桜井章一・藤田晋著『運を支配する』より

藤田晋「運の量は無限。正しい『選択・努力』で複利のように増えていく」

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先駆者のシゴトの極意

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まもなく3月が終わり、新年度がはじまります。

新入社員も気付けば2年目になり、「自分は、年次相応に成長できているのだろうか?」という不安にぶつかっている人もいると思います。

そんな人たちがビジネス界のトップランナーに近づくには、どんなスキル・マインドが必要なのでしょうか?

新R25がお届けする特集「先駆者のシゴトの極意」では、最前線で活躍する先駆者たちの著書より、若手ビジネスパーソンが大切にすべき仕事の心構えをご紹介します!
今回は、サイバーエージェント代表取締役社長・藤田晋さんと、20年間無敗の伝説を持ち「雀鬼」の異名で呼ばれる雀士・桜井章一さんとの共著『運を支配する』より、藤田社長の「シゴトの極意」をご紹介します。

経営者でありながら、実は2014年「麻雀最強位」のタイトルホルダーでもある藤田社長は、ビジネスに必要な勝負勘、運やツキは、麻雀から学んできたと言います。

運を味方につけるには一体どうしたらいいのか?

ビジネスマンが知っておきたい“チャンスがくる人”の極意を、同書より3記事に渡ってご紹介します!

今回は「運をつかむ人の4つの特徴」についてお届けします。

運をつかむ人の特徴①「正しい選択」と「努力」を続けている

僕は仕事を通して、運の量は無限にあることを実感しています。

自慢話みたいで本当は書きたくないのですが、あえていわせてもらえば、自分はずっと運のいい流れに乗っているなと感じています。

その過程で、史上最年少の26歳で上場したときも、売上が5億を超えたときも、10億を超えたときも、100億を超えたときも、いつも「ここが自分の運のピークかもしれない」と感じていました。

なぜなら出発点を振り返れば、本当にゼロだったからです。

でも、その後も1000億を超え、2000億を超え、会社にはどんどん素晴らしい仲間が集まり、本を書けばベストセラーになり、プライベートも充実し、よき友人にも恵まれ、家庭も円満で、ついには麻雀最強位のタイトルまで獲得しています。

さすがに傍から見れば、「あいつはものすごく運がいいな」と思われても仕方ないかもしれません。

しかし、ラッキーパンチのようなツキだけなら、ここまではこられません。

僕には、これまで正しい選択と努力を続け、階段を上るように一歩一歩進んできた感覚があります。

「あいつはツイている」と思う人は、いまに至る道筋がよく見えないから、運のように見えるのだと思います。

たとえば、出発点で力が同じレベルにあるAさんとBさんがいるとします。

Aさんは正しい選択をし、努力もたくさん重ねているため、伸びている。

かたやBさんは間違った選択をしており、当然うまくいかず、同じレベルにとどまったままになります。

最初に開いた2人の差は、ほんのわずかです。

しかし成功とはわらしべ長者のようなもので、二乗作用が働くものです。

はじめの頃は小さい勝負のステージしか与えられませんが、勝者にはより大きな勝負のステージが次々と用意されます。

そこで毎回「正しい選択」と「努力」を続けているAさんは倍々ゲームのように伸びていき、気がつくと途方もないところに行っている。

そして、まだ出発点でくすぶっているBさんから見ると、どうやってそこに行き着いたのか見当がつかず、「ものすごく運がいい人」としかとらえようがないのです。

途方もない差をつけられたBさんのような人は、今度は大勝ちを狙ってきます。一発逆転狙いです。

しかし負けているときの一発逆転狙いは、だいたい自爆しておしまいになるものです。

正しい選択」「正しい努力」を続けていけば、運は複利のように積み上がります。

結局は、それをどれだけ続けていけるか。

それが運の総量を決めているのだと思います。

運をつかむ人の特徴②思い出に引きずられない

仕事をしていると、必ず節目というものが訪れます。

ずっと目標を持ってやってきたものが達成された。プロジェクトが終わって部署が解散した。

何か大きなものが一段落したとき、人はどこか寂しさや喪失感を味わったりするものです。

それまで頑張ってきたものほど、情熱を持ってやってきたものほど、こうした感情は強くなります。

会社でも「いまそういう状態にあるんだな」と思える社員をよく見かけます。

しかし、こうした余韻に心が引きずられると、次の仕事のエンジンがかかりにくくなります

そのために仕事が後手に回ったりするのです。

スムーズに切り替えができないと仕事が停滞するので、当然運気は下がります。

ネット業界は新しいものが矢継ぎ早に現れるので、社員には「いつでも新人に戻ったような気持ちでできる人でないとやっていけない」ということをよく話します。

何かに勝ったり成功した瞬間、それまで目指してきたものは、そこでもう失われているのです。

勝ったから何かが得られるというわけではない。

勝つまでのプロセスが一番素晴らしいのです。

基本的には「思い出話は禁止」くらいに思っておくだけでも、仕事や人生に対する姿勢がだいぶ違ってくると思います。

思い出話をしたくなる気持ちもわからなくはないですが、やはりそれは停滞につながることなので、なるべく自制したほうがいいでしょう。

そのほうが周囲の人にも魅力的に映り、仕事運は間違いなく上がると思います。

運をつかむ人の特徴③徹底的に“与える”人

頼みごとがうまくて、いろいろな人に借りをつくるのが上手な人

頼まれていろいろやってあげたり、貸しをつくるのが上手な人

両者を比べた場合、どちらのほうが運がよくなるかというと、間違いなく後者です。

短期的にはいろいろな人に頼みごとをして、やってもらえる人は得をしているように見えますが、はっきりいってこの手の人は、一時運に恵まれることがあっても、長続きしません。

