ビジネスパーソンインタビュー
西野亮廣エンタメ研究所Voicyより
南海キャンディーズの山ちゃんに見る、これからの時代で“信頼が集まる人”の共通点
新R25編集部
SNSの普及により、「個の発信」はめずらしいものではなくなりました。
キングコングの西野亮廣さんは、「個の時代から次のステージへと変化している今、“あるもの”を見せられる人は強い」といいます。
個の時代は、自分の意見をうまく発信できる人が強く見えましたが…これからの時代はどんな人が必要とされるのでしょうか。
今回は『西野亮廣エンタメ研究所voicy』より、勝ち組になりたければ持っておくべきものをご紹介します。

「個の時代」から「集落の時代」へ
現代において「個の発信」は、特別めずらしいことではありません。
10年前は、普通のOLさんが自分の意見を発信するだけで、特別なポジションを取れましたが、今はみんなSNSをやっています。
「ただ発信するだけ」では、なかなか見つけてもらえません。
時代は今、「個の時代」から「集落の時代」になってきています。
個で発信している人同士が集まって集落をつくり、同じ集落の人をお互いにひいきしあう時代です。
オンラインサロンは、まさにそう。
僕は仕事を外注するとき、サロンメンバーさん以外に頼むことはほとんどありません。
先日、キングコングでPVを撮ったときも、サロンメンバーさんが経営している映像会社さんにお願いしました。
ちなみに、いまテレビで流れている「キャリオク」のCMも、撮影スタッフは全部サロンメンバーさんです。
考えてみれば、当然の話です。
気が合うかわからない人や会社に、わざわざ仕事を発注する理由はありません。
個性は違っても、「面白いことをしよう」「優しいことをしよう」「楽しいことをしよう」と、同じ方向を向いている人に頼んだほうが合理的ですよね。

「負け顔」を見せられる人は信頼される
このような集落の時代、つまり「コミュニティ内で仕事やお金が回る時代」になってくると、コミュニティ内での立ち振る舞いが重要になってきます。
うまく立ち振る舞う力をつけるために持っておいたほうがいいのは、「負け顔」です。
負け顔を見せられる人と見せられない人とでは、コミュニティ内で話しかけられる量がかなり違います。
たとえば、あなたがその場を盛り上げるために、誰かをいじるとします。
そのとき、「いやいや、それは〇〇に決まってんじゃん!」とムキになって言い返してくるAくんと、「ごめんごめん、もう恥ずかしいからやめてよ〜」と返してくるBくんがいたら、どちらを選びますか?
あなたは揉めたいのではなく、その場を盛り上げたくていじっているのだから、当然、負け顔を見せてくれるBくんを選びますよね。
ここだけ切り取ると、「都合のいい奴になれ」と言っているように聞こえてしまうかもしれませんが、そういう意味ではありません。
たとえば後日、AくんかBくんに意見を求める機会があったとします。
あなたなら、どちらに相談しますか?
おそらく、場を盛り上げるために負け顔を見せてくれたBくんの意見を聞きますよね。
場を盛り上げるというゴールを後回しにして、自分のために論破でマウントを取ろうとしたAくんの話は聞かないでしょう。
たとえば、南海キャンディーズの山ちゃん(山里亮太)は、すごく口が達者な人ですよね。
彼は、いじられても言い返せる能力があるのに、ときどきあえて、言い負かされてくれます。
なぜかというと、「ここは技をくらったほうが場が盛り上がるから、あえて負け顔を見せよう」と考えているから。
「僕は今、負けてます!」というパフォーマンス、いわゆるプロレスをしてくれるんです。
こういった選択をしてくれる人は、すごく信頼できます。
なぜなら、視野が広く、全体のためになる意見を述べてくれるから。
そういう人の意見にはみんな耳を傾けるし、そういう人のところに人は集まるんです。
「負け顔」を見せることは、人とコミュニケーションを取るうえで絶対に必要なスキルだと思いますよ。
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