ビジネスパーソンインタビュー

年収3万から資産25億に登り詰めた井村俊哉も実践。ほとんどの人が見逃す「投資より先にやるべきこと」とは

“お金のコーチ”による無料個別相談会も要チェック!

年収3万から資産25億に登り詰めた井村俊哉も実践。ほとんどの人が見逃す「投資より先にやるべきこと」とは

新R25編集部

Sponsored by オリックス生命保険株式会社

2022/10/27

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「人生100年時代」というワードの浸透、生活を脅かす増税や物価の上昇。

こんな時代だからこそ知っておきたいのは、やっぱり「お金」ですよね。

しかし、「漠然とした不安があるけどなにもしていない」と、悩むだけで終わってしまっていませんか?

そこで新R25では、ビジネスパーソンが“今こそ抑えておくべきお金の知識”を「ニューマネーリテラシー」と定義。

オリックス生命とのコラボ企画として、お金の専門家たちをお呼びしたウェビナーを開催しました。

ゲストでお呼びしたのは、2022年に運用益が30億円を突破した投資家の井村俊哉さん、「資産運用アドバイザー」として活躍するIFA法人代表の髙塚大弘さん

豊かな知見をお持ちのおふたりに、ビジネスパーソンが身につけるべき「ニューマネーリテラシー」をたっぷりと教えていただきました

当日語られた3つのテーマのうち、特に盛り上がったパートを抜粋してお届けします。

〈聞き手=宮内麻希(新R25編集部)〉

【井村俊哉(いむら・としや)】1984年生まれ。株式投資家。中小企業診断士。大学在学中に株式投資を始め、2011年に元手100万円で本格始動。2017年に通算運用益1億円、2022年には30億円を突破した。上場企業すべての決算に目を通し、精緻な企業分析でα(超過収益)を見極める。妥協なき情報収集と終わりなき深掘りを信条とし、一日十数時間を投資に捧げる。2019年に株式会社Zeppyを設立し、同年に「Zeppy投資ちゃんねる」を開設。2020年にチャンネル登録数15万人に達する(現在休止中)。著書に『年収3万円のお笑い芸人でも1億円つくれた』(日経BP社)。「すべての人に株式市場の恩恵を」という使命感のもと運用会社の設立を準備中

【髙塚大弘(たかつか・ともひろ)】早稲田大学卒業後、東証一部上場企業にて金融コンサルタントとして活躍し、2011年に株式会社フィナンシャルクリエイトを設立。「お金の教育」を武器に業界の健全化を目指している。人生100年時代を豊かに過ごすためのソリューションとして、収入の最適化、支出削減、資産運用の3つの軸でコンサルティングを行う

投資に手を出す前にやるべきは、“お金の体質改善”

宮内

そろそろ投資を始めたい」と考えている人は、まず何からやればいいのでしょうか?

井村さん

みなさんそう聞かれますが…

そもそも、投資の前に“やるべきこと”があると思うんです。

宮内

やるべきこと?

井村さん

「お金が増えやすい体質を作る」。これに尽きます。

井村さん

一般的にお金を増やすには「収入を増やす」「支出を減らす」「資産を増やす」の3つの方法がありますよね。

あまり注目されませんが、このなかで一番難易度が低いのは「支出を減らす」ことです

お持ちの貯金を年間10%の利回りで安定的に増やすのは、プロでもなかなか難しい。

それよりは、年間300万円の支出を10%落として270万円に抑えるほうが、よっぽど簡単だし効果的なんですよ。

宮内

そうなんですか? 私は節約があまり得意ではないんですが…

井村さん

僕も我慢を強いられる節約は好きじゃなくて、常に“コスパのいい選択をする”ように努めるだけでお金は貯まります。これを見てください。

僕が年収3万円時代に実践していたコスパ術の一部です。

ポイントは、お金だけではなく時間やストレスもコストとして考えること。支払うお金を減らせても、そのぶんストレスが増えてしまうと長続きしませんから。

ちなみに井村さんは10年近く美容院に行かず、自分で髪を切っていたそう。「おかげで美容師さん並の腕前になったと思います(笑)」

髙塚さん

井村さんほどストイックに節約できる方は珍しいかもしれませんが…(笑)

投資の前に支出を見直すべき、というのはおっしゃる通りだと思います。

宮内

髙塚さんは、支出を抑えるためにどういう行動をとるべきだと思いますか?

髙塚さん

「何を節約するか」を線引きすることですね。

支出のなかには、食事代や洋服代などの変動費と、毎月マストで支払う家賃などの「固定費」がありますよね。

多くの人は、自分でどうにかできる変動費を減らそうとしがちなんですが…本当に減らすべきは「固定費」なんですよ

髙塚さん

たとえば宮内さんが「今月使いすぎたから来月は控えよう」って思ったとして…

同じことを2年ずっと続けられる自信はありますか

宮内

いや、ないです(キッパリ)

髙塚さん

張り切ってダイエットをすると、すぐにリバウンドしちゃうのと同じことですよね。

だから、見直すべきなのは「決まって出ていくお金」のほうなんです

宮内

なるほど…!

髙塚さん

それでも節約が苦手という方は、強制的に貯まる仕組みを作っちゃえばいいんです

私もこんな仕事をしていますけど、今でもお小遣い制にしてもらっているんですよ。

放っておかれると電気代が払えなくなるまでお金を使ってしまう浪費家なので(笑)

意外すぎる

髙塚さん

なにより、節約が苦手な人こそ「家計の分析」と「将来の支出のシミュレーション」は欠かせません。

自分が何にお金を使っていて、どのくらいのお金があれば“幸せ”だと思えるのか。

それがわからないまま投資を始めるのは、航海図がないまま船を出すようなものです。

井村さん

まさに。投資がうまくいったとしても、出ていくお金が変わらないなら穴の空いたバケツと一緒ですよね。

支出を最適化して絞り出したお金を運用するのが、リスクの低い取り組み方です。

「投資をやらなきゃ!」と焦る前に、まずは“お金の体質改善”から始めましょう。

多くの初心者にとっての最適解は「長期・積立・分散」

宮内

いざ投資をやるとして…初心者は何から始めればいいのでしょうか?

