ビジネスパーソンインタビュー

急成長の理由はここにあり。キャディ代表が語る「若手のポテンシャルを“上限解放“させる方法」

2つ上のポジションを“奪え”

急成長の理由はここにあり。キャディ代表が語る「若手のポテンシャルを“上限解放“させる方法」

新R25編集部

Sponsored by キャディ株式会社

2021/11/25

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モノづくり産業のポテンシャルを解放する”をミッションに掲げ、製造業における日本初の受発注プラットフォームを提供する「キャディ株式会社」。

「全国の町工場の"知られざる強み"をデータベース化し、業界を横断した調達のリバランス(再分配)を行うことで、日本だけでなく世界の製造業の変革を目指している企業。2021年は受注額ベースで前年比6倍と、その急成長ぶりが伺えます。

「僕らはモノづくり産業だけじゃなく、モヤモヤを抱える若手の“ポテンシャル解放”にも力を入れてるんですよ」と教えてくれたのは、キャディ代表の加藤勇志郎さん。

じつは加藤さん、「東大卒→新卒でマッキンゼーに入社→3年半後に起業」というキャリアを歩んできた、泣く子も黙る超エリート。

どう見ても挫折とは無縁そうな加藤さんが、本当に若手のモヤモヤを理解してくれるの? という疑問を内心抱きつつも…

現在キャリア採用を強化中だというキャディの“若手のポテンシャルを解放させる”取り組みについて、加藤さんご本人に伺いました。

「自分のポテンシャルはこんなもんじゃない」と感じているR25世代は必見です

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

【加藤勇志郎(かとう・ゆうしろう)】キャディ株式会社・代表取締役社長。マッキンゼー・アンド・カンパニーを入社3年半で退社後、アップル米国本社のシニアエンジニアとして開発をリードしていた小橋昭文さんとキャディ株式会社を設立。製造業の受発注プラットフォ―ム「キャディ」を提供し、テクノロジーと至誠でモノづくり産業の変革を目指す

ポテンシャルを解放する方法①:「限界」と「ギャップ」を知る

石川

キャディは若手の“ポテンシャル解放”に力を入れているそうですが、どうやってそれを実現されているのかピンとこなくて…

加藤さん

そうですよね(笑)。

そもそも若手がポテンシャルを“解放”できない理由は、大きくふたつあると思っていて。

まずひとつは「自分の限界を知らないこと」。石川さんはふだん、何%のパワーで仕事してますか?

石川

えっ…80…いや70%ぐらい…?

100%って言えない自分が情けない

加藤さん

(笑)。普通にできる仕事を普通にやってるだけだと、今使ってるパワーが何%なのかってよくわからないと思うんですよ。

でも“100%を超えた瞬間”は、誰でもはっきり体感できるんです。「あ、めちゃくちゃキツい…」と感じて、はじめて「ここが自分の限界なんだ」って。

石川

じゃあキャディのみなさんは、100%を超えるような仕事にチャレンジされてるってことですか?

加藤さん

まさに。キャディでは、事業も個人も、常に“ストレッチ(背伸び)目標”を掲げるようにしています。

限界を超えないと達成できなさそうな目標を設けて、ポテンシャルを解放せざるをえない状況をつくるんです。

石川

それだと、目標が高すぎて達成できずに終わる可能性もありません…?

加藤さん

いや、それでもいいんですよ。

大学受験で言うと、たとえ偏差値が38くらいしかなかったとしても、東大に行きたいなら真っ先に東大の過去問を解いたほうがいいと思うんですよね。

東大卒の人がムチャを言っている

石川

えぇ… 先に基礎とかやらないと解けなくないですか?

加藤さん

解けるか解けないかじゃなくて、「今の実力」と「東大」のギャップを知ることに意味があるんです。

基礎問題を解いてるだけじゃ、東大が今の自分からどれくらい遠いのかイメージできないですよね?

でも、圧倒的な差をちゃんと可視化することで、「東大」を目指すことが現実味を帯びてくるはずです。

石川

たしかに…!

