

そのマインドセット、伝授してください!
ホリエモンになぜ「自意識」を捨てられるのか聞いたら、汚い話になったけど勇気をもらった
新R25編集部
「誰もオマエのことなんて見てないんだから、まわりの目なんか気にするな」
…みたいな話って、よく聞きますよね。
でも、頭でわかっていても、ついまわりの目を意識してしまってなかなか自意識を捨てられない…というのが普通の感覚ではないでしょうか。
そこで今回は、まわりの目など一切気にせず我が道を突き進む堀江貴文さんに、なぜそこまで自意識を捨てることができるのか聞きにいくことに。
取材場所は、堀江さんが10年近く主演&プロデューサーを務める舞台「クリスマスキャロル」の稽古場。
そこで筆者が目にしたのは…
ビンタされたり、100点満点のやさしい笑顔を見せたり…普段の「ホリエモン」のイメージからは想像もつかないような堀江さんの姿。
ギャップがすごすぎて正直見ているこっちは戸惑ったのですが、本人は照れも恥じらいも一切なし。そのマインドセット、伝授してください!
〈聞き手=サノトモキ〉
【堀江貴文(ほりえ・たかふみ)】1972年、福岡県生まれの実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。宇宙ロケット開発や、アプリのプロデュース、予防医療普及協会に参画するなど幅広く活動を展開。2010年に主演を務めた舞台「クリスマスキャロル」で演劇にハマり、現在はプロデューサーも務める

堀江さん
はい、お待たせ。
いい汗かいたからか、心なしかご機嫌な堀江さん

サノ
さすが堀江さん、演技中も完全に「自意識」を捨て去ってましたね。
演劇はもう10年近く続けられてるんですよね?

堀江さん
うん。最初は、ニコニコ動画の企画でオファーがあったからやってみただけなんだけど…
すっげー気持ちよかったんだよね、千秋楽が。
堀江さんからこんな青春漫画みたいなセリフが飛び出すとは

堀江さん
Webの仕事をしてると、いったんサービス立ち上げたら終わりなき運用が始まるじゃん。終わりがあるとしてもそれはサービスがうまくいかなくなったということだから、ネガティブな意味合いなのよ。
だからこそ、演劇で千秋楽を迎えたとき、すっごい達成感を得られたワケ。
なんか今日の堀江さん、やけにピュアじゃない…?

堀江さん
で、俺は演じる楽しさを、もっと誰もが経験できるようにしたいと思ってるんだよね。
演劇を「カラオケ化」したい。

サノ
カラオケ化…?
「誰でも“演じる”を楽しめる世界をつくりたい」

堀江さん
カラオケの最大の功績って、「歌う」を民主化したことなのよ。
昔は歌を歌うには演奏できるバンドが必要だったし、歌詞も完璧に覚えなくちゃいけなかった。基本プロしか歌う楽しみを享受できなかったんだよ。
でも、カラオケのおかげで素人でも歌えるようになったわけじゃん。

サノ
たしかに。

堀江さん
で、俺は今、「演じる」を民主化したいと思ってるわけ。

堀江さん
そこでぶつかる壁が、脚本。俺も友だちの役者の舞台とか見に行ったりするんだけど、たいていはつまんないんだよ。

サノ
…そんなこと言って大丈夫ですか?

堀江さん
カラオケにしても、誰も知らないようなマイナーな曲じゃなくて、みんなが盛り上がれる鉄板の名曲を聴きたいわけじゃん。上手い下手より、曲や脚本で退屈しないことが圧倒的に重要なの。
逆に、「クリスマスキャロル」みたいな名作を誰でも再演できる環境さえ整えれば、「演劇」は誰でも楽しめるエンタメにできる。

サノ
だから堀江さんも、「クリスマスキャロル」を再演しつづけているんですね。

堀江さん
実際、HIU(オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校」)のメンバーに「クリスマスキャロル」を再演させて実験したけど、出てる人が美男美女じゃなくても、演技が下手でも、脚本が面白いだけで普通に感動したもん。
「クリスマスキャロル」はかなりの名作のようです

堀江さん
そうやって、誰もが名作の台本を演じられる環境を整えたり、セリフも足元のモニターで見られるようにしたりして、素人でも「演じる」楽しさを体験できる世界をつくりたいんだよね。
人は「他人の失敗」より「自分の失敗」を思い出すのに必死

サノ
そこで、堀江さんに「自意識を捨てる方法」をうかがいたいんです!
「自意識」がいろんなことへの壁になっちゃう人って多いと思うんです。演劇をやるにしても、めっちゃ緊張しそうだし…

堀江さん
まあ、そういう人もいるよね。
「クリスマスキャロル」にも毎回著名人が出るゲスト枠があるんだけど、依頼しても「ミュージカルはちょっと…」って感じでけっこう断られちゃうんだよ。たかが4小節歌うくらいなのに。

サノ
でも正直、堀江さんが自意識を捨てすぎなだけのような気もするんですよね…
雑誌の特集で、「最近は女の子の前でウ◯コを漏らすようになった」みたいなことも答えてましたよね?

堀江さん
俺ぐらいの年齢になると、男はウ◯コ漏らしやすくなるからね。
てか、キレイな女性だって酔っ払ったら全然漏らすよ?誰もが知ってる歌手の◯◯とかモデルの△△とかさ…
そうなんですか…!?

