いや、まだまだ細いですね。世界レベルでいえばガリガリです。もっと全体的にボリュームアップしないと。

私も胸をもっとブ厚くしたいです。

僕はもともと太ってて、体重が100㎏くらいあったんですよ。

20代前半で会社の健康診断に引っかかって、さすがに痩せなきゃと思い、ジムに通いはじめました。

最初は痩せるためだったんですけど、実際に効果がでてくると、この筋肉をなくすのはもったいないなと思って、自然と習慣になりました。

おかげで筋トレを続けて10年以上経ちます。

僕は大学時代ラグビーをやっていて、社会人になって5年目くらいのときに母校のラグビー部の顧問を務めることになったんです。

社会人生活が忙しく身体はたるんでしまっていたのですが、学生に混じってラグビーの練習をするためには、もう一度鍛えなきゃいけない…と思ってジムに行きはじめました。

「自分がどこまでいけるのか」っていう限界に挑戦したいんです。

自分の筋肉を見て、もっとこうしたいっていう欲が生まれてくるんです。

趣味で料理を作っている人が「もっといろんなものを作ってみたい」って思ったり、カメラが趣味の人が「もっとうまく撮れるようになりたい」って思ったりするのと同じですよ。

我々にとって、筋トレがそれにあたるんです。

それはあると思います。ただ、減量中はポジティブじゃない気がするな…

それは単純にカロリーが足りてないから頭働かないだけでしょ（笑）。

それだ。

モテるかどうかは分からないですが、もてはやされるとは思いますね。

会社かジムにしか行かないので、出会いの場がないんですよ。

スケジュールの最優先事項が「ジムに行く」なので、社会との関わりが失われていきます（笑）。

それ分かる！ 多いときは週6日はジムに行くので、付き合いが悪くなりますね。

もちろんたまに行くこともありますけど、意味を感じないんですよね。行っても水か炭酸水しか飲まないので。

でも筋肉があるかないかで言えば、絶対にあったほうがいいじゃないですか。

筋トレって、習慣化しなきゃ意味がないんですよね。10分でもいいので、毎日トレーニングをしたほうがいいです。

こう考えてみてください。「毎日やっていることのなかで優先順位をつけて、低いものを筋トレに置き換える」。

例えば福田さん、家でスマホをいじっている時間って1日何分ありますか？ 1時間ぐらいはあるのでは？ それをすべて筋トレする時間にすれば、日常的に筋トレができるはずでしょう。

それから、大会に出るのもオススメです。

私は3年前に初めて「ベストボディジャパン」というマッチョの美しさを競う大会に出て、そこからモチベーションはかなり高まりましたね。

チャンピオンの肉体を見ていると、自然と「自分もこうなりたい」って思えますね。

一度ハワイで行われた「フィジーク（ボディビルよりもライトな肉体美を競うジャンル）」の大会に出たことがあるんですが、そのときなんかもう自分が全然ダメだなと。コンプレックスだらけになって帰ってきて、やる気が出ましたよ。

そうですね、ジムに週12～13回は行くようになりますね。

ゴール？特にないですね。

筋トレに終わりなんてありませんよ。トレーニングを続けていると、課題がどんどん生まれてくるんです。

腕の筋肉が足りてないとか、それを克服したら、今度はそれに合わせて胸を大きくしてバランスを取りたいとか、鍛えれば鍛えるほど次の目的が生まれてくるんです。

もちろん。

筋トレは歯を磨くのと同じ感覚です。やめると気持ち悪い。