

洋服は最高の“感情投資”
「洋服の青山」で買える“最強のノーアイロンシャツ”の圧倒的なこだわりに、新R25編集長が驚き
新R25編集部
ビジネスパーソンの制服とも言える「シャツ」。みなさん、どれだけこだわって選んでますか?
今回紹介する「ノンアイロンマックス」は、日清紡テキスタイルと「洋服の青山」が共同企画したノーアイロンシャツ。
その高い機能性で、2009年の販売開始から2020年の12月までに累計1000万枚も売れたという大ヒット商品になっています。
そんな「ノンアイロンマックス」の良さをたくさんのビジネスパーソンに伝えたい! と意気込むのは、日清紡テキスタイルで商品開発を務める博田浩明さん。
博田さんがプレゼン相手に指名したのは…我らが新R25編集長、渡辺!
「えっ、 俺でいいの?」と言いつつ、ちゃっかり自分で「ノンアイロンマックス」を買いに行った渡辺。浮かれている模様です。
ということで博田さん! 準備万端の渡辺相手に、がっつりプレゼンをお願いします。
〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)/文=石川みく(新R25編集部)〉
「1日着てもまったくシワがつかない!」ノンアイロンマックスのクオリティに驚き

博田さん
今日はよろしくお願いします。渡辺さん、早速「ノンアイロンマックス」を着てくださってますね。

渡辺
はい。自分で店舗(洋服の青山)に行って、気に入ったものを買ってきました。
ちなみにこれ、今日の撮影前に一回洗濯して、そのままアイロンせずに朝からずっと着てるんですけど…
すごくないですか? シワが全然ついてない!
1日着ていたとは思えません(撮影は夕方におこなっています)

渡辺
普通シャツって朝から着てると、肘とか脇の下の部分にシワが出てくるじゃないですか。このシャツは、それがまったくないんですよね。
しかも、肌触りもめちゃくちゃよくて驚きました。着心地抜群です。

渡辺
この「ノンアイロンマックス」、どこが普通のシャツと違うのか教えてもらえますか?

博田さん
はい。今日はデモも交えて、我々のこだわりを説明させてください!
特長①:綿100%なのに、着用ジワも洗濯ジワもつきにくい

博田さん
このシャツの一番の特長は、「綿100%なのにシワがつきにくい」ところです。

渡辺
綿100%だからこんなに着心地がいいんですね。

博田さん
はい。でも、綿はその分シワになりやすいんです。
従来の形態安定シャツは、シワのつきにくさを優先して、ポリエステル混などの素材を使うことが多いんですが…

渡辺
それだと、ここまでの肌触りの良さは実現できないということですよね。

渡辺
はい。ですので「ノンアイロンマックス」最大の特長は、綿100%ならではの着心地と、シワのつきにくさを両立させていることなんです。
まずはこちらの生地を使って、「着用ジワ」のつきにくさをお見せしますね。

博田さん
左が一般的な綿100%の生地、右が「ノンアイロンマックス」の生地です。
渡辺さん、この2枚をくしゃくしゃに丸めていただけますか?

渡辺
え、本気でくしゃくしゃにしていいんですか?

博田さん
思いっきりやってしまって大丈夫です。
「では、遠慮せず…」
「くぅぅぅ…!」(本気)

渡辺
ガッツリ丸めました。

博田さん
ありがとうございます(笑)。では、それぞれ広げてみてください。

渡辺
うわ! 全然違う!
手前が一般的な生地、奥がノンアイロンマックス。これは一目瞭然

博田さん
一般的な綿100%と比べると、「ノンアイロンマックス」の生地のほうが明らかにシワがつきにくいのがわかりますよね。
さらに、身体から出る汗や大気中の水分を吸うことでさらにシワが伸びるので、1日中シワを気にせずに着ていただけます。
くしゃくしゃにした生地に霧吹きで水をかけて、しばらく吊るしておいたものがこちら。右の「ノンアイロンマックス」の生地は、数分前のくしゃくしゃがほぼ無かったことに…!

