「私はこの世の全てのぶりっ子を肯定する」
ゆうこすと振り返る経歴。「モテ」ばかり考えてきた彼女が、唯一無二の存在になるまで
かつてはアイドルとして、そして今は精力的に発信を続けるインフルエンサーとして活躍する彼女は、いかにして「ゆうこす」という唯一無二の存在になったのか?
高校時代など昔のお話や、ひきこもり時代の話、執筆された『SNSで夢を叶える』(KADOKAWA)という本に込めた想いなど、ご自身の経歴を振り返っていただきました。
〈聞き手:いしかわゆき(新R25編集部)〉
目次
ゆうこすのプロフィールと経歴
生年月日:1994年5月20日
年齢:24歳(2019年2月時点)
職業:モテクリエイター
出身地:福岡県北九州市
血液型:B型
身長:160cm
ー 経歴 ー
2011年4月 福岡県立八幡高等学校入学
2011年 8月 HKT48の1期生としてデビュー
2012年 8月 HKT48を脱退。料理の専門学校へ進学
2014年 調理師免許と食育インストラクターの資格を取得。お料理アイドルとして活動を開始
2015年 講談社主催のオーディション「ミスiD 2016」で準グランプリを受賞。「ネオぶりっ子」と称され話題に
2016年 InstagramなどのSNSで発信をスタート。個人事務所「KOS」を設立
2016年 11月 YouTubeチャンネル「ゆうこすモテちゃんねる」を開設
2017年 9月 『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』(KADOKAWA)を発売
2018年 1月 事務所所属タレントオーディション「やりたい事をやって生きたいの」でプロデュース業を開始
出身高校は偏差値65! 当時から「モテ」しか考えていなかった
$母から、高校時代(アイドル時代)の写真が送られて来たんですが、顔ぱんぱんマン、、、 <a href="https://t.co/jGjTaqqNWO">https://t.co/jGjTaqqNWO</a>
いしかわ
ゆうこす
中学のときは学校をサボり気味だったのに、どうしても頭の良かった好きな人と同じ高校に行きたくて…。受験2ヶ月前というギリギリの期間で勉強して、受かったんです。
いしかわ
ゆうこす
勉強よりも「今日はふわっと香るヘアコロンつけていこ~!」とか「授業中は乾燥するからミスト持っていかなきゃ~!」とか、そういうことばっかり考えていました。
いしかわ
ゆうこす
男女問わず「可愛いね」と言われたい、という思いが強かったと思います。「モテ部」とかあったらいいのになあ、なんて思っていました。
いしかわ
そのときから、SNSを活用していたんですか?
ゆうこす
握手会に一人で行くのが不安だったのでAmebaを始めて、そこで知り合った人と握手会に参加したんですよ。
ゆうこす
いしかわ
ゆうこす
好きなものに忠実に生きていましたね!
HKT48を脱退したあと、引きこもっていたゆうこすを救ったのは「SNS」
約1年間活動したのち、総選挙でのプレッシャーや自分自身が消費されていくことに耐えられず、「向いていない」とアイドルを引退します。
しかし、スキャンダルなどが騒がれているタイミングで辞めてしまったことで、世間ではさまざまな憶測が飛び交い、ゆうこすには心ない言葉が浴びせられました。
いしかわ
ゆうこす
本当に何もやっていなかったので、それをニュースとして取り上げていたテレビ番組に「本人ですが、どこ情報でしょうか?」と問い合わせたら「Yahoo!知恵袋で見ました」と言われて…!
ゆうこす
だから、見ず知らずのことで多くの人に批判されて、とても怖くなってしまって。「すれ違う人みんなが私の悪口を言っている」と外に出るのが辛くなってしまったんです。
いしかわ
そこからどのようにして立ち上がっていったのでしょう?
ゆうこす
それで、「どうやったら自分の味方を集められるんだろう?」と考えて、SNSで発信を始めました。
そこからどんどん味方が集まっていくなかで、自分が本当にワクワクすることを見つけられたのが、立ち上がれた一番のポイントなのかなと思います。
モテクリエイターは、女の子の「モテたい」を全力で肯定する仕事
そこから自身をモテクリエイターと名乗り、YouTubeチャンネル「ゆうこすモテちゃんねる」などを開設。精力的に発信活動を始めます。
$ただ前を見て、夢を見て、楽しくがむしゃらに生きてたら、ミスiDになった!みんな、みんなありがとう!!2016年は、わたしの新しいストーリーが始まる年だ!!
