ビジネスパーソンインタビュー

“Win-Winの先”を学べば、人間関係を犠牲にせずにビジネスを成功させることができる

スティーブン・R・コヴィー博士著『7つの習慣』より

“Win-Winの先”を学べば、人間関係を犠牲にせずにビジネスを成功させることができる

新R25編集部

Sponsored by 株式会社FCEパブリッシング

2019/10/06

X
FacebookLINE

この記事をシェア

リンクのコピー

もし、歴史上の偉人や賢人、成功者たちの行動や考え方の共通点があるとしたら…知りたいと思いませんか?

米国のスティーブン・R・コヴィー博士がアメリカ建国以来、成功者に関する200年分の文献を緻密に調査・分析し、体系的にその考え方をまとめたという『7つの習慣』。

1989年の初版発売以降、44カ国語に翻訳され、全世界3,000万部、日本でも累計220万部を売り上げ、「世界で最も有名な自己啓発本」と言っても過言ではない本著は、ビジネスパーソンなら1度は読んでおきたい必読書です。

そんな、全世界のビジネスパーソンのバイブルともいうべき『7つの習慣』と新R25のコラボ企画が実現!

全8回の連載を通して、より日々の仕事に活かせる形で『7つの習慣』をお届けします。

第2回~第8回は、同書の「第1の習慣」~「第7の習慣」それぞれの習慣ごとに、一部を抜粋。

さらに、7人のビジネス賢者が『7つの習慣』を読んで残したメモ書きを記した『賢者のハイライト』の一部も特別掲載しています。

第4の習慣は「Win-Winを考える」。

そして、この習慣にコメントを残していただいた賢者は、モテクリエイターとして活躍するゆうこすさんです。

【ゆうこす(菅本裕子】】1994年福岡県生まれ。2012年にアイドルグループ「HKT48」を脱退後、タレント活動に挫折しニート生活を送るも、2016年に自己プロデュースを開始。「モテクリエイター」という新しい肩書きを作り自ら起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。10~20代女性を中心に自身のInstagramやYouTubeチャンネルで紹介するコスメ等が完売するなどその影響力は絶大であり、またライブ配信中に商品を販売する“ライブコマース”におけるパイオニア的存在。Instagram、Twitter、LINE@、YouTubeなどのSNSのフォロワー150万人以上。著書に『共感SNS ~丸く尖る発信で仕事を創る~』(幻冬舎)など

人間関係の六つのパラダイム

Win-Winとは、決してテクニックではない。人間関係の総合的な哲学である。

人間関係の六つのパラダイムの一つである。そしてWin-Winの他に、「Win-Lose」「Lose-Win」「Lose-Lose」「Win」「Win-Win or No Deal」のパラダイムがある。

Win-Win:自分も勝ち、相手も勝つ

Win-Lose:自分が勝ち、相手は負ける

Lose-Win:自分が負けて、相手が勝つ

Lose-Lose:自分も負けて、相手も負ける

Win:自分が勝つ

Win-Win or No Deal:自分も勝ち相手も勝つ、それが無理なら取引しないことに合意する

Win-Win

Win-Winは、すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である。

何かを決めるときも、問題を解決するときも、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指すことである。

Win-Winの姿勢で到達したソリューション、当事者全員が納得し満足し、合意した行動計画には必ず実行する決心をするものである。

Win-Winのパラダイムは、人生を競争の場ではなく協力の場ととらえる。

私たちはえてして、強いか弱いか、厳しいか甘いか、勝つか負けるか、物事を「二者択一」で考えがちだ。

しかし、このような考え方には根本的な欠陥がある。

原則に基づいておらず、自分の権力や地位にものを言わせる態度だからだ。

Win-Winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。

誰かが勝者になったからといって、そのために他者が犠牲になって敗者になる必要などない、全員が勝者になれると考えるのである。

Win-Winは、第3の案の存在を信じることである。あなたのやり方でもなければ、私のやり方でもない、もっとよい方法、もっとレベルの高い方法だ。

ゆうこすさん

Win-Winで第3の案の存在を信じることは一番大変そうだけど、一番楽しいと思うなあ。

Win-Win or No Deal

お互いに満足でき、合意できる解決策を見つけられなかったら、Win-Winをさらに一歩進めたパラダイム、「Win-Win or No Deal」という選択肢がある。

No Deal(取引しない)とは、簡単に言えば、双方にメリットのある解決策が見つからなければ、お互いの意見の違いを認めて、「合意しないことに合意する」ことである。