堀江さん
でもさ、俺が漏らしても意外と「しょうがないわねえ」みたいな感じで世話してくれたりするわけよ。
子どもがお漏らししちゃったのと同じ感覚で。

サノ
それ、絶対本人がいないところでいろいろ言われてますって!

堀江さん
いや、そこだよ!!!
!?

堀江さん
自意識を捨てられない人はそうやって、「こうしたらこうなる」って勝手に決めつけすぎなんだって。
べつに本人に悪気があるわけでもないし、酔っぱらって漏らしたくらいじゃ嫌われたりしないんだよ。

サノ
人は、思ったより寛容ってことですか?

堀江さん
いや、寛容とかじゃなくて、そもそも人は他人の失敗なんて思い出さない。
他人の失敗より、「自分の失敗を思い出すこと」に必死だから。
ウンコの話してたのに急に的を射たこと言う
堀江さんが自意識を捨て去ることができたきっかけとは…?

堀江さん
人間は、本能的にまわりの目を気にしちゃう生き物なの。
だから、「気にすることがいかに意味のないことか」を実感するしかないんだよ。

サノ
なるほど…

堀江さん
俺はそれを理解したきっかけがあったわけ。たしか小学校1年生のときだったかな…

堀江さん
小学生のころって、「学校でウ◯コすること」がすごく恥ずかしかったじゃない。

サノ
…はい。小1の堀江少年にはまだそういう自意識が残っていたんですね。

堀江さん
だからすっげえウ◯コしたくても我慢してたんだけど、放課後みんなが教室から出たあと、そのまま漏らしちゃったことがあったの。
それを運悪く上級生に目撃されちゃって、俺はそれからその事件をずーっと気にしてたわけ。

サノ
たしかに小1にはヘビーな事件ですね…

堀江さん
で、畳みかけるようにさらに事件が起こるのよ。
小学校低学年くらいまでって、なぜか白いブリーフ履かされるじゃん。あれって、おしりをちゃんと拭かないとウ◯コがついちゃうんだけど…
聞いてもいないのにウ◯コの話が止まらない

堀江さん
当時通ってた柔道の道場に、道着の下にパンツをはいちゃいけないっていう謎ルールがあったの。
それで道場でパンツを脱いだときに、まわりの人たちにパンツについたウ◯コを発見されちゃったわけ。で、「ホリエのパンツにクソついとー!」とかめっちゃ言われて…

堀江さん
そっから7〜8年くらい、そのことが超トラウマだったんだよね。

サノ
堀江さんが、7〜8年も!?
「恥をかけば、“自意識は妄想なんだ”って気づいて自由になれる」

堀江さん
だから、俺だってもともとは恥ずかしさとか自意識が普通にあったワケ。

サノ
ってことですよね…めちゃくちゃ意外です。

堀江さん
だけど、大人になってから飲み会に行って気づいたんだよ。
俺のパンツにウ◯コがついてたことなんか、誰も覚えてないって。

堀江さん
むしろ、自分からあえて話題に出してみても笑い話で終わったぐらい。そこでようやく気づいたんだよ。俺ひとりが、勝手にずっと気にしてただけなの。
それ以降、「自意識って“妄想”なんだな」って思うようになった。

サノ
「自意識は妄想」。これはけっこう背中押される言葉かも…!
人生最大のトラウマを乗り越えた経験が、今の堀江さんにつながってたのか…

堀江さん
何が言いたいかっていうと、ごちゃごちゃ言ってないで恥をかいてみろってこと。
みんな、いつまでも「恥をかきそうな行動」を避けつづけてるから気づけないだけなんだよ。
むしろ恥をかいた分だけ、自由になれるってことに。
そう言い残して、堀江さんは稽古に帰っていきました
取材後、「今回のインタビュー、そのまま公開して大丈夫なのかな…?」と不安になりましたが、堀江さんのオープンな姿勢そのものが読者のみなさんに勇気を与えられると判断し、ウ◯コまみれの記事を公開させていただく運びとなりました。
たしかに、昔恥ずかしかった経験も今となっては大したことなかったりするし、あえて自分の弱点や失敗談をさらけだしてしまったほうが、いい意味で「まわりは自分のことなんか気にしてない」という真実に気づけるのかも。
なかなか切っても切り離せない「自意識」から解放されるためにも、少し恥をかいてみようかな。自分はまだ、ウ◯コは漏らしませんけどね。
堀江さん主演・プロデュースの「クリスマスキャロル」が12月に公演!
堀江さんプロデュースのミュージカル「クリスマスキャロル」が、東京・大阪の2会場で12月に公演!
キングコング・西野亮廣さん、乙武洋匡さんなど豪華なゲストも日替わりで出演する「クリスマスキャロル」は、スペシャル和牛フルコースの食事付き席が用意されているなど、演劇に新たな風を吹き込む次世代型エンターテインメント。
英国の名作「クリスマスキャロル」をもとにしつつ、IT企業の若きカリスマ経営者としてブイブイ言わせるも社員から不興をかいまくっている主人公・スクルージを堀江さんが演じるなど、ここだけでしか見られない“名作の再演”が待っています。
稽古を見ていても、笑いあり、ドラマありの本格ミュージカルに思わず惹き込まれてしまいました。気になった方、チケット予約をご希望の方はこちらから!
〈取材・文=サノトモキ(@mlby_sns)/編集=渡辺将基(@mw19830720
)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

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