井村さん

まず知っていただきたいのが、「投資」には大きくわけて2パターンあるということ。

1つは「裁量投資」。個別株などを自分で選んで、タイミングや投資額も自分の裁量で見極める投資方法です。

井村さん

努力すれば大きなリターンが返ってきて、大金を得ることもできます。いわゆる“億り人”も、Twitterにはたくさんいるんですよ(笑)。

ただ、見極めが難しいぶん、残念ながら多くの人は損をして終わります

僕はリスクを減らしリターンを最大化するために、一日15時間投資の研究に費やす日もざらにあります。甘い世界ではありません。

宮内

なかなか難易度が高そうですね…もう1パターンというのは?

井村さん

もうひとつは、投資信託などに「長期・積立・分散」する方法。

「裁量投資」とは逆で大きなリターンは期待できないものの、タイミングや投資先を機械的に設定して、あとは粛々と積み立てていく。自分で考えなくていいのが大きなメリットです。

この投資方法が、多くの初心者にとっての最適解です

井村さん

個人的には、個別株投資から得られる知識は仕事でも活かせるし、何より、こんなにおもしろいものはないと思っていますが…

向き不向きも大きいので、まずは色々な方法を知るところから始め、自分にぴったりな投資を探してみるといいでしょう。

投資初心者が知っておきたい「8つの“しない”」。なかでも一番大切なのは…

宮内

投資において「これだけはやらないほうがいい」ことはありますか?

井村さん

私は「8つの“しない”」を掲げています。

井村さん

まずは「ドキドキしない」こと。

「ドキドキ」は体から発されている“いい運用ができていないサイン”だと思ったほうがいいですね。

リスク許容度をオーバーした資金で投資をしていたり、よく理解していないものに投資をしていると、必ずドキドキしてくるので。

宮内

なるほど…「いい投資は退屈なものだ」と心に刻みます。

井村さん

もうひとつ、声を大にして言いたいのは、「取り返そうと焦らないこと」。

みんな損をすると「この損失をなかったことにしなきゃ」と思ってしまう。これが不幸の始まりなんですよ

10万円を失ったときに「よし、もう一度10万投下して20万に増やしてチャラにしよう」となってしまうと、どんどんドツボにハマってしまいます。

髙塚さん

まさにそうですね。

実際に投資をやってみないと、自分がどんな感情になるか、どんな行動を取ってしまうか予測できないものなんですよ。

少なくとも「投資は増えたときよりも損したときのほうが衝撃が大きい」ということは心に留めておいてほしいですね。

井村さん

むしろ投資をすると必ず失敗すると思っておいたほうがいいでしょう。そのほうが結果的に長く続けられますので。

失敗したときは必ず反省をして、繰り返さないように対策を立て実行する。いわば「PDCA」です。

愚直にPDCAを回しつづければ、やがて利益を取れる行動だけを選べるようになるはずです。

宮内

仕事と同じですね。

井村さん

最後に紹介したいのが、一番大切な「8つめの“しない”」。

それが「投資の目的を見失わない」ことです

圧がすごいスライドが出てきてました

井村さん

投資は人それぞれの「達成したい幸せ」のためにやっているはずなので、極論、お金がなくても幸せなら投資なんかやらなくたっていい。

僕は資産がない時期も長かったんですが、「そのころはそのころでよかったな」と思うときもあります。

髙塚さん

僕も大賛成です。「とりあえず投資をしなきゃ」と思っている人は、ゴールが見えてないことが多い。

何年後に何%の利益が出るのか完璧に予測するのは難しいし、自分の人生計画だって予測ができない。いつ親の介護が必要になって、いつ職を失うかなんてわからないですよね。

計画通りにいかないものだからこそ、堅実に。ゴールを見失ったまま、とりあえずSNSで話題の銘柄を買って「当たんないじゃん」とか言ってるのはすごくもったいないですよね。

井村さん

まさにそうですね。

髙塚さん

投資の世界にユートピアはありません

だからこそ目的を見失わずに、定期的にポートフォリオを手直ししてほしいですね。

井村さん

さらにいうと、今日の僕らの話が「正しい」とも思わないでほしい

全員に当てはまる正解はないので、常に自分で判断しなきゃいけない世界なんです。

セカンドオピニオン、サードオピニオンのようにいろんなところから情報を得ると、あなたにとっての“真実”が見えてくるはずです。

投資初心者は「どの銘柄がいいのか?」など、注目されているものにフォーカスしがち。

ですが、それ以前に家計の状況や投資自体を「知る」ことが第一歩なんだと判明…!

漠然と不安な気持ちをそのまましてしまっていた人も、アクションを起こすきっかけになったのではないでしょうか?

そんな人におすすめしたいのが、髙塚さんが代表を務めるフィナンシャルクリエイトによる無料個別相談会

「どうやって家計分析をすればいいか?」など、資産運用に関する悩みを“お金のコーチ”が一緒に解決してくれます。

通常は有料ですが、本記事とウェビナーの視聴者限定で無料で相談に乗ってくれるので、この機会にぜひ利用してみてくださいね。

〈取材=宮内麻希(@haribo1126)/執筆=清水紗良(@r25_shimizusara)/編集=石川みく(@newfang298)〉

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