中田敦彦著『独学の教科書』より

Thank you以外に「ありがとう」を伝えるには? 「置き換え」で覚える“大人の英語”

仕事by 新R25編集部
学ぶことは、死ぬほど面白い!

芸人でありながら、音楽アーティストのプロデュースやアパレルブランドの運営を手がける中田敦彦さんは、自身のYoutubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」でいつも語ります。

彼が動画で紹介しているのは、明日から役立つ政治経済の話から、学校の授業で聞いたことのあるような思想、文学までさまざまです。

中田さんはなぜ、これだけ幅広いジャンルの知識を情熱的に学び、動画で伝えようとしているのか。

彼の新著『勉強が死ぬほど面白くなる 独学の教科書』には、彼の考えと大人だからこそ知るべき独学の重要性と、学びを加速させるアイディアが収録されていました。

同書より、中田さんの独学法やニュース・英語の学び方を3記事でお届けします。
独学の教科書

独学の教科書

よく言われることながら、受験勉強の英語と日常会話のために勉強する英語は違います。

というのも、両者は根本的に目的が異なります。

受験英語の目的は、テストで良い点を取ること、志望大学に合格することです。だから受験英語に関する教育法や勉強法は、ほとんどすべてテストに受かるための英語を扱っています。

テストに受かるための英語ですから、海外のドラマや日常生活でよく出てくる日常的な英会話からは、どうしてもかけ離れたものになります。

当然、英語の勉強も、テストに受かるための勉強とは異なるアプローチを取る必要があります。

そこで、海外の実践的な日常会話を教えてくれるYouTubeチャンネルをターゲットとして、そこで解説されている知識を中心に覚えていくことにしました。

具体的には、次の3つのチャンネルを参考にしています。
改めて英語を学び直すと、非常に簡単な単語の組み合わせで、いろいろな意味を表現できることを知りました。

たとえば、「Hapa英会話」の動画の中にあったのが、「ばったり会う」みたいな日本語を、英語でどう表現すべきか?

少し難しそうに感じますが、じつは「run into」という言葉で表現できます。

「run」は走る、「into」は入るという意味です。これを組み合わせて「run into him at the park.」と言うと、「公園で彼にばったり会った」となります。

このように受験勉強のときは触れなかった表現が日常で使えると、英語勉強の見方が変わってきます

もう一つ例を挙げると、「How are you?」という定型的な挨拶の表現があります。

教科書では、「How are you?」と聞かれたら、「I'm fine thank you.」と答えるものと相場が決まっています。

ただ、そもそも「How are you?」の言葉自体には、それほど深い意味はありません。

あえて、日本語に訳すと「うっす!」「ウィーっす!」みたいな意味合いです。

日本人は「ウィーっす!」に深い意味がないとは知りつつ、それを当たり前のように挨拶言葉として受け取っています。

要するに、挨拶をしている行為が重要であって、どんな言葉を使うかは、たいした問題ではないのです。

同じように、「How are you?」と聞かれたら、「How are you?」と返せばOK

「what's up?」には「not much」「nothing much」などと返せばいい。

意味がない潤滑油としての日常会話を学ぶのは、けっこう新鮮な体験です。これが、受験勉強とは違う大人の英語勉強のアプローチなのです。

語彙や表現方法を増やす

英語の力を伸ばすためには、語彙や表現方法を増やすことも重要です。

以前、YouTubeで「Atsueigo」という英語学習のチャンネルを配信するATSUさんと僕のYouTubeチャンネルでコラボしたことがあります。

そのとき、ATSUさんから、「パラフレーズ」、つまり言葉の「置き換え」という学習方法を教えていただきました。

たとえば、How are you? という挨拶の定型表現がありますよね。これは便利な表現である反面、繰り返し使っていると他の挨拶言葉が出なくなりがちです。

そこで、次のように意識的に別の表現を口に出してみるのです。

How's it going?

What's up?

What's going on?

I understand.」であれば、「I got it.」「I get it.」「I gocha.」といった表現への置き換えがあります。

1つの表現について複数の「置き換え」を見つけていくことで、芋づる式にどんどん新しい言葉が覚えられるという仕組みです。

他にも「I'm very happy.」の面白い言い換えとして、ATSUさんから「I'm walking on sunshine.」を教えていただきました。

直訳すると、「日光の上を歩いている」になるのですが、「日光の上を歩いているような幸福感」という意味で使われるそうです。

同様のニュアンスとして、「I'm on top of the world.」などもあるそうです。こういった表現まで使えるようになると、英語の会話がかなり楽しくなりそうですね。

ATSUさんは『DistinctionⅠ 』という本を出されているそうなので、パラフレーズ学習法に興味がわいた人はチェックしてみることをオススメします。

定型表現のバリエーションを増やしていく

日常会話で使える語彙を増やしていくと、英語はどんどん楽しくなってきます。

僕が学んでいる「Hapa英会話」でも、Thank you(ありがとう)という表現のバリエーションを解説している動画がありました。

Thanks a lot.

Thank you so much.

この程度は、多くの人が思いつくかもしれません。

もっと「くだけた」、というか、「スラングっぽい言い方」になると、

Thanks a million.

があります。

millionは、「ミリオンセラー」などの言葉があるように「100万」という意味で、要するに、「めっちゃありがとう」というニュアンスを伝えているわけですね。

さらに、「何に対して感謝しているのか」を伝えられるようになれば、もう一段レベルアップができます。

Thanks for helping me today.(今日は助けてくれてありがとう)

Thanks for 〜ing」を使うと表現の幅が広がります。ちなみに、

Thanks for everything.

という感謝の対象が曖昧な表現もあります。感謝の意を伝えるときには「Thanks for 〜ing」と必ずいう、と心に決めることが大切です。

そして、もう少し込み入った表現として、次のバリエーションもあります。

I appreciate it.(感謝します)

You made my day.(こんないい日にしてくれてありがとう)

こんな表現まで使えたら素晴らしいですね。

英語についても、歴史や現代社会などと同じく、アウトプットすることで定着する効果が得られます。

ですから、英語を学んだら、「とにかく口に出してみる」「誰かに教えてみる」習慣をつけるのが一番です。

僕が黙々と英会話の動画配信を続けていたら、コメント欄に英語で返信してくれる人が出てくるようになりました。

中には、以前、僕が紹介した表現を使ってコメントしてくれる人もいます。

その人にとって、覚えた表現を使ってコメントすることがいいアウトプットになっているのと同時に、僕自身もその表現を見て復習するという相乗効果が成立しています。

覚える→使う→復習する」を繰り返しているうちに、英語を使う行為が当たり前になっていくのです。

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勉強が死ぬほど面白くなる独学の教科書

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学生時代の記憶から、勉強に苦手意識を覚える人も少なくありません。

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