博田さん
次は、洗濯ジワに関する実験をおこないます。こちらをご覧ください!
あふれ出る通販番組感

渡辺
なんですかこれ…動物実験…?

博田さん
いえ(笑)。こちらのグッズは、洗濯のすすぎと脱水、乾燥を簡易的に再現するために用意しました。
先ほどと同じく、一般的な綿100%の生地と「ノンアイロンマックス」の生地を水ですすいで絞ったあと、遠心脱水をしてみます。
ぐるぐる…(脱水中)

博田さん
脱水が終わったら、これをドライヤーで乾かします。
乾かすこと約3分…

博田さん
大体乾いたようです。比べてみていただけますか?

渡辺
うわ…もう全然違いますね。ほら!
渡辺「すごくない?」

渡辺
ちなみにこれ、乾燥方法にも気を遣ったほうがいいんですか?

博田さん
いえ。吊り干し乾燥でもタンブル乾燥(ドラム式洗濯機などで、濡れた洗濯物を回転させながら乾かす方法)でも、アイロンなしで着用いただけます。

渡辺
なるほど。これならいちいちアイロンかけたり、クリーニング屋に持っていったりする必要ないじゃないですか…!
最近、近所のクリーニング屋が潰れて困っている渡辺にとっては朗報

博田さん
「洋服の青山」さんの調査で、毎日シャツを着るビジネスパーソンがアイロンにかける時間は、1年で24時間近くになると判明しまして。
「ノンアイロンマックス」は、忙しいビジネスパーソンの時短にも貢献できるアイテムだと思っています。ちなみに速乾性もあるので、乾かす時間も短縮できますよ。

渡辺
すごいなあ…これ、じっくり見ても、シワがほぼついてないように見えますね。

博田さん
ありがとうございます!綿100%のノンアイロンシャツのなかでは、「ノンアイロンマックス」が最高品質であると自負しています。

渡辺
ちなみにこの生地、どうしてこんなにシワがつきにくいんですか? メカニズムが知りたいなと…

博田さん
通常の綿繊維は、濡れると膨潤し、繊維構造が弱くなります。
濡れることで、繊維内部の分子の結びつきが崩れやすくなるんですね。そこに力が加わると、繊維のよじれがおきやすくなります。これがシワの原因です。

博田さん
そこで「ノンアイロンマックス」は、綿繊維を構成する分子の結合を化学的に強める加工をしています。
そうすることで濡れた状態でも膨潤せずに繊維が固定されるので、洗濯してもシワになりにくいんです。
乾燥時も、固定された繊維が元の位置に戻ろうとする力が働くので、着用時にもシワになりにくいというメカニズムですね。

博田さん
この加工も、ベストなバランスを見つけるのがなかなか難しくて…発売まで、およそ6年の開発期間をかけています。

渡辺
そんなにかかったんですか。

博田さん
はい。試したサンプルはおよそ1万5000点以上。1日20点近くの試作や実験を繰り返して、ちょっとした変化に対応しながらようやくここまで来た…という感じです。

渡辺
すごい…! これまで「ノンアイロンシャツ」をすべてひとくくりにしていた自分を反省しました。
これは本当にこだわり抜いた商品だということが伝わってきます。
②面倒なお手入れ不要。ずっと清潔に着られる「防汚・制菌加工」

博田さん
「ノンアイロンマックス」の機能は、防シワ性だけではありません。
衛生面にも配慮していて、その1つが「防汚加工」。特に汚れやすい、襟周りや袖口に施している加工です。こちらもぜひ、実験をご覧ください。
何かを取り出した博田さん

渡辺
…博田さん、それ何ですか?
もしや…

博田さん
ラー油です(キッパリ)。

渡辺
…そこまでやります!?

