ひろゆき著『凡人道』より

ひろゆき「貧乏になった人はリアルでバカになり、ムチャクチャな方法でカモられる」

お金by 新R25編集部
2015年からフランスに拠点を移しているひろゆきさん。

移住した理由は、「日本で生きてても、明るい未来が見えないから」と言います。

近い将来、大企業に入っても数万人規模のリストラに巻き込まれる人や、結婚できず孤独になる人が増えていき、日本全体が暗い社会になる、とひろゆきさんは予言しています。

そんな暗い社会を生き抜く方法を伝えるため、ひろゆきさんは『凡人道』を上梓しました。

ひろゆきさんが客観的に日本を見て考えた「仕事選び」「お金との向き合い方」を著書『凡人道』より抜粋してご紹介。

凡人でも、いや、凡人だからこそ実現できるサバイバル思考を学んでいきましょう!
凡人道

凡人道

ほんの十何年か前までは「それなりの企業で稼いでマンションか一軒家でも買えば、リタイア後も安心」みたいな生き方が可能でしたが、これからの日本ではそういうロールモデルを持つことは、ますます難しくなっていくでしょう。

だからこそ、そういうことに振り回されないように、一般の方はお金を無駄遣いせず貯めておこうという考え方を僕は推奨します。

お金を貯めておいたほうがいい理由の1つに、思考力を落とさないためというのがあります。

というのも、自分の懐具合を心配してお金に欠乏を感じていると、人間の思考能力って大幅に落ちるんです。

米ハーバード大学の経済学教授センディル・ムッライナタンと米プリンストン大学の心理学教授エルダー・シャフィールが『いつも「時間がない」あなたに欠乏の行動経済学』(大田直子訳、早川書房)という本を出してるんですけど、その中に経済的な欠乏が人間の認知能力に与える大きな影響がわかる研究結果が載っています。

その実験では、ニュージャージー州のショッピングモールにいた人々にクルマに修理が必要になったという設定の質問をしたあと、知能検査を受けてもらったそうです。

すると、修理代300ドルと3000ドルでそれぞれ質問をしてみたところ、300ドルでは富裕層と貧困層で違いが見られなかったのに、3000ドルでは貧困層のみが知能検査の得点がかなり低くなるという結果になりました。

知能検査で正解を出したら報酬を上げるという実験も行ったそうですが、そのことでやる気を出した低所得者たちの成績も上がらなかったといいます。

それどころか、少し下がってしまったのです。

こういった結果はお金持ちには現れませんでした。

「これって頭がいいやつがお金持ちになるから、当然の結果じゃないの?」

そう思った人もいるかもしれませんが、同著にはそれを否定するもう1つの実験結果が載っています。

その実験はインドの農業地帯で行われました。

収穫前でお金が足りない状況と、収穫後でお金に余裕がある状況の農民に対して検査を行ったのです。

こうすることで、お金持ちと貧乏人を比べるのではなく、同じ人間がお金に余裕がある時とない時で、どう知能や判断能力に変化が出るかを調べることができます。

結果、お金への欠乏が知能に与える影響は、やはり大きいことがわかりました

知能検査での正解率は、収穫後のほうが約25パーセントも高かったのです。

この違いはIQに置き換えると9~10ポイント相当にもなります。

これは「トンネリング」という、目先の欠乏に意識が行き過ぎて、他のことが見えなくなる視野狭窄現象が起きているからだそうです。

貧乏人ほどムチャクチャな方法でカモられる理由

お金がないとギャンブルなどで一発逆転を狙ったりする人を見て、周囲の人は「アホだなぁ」なんて思っているものですが、これってそもそも金銭的欠乏が脳のシェアを使いすぎていて本人の判断能力が下がっているからともいえると思います。

こういう脳の状態だと、ギャンブルでなくても、無駄遣いをしてしまったり、失敗する可能性が高い投資に手を出したりすることにつながり、無駄なリスクを負いやすくなる。

ずる賢いやつらにカモにされやすいわけです。

すると、さらにお金がなくなるという悪循環から抜け出せなくなってしまいます。

しかも、これはどれくらいの収入を得ているかに関係なく、たくさん稼いでいても「もっとお金がなければ、この生活を保てない」などのように欠乏への危機意識があると起きてしまう現象なので、どんな人にとっても他人事ではありません。

「自分へのご褒美」はただの損失

お金持ちをうらやむ人にそれが叶ったら何をしたいか聞くと、たいてい「タワーマンションに住みたい!」「ブランドの服やカバンが買いたい!」「豪華な海外旅行に行きたい!」などの答えが返ってきます。

