ビジネスパーソンインタビュー
ビジネス賢人たちのおすすめコンテンツも!
「ビジネス書しか読まない、は間違い」ビジネス賢人たちが「話題のコンテンツに触れろ」と語る理由
新R25編集部
テレワークが浸透し自宅で過ごす時間が増えた今、おうち時間で映画やドラマを観ることが流行中。
しかしその一方で、「映画やドラマを観るなんて時間のムダでは?」「どのコンテンツから手をつけたらいいかわからない」と敬遠している人も多いと思います。
そこで今回は、5人の“ビジネス賢人”たちに「話題のコンテンツに触れるメリットって?」「おすすめコンテンツは何ですか?」という質問に回答してもらいました。
おうち時間にコンテンツを手軽に視聴できる「Amazon Prime Video レンタル機能」もあわせてご紹介します!
マコなり社長「“感動させるプロ”の技術から、ビジネスを学べ」
写真撮影=長谷英史
【真子就有(まこ・ゆきなり)】株式会社div代表取締役。大学在学中からプログラミングを独学で学び、大学4年次に起業。2014年よりプログラミング教育事業をスタート。2016年に開始した「テックキャンプ」は日本最大規模のエンジニア養成スクールとなっている。YouTubeチャンネルは登録者数71万人を突破
マコなり社長が考える「話題のコンテンツに触れるべき理由」
真子さん
話題のコンテンツを見ることは、ビジネスに好影響をもたらすと思います。
というのも、映画やドラマは、「画面で見られる映像だけで人を釘付けにして感動させるにはどうしたらいいか」をプロの人が全身全霊を込めて作ったものなんですよね。
ビジネスに置き換えると、お客さんにマーケティングで興味を持ってもらったり、自分たちの提供するサービスを「面白い」と感動してもらったりすることに生かせる要素はたくさんあると思います。
単純にひとりのユーザーとして楽しみながらも、ちょっとメタ認知して「なんでこれがこんなに面白いんだろう」「作り手達がどんなことを考えてこの作品を作ったのか」と分析してみることが大事なのではないでしょうか。
マコなり社長のおすすめコンテンツ
真子さん
読者の方におすすめの映画は、『グレイテスト・ショーマン』ですかね。
そもそもミュージカル映画が好きなんですけど『グレイテスト・ショーマン』は初めて観たとき、感動してボロ泣きしました。経営者の物語に近いところがあって、とても感情移入したんですよね。
主人公は、最初は貧乏でも幸せに暮らしていたんですけど、ビジネスに挑戦していくなかで本当に大切なものを見失ったりしていて、自分と重なる部分がありました。
ビジネスに挑戦する人は「上へ上へ」と生き急ぎがちですけど、「本当は自分は何のために働いているのか」改めて考えるいいきっかけをくれる映画だと思います。
小柳津林太郎「流行っているものがなぜ流行ったか、類推せよ」
写真撮影=長谷英史
【小柳津林太郎(おやいづ・りんたろう)】慶應義塾大学経済学部卒。『バチェラー・ジャパン シーズン2』へ出演し、日本を賑わせた“ハイブリットサラリーマン”。新卒でサイバーエージェントに入社し、同社幹部として活躍。その後2019年に独立し、株式会社Ghost設立
小柳津林太郎が考える「話題のコンテンツに触れるべき理由」
小柳津さん
エンタメのインプットは、ビジネスアイデアが出てことないときの発想の転換にもなりますし、1日の終わりに仕事脳をシャットダウンすることもできるのでおすすめです。
僕はもともとエンターテインメント領域での仕事が長かったので、職業柄、コツコツインプットしていました。
流行りをひと通り押さえるとビジネス会話の中でのアイスブレイクにも使えますし、「流行っているものがなぜ流行ったか」を類推することもマーケティングの勉強になります。
小柳津林太郎のおすすめコンテンツ
小柳津さん
『シリコンバレー』がとても面白いです。
コメディタッチで描かれているのですが、スタートアップで起きうるリアルな事件が盛り込まれており、僕自身起業したてなので、感情移入できる部分がとても多いです。片言の英語で登場するアメリカの有名コメディアン、ジミー・O・ヤンの演技にも注目です(笑)
明石ガクト「『ビジネス書しか読まない』は間違っている」
写真提供=ONE MEDIA
【明石ガクト(あかし・がくと)】静岡県出身。上智大学卒業後、2014年にミレニアル世代をターゲットにした動画制作会社であるワンメディア株式会社を創業。2018年11月に、初の著書である『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』を上梓
明石ガクトが考える「話題のコンテンツに触れるべき理由」
明石さん
よく「時間の無駄だからビジネス書しか読まない」というようなビジネスパーソンがいるけども、それは間違っている!
