ビジネスパーソンインタビュー
【ワンマイル未来予測】
「2023年はTwitterが来る!」ユーチューバー並に稼げる“超進化”を田端信太郎が予測
新R25編集部
ビジネスパーソンにとっての“ワンマイルな未来”について語りつくす「ワンマイル未来予測」。
今回は、昨年後半からネット上で大騒動が繰り広げられた「Twitterの未来予測」を行います。
ゲストは自称“Twitterを誰よりも愛する男”田端信太郎さん。
「2023年、俺はTwitterに再注力する!」と力強く宣言いただいたその根拠を、余すところなくお届けします!
〈聞き手=天野俊吉(新R25副編集長)〉
天野
今これお話ししてるのは、2022年12月7日なんですけど。コンテンツは2023年1月にお届けしようと…
田端さん
天野さんに「いつ取材してるか言ったほうがいいよ」って言ったんだけど(笑)、よく考えたら、イーロン・マスクがTwitterに乗り込んでからまだ1カ月ちょっとしか経ってないんですよ。
それだけの期間でこんなに激動が起きてるから、年明けたら何が起こるかわからないと思って、但し書きとして言ったほうがいいかなと。
天野
本当ですね…
田端さん
今、フロアが血でヌルヌルになって滑ってコケるんじゃないかぐらいの大首切り劇が行われてますけど…
やっぱり会社の再建っていうのは、電車がダイヤ通りに動くような、トラブルなく進むものじゃないんですよ。
天野
年末から、Twitter社が混乱しているというニュースはたくさん目にしますよね。
田端さん
今、僕の見立てでは広告売上は半分ぐらいになってると思います。
天野
それはなぜですか?
田端さん
日本のみんなが思うより、アメリカのエスタブリッシュメントが、イーロン・マスクを見る目は冷たい。
そこそこ学歴もあってゆるやかに民主党支持、みたいな人からすれば、トランプも含めてけしからんコンビなわけよ。
いかがなものかと眉をひそめている。
※イーロン・マスクはTwitterを買収後、ドナルド・トランプ前大統領のアカウント凍結を解除
天野
そういうイーロン・マスクのTwitterに、クライアントがお金を出したくない?
田端さん
いわゆるヘイトスピーチを応援しているのかと言われてしまうから、善良な大手企業は腰が引けるわけ。
天野
それでコストカットして、黒字化を目指していると。
田端さん
一方で、最近イーロン・マスクが「Twitterのアクティブユーザー数、過去最高だぜイエーイ」ってよくツイートしてるでしょ。
“大本営発表”みたいなもんだから、どこまで信じるべきかはわからないけど、でも少なくともTwitterから一般ユーザーが逃げてる感じはしないじゃないですか。
天野
そうですね、日本で見てる感じでは。
ユーザー数が増えてても、アメリカの企業は出稿したくないものなんですか?
田端さん
僕はね、1、2年もしたら戻ると思います。結局、ユーザーが支持しているものは、クライアントも支持するんですよ。
今は「赤信号、みんなで渡れば」の逆みたいになってるけど、ほとぼりが冷めたら、抜け駆けは許さん!みたいにクライアントも戻ると思う。
ユーザーを見るか? クライアントを見るか? イーロン・マスクが強気な理由
田端さん
もともとイーロン・マスクって、PayPalとかの決済サービスをやってた人だから、メディアの「広告モデル」的な人じゃないんですよ。
天野
なるほど、toC課金。
田端さん
そう。もちろん当座のお金はほしいとは思うけど、そんなに重視してないんじゃないかと思う。
メディアにおいて「広告営業」ってのは“抵抗勢力”なんですよ。
天野
営業が抵抗勢力っていうのは…?
田端さん
たとえば、テレビ局とかでネット系の部署あるじゃん。
天野
TVerで配信するみたいな?
田端さん
そうそう、TVerでやるようにはなったんだけど、ああいうことを始めようとすると、だいたい広告営業の人に「そっちで見られてテレビの視聴率下がったらどうするんだ」「TVerで見られていくらの金になんの?」って言われちゃうわけ。
「おれは一声でクライアントから何億引っ張ってきてるのに」っていう。
天野
ああ~、ユーザーを見るか、クライアントを見るかっていう文化の違いがあると。
田端さん
僕、NHKのネット系のサービスって比較的まともだと思ってて。なんでかっていうとNHKには広告営業の文化がないからなんですよ。
天野
なるほど!
イーロン・マスクはユーザーを見てる人だと…
「動画と課金は間違いなくやる!」ビジネスパーソンにとってのTwitterはどう変わる?
天野
具体的な機能の話に行くと、以前Twitterがやっていた短尺動画サービスの「Vine」が復活するっていう噂もありますよね。
田端さん
動画と課金に関しては間違いなくやるでしょうね。
天野
現状の短文投稿以外にサービスが拡がる?
田端さん
でしょうね。
だから、noteみたいな会社はイヤだろうなと思います。
天野
えーー、それはなぜ…?
田端さん
イヤというか、リスク要因だとはとらえてると思いますよ。
なんでかっていうと、noteみたいなサービスの集客がどこから来てるかっていうと、Twitterから流れてきてると思うんですよ。
でも、長文テキストを書かせて、そこに課金できるみたいな機能って、Twitterのなかに実装できるでしょ。いかにもイーロン・マスクがやりそうなことだと思う。
天野
あー、なるほど…!
田端さん
投げ銭とかね。仮想通貨でできるようにするかもしれないし。
天野
となると、ビジネスパーソンはTwitterをどう使っていくべきですかね?
田端さんも以前は「ブランド人になるためにフォロワー1000人獲得しろ」って言ってましたけど…
田端さん
フォロワーを獲得してブランド人になろうっていうのは、たとえば弁護士さんだったりネイリストさんだったり、外に本業でマネタイズの装置があって、そこの集客につなげようっていう話だったんだけど…
これからは、そうじゃなくてTwitter内でマネタイズできるようになる。
天野
おお…
田端さん
直接なかで課金できるようになる可能性が高いからね。
たとえば、DMのなかでビデオ会議ができて課金できるようになるとか。
弁護士がTwitterのなかで法律相談に乗りますとか。あるいは多少エッチ系の、1対1で通話したかったら1万円払ってくださいみたいなね!
天野
よりフォロワーから換金しやすくなると。
田端さん
だから、2023年は、再びマキを入れてTwitterに本腰入れようと思ってるんです。
覚悟のない皆さんは指くわえて見ててって感じなんですけど(笑)。
天野
ええ…やろう…
田端さん
YouTuberってスーパースターじゃないですか。インスタグラマーもそうじゃないですか。
ツイッタラーだけなんでこんなに格付けが下なんだってずっと思ってたわけよ(笑)。
天野
まあたしかに儲かるイメージはないですね(笑)。
田端さん
なんか、どうでもいいこと議論してるめんどくさい人たちって感じでしょ? それが、そうじゃなくなるんじゃないかなって考えてるんです。
2023年はTwitterのテコ入れが花開くんじゃないかと思って、楽しみでしょうがないですよ!
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