博田さん
せっかくなので、一番ショッキングなものを使ったほうがいいかと(笑)。
こちらに、通常の生地と防汚加工を施した生地があるので、それぞれラー油を垂らしてみましょう。

渡辺
本当にやるんですね!? あ、あ〜あ…
容赦なく汚される生地たち

渡辺
お! でも、防汚加工のほうは汚れを弾いてるように見えますね。

博田さん
そうなんですよ。そもそも吸水性がありながらも、繊維内部に汚れが染みにくいんですが…本番はここからです。この状態で、水で洗浄していきましょう。
通常の生地はご覧の通り、なかなか汚れが落ちません。

渡辺
まあ、水だけでラー油を落とすのは難しいですよね…

博田さん
続いて、防汚加工を施した生地を水洗いします。

渡辺
えっ、すごい! 汚れがほぼ取れてる!
なんということでしょう…

博田さん
「ノンアイロンマックス」は、汚れやすい襟周りと袖口に、この防汚加工を施しているんです。

渡辺
シャツって、襟の内側がどんどん黄ばんでいくじゃないですか。襟がダメになって着られなくなるケースが一番多いんですよね。

博田さん
そうですよね。「ノンアイロンマックス」は、汚れがつきにくく落ちやすいので、襟周りと袖口のお手入れの頻度もかなり下げられると思います。

博田さん
また、生地を清潔に保つという面でもう1つ、生地に銀を付与する「制菌加工」を施しています。

渡辺
それはどういう効果が?

博田さん
部屋干しによるニオイの軽減が期待できます。
銀イオンのチカラで、繊維上の菌を減少させているんです。

渡辺
なるほど。シワだけじゃなく、汚れやニオイにも配慮していると。
…もうこれ、“最強のノーアイロンシャツ”じゃないですか?

博田さん
我々もそれを目指してますので、そう言っていただけて光栄です。
一度着ていただくと、綿はここまで進化しているんだということが実感していただけると思っています。
特長③:身体への安全性を証明する「エコテックス®スタンダード100認証」を取得

博田さん
さらに、「ノンアイロンマックス」は「エコテックス®スタンダード100︎認証」を取得しているくらい、身体への安全性が保証されたアイテムなんですよ。

渡辺
エコテックス?

博田さん
「エコテックス®︎スタンダード100認証」は、繊維の安全性に関する世界共通の認証システムです。簡単に言うと、「有害なものが含まれていません」という証明ですね。

博田さん
環境に関しても、我々は生産現場で衛生環境を保ちつつ、使う薬剤や水の使用量も極力削減するなど、かなり気を遣っています。

渡辺
ヘぇ〜。「防汚」とか「制菌」とか言われると、「何か有害なものを使ってるんじゃないの?」と思っちゃいそうですが、全然そんなことないんですね。

博田さん
はい。最近はサスティナビリティやエコ、安心安全への意識が高まっているので、そういった市場の声も反映した商品となっています。
特長④:凹凸が目立たない縫製など、ビジュアルにもこだわり多数

博田さん
あとは…

渡辺
まだあるんですか? こだわりが詰まりすぎて驚いています(笑)。

博田さん
話しすぎですかね?(汗)

渡辺
いえいえ。ぜひ教えてください!

博田さん
では、お言葉に甘えて…
「ノンアイロンマックス」は、縫製も工夫しています。こちらをご覧ください。

博田さん
一般的なシャツの場合、左のように「シームパッカリング」という縫い目の凹凸ができてしまうことが多いんです。

渡辺
あ〜、よく見ます。縫い目の部分が縮んじゃうというか…

博田さん
そうなんです。シワのないシャツだと、これが意外と目立ってしまうんです。
「ノンアイロンマックス」はそうならないように工夫しています。

渡辺
これはどうやって実現してるんですか?

博田さん
特殊な縫製テープを入れたり、縫い方を工夫したりして、凹凸が極力出ないようにしています。
ここまでこだわることで、さらにパリッとした清潔感が出るかなと。

渡辺
たしかに、だいぶキレイに見えますね。

渡辺
ちなみに、今回「ノンアイロンマックス」を自分で着てみて、かなり細身なシルエットだなと思って。
これは、若い層を意識して作ってるんですか?

博田さん
はい。通常とスリムの2パターンがあり、スリムのほうは、若い方向けのシルエットを意識しています。

渡辺
正直、洋服の青山さんって、就活用か冠婚葬祭用のスーツを買うお店のイメージが強くて…
ぶっちゃけ、そう思ってる方も多そうです

渡辺
年齢層も、就活生か40代以上の方が着てるようなイメージが強かったんですけど、これはいい意味で裏切られました。

博田さん
ありがとうございます。「洋服の青山」さんにお伝えしておきます!

渡辺
今回僕はこのチェック柄を購入したんですが、デザインのパターンはどれくらいあるんですか?

博田さん
シーズンごとに新柄に切り替えているんですが、今年は100柄程度生産しています。
生地のサンプルもお持ちいただきました。これはほんの一部だそう

博田さん
新R25を読んでいる若いビジネスパーソンにも、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
自分が納得した服を着ることは「感情への投資」になる

渡辺
お話を伺って、あらゆる方面から“完璧なノンアイロン”を作ろうとされている熱意が伝わってきました。
「ビジネスシャツならこれを着たいな」って素直に思いましたね。

博田さん
ありがとうございます…!

渡辺
僕自身、最近はメディアの編集長として人前に立つことが多くなったので、一応見た目にも気を遣ってるんです。
それで気づいたんですけど…見た目に気を遣うことの本質って、「異性にモテる」とか「まわりに好印象を与えられる」とかじゃないんですよ。

博田さん
と、おっしゃいますと…?

渡辺
“外”より自分の“中”、日々の自分の感情への投資なんです。

博田さん
感情への投資、ですか。

渡辺
作り手のこだわりが詰まっているモノ、自分が納得して買ったモノを身につけているときって、気分の高まり方が全然違いますよね。
なんとなく買ったシャツを着て「あぁ〜ここら辺がシワシワだな…」って気にして過ごす1日と、パリッとした「ノンアイロンマックス」を着て自信満々に過ごす1日では、確実に世界が違って見えると思うんですよ。

博田さん
なるほど。服は1日中着るものですし、日々の感情への影響度は大きいですよね。

渡辺
そう思います。そして感情が変われば、行動もその結果も変わってくるんです。

渡辺
ちなみに、「ノンアイロンマックス」の販売価格は5000円くらいですよね?

博田さん
はい。種類にもよりますが、だいたい5000円程度で販売しています。

渡辺
今日のお話を聞いたら、納得の金額設定だなと思いました。このクオリティだと、逆にそれ以上安かったら不安になっちゃいます(笑)。

渡辺
たとえばちょっと美味しいご飯を食べようとしたら、2時間で5000円くらいかかるじゃないですか。
一方、このシャツは一日中身につけるものだし、かつ何カ月も使えて5000円。“感情投資”としての費用対効果はめちゃくちゃ高いと思います。

博田さん
なるほど…!

渡辺
僕のように普段は私服で働いている人でも、冠婚葬祭や気合いの入った仕事の日のために、まずは1枚白の「ノンアイロンマックス」を買って欲しいですね。
普段仕事でワイシャツを着る人は、着回し用に3着くらい買うことをおすすめしたいです。

博田さん
オススメしていただいてありがとうございます(笑)。

渡辺
このシャツ、本当に気に入りました。個人的にも買い足します!
長時間身にまとうものだからこそ、自分が納得できるモノを選ぶ。そんな価値観を持ったビジネスパーソンに全力でおすすめしたい「ノンアイロンマックス」。
普段スーツを着る人も、着ない人も。洋服の青山の店舗やECサイトでぜひ商品をのぞいてみてください!
〈取材・編集=渡辺将基(@mw19830720)/文=石川みく(@newfang298)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

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