お互いに相手に何の期待も持たせず、何の契約も交わさない。

私とあなたとでは、価値観も目的も明らかに正反対だから、私はあなたを雇わない、あるいは今回の仕事は一緒にはしないということだ。

双方が勝手な期待を抱き、後々になって幻滅するよりは、最初からお互いの違いをはっきりさせ、認め合うほうがよっぽどいい。

No Deal を選択肢の一つとして持っていれば、余裕を持つことができる。

相手を操ったり、こちらの思惑どおりに話を進めたりする必要はないのだし、何がなんでも目的を達しなければならないと必死にならずともすむ。

心を開いて話せるし、感情の裏に潜む根本的な問題をわかろうとする余裕も生まれる。

No Deal の選択肢があれば、正直にこう話せる。

「お互いに満足できるWin-Win以外の結論は出したくないんです。私も勝って、あなたにも勝ってほしい。

だから、私のやり方を通しても、あなたに不満が残るのは嫌なんです。後々不満が噴き出さないとも限りません。それでは信頼関係が崩れます。

逆に、私が我慢して、あなたの思いどおりになったとしても、あなたはあなたで後味が悪いでしょう。だからWin-Winの道を探しましょう。一緒に本気で考えましょう。

それでも見つからなければ、この話はなしということでどうでしょうか。

お互いに納得のいかない決定で我慢するよりは、今回は取引しないほうがいいと思います。また別の機会もあるでしょうから」

ゆうこすさん

ゆうこすはこれ、仕事では多いかも! 私生活ではそんなことないけど(笑)。

ファンを裏切りたくないし、はっきりしてて信頼できるよね。「Win-Win or No Deal」の選択肢を出されたら、仕事を一緒にしたくなる…

相互依存で成り立つ社会で人間関係を長く続けようと思ったら、Win-Win以外のパラダイムは次善の策にするにしても問題がある。

必ずネガティブな影響を残すからだ。

どのくらいの代償を払うことになるのか、よくよく考えてみなければならない。

本当のWin-Winに達しないのであれば、ほとんどの場合はNo Deal 、「今回は取引しない」としたほうが得策である

Win-Win or No Deal のアプローチが特に効果を発揮するのは、新しく事業を興したり、新しい取引先と契約を結んだりするときである。

すでに続いている取引関係では、No Deal (取引しない)が現実的な選択肢にはならない場合もある。

家族経営の会社や友人同士で始めたビジネスなら特に、深刻な問題に発展しないとも限らない。

関係が壊れるのを恐れ、何年もだらだらと妥協に妥協を重ねる場合もある。

口ではWin-Winと言いながらも、Win-LoseやLose-Winを考えている。

これではライバル会社がWin-Winの考え方でシナジーの力を発揮している場合には、なおさら人間関係にもビジネスにも深刻な問題を生む。

No Deal というオプションを使わないばっかりに、業績を悪化させ、ついには倒産に追い込まれるか、外部の経営者に実権を委ねざるを得ない事態に陥る企業は少なくない。

過去の例を見ても、家族や友人同士で会社を興す場合は、将来何かの案件を巡って意見が割れ、それについてはNo Deal となる可能性があることを最初から考慮に入れ、その場合の処理の仕方を決めておくほうが賢明である。

そうしておけば、人間関係に亀裂が入らずにビジネスを続けて成功することができる

ゆうこすさん

No Dealがダメなことって思っている人が多いけど、全然そんなことないよね。恋愛もそう。本当にそう!!

Win-Winの五つの側面

Win-Winを考える」は、人間関係におけるリーダーシップの習慣である。

人間だけに授けられた四つの能力(自覚・想像・良心・意志)すべてを発揮して、お互いに学び合い、お互いに影響し合い、お互いに得るところのある人間関係を育てていくための習慣である。