これって生きるためには必要のないお金の使い方なので、僕には浪費に思えてしまいます。

普段の生活でこういう浪費がクセになってしまうと、生きるうえでのコストが上がっていきます。

僕は「凡人はお金を貯めたほうがいい」と思っている派で、こういった生活コストを上げることには賛成しません。

そして、とくに愚行だと思うのが、「自分へのご褒美」。

たとえばご飯を奢ってあげるなどの「他人へのご褒美」であれば、もしかすると奢った相手が恩を感じてくれたりして、自分への恩返しもあるかもしれません。

しかし、自分にご褒美を与えたところで、給料が増えるわけではない。

すなわち「自分へのご褒美」はただの損失です。

しかも、一生懸命働いていることを言い訳にして、「ご褒美エンジン」を使って自分の機嫌を取ることがクセになってしまうと、生活コストは上がることがあっても下がることはありません。

お金を貯めるためには、まずまっさきに止めるべき習慣のひとつです。

無駄遣いしそうになったら1カ月待ってみる

どうしても無駄遣いをやめられないという人におすすめしたいのが、欲しいと思ってから1カ月時間をおいて待ってみるという方法です。

食費や家賃は別として、洋服や外食、クルマやカメラみたいな趣味のアイテムなんかは、生きるためにどうしても必要ではないので、すぐに買う必要はありません。

だから、1カ月待ってみて、それでも買いたいと思ったら買えばいいと思います。

待っている間も、ただ我慢するだけでなく、欲しいものについていろいろ調べてみる

たとえばクルマが欲しいと思ったら、どのメーカーがどんなブランドを出しているのかをはじめ、さらにそれぞれの機能やデザインの特性、実際に乗っている人のレビューなんかを調べまくる。

欲しいものについて調べるのは、それだけで結構楽しいものです。

しかも、僕の経験だと、こうやって調べているうちに満足してしまい、結局買わなくなることがほとんど

現物ではなく、知識として手に入れてしまったんですね。

クルマだったら、お店に行って実際に試乗してみるのもいいでしょう。

そうやって行動すると、「だいたいこんな感じ」という知識や経験が得られます。

お金を浪費して物質を所有することだけが、満足を得るための手段ではありません

「お金を使いたくない分野」では妥協しない

あとは、自分はこれにはお金を使いたくないなという「分野」を知ることです。

そして、その分野についての支出を徹底的に減らす努力をしてみる。

たとえば、僕がお金を使いたくない分野は「家賃」。

だから、家を探すときにも家賃には絶対に妥協しません。

住みたい地域が決まったら、まず最初に一番安い物件を探します。

そして、その物件を見に行き、納得がいかなかったら、次に安い物件に当たる。

とにかく安い順番に見ていくし、「ちょっと高いけど、疲れたからここらへんで妥協するか」みたいなことは、できる限りしないようにしています。

日々の支出を振り返ってみれば、こういう「お金を使いたくない分野」は誰にでもあるはずなので、一度自分の支出を洗い直してみてください。

自分の幸せレベルを下げずに支出を下げるポイントは工夫次第でいくらでもあるはずです。

現代って、いろんな技術が進歩したおかげで、お金持ちもお金を持ってない凡人も、やっていることは大して変わらないんですね。

江戸時代とかだったらお金のある殿様と極貧の農民では、暮らしぶりや遊びっぷりも月とスッポンだったんだろうけど、今は億万長者も時給1000円のフリーターもスマホを使って同じオンラインゲームで遊んでたりします。

1990年代にそれなりに便利に暮らしていた人たちは、クルマやオーディオ、テレビゲーム機などいろいろなアイテムをそろえていたため、お金が必要だったんです。

でも、昨今はスマホ1台持っているだけで、オーディオもテレビゲームも買わずに済むようになりました。

クルマについては、貸し借りするシェアリングエコノミーサービスが広がってきたことで、所有することにこだわらなくなっています。

流行りのサブスクリプション方式の映像配信サービスなんかも、月額1000円弱で世界中のコンテンツを観ることができます。

ひろゆきさん直伝「凡人サバイバル術」をもっと学ぼう

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく

仕事がなくなるかもしれない。独身のまま結婚できないかもしれない。

そんな不安だらけの将来でも、幸せに生きる方法はあるとひろゆきさんは言います。

凡人道』には、今回ご紹介した内容のほか、「恋人のつくり方」「欲望とのつきあい方」など、凡人だからこそ実践できるサバイバル術が掲載。

将来待ち受ける落とし穴を回避して、賢く生き残る方法を学びましょう!

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