西野亮廣エンタメ研究所Voicyより

お金を増やすには、“上手に使う”こと。キンコン西野が「カッターナイフ」で解説

お金
みなさんは、「お金を増やす一番いい方法は?」と聞かれたら、なんと答えますか?

収入を増やす、節約をする、貯金をする、投資をする…いろいろな答えがあると思います。

キングコングの西野亮廣さんは、「お金を増やす一番の方法は、お金を上手に使うことだ」と話すいっぽう、「お金の上手な使い方を知っている人は少ない」といいます。

なぜなら、多くの人は上手なお金の使い方に関する教育を受けていないから。

今回は、お金の使い道のひとつである「投資」について、『西野亮廣エンタメ研究所Voicy』よりご紹介します。

小学生でもわかるように解説してくださっているので、お子さんのいらっしゃる方は、ぜひご家庭でもお話してみてください。

稼ぎ方を学んでも、お金は増えない

ボクのオンラインサロンのコンセプトは、「世界を獲るエンタメの裏側を全部見せます」。

自分たちが命を削って作ったエンターテインメントは、お客さんに知ってもらい、買ってもらわなければ意味がありません。

そのため、オンラインサロンで見せている舞台裏には当然、広告やお金の話も含まれています。

予算のこと、絵本の発行部数、映画の前売り券の状況…。

今は世界戦がスタートしているので「今日トルコで版権が売れました」といった報告もしています。

こんな調子で、オンラインサロンでは「予算をどう生み出すか」から「予算をどう使うか?」まで話しているんです。

でも「お金の使い方」って、ほかの場所ではあまり議論されないですよね。

ネットを見ると「稼ぎ方」や「儲け方」についてばかりで、「お金の使い方」についてはあまり語られていません。

なぜなら、消費者・視聴者の鏡であるメディアには、世の中が求めている話が取り上げられるから。つまり、みんな儲け話が好きなんです。

しかし、お金を増やす方法の本質は「稼ぐこと」ではありません。

1億円稼いでも使い方を失敗すれば、2億円の借金ができるかもしれないですよね。

お金を増やす一番の方法は、「上手に使うこと」です。

お金は稼ぎ方ではなく、使い方を学ばなければいけません。

それなのに、学校で教えてもらえないから、みんな「正しいお金の使い方」を知らないんですよ。

運転免許を持っていない人に、車を持たせているようなもの高い確率で事故が起こってしまいます。

子どもでもわかる「投資」のメリット

ここからは、小学生でも理解できるような説明で、「投資」についてお伝えしたいと思います。

そもそも、投資とは何でしょうか?

答えは「将来の利益のために金銭を投入すること」です。

この時点で「ちょっと難しそう」と思ってしまうかもしれません。

もしあなたにお子さんがいるのであれば、以下のように説明してあげるといいでしょう。

たとえば、あなたは大量の紙を切らなければいけないとします。

手元に道具がない状態で紙を切るには、紙にびっちりと折り目をつけて、両手で慎重にピリピリピリピリ…と、少しