「1日完全食だけでOK?」栄養士に話を聞いた

わずか1週間で販売休止になった「完全食」人気のワケ。サプリメントとの違いは?

  • ライフスタイル
  • 2017.11.10
  • by 河島マリオ

ついつい牛丼、カレー、ラーメンなどのローテーションで食事を済ませてしまい、栄養が偏りがちではないだろうか。

あるいは、もはや食事をすること自体が面倒なR25世代も多いかもしれない。そんな人たちに支持され始めている食品がある。必須な栄養素をすべて補える「完全食」だ。

今年発売の「COMPグミ」「BASE PASTA」は人気のあまり1週間以内に販売休止!

画像は「COMP」の公式サイトのスクリーンショット

日本で完全食が話題になるより前から、その先駆け的な存在がアメリカで人気を博している。その名も「ソイレント」。大豆などを原料とした、必須栄養素の詰まった液体だ。日本経済新聞によると、2016年時点ですでに売り上げは月に数億円(数百万ドル)もの市場規模になっているという。

実は日本にも少し前から完全食はあったが、新商品が発表された今年に多くのメディアで扱われ話題となった。そのひとつ、今年7月に発売されたグミタイプの完全食「COMPグミ」は想定を大幅に上回る売れ行きとなり、わずか7日で販売を一時停止

さらに、パスタタイプの「BASE PASTA」発売から4日で約2500食が売れ、販売を休止した。これだけ人気のワケは何?

足りない栄養を補うサプリメントと違って、食事を代替できるのが完全食

完全食はその名の通り、人間が生きるのに必要な6大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維)をすべて補えるというスゴい食品。

似たようなイメージのあるサプリメントは、あくまで「ビタミン」や「鉄分」など偏った食事の足りない成分を補うもの。

サプリメントだと普段の食事に加えて摂取しなければならないが、完全食だと食事そのものを代替できる点が大きな違いだ。

グミやパスタなど“食べる満足感”を追求した商品が登場してさらなる人気に!

手間をかけずにガッツリ栄養を摂取できることが魅力の完全食だが、今年になって登場した商品は、それにプラスして満腹感が得られることが特長

従来の完全食はドリンクタイプが主流だったが、それだと“食事の代替”としては物足りなさを感じてしまう。しかし、新しく登場した「COMPグミ」や「BASE PASTA」などは咀嚼ができるタイプ。ただ摂取するだけでなく、食べる満足感も追求したことが人気を後押ししているようだ。

完全食だけでもOK?→「食事のバランスが崩れたときの補助として取り入れるのがおすすめ」

必須な栄養素を賄えるとされている完全食。“完全”というくらいだから、それだけ摂取していれば本当に生きられるのだろうか?BASEPASTAについて管理栄養士の成島真理さんに聞いてみた。

「BASEPASTAは厚生労働省が定めた1食に必要な栄養素を参考に作られています(※1)。一般的に不足しやすいと言われている栄養素がとれたり、過剰摂取が懸念される栄養素が抑えられていたりするので、食生活が乱れがちな人にはおすすめです。BASEPASTAは、過剰摂取が懸念される栄養素を考慮して設計されていますが、ビタミンA、D、E、Kの脂溶性ビタミンなど注意すべき栄養素もあります。手軽に栄養バランスを整えるための選択肢として、外食が続いたときや食事のバランスに偏りを感じるときなどに補助的に取り入れるのが良いのではないでしょうか」

(※1)栄養素等表示基準値(18才以上、基準熱量2200kcal)に基づく(過剰摂取の懸念されるカロリー・炭水化物・ナトリウムを除く)

丼物や麺類など炭水化物ばかりになってしまったり、忙しいからランチを抜いたり…といった日々を送っているR25世代の読者は導入してみてはいかがだろう。

これからの時代は、健康的に仕事に打ち込める人こそがデキるビジネスマンだ!