

チャレンジとは、自分を引き出してアップデートすること
使命を与えられると、新しい“自分の広がり”に出会える。玉城ティナが挑戦を恐れない理由
新R25編集部
記事提供:Woman type
モデル、女優と異なる顔を合わせ持ち、時には自らが撮影に臨んだ写真展を開催するなど、活躍の幅を広げていく玉城ティナさん。
2019年9月27日公開の最新出演作『惡の華』では、主人公・春日高男を翻弄する問題児・仲村佐和という強烈な役柄を演じ切った。
難しい役を次々とこなし「新しいことに挑戦するのは怖くない」と言い切る彼女。大胆なチャレンジを続けられているのはなぜなのだろうか?
【玉城ティナ】アメリカ人の父親と日本人の母親のもと、沖縄に生まれる。2012年、アイドルオーディション『ミスiD2013』でグランプリに輝き、女性ファッション誌『ViVi』の専属モデルに起用される。同世代の女性から支持を集め、14年は女優業にも進出。沖縄を舞台にした『天の茶助』で映画初出演を果たす。『貞子vs伽椰子』、『サクラダリセット前・後編』、『暗黒女子』などに出演。最新作に『惡の華』(2019年9月27日公開)がある

インパクト大の問題児・仲村役を演じる難しさ「でも、挑戦することに不安はなかった」
2018年度にファッション誌『ViVi』の専属モデルを卒業してから、モデル業の枠に囚われず女優としての活躍も目覚ましい。
『チワワちゃん』『Diner ダイナー』といった個性的な作品への出演が続き、いよいよ『惡の華』が公開となる。心にうずまく強い感情をじわじわと放ち、周囲を圧倒する仲村という難役に、玉城さんはどう取り組んだのか。
「仲村という役はすごく特殊というか、特徴のあるキャラクターですよね。多くの人に愛されている漫画原作がある中で、私なりに彼女の性格を解釈して演じていかなくちゃならない。
仲村役の話がくる前から好きな作品でしたが、撮影までには、さらに何度も何度も原作を読み込みました。きっと、仲村を演じるための答えがそこに描かれていると思いましたから」
台詞の読み方から、立ち姿まで。普段の自分とはなかなか重ならない仲村を演じるために、玉城さんは細かい工夫を凝らした。
「仲村は、重力がばらついている感じというか、心と体が定まっていない雰囲気を持っています。そんなキャラクターのイメージに合わせて、声のトーンも、目付きも、全部ふわふわと違和感を漂わせる。
そしてヒドイ台詞を言っても嫌われるキャラにならないように、言葉や動きに茶目っ気をにじませて、私なりの仲村をつくっていきました」

自分の限界を自分で決めない。だからこそ、思いも寄らない扉が開く
大ヒット漫画の原作、しかも物語を左右する強烈なキャラクター。そんな作品に挑戦しても「不安は、あまりなかった」と答えるのは、彼女がさまざまなチャレンジをするたびに成長を実感しているからだ。
「自分の限界を自分で決められないのが、この仕事の面白さだと思うんです。『惡の華』のオファーをいただいたときも『私が仲村役に合ってると思ったから声を掛けてくれたんだ、周りにはそう見えているんだな』という発見がありました。
そういう自分の中にはない発想に触れると、予想もしていなかった“自分の広がり”に出会えて、すごく面白いんです」
彼女にとって“チャレンジ”とは、「自分でも気付いていなかったような自分を引き出して、アップデートしていく」ことだという。
「私自身は、自分で『こういうことがしてみたいなぁ』って目標を立てないタイプ。なので、周りの人に自分を発見してもらえて、挑戦の機会を与えてもらえるのはとてもありがたいことだと思っています。
だからこそ何かにチャレンジするとき、不安よりも『チャンスがきて嬉しい!』って気持ちが先に来るんですよ」
“周りから与えられた使命”を原動力にしている玉城さんだからこそ、周囲との関係構築には人一倍気を使っている。
「どんなお仕事でもそうだと思うけれど、やっぱり人間関係は良い方がいいですよね。チャンスを与えてもらえるっていう意味でもそうですし、役柄の正解を探すために監督や相手役がどんなことを考えているか聞いたり、話したりしないといけません。
そうやって周りの方のサポートがないと、人って一人じゃ何もできないと思っているので、協力し合う姿勢はこれからも大切にしていきたいです」

一人の時間も大事。自分にとっていいバランスを探していきたい
取材時も彼女は、周りのスタッフに自分から声を掛け、現場の雰囲気を率先して明るくしてくれていた。とはいえ、応援してくれる人が増えるほど強いプレッシャーを感じたり、気疲れすることはないのだろうか?
「疲れることはありませんね。たくさんの人に会って、多くのものを受け取る仕事だからこそ、一人の時間は意識的にとるようにしているので。私は食事も旅行も、一人でふらっと行ける方なんですよ(笑)」
玉城さんが恐れずにチャレンジを続けられているのは、こうやって“周りに助けてもらうこと”と“自分一人でもできること”のバランスを上手く取っているからだ。
「世の中には私がまだ知らないことがたくさんあります。そう思うと、新しいことへの挑戦ってやっぱりワクワクする気持ちの方が強いんですよね。
今の私は誰かの手を借りないと何にもできないけれど…だからこそ、まずは一人でできることも増やして、常にベストな自分でいたいなって最近では思っています。
そうやって、周りの人と一緒に挑戦しながらいいものをつくっていけるようになりたいですね」
〈取材・文=菅原さくら/撮影=赤松洋太/ヘアメイク=足立真利子/スタイリスト=松居瑠里〉
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