結局、データやコスパのような数字だけで人間は動かない。社会は一人ひとりの感情の重なりによって動いているんだから、そこに敏感にならないと。
そのためには、常に流行っているコンテンツを観ることはいわば必修科目のようなものだと言っていいんじゃないかな。
明石ガクトのおすすめコンテンツ
明石さん
個人的なオススメは『MR. ROBOT』かな。ハッカーをテーマにしてるんだけど、リアリティがありすぎてある意味怖いドラマ。
プロのハッカーが監修に入っていて、ハッキング時の画面に表示されるコードまですべてホンモノ。
いわゆる「スマートホーム」をハックして、冷房やスピーカーを勝手に操作して住人を追い出すシーンなんかもあって、あらゆるものがインターネットとつながっている時代に生きている僕らにとっては基礎教養として観るべき作品だと思う。
個人的にはWikipediaを書き換えて〇〇に侵入するところとか、現実の事件に使われた手法をモチーフにしていて最高だった(詳しくは作品をご覧ください!)。
古坂大魔王「コンテンツには悩み脱却のヒントが詰まっている」
写真撮影=森カズシゲ
【古坂大魔王(こさかだいまおう)】青森県出身、1973年生まれ。1992年に「底ぬけAIR-LINE」でデビュー。2016年にプロデュースしたピコ太郎の「PPAP」が世界的に大ヒット。2020年4月に手洗いソング「PPAP-2020-」をYouTubeにて公開。薬用石鹸「PIKOWash!」の発売や「ピコ太郎の手洗い推進ポスター」を無償提供するなど、手洗いによる感染防止の啓発に貢献
古坂大魔王が考える「話題のコンテンツに触れるべき理由」
古坂さん
「0から1を作る」と言いますが、本当に0からは何も作れないと思っています。
だから、常日頃さまざまな作品に触れて没頭し、人に伝えるようにしています。そもそも新しいコンテンツを見ること自体好きなのでまったく苦ではないのですが!
さまざまな作品のなかには、今あなたが悩みもがいていることから脱却するヒントが詰まっているはず。もしヒントが見つからなくても、楽しんだことによって士気が上がり発奮すること間違いなしです!
古坂大魔王のおすすめコンテンツ
古坂さん
僕の心を人生史上1番に近いくらい燃えさせてくれ、濡らしてくれたのが、大人気アニメ『天元突破グレンラガン』です。
始まりのガイナックスらしいロボアニメからの、ラストに向けて駆け抜けるアニメ史上最高峰とも言えるスケール感! 死と成長と宇宙と時空! ドリル最強! 中川翔子さんの主題歌で始まるオープニングから何より後半の盛り上がり! マジで! もう堪らないです!ガチでおすすめの一作です!
佐渡島庸平「サブスクが話題になっているが、ここぞという作品は“レンタル”にも」
写真撮影=長谷英史
【佐渡島庸平(さどしま・ようへい)】株式会社コルク代表取締役。2002年講談社入社。週刊モーニング編集部にて、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などの編集を担当する。2012年講談社退社後、クリエイターのエージェント会社、コルクを創業。著名作家陣とエージェント契約を結び、作品編集、著作権管理、ファンコミュニティ形成・運営などを行っている
佐渡島庸平が考える「話題のコンテンツに触れておくべき理由」
佐渡島さん
サブスクリプションサービスが発達して「サブスクで映画やドラマを観ること」が一般的に習慣づきましたが、僕自身は再びレンタルサービスに戻ってきています。
サブスクリプションサービスはメジャーで面白い作品がいっぱいありますが、どちらかと言うと僕のなかではテレビでドラマをみている感覚に近くて、これぞという単館系の映画館でやっているような作品はAmazon Prime Videoのレンタルに多い印象。
だから、最近はAmazon Prime Videoのレンタルの中から探すのが習慣づいていて、それらの映画を観ながら、ビジネスのアイデアやヒントを得ることも多いです。
佐渡島庸平のおすすめコンテンツ
佐渡島さん
イギリスの映画監督ケン・ローチさんは、昔からずっと好きな映画監督のひとりで、最近では『わたしは、ダニエル・ブレイク』がおすすめです。
貧困問題をテーマに描いている作品は他にもありますが、僕はケン・ローチ監督の描き方に一番共感します。彼はもう何十年も貧困問題をテーマに映画を撮りつづけているのです。
Amazon Prime Videoには他のケン・ローチ作品もたくさんあり、『麦の穂をゆらす風』も最高です。
ビジネス賢人おすすめコンテンツは「Amazon Prime Video」のレンタル機能で!
