ハリー・ポッター』『ミニオン』『ジュラシック・ワールド』『トランスフォーマー』という4つの人気映画をひとつの世界観に落とし込み、常識をくつがえすパレードがおこなわれるという情報も。
ほかにも、誕生30周年を迎える「ファイナルファンタジー」シリーズが史上初の超体感コースターとして登場する! USJの快進撃は2018年も止まらなそうだ。
食のトレンドワードは「根っこから茎まで」。メーカーやネット企業も食品ロス対策に乗り出す
食の分野でも気になるヒット予測が。アメリカの健康ブームを牽引する食品スーパー・ホールフーズが2018年の注目ワードとして発表した「根っこから茎まで」。
調べてみると、食品ロス対策として、野菜や果物を、工夫して無駄なく食べ切る取り組みのことだという。野菜の根や茎などの硬い部分をシチューにする、さらにはスイカの皮をピクルスにするなど、「皮まで」のパターンもいくつかあるよう。
食品ロス対策に関しては、サントリー食品インターナショナルが、2018年1月までに、9割前後の商品の賞味期限を細かい「年月日」表記から「年月」表記に変更すると発表するなど、さまざまな食品メーカーが取り組みの姿勢を見せている。
飲食店や惣菜店等で発生する余剰食品をユーザーとマッチングするサービスを提供するベンチャーや、形の悪い食材を専門に配送するベンチャーなども登場しており、2018年は消費者も食品ロスへの意識を高めるべき年になりそうだ。
ビジネスでは「ボス充」がブームになる! “働き方改革”で余った時間を活用する上司が増加
一方、ビジネスシーンのトレンドで気になったのは、リクルートマネジメントソリューションズが発表した「2018年のトレンド予測」の中の「ボス充」という言葉。
「ボスの生活が充実している」ことを表すようで、“生活を楽しみ、社外活動が充実している上司”が2018年の若者の理想のボス像であり、実際に増えていくと予想されているのだという。
働き方改革により“残業削減”を実施している企業が、リクルートマネジメントソリューションズの調査した161社のうち85.7%となっており、余剰時間を有効に活用する上司が増加しているという背景があるようだ。
また、「社外活動が充実している上司のほうが、人間的に魅力があると思う」と答えた20代一般社員も、調査対象519人中40.2%にのぼっているというデータもあり、そこから「ボス充」の予測につながったよう。
2018年は「リア充」ならぬ「ボス充」をSNSでアピールする上司が増えるかも!?
JC・JKのトレンドワード「うさぎメイク」は“ゆうこす”が人気を加速させた経済的メイク
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最後に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMF社が発表した「2018年JC・JKトレンド予測」から「うさぎメイク」をご紹介。どういうメイク!?
企業・ブランドに10代向けの商品・サービスのコンサルを行っている朝比奈ひかりさんによると、「うさぎメイクとは、目の周囲、特に下まぶたを赤くメイクし、うさぎのような目もとを作ること」だという!
「『泣いたあとのようでかわいい』『うさぎのようで守りたくなる』と女子の心をつかんでいて、雑誌では1年ほど前から登場していましたが、2017年の秋にYouTuberのゆうこす(菅本裕子)さんがやり方を解説したことで、さらに多くのJC・JKに注目されました」
「チークをアイシャドウ代わりに使ってしまうこともできるので、とても経済的なことも支持されている理由です! 『うさぎメイク』という言葉自体もかわいく、インスタでハッシュタグをつけたくなることも、人気が拡大しそうな要因ですね」
目を赤くしているJKがいても、泣いているわけではなく、うさぎメイクをしているだけなので、心配して声を掛けないようにしよう…。
これだけ押さえておけば、年末年始の友だちとの話題はバッチリかも!?
〈文=黄孟志(かくしごと)〉
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