ビジネスパーソンインタビュー
MB著『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』より
年商億超えバイヤー・MB「服はあくまでおまけ。モテにおいて大切なのは“意識”だ」
新R25編集部
センスやお金に頼らないファッション理論を発信し、年商億超えの企業を運営しているファッションバイヤー・MBさん。
実はMBさん、地方大学で3年留年、最初の就職先は年収200万円台のショップ店員と、どん底の20代前半を過ごしたそう。
そこから、ファッション初心者向けのブログ『KnowerMag』を立ち上げ、退勤後や休日の時間を使って更新することで、月間150万PVまでに成長させました。
そして現在、ブログから派生したメルマガの登録者数は堀江貴文さんに続き全国2位、手がけた書籍は累計100万部突破と、華々しい実績を残しています。
そんな状況から這い上がった思考法をつづった著書『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』より、2記事をご紹介。
MBさんだからこそ語れる「ファッション×ビジネス」の学びをお届けします!
モテにおいて最も大切なのは服じゃない
「モテる服装を教えてください」
「女子ウケ最強のコーディネートを提供してください」
過去7年間、メンズファッション指南のお仕事を続けてきて、この類の質問は星の数ほど受けてきました。
無論「女子ウケ服」は提供できます。
過去にも何度も教示してきました。
あくまで確率論でしかありませんが「女性が本質的に好む服」は確かに存在しています。
本能的に女性が男性に何を望んでいるのか、どんなスタイルに魅力を感じるのか、これらは論理的にきっちり表現できます。
「MBさんおすすめのスタイルで女性から褒められました!」「女性からはじめて声をかけられました!」などなど喜びの声も頂戴しており私自身も効果を実感できているのですが…もう少し深いところに話を進めると、「女子ウケ服を着てるからモテる」なんてのは実はちょっと「極論」です。
私自身「これさえ着てればモテる」なんて言ったことは一度もありません。
服はあくまでオマケ、モテにおいてもっと大事なことは「意識」にあると思っています。
すべては相手のために、と考えるナンパ術
好奇心旺盛だった若い頃、渋谷のナンパ師さんに教えを請うたことがあります。
私は元々オタク気質でどちらかといえば隠キャで人見知り。
子供の頃も外で遊ぶより中でゲームをするのが好きだったし、中学高校時代はどっぷりアニメとゲームにハマっていました。
ショップスタッフの仕事を始めてからは、ある程度「人見知りを隠す」ことはできるようになったものの、もうひとつ自信を得たいなと思い、ここは専門家に学ぼうとナンパ師さんにたどり着いたわけです。
そうしてナンパ師さんのナンパ術や会話術などを目の当たりにしたとき…私は今までの自分を深く反省しました。
私が特別モテないのは「見た目のせい、性格のせい、気質のせい」と、なんとなく生まれ持った宿命のように解釈していたのですが、違いました。
私がモテないのは私のせいだったのです。
私が教わったナンパ師さんは、とにかく「相手の女の子のため」を意識していました。
「“すみません、ちょっといいですか”という声がけはするな」と、まず始めに教わったのですが、私が「それはなぜですか」と尋ねると「セールスみたいで女の子を緊張させちゃうでしょう?それは可哀想でしょう?」と答えてくれました。
だからナンパのときは突然会話からスタートさせたり、冗談を言って笑わせるところから始めたり、「とにかく女の子を楽しませる」ということを、まず意識しているとのことでした。
もちろんナンパ自体が女の子にとっては迷惑千万だと思うのですが(笑)。
ただ、この「一挙手一投足、すべてを他人のためと意識する」という意識づくりは、私の心に深く刻まれました。
すべてを他人のためと意識する
合コンやデートでいまいち話さない男性っているでしょう?
当たり前のようにそれではモテないわけですが…ネットを眺めると、そうしたことを指して、「どうして俺らが女を盛り上げなくちゃいけないんだ。これだから女は面倒くせえ」と書いてあったり。
そもそもこうした他人に優しくできない、他人のことを考えられない人を、他人が好きになるわけがないんです。
人間関係は思いやりです。
他人を尊重し、他人を許容し、認め合うからこそ人間関係は成り立ちます。
すべての人が「自分は自分は!」と自分のことばかり考えていたら、社会はでたらめな無秩序になるはずでしょう?
性欲や自分の都合ばかり押し付ける男性がモテないのも同じです。
先ほどのナンパ師さんの教えを思い出してください。
「すべてを他人のためと意識する」ことです。
時に一般的な「モテ服」が通用しない人もいるでしょう。
「Gジャンにチノパンにスニーカーのラフなスタイルが大好き」なんて女の子もいます。
確率論やメソッドを引き出しとして持っておくのは正しいことですが、あまりにも「正解主義」に偏るのもまた問題です。
それは「これさえやればいいんだろう」と思考を閉じてしまい、他人を意識することに繫がらないからです。
自分が愛されたいなら他人を愛そう
大事なのはいつも他人を想うことです。
質問や共感を意識しながら会話を進めて、相手の反応を見ながら、相手が楽しくなるように言葉を選んであげます。
難しく感じるかもしれません。
面倒かもしれないけど誰だってできることのはず。
子供と話すときは、誰だってかわいらしい声色で接してあげるでしょう。
愛する人と話すときは、誰だって笑顔で優しく語ってあげるでしょう。
上司と接するときは、いつも以上に丁寧に失礼のないように話すでしょう。
他人とともに生きる社会では、他人を尊重して関係性を構築しているはずです。
「モテ」となるとどうしても男性は皆「正解」ばかり追いかけたくなるものですが、結局はいつもと同じこと。
相手のことを一番に考え、「他人目線」を意識することが必要なのです。
「他人のことばかり考えてたら窮屈でしょ?」と考える人もいるかもしれません。
しかし不思議と他人のことを考える人には、どんどん味方が増えていきます。
利他はかえって利己につながるもの。
他人のことを考えることが自分のことにもつながるのです。
私は他人のことを意識し、想い考えるようになってから、根は暗く人見知りにもかかわらず、友達が誰よりたくさんできました。
今でも何かあれば皆、手を差し伸べて私を助けてくれます。
だからまた私も何かあれば皆を助けたいと思うわけで…こうしてポジティブの連鎖が起こり、関係性はさらに強固になっていきます。
自分が愛されたいなら他人を愛そう。
「モテの秘訣」があるとすればそれです。ぜひ意識してみてください。
地方ショップ店員から年商億超えにまで這い上がった思考法をもっと学ぼう
「多くのビジネス本の著者は輝かしい経歴を持っているが、自分には学歴も職歴もなかった」とMBさんは言います。
しかし、そんな「持たざる者」だったからこそ、等身大の本が書けるとも。
今の仕事に「このままでいいのか」と不安を感じている方は、『もっと幸せに働こう 持たざる者に贈る新しい仕事術』に共感できる部分があるはずです。
同書を読んで、どん底から這い上がったMBさんの思考法を、ぜひ試してみてください!
ビジネスパーソンインタビュー
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