なんかこのソファ、汚くないですか？

（カメラマンに向かって）俺よりツルツルにレタッチしておいて！

“帰宅後難民”ねぇ。それを言ったら、俺は“仕事難民”でしたよ。

コロナ禍になってから3カ月くらい、1秒も仕事してなかったもん。

でもそういう状況だからこそ、新しく楽しいことも見つけられたってのもありますよ。

夜の過ごし方で言うと「インスタライブ」とか。

いや、毎晩酔っ払ってるわけじゃないから。“毎回”酔っ払ってるだけ。

最初にインスタライブをやったのが、たまたま酔っ払ってたタイミングだったんですよ。

翌日「ヤベェな」と思ったんだけど…「いっつも酔っ払ってたらそのうち言われなくなるだろ」と思い直して、そっからはずっと酔っ払うことにして。

結果うまくいきましたね。ほら、「木を隠すなら森の中」って言うじゃん。

焦ってないことはないですけどね〜。

先月もよく考えたら俺、2日しか仕事してなくて。

で、息子があんまり家にいないなと思ってたら、あいつ20日以上仕事してたの（笑）。

それはさすがに「世代交代じゃん！」って焦ったけど…

でも、マイペースが一番ですよ。人と比べていいことなんかなんもないから。

いや、「無駄な時間を過ごす」ってある意味一番贅沢じゃない？

「なにもしない贅沢」みたいな言葉も、よくリゾートの広告とかに載ってるし。無駄に思える時間にも価値があると思いますよ。

物事なんて捉えかた次第なんだから、過ごしたいように過ごせればそれでハッピーなんですよ。

二日酔いのときとか？ただの肉の塊になっちゃう。目の前のリモコンも取れないし。

そうですね、逆手にとっていい方向に持って行くクセはついてるかもしれない。

「悪いこと」は、自分を成長させるためにしか起こらないんで。

「これを越えたらもっとハッピーなことが待ってるよ」っていう“インビテーション（招待状）”なんですよ。

そりゃ、世の中いろんなことがありますよ。電車に乗り遅れることだってあるし、コロナが流行ることもあるし、マンションから落っこちる人もいるんで（笑）。

俺だって「最悪…」って思ってた時期はありますよ。でも、起きた出来事は変わらない。変えられるのは、その出来事に対して俺が持つ“イメージ”だけ。

同じ出来事に対して「うわ、最悪」って思うか「ラッキー、インビもらっちゃった」って思うかで、未来は変わると思いません？

だから俺は、大きい仕事が飛んだりもしたけど、コロナを全然恨んでない。

“NO RAIN NO RAINBOW”なんで。「あれがなかったら今の俺はないもんな」って、常に思えていればいいかなって。

最初っからポジティブだったわけじゃないけど、ハッピーに生きるために自分をクセづけしたって感じかな。

「無駄なことはない」とか「すべてに感謝する」とかの言葉を、腑に落ちるより先に実践したから今がある。

だから“帰宅後難民”の人たちも、今その状況でしかできないことを楽しめばいいんじゃん？って思いますけどね。

“当たるも八卦、当たらぬも八卦”って感じかな。

知識や経験があるわけじゃないから、俺がやるなら「当たればラッキー」だし、当たらなかったら「経済を回すお布施をした」ってことで。

常々思ってるんだけど、時間って、やりたいことがたくさんあったほうが長くなるんですよ。逆に、やりたいことがないままボーッと過ごすと短く感じる。

一見そう思うけど、じつはやりたいことをたくさんやったほうが時間を“体感”できるから、たくさんあるように感じるもんなんですよ。

だから持て余してる時間があるなら、楽しみはどんどん増やしてったらいいんじゃないですか？

まぁギャンブルはねぇ、バランスも大事ですけど。「女房と子供を質屋に入れてもまだ賭けたい」とかなっちゃったらアレなんで…

「ご利用は計画的に」ってことで。

…こんな感じでいいですか？ ありがとうございました。押忍！