<a href="https://twitter.com/#!/search?q=%23ミスiD2016" title="#ミスiD2016">#ミスiD2016</a>
<a href="https://twitter.com/#!/search?q=%23菅本裕子" title="#菅 本裕子">#菅本裕子</a> <a href="https://t.co/rnaiys8nOR">https://t.co/rnaiys8nOR</a>
いしかわ
ゆうこす
振り返ると、アイドルのオーディションを受けた理由や調理師免許を取った理由、コスメや服を買うときの理由…すべての理由が「モテたい」でしたね。
いしかわ
ゆうこす
そこで改めて思ったのは、「ミスiD」や「元アイドル」という肩書きは本当にすごいことだけど、ほかにも同じ肩書きの人はいるし、それに甘えてるだけではダメなんだなぁと。
唯一無二の肩書きを得て、唯一無二の届け方をしていかないといけないな、と思ったんです。
$ミスiDに選ばれても、夢は叶わない。
ミスiDという大きなオーディションで選ばれた子、みんながみんな夢を叶えてるのかというとそれは違う。
でも、ミスiDに選ばれる子には必ず"想い"があるよね。その"想い"を、言葉にして、発信し… <a href="https://t.co/LLF3DlFjNA">https://t.co/LLF3DlFjNA</a>
ゆうこす
$やりたい仕事なんて無かったけど、好きな事やり続けて、頭つかって、、そうしたらいつの間にか「仕事」になってた。「職業」って、「仕事」って、自分で作れるもんなんだね。
\\私は「モテクリエイター」です//
※大真面目
※モテたいと… <a href="https://t.co/1qIc0XFSW7">https://t.co/1qIc0XFSW7</a>
いしかわ
ゆうこす
中高生の頃って、どうしても「可愛いって言われたい」「モテたい」と思うだけで、まわりの人から嫌われがちなんですよね。別に誰に迷惑をかけたわけでもないのに!
いしかわ
ゆうこす
だから、私と同じように「モテたい!」と思いながらも表に出せなかったり、「モテたいって悪いこと? 」って思っている女の子を集めて、「ぶりっ子って最高だ!」ということを発信していきたいなと思っています。
いしかわ
それを代弁してくれたからこそ、ゆうこすは多くの女性からの支持を得ているんだと思います。
発信で大切にしてるのは「誰に届けたいのか」。より共感してもらうためのこだわり
いしかわ
発信をするときに1番気をつけていることってなんですか?
ゆうこす
そうすることで、より共感ポイントの多い投稿になっていればいいなと思います。
いしかわ
ゆうこす
発売されてまだ間もなく、誰も投稿していない状況だったので多くの人が見に来てくれて。単調な文ではなく、私の言葉で投稿していたので、反応率も高かったです。
SNS疲れを防ぐには、1つの場所に固執しないことが大事
いしかわ
ゆうこす
普通に生きているだけだと、本音で話せて自分のことを応援してくれる人が多くいる環境ってなかなかできないじゃないですか。
ゆうこす
ただ、SNSによってそれぞれ特性があるので、自分に合ったSNSで居場所を作るのが大事なのかなぁと思います。1つの場所だけに固執するとどうしても疲れてしまうので。
いしかわ
ゆうこす
YouTubeはアンチコメントがつきやすいので、それに心を痛めて活動を休止してしまう人も多いんです。
でも、そんなときにSHOWROOMを始めて、「本当に私のことが好きな人しか来ない環境ってこんなにも元気をもらえるんだな」と実感しました。だから1つのSNSがツラくなったら、ほかのものを試してみるといいと思います。
『SNSで夢を叶える』という本で伝えたいことと、ゆうこすのこれから
いしかわ
ゆうこす
オリジナルスキンケアブランド「youange」
旅×ファッション×LIVE サービス「TaVision」
ライバー育成事業 「KOSライバー部」
飲食店経営
自分のYouTube、インスタ、などのSNS
イベント
本の執筆
などですね!
モテを軸にすると、やりたいことがいろいろ生まれてくるので、どんどん挑戦しています。
いしかわ
本の執筆といえば、ゆうこすの著書『SNSで夢を叶える』もたくさんの人に読まれていますよね。ほかの“発信本”とは違うポイントはなんですか?
ゆうこす
私のリアルな経験談がたくさん書いてあるからこそ、多くの人に共感してもらえたのかな、と思っています。
$2012年にアイドルをスキャンダルで脱退。呟くだけで「死ね」とリプがくるほどのどん底まで落ち、ニートとして引きこもった日々。救ってくれたのはSNSでした。
全て自身でプロデュースしたからこそ分かった「発信力」のポイント。
夢を叶えるための法を、私の人生哲学と共に語っています。
いしかわ
ゆうこす
わからなさすぎても読んでいて疲れるし、わかることだけでも参考にならないじゃないですか。だから「共感できるし参考になる」のバランスを考えながら書きました。
いしかわ
ゆうこす
「ゆうこすだから」じゃない。しっかりと届けたいものを熱量を持って届ければ、誰だって夢を叶えられるんですよ。
いしかわ
そんなゆうこすの人生の一貫したストーリーが、彼女に共感が集まる理由の1つなのかもしれません。
プロデュース業など、「モテ」を軸にますます活躍していくモテクリエイターの元から、今後どんなスターが誕生していくのか、楽しみです。
$SNSはそれだけ夢がある、使い方次第でチャンスは無限にあるという事を伝えたかった。だって、私みたいに地獄を過ごした人間も今こうしてSNSのおかげで人生を楽しめている。SNSは計算して使うべき。自己プロデュースの場だもん。今後はそういう事を伝えていける人になりたい!