

「この指止まれ」で熱量があつまる環境
オンラインサロンで「ゆるやかな繋がり」を持つビジネス上のメリット
新R25編集部
記事提供:キングコング 西野 公式ブログ
アフリカの諺(ことわざ)で、『早く行きたいなら一人で進め。遠くに行きたいなら皆で進め(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)』というのがある。説明するまでもなく、そのままの意味だ。
まったくもって、おっしゃるとおりだが、時と場合によって、早く行きたい時もあるし、遠くに行きたい時もある。つまり、一人で進みたい時もあるし、皆と進みたい時もある。
僕は、『レターポット』や『しるし書店』といったWebサービスの開発&運営や、オンラインサロンの運営や、絵本まわり(海外展開など)の仕事や、スナック『キャンディ』の運営など、なんだか色んなことをやっているので、それに合わせて3つぐらい会社を作っているのだけれど、社員はそれぞれ2~3人だ。その方が早く行けるので。
ただ、場合によっては遠くに行きたい時もあるので、その時は「外注」という形でスタッフを増員する。プロジェクトに合わせて、スタッフの数が増えたり減ったりしている。
ただ、「外注」には「外注」なりのデメリットがあって、面倒なことに都度都度「世界観」や「スピード感」をイチから説明しなくちゃいけない。
だったら、どうすればいいのか?
その問題をまるっと解消してくれたのがオンラインサロンだ。
僕は気づいたことや反省点や、今の自分が面白がっていることなどを、毎日オンラインサロンに投稿していて、5800人(2018年5月10日現在)のメンバーと世界観やスピード感を共有している。
5800人の中には、建築士さんもいれば、農家の方もいれば、エンジニアさんもいれば、デザイナーさんもいれば、弁護士さんもいる。職業は一通り揃っている感じだ。
このコミュニティーに「外注」してしまえば、世界観やスピード感をイチから説明する面倒を省けるので、ここ最近はオンラインサロン内に仕事を投げるようにしている。
プロジェクトの概要を話して、「この指とまれ」をして、やりたい人がやるという形だ。
現在開発中のWebサービス(たぶん、夏頃にリリースします)は、オンラインサロン内で手を挙げてくださったエンジニアさんによるものだし、僕が仕掛けるサービスのロゴデザインやポスターデザインなどは、オンラインサロンのデザイン部に「コンペ」という形で投げるようにしている。
もちろん、いずれもお給料をお支払いする。給料の出所は“オンラインサロンの売り上げ”という経済の回りっぷり。
プロジェクトごとに集合と解散を繰り返しているわけだが、オンラインサロン内だと、経験が蓄積されるので、とても綺麗に回っている。
時代は「ゆるやかな繋がり」を求める
チームを組みたい時はチームを組めて、一人になりたい時は一人になれる。オンラインサロンという“ゆるやかな繋がり”は、個人的には会社よりもずっとずっと居心地が良いので、向こう何年かはこの形で仕事を続けていく。
んでもって、決済関係だけを社員2~3人の会社で担当して、「実働はオンラインサロンで」というこの形は、僕だけに限らず、今後、少しずつ増えていくと思う。
「ゆるやかな繋がり」を求める時代だ。

オンラインサロン|西野亮廣エンタメ研究所
キングコング西野亮廣が運営する会員制コミュニケーションサロン「西野亮廣(にしのあきひろ)エンタメ研究所」。キングコング西野亮廣が考えているこ
オンラインサロンでは今日も議論&実験を繰り返しています。
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