この習慣は人間関係におけるリーダーシップの原則が重要になる。

人間関係でリーダーシップを発揮するには、ビジョンと主体的な率先力、そして原則中心の主体的な生き方から得られる四つの要素(安定・指針・知恵・力)が必要である。

Win-Winの原則は、あらゆる人間関係の成功を築くための基礎であり、互いに関連し合う五つの側面でできている。

まず人格があって、それによって人間関係が築かれ、そこで協定ができる。

合意に至るまでの流れを円滑に進めるためには、Win-Winに基づく構造とシステムが要る。

さらに、プロセスも重要だ。Win-Loseや、Lose-Winのプロセスでは、Win-Winの結果に到達することはできない。

五つの側面の相関関係を図に表すと、このようになる。

Win-Winの土台となる人格

人格はWin-Winの土台である。すべてがこの土台の上に築かれる。

そしてWin-Winのパラダイムを身につけるには、人格の三つの特徴を育てなければならない。

誠実

誠実さとは「自分自身に価値を置くこと」である。

自分の価値観を明確にし、その価値観に従って主体的に計画を実行するにつれて私たちは自覚を持って意義ある約束を決意し、守り続ける意志を育てていくことができるのだ。

裏表のある人だな、と思う相手には、誰でも身構えるものである。

それでは信頼関係ができるわけがない。Win-Winと口では言っても、非効果的な表面上のテクニックにしかならない。

誠実さは、人格という基礎の要石なのである。

成熟

成熟とは、勇気と思いやりのバランスがとれていることである。

私は1955年の秋、ハーバード・ビジネス・スクールのフランド・サクセニアン教授からこの成熟の定義を教わった。

教授は、「相手の考え方や感情に配慮しながら、自分の気持ちや信念を言えること」が成熟だと教えていた。

これ以上にシンプルで、しかも奥深く、本質をついた成熟の定義が他にあるだろうか。

ゆうこすさん

これぞモテ!!成熟とはモテだったのか…。

豊かさマインド

Win-Winに不可欠な人格の三番目の特徴は、豊かさマインドというものである。この世にはすべての人に行きわたるだけのものがたっぷりあるという考え方だ。

豊かさマインドは、内面の奥深くにある自尊心と心の安定から湧き出るものである。

この世にはすべてのものが全員に行きわたってもなお余りあるほどたっぷりとある、と考えるパラダイムである。

だから、名誉も評判も、利益も、何かを決定するプロセスも、人と分かち合うことができる。

こうして可能性、選択、創造力の扉が開かれるのだ。

長きにわたって優秀なビジネスマンが実践する「7つの習慣」を今こそ取り入れよう

「世界で最も有名な自己啓発本」と言っても過言ではない『7つの習慣』。

2019年10月3日より、ビジネス賢者たちがそれぞれ担当した習慣を読み、その際に残したメモ書きやハイライトをそのまま複製した小冊子「賢者のハイライトブック」が同書に付録され、『7つの習慣 賢者のハイライト』として発売されます。

「有名だけど読んだことない」「昔読んだけど、内容は覚えていない」という方、このタイミングにぜひ『7つの習慣』を取り入れて、自身のキャリアを見直してみてください!

明日は、株式会社リンクアンドモチベーション取締役の麻野耕司さんが読んだ、第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」です。お楽しみに!

ビジネスパーソンインタビュー

またスゴいことを始めた前澤さんに「スケールの大きい人になる方法」を聞いたら、重たい宿題を出されてしまいました

またスゴいことを始めた前澤さんに「スケールの大きい人になる方法」を聞いたら、重たい宿題を出されてしまいました

新R25編集部

【不満も希望もないから燃えられない…】“悟っちゃってる”Z世代の悩みに共感する箕輪厚介さんが「幸せになる3つの方法」を伝授してくれた

【不満も希望もないから燃えられない…】“悟っちゃってる”Z世代の悩みに共感する箕輪厚介さんが「幸せになる3つの方法」を伝授してくれた

新R25編集部

「実家のお店がなくなるのは悲しい… 家業を継ぐか迷ってます」実家のスーパーを全国区にした大山皓生さんに相談したら、感動的なアドバイスをいただきました

「実家のお店がなくなるのは悲しい… 家業を継ぐか迷ってます」実家のスーパーを全国区にした大山皓生さんに相談したら、感動的なアドバイスをいただきました

新R25編集部

「俯瞰するって、むしろ大人ではない」“エンタメ鑑賞タスク化してる問題”に佐渡島庸平が一石

「俯瞰するって、むしろ大人ではない」“エンタメ鑑賞タスク化してる問題”に佐渡島庸平が一石

新R25編集部

社内にたった一人で“違和感”を口にできるか?「BPaaS」推進するkubell桐谷豪が語るコミットの本質

社内にたった一人で“違和感”を口にできるか?「BPaaS」推進するkubell桐谷豪が語るコミットの本質

新R25編集部

【仕事なくなる?そんなにすごい?】“AIがずっとしっくりこない”悩みへのけんすうさんの回答が超ハラオチ

【仕事なくなる?そんなにすごい?】“AIがずっとしっくりこない”悩みへのけんすうさんの回答が超ハラオチ

新R25編集部