佐渡島さんが“レンタル”を推してくれましたが、たしかに「動画サービスの月額会員になるのも抵抗がある…」と感じる方もいるのではないでしょうか?
そんな皆さまに紹介したいのが「Amazon Prime Video」のレンタル機能。
プライム会員になっていなくても、ワンクリックで手軽にコンテンツをレンタルでき、圧倒的なコンテンツ数があります。ちなみに、ここまで登場したおすすめコンテンツもすべて視聴可能…!
▼Amazon Prime Video レンタル機能のここが便利!
✔️
プライム会員になっていなくても
コンテンツをワンクリックでレンタルできる
✔️レンタルから
30日間いつでも視聴可能
✔️期間が過ぎると自動的にレンタルが終了するため、
延滞料金が発生しない
✔️Amazon Prime Videoアプリを使えば
モバイルデバイス、対応テレビなどさまざまなデバイスで視聴可能
ぜひおうち時間に観てみてください!
映画『パラサイト』が独占先行配信! ビジネス賢人が熱弁する魅力とは?
6月19日からは、映画『パラサイト 半地下の家族』がAmazon Prime Videoで独占先行配信!
「アカデミー賞®︎最多4部門受賞」「カンヌ国際映画祭[最高賞]」で話題をさらったコンテンツを観なおすチャンスです。
Ⓒ2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED 【あらすじ】全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが…
筆者もブームに乗り遅れ『パラサイト』を観るタイミングを失ってしまったうちのひとり。
「話題になってたけど、結局何がすごい映画なの?」と思いビジネス賢人のみなさんに質問してみたところ、予想以上にアツい回答が続々と届きました。
マコなり社長「最近観た映画のなかで一番すごかった」
写真撮影=長谷英史
小柳津林太郎「文句なしにのめり込む作品です」
写真撮影=長谷英史
小柳さん
『パラサイト』は絶対に観たほうがいいです。
アジア初のアカデミー賞®︎4冠達成はさておき、予想できないストーリー展開、キャストの演技力の高さ、韓国における貧富の差とそのリアリティ、そして、最後に来る衝撃的な結末…どれをとっても、文句なしの作品です。
「あの街の情景を実際に見てみたい」と観終わってから実際に韓国に足を運んだ人もいるぐらい、のめり込む作品です。
明石ガクト「撮影のための、綿密な準備の姿勢。ビジネスをする人間は見習うべき」
写真提供=ONE MEDIA
明石さんいわく「今流行りの“取材されてる風ポーズ”」だそう
明石さん
この映画のテーマは格差社会で、ショットの構図をよく見ると金持ち家族と貧乏家族の格差を示す「高低差」や「分断」が巧妙に表現されている。
監督の伝えたいメッセージが、直接語られないもののちゃんと見える部分に仕込まれているんだけど、この表現のために綿密な準備がされたらしい。
3Dシミュレーションのソフトを使って撮影セットを再現してそこにカメラを置いて事前に撮影プランを綿密に立てる…というような、感覚派を気取ってる映画監督からしたら気が狂いそうな細かい準備を行ったそうなんだけど、それによって、キャストやスタッフの労働環境はめちゃくちゃホワイトだった。
これには、動画の会社を経営している人間として本当に驚かされた。映画製作は信じられないくらい長時間労働になりがちなのに、ポン・ジュノ監督はそこを工夫して「ホワイトな環境でもいい映画は撮れる」ということを証明してくれた。
この準備の姿勢には、我々ビジネスをする人間は見習うべき点が多くあるように感じるよね。
古坂大魔王「偉業を成し遂げたのも納得のクオリティ」
写真撮影=森カズシゲ
古坂大魔王さん
『パラサイト』もまた、さまざまな感情を抱かせてくれる最高級の映画です!
韓国として、いやアジアとして「アカデミー賞®︎」という、口にしたら冗談になってしまうような偉業を成し遂げ、歴史に名を刻んだ…一度見れば、それくらいすごい映画だというのもうなずけます!
細かな心情描写の凄まじさ! あんなリアルな街が、すべてセットで撮られていたという驚き! 何より全役者のファンになってしまうほどの演技力と魅力!
初見で、その後考察サイト見まくって、また見て、また考察して…ループですよ!日本も負けてられないぞ!
ビジネス賢人の方々は、忙しいなかでも予想以上に映画やドラマをインプットしビジネスに活かしていました。
「これまであまりコンテンツを観なかった…」という方も、ぜひAmazon Prime Videoのレンタル機能で、ビジネス賢人おすすめのコンテンツを観てみてください!
〈構成・文=森久保発万(@vneck_now)〉
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