仕事帰りにコンビニで生ビールが飲める!?

「コーヒーはブームの4年前に出した」イートインの先駆者・ミニストップの最新進化

  • 経済・マネー
  • 2017.09.29
  • by 新R25編集部

ボクらの生活に身近な「コンビニ」。ふだん何気なく利用しているけれど、そこには世の中のトレンドや緻密なマーケティングノウハウが詰まっている。そんなコンビニのウラ側や知られざる秘密を学んでいこう!

今回は、特徴的なスタイルでファンも多いミニストップの「イートイン」の秘密を探りたい。

近頃よく見る「イートイン」の先駆者はミニストップ! 1980年から全店に導入していた

最近ではイートインコーナーを充実させているコンビニチェーンが多いけど、ミニストップは以前から力を入れていた。それはなぜ? ということで、広報部の曽山弘章さんに聞いてみた!

「そもそも、1980年創業のミニストップは、コンビニ業界のなかでは“後発組”です。なので創業当初から、差別化のために『コンボストア』(『コンビニエンスストア』と『店内加工ファストフード』を組み合わせたスタイル)と名乗って店舗展開をしています。店内でファストフードが食べられるように全店舗に厨房を併設しているのですが、できたてを店内でお楽しみいただくためには、イートインは必要不可欠なものだったんです」

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実はブームの4年前から「淹れたてコンビニコーヒー」を提供開始!

ミニストップは、前述のような「後発組ゆえの戦略」を非常に重視しているとのこと。

たとえば、イートインコーナーでの「コーヒー」の提供は、創業当初から何度も試行錯誤を繰り返しながら導入。 2009年には、他チェーンに先がけて全国の店舗で淹れたてコーヒーの提供をスタートしている。ほかの大手チェーンでコーヒーの提供がスタートし、「コンビニコーヒーブーム」なんて騒がれたのが2013年ごろ。ミニストップは、その4年も前からチャレンジしていたということになるのだ!

画像はミニストップ公式サイトのスクリーンショット

イートインの最新進化系!生ビール&盛り付けサービスもあるちょい飲み店舗「cisca」

さらにミニストップでは、“イートインのさらなる進化系”とばかりに、新たな業態もお目見えさせている。それが現在都内で4店舗を展開する「cisca(シスカ)」だ。

これはカフェをベースに、デリカテッセン(お惣菜店)、グロッサリー(食品雑貨店)を融合させた新しいタイプのコンビニで、店内にはヘルシーな食材や、高級志向のお酒なども充実している。

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ほう、こちらのオシャレなお店がコンビニ…
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もはやイートインを超え、「飲食店」レベルの店内だ

とてもコンビニには見えない「cisca」だが、ユニークなポイントは仕事帰りなどの「ちょい飲み」需要に特化していること。たとえば、店内にはこんなサービスがある。

・サーバーから供された生ビールが楽しめる
・店内で買ったお酒を冷えたグラスで飲める
・購入した食品をキレイにお皿に盛り付けてくれる


雰囲気のよい店内のイートインコーナーで、オシャレに盛り付けられたおつまみとワインや生ビールをサクっと楽しめるのだ! たしかにコレはほかにはない印象ですな。

「やはりミニストップの武器は、全店舗にイートインを設置していること。それを軸にさまざまなサービスを考えれば、差別化できると思っています」(曽山さん)

徹底して自らの強みを活かしている印象のミニストップ。今後も注目しておけば、コンビニビジネスの最先端を感じ取るコトができそうだ!

<取材・文=天野俊吉>