加藤さん

仕事も同じ。たとえ未達でも、叶わなかった目標とのギャップを逃げずに可視化することのほうが大事なんです。

石川

なるほど、それが“限界を知る”ことにもつながるんですね。

加藤さん

少年マンガでも、だいたい序盤で一回負けるじゃないですか(笑)。

キングダムの信は龐煖に斬られるし、ワンピースのゾロは鷹の目のミホークに斬られる。だからこそ、超スピードで強くなるわけですよね。

失敗してもいいから“ギャップ”を捉えて、それを埋める努力をすることが、ポテンシャルを解放するための第一歩だと思います

ポテンシャルを解放する方法②:「視座」を高める

加藤さん

若手がポテンシャルを解放するためのもうひとつのポイントは、“視座”ですね。

石川

視座…私もよく上司から「視座を上げろ」と言われますね…

加藤さん

キャディのメンバーには、「自分の2つ上のポジションの仕事を奪うつもりでやれ」と伝えてます。

加藤さん

たとえば自分の上にリーダーがいて、さらに上にマネージャーがいるとしたら、常に「自分がマネージャーならどうするか」を考える

さらにできるなら、実際にマネージャーの仕事を“奪って”みる。たとえば、マネージャーがつくるはずのレポート資料を勝手につくってみるとか。

石川

奪う…! 大胆ですね。

加藤さん

それが無理なら、こっそりつくって、あとからマネージャーが提出したものと見比べるだけでも勉強になると思います。

もっと言うなら、それを本人に見せて、直接フィードバックをもらえたらベストですよね。そうしたら、マネージャーの視座からしか見えないものが見えるようになるはず。

2つ上の存在を“ベンチマーク”として捉えて、そのロール(役割)を積極的に奪っていけば、どんどん視座が上がっていくはずです

「伸び悩む若手の気持ちがわからなかった」加藤さんが、起業してはじめて気づいたこと

加藤さん

ここまで色々語ってきましたが…僕はキャディを立ち上げるまで、伸び悩む若手の気持ちがまったくわかんなかったんですよ(笑)。

石川

やっぱりそうですよね?加藤さんは絶対挫折したことなさそう…

加藤さん

マッキンゼーにいたときは、「今の実力では抱えきれない重さのボールを持つ」のが当たり前だと思ってましたからね(笑)。

でも経営者として自分が仕事を与える側になったら、本当にいろんなタイプの人がいるんだって痛感して

僕みたいにやる気が上がる人もいれば、自分で全部を抱えようとしてしんどくなってしまう人もいるし、そもそも重いボールを渡されること自体を苦痛に感じる人もいる。

加藤さん

なのでキャディでは、“ボールの渡し方”にものすごく気を遣うようになりました。

「これやってね」って雑に目標を言いわたすのではなく、「こういう壁にぶつかったらこう考えてみて」とか「もし本当にツラくなったらすぐ相談して」とか、徹底的にサポートする意志も伝えます。

若手がポテンシャルを解放するためには、マネジメント層が“セーフティネット”を張ってあげることもすごく大事だと思うんです。

石川

正直、キャディで成果を出すのはけっこう大変なんじゃ…と思ってましたが、しっかり努力できる環境が整っているんですね。安心しました。

加藤さん

キャディをつくってから、人間はそんなに強くないって僕も学んだので(笑)。

重いボールを持つのって、正直ツラいです。自分が引き裂かれる寸前くらいまではいくと思います。

だからこそ僕自身も、ツラいときに相談できる存在でありたいと思ってるんです。

ちなみに広報の方によると、ふだん加藤さんは「イジられキャラ」とのこと。意外

ポテンシャルを解放したい若手に、キャディが与える“成長機会”

加藤さん

若手の成長って、結局は“環境”にかかってるんですよね。

挑戦の機会にどれだけ恵まれるか、挑戦しやすい仕組みが整っているかどうかで、成長速度が大きく変わります。

その点キャディは、成長機会を求める方にはぴったりの環境だと自負してます

加藤さん

たとえば、キャディには「解放賞」という表彰制度があります。

石川

解放賞…!?

加藤さん

もっとも大きくポテンシャルを解放して、事業成長にも貢献した人に贈られる賞です。

石川

それってどんな人が受賞するんですか?

加藤さん

わかりやすい例で言うと、以前は「与えられた仕事をどうさばくか」だけを考えていた社員が、「自分が手を動かさなくても回るように、作業を仕組み化できないか」と考えるようになって。

そしてエンジニアを巻き込んで、その仕組みを本当につくってしまったという人が受賞してます。

それは解放してるわ

加藤さん

キャディの名物賞なので、マネージャー陣も「いかに自分のチームメンバーに解放賞を取ってもらうか」ってところに尽力しています。

仲間のサポートや育成にアツいメンバーが多いので、もはや強制的にポテンシャルが解放されるかもしれません(笑)。

石川

事業面で言うと、どんな強みがあるんですか?

加藤さん

キャディは、今まさに急成長中なんですよ。

製造業は、日本だけでなく世界においても“最大産業”です

国内の製造業において、キャディが変革を狙う調達市場だけでも120兆、さらに世界に目を向ければ2000兆という途方もなく広大な市場が広がっています。

その中で、まだまだDX化が進んでいない企業が山ほどあります。モノづくり産業にDXで変革をもたらすという僕らの挑戦には、すごく大きなニーズがあるんです。

加藤さん

「大きな裁量を持てる仕事をどんどんやっていきたい」「業界に変革をもたらしつつ自分も成長したい」という方には、とてもいい環境じゃないかなと思います。

もっと成長したいというR25世代のみなさん、ぜひ一緒に働きましょう。

ポテンシャルの“上限解放”を、僕らが全力でサポートします!

てっきり、超エリート目線の「強者の理論」に気圧されることになるかと思いきや…

強いだけじゃない、“若手に寄り添う経営者”としての加藤さんの一面も垣間見えた取材となりました。

限界を超え、視座を上げざるをえないような環境に飛び込むのが、ポテンシャル解放の近道なのかもしれません…!

“解放賞”のリアルが聞けるイベントも要チェック!

キャディの「ポテンシャル解放」の考え方や成長環境についてさらに知りたくなった方は、こちらのイベントも要チェック。

加藤さんと、実際に「解放賞」を受賞されたメンバーの方が、キャディの“リアル”をお話しします。

当日はQ&Aコーナーも。ぜひお見逃しなく!

〈取材・文=石川みく(@newfang298)/編集=福田啄也(@fkd1111)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉

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