世話になったのに、いつの間にか不義理なことをしている。やってあげたのに礼がない。「あいつは借りたものを返さない」ーー本人も気づかぬうちに、そんなふうに恨みを買ったりして評価を下げることが多いからです。

僕が親しくしてもらっている先輩経営者は、「安目(やすめ)を売るな」という言葉をよく使います。

自分から変なお願いをして自分の価値を安くするなという意味ですが、安直に人に何か頼みたくなっても、やせ我慢してでも耐えたほうがいいということです。

反対にひたすら人に何かをやってあげながら、まったく見返りを求めない人は、何かあったときに不思議とみんなが手を貸してくれたり、回り回って思わぬ形で大きく自分に返ってきたりするものです。

多くの人が「あの人はいい人だ」「何かあったら力になりたい」と思うようになり、いろいろな形で協力や応援をしてくれるのです。

すごく成功している人には、このタイプが多い気がします。

僕は人に頼みごとをすることが苦手なので、滅多にしません。

でも、何か頼まれたら基本的には応えるし、皆で食事をしたら基本的には自分がおごるようにしているし、お金を貸してほしいといわれれば、親しい人であれば上限を決めて貸すようにしています。

そして返済を求めたこともありませんし、別に相手に貸しをつくっておこうという計算があってするわけでもありません。

計算をし出すと、それは人から何かやってもらったり借りてばかりいる人と同じレベルになってしまいます。

損得勘定をしてしまう人は人間が小さくなっていくし、運にも好かれません

人に頼まれて何かをやったり、お金を貸すときは、そのことを忘れるくらいの気持ちでいたほうがいいと思います。

運をつかむ人の特徴④相手のことを想像できる

以前、ネット上の誰かの発言で、ビジネスマンには3つの進化過程があると書いているのを見かけました。

最初は「自分を相手にどう見せたいか」。これは一番レベルが低い。

自分のことにしか目が行っていないので、プレゼンで何かを伝えたい、売り込みたいと思っていても、相手には何も伝わりません。

そこからひとつ進化すると、今度は「相手の立場を想像」し始めます。

さらに進化すると、「相手から見た自分を想像」できるというのです。

プレゼンを聞くと、そのビジネスマンが3段階のうち、どのレベルにいるかが一目瞭然です。

まず長い時間、一方的に話す人は間違いなく「自分を相手にどう見せたいか」というレベルにとどまっています。

こういう人はすごい量のプレゼン資料を時間をかけて用意して、プレゼンが終わったら「うまくいった!」というような満足げな表情を浮かべています。

ひたすら自己満足の世界にいるので、相手に言葉は届いていません。

次に相手が何を望んでいるのかヒアリングに力を入れながら、それに応えるようにプレゼンする人は第2段階です。

相手が何を望んでいるのか想像しようと努力しているということです。

さらに第3段階の力がある人になると、相手の立場を想像した上で、自分に何を期待しているのか、自分のことをどう見ているのかを想像しはじめます。

そういった人は常に相手から見て心地よい存在となります。

相手のことを想像する力をつければ、仕事はすごくできるようになるはずです。

ところが、想像という能力は誰にでもあるものなので、なんとなく軽く考えてしまいがちです。

「想像ができるか、できないか」ではなく、多くの人は「まったく想像していないのではないか」と僕には思えるほどです。

以前、深夜にタクシーを呼んでずっと待たせていた社員を、滅多に怒らない僕が強い口調で叱ったことがありました。

それはタクシーの運転手さんが、稼ぎどきの時間帯に長いこと待たされて連絡がない状況をどう過ごしているか、ちょっと想像すればわかることだからです。

またレストランに団体の予約を入れていて、前日になって平気でキャンセルした社員も同様に叱ったことがあります。

席を確保するために他の予約を断ったことや食材の仕入れなどの損失を考えれば、そのレストランの担当者の気持ちは簡単に窺い知ることができるはずです。

タクシーやレストランの人とはもう二度と会わないと思っているかもしれませんが、そういう姿勢は必ず他のところでも表れます。

そして自分でも気づかないうちに他人の恨みを買って、運気を下げていくのです。

想像力を働かせて、相手のことを考え思いやっていれば、仕事もできるようになるし、応援してくれる人も増え、おのずと運気は上がっていくと思います。

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同書を読んで、チャンスを得られるビジネスマンを目指しましょう!

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