ビジネスパーソンインタビュー
「おれの本のタイトルもそこから生まれたんだよ」
GO三浦「計算されたいじわるさ、洗練された下品さ。新R25は数字以上の“かたち”をつくった」
新R25編集部
『新R25』5周年に寄せて ~六本木GOオフィスにて~
新R25、出た当初から面白いなと思ってたよ。
当時、“人にフォーカスするメディア”ってあまりなくて。
インターネットにおけるメディアって、どうしても情報やTipsというものだけが求められがちななかで、人の「人格」のような、抽象的だけど大事なものを伝えようとしているなと。
企画としては、「下品さ」がいいと思ったよね。いい企画って「いじわるさと下品さ」がないといけない。新R25には、計算しつくされたいじわるさと、洗練された下品さがあるじゃない(笑)。
あの独特の文体っていうのかな。写真とキャプションのバランスとかを含めた独特の文体。
ネットのノリや文体を、よく言えば「換骨奪胎」(かんこつだったい。先人の表現を用いながら変化させ、独自の作風を編み出すこと)、悪く言えばパクってアップデートしたという。
「これは新R25だな」という、コンテンツのひとつのかたちをつくったのは功績ですよね。
新R25に載るというのは数字以上の価値があると思うんだよね。
そのブランド価値を商売にするって、『BRUTUS』などの優れた雑誌だけがやってきたことなんだけど、Web上ではこれまで誰も実現できていなかった。
新R25と『NewsPicks』だけができているんじゃないかな。
――三浦さん自身が「取材されてよかった」と思ったコンテンツはありますか?
いくつかあるんだけど、一番よかったのはおれの代名詞にもなった「人脈なんてクソだ」っていうフレーズを生んだ記事。
「人脈とは地球上でもっとも下品な言葉」「パーティーは呼ばれるものじゃなくて、自ら開くものだ」っていうパンチラインが出てきていて、『人脈なんてクソだ。』(ダイヤモンド社)というおれの本のタイトルにもなったからね。
今では記事のタイトルが一人歩きしていて、会食とかに行こうとすると社員から「人脈はクソだったんじゃないんですか?」って言われるっていう…そんな現象が起きているのは新R25の記事だけだよね。
――他に、最近のコンテンツで言うと?
最近話題になったのは、テレビ朝日から転職した大木優紀さんとPRについて話すっていう…。
――それは『
――新R25メンバーの印象を教えてください。
よく言えばサイバーエージェントグループの良心だし、悪く言うと陰キャの集まり。友だちになれそうな人たちだよね。
端から見ると“バズ狙い”みたいに見えて批判されがちだと思うんだけど、実際はそうではない。メディアとかコンテンツをつくっている気持ちは純粋な連中じゃん。
あとは渡辺編集長とか天野さん、福田くんもすごく仁義を大事にする。義理人情を大事にするなっていうのを素直に感じてますよ。
今後、新R25としては“スターファンド”のような方向に行くと面白いなと思っているんですよね。
新R25が培ってきたインフルエンサーネットワークの影響力とお金をスタートアップ向けに投資できるファンド。
あとは、教育機関。テキスト、動画などコンテンツを発信する技術は以前よりどんどん求められるようになっているんだけど、それを教えるべきWebメディアの多くがSNSに溶けて存在感がなくなってしまって、みんな独学で技術を学んでいる。
新R25がそれらを教える存在になって……
…というか、お前ら金払えよ。何をペラペラ話してんだよおれは。
新R25って、よくも悪くも、世のトレンドと関係ない位置に来たと思ってるんですよ。
ビジネスインフルエンサー、芸能人、スタートアップと扱う対象もいろいろになってきているでしょ。
多くのメディアのメンバーがこの数年でどんどん変わっているなかで、新R25編集部は中核のメンバーがほとんど変わっていない。そんな新R25だからこそ“人は同じでも、変わり続けることはできる”というのを証明してほしい。
どんな人でも、変わり続けること、チャレンジすることはできるからね。
〈取材・文=天野俊吉(@amanop)/撮影=森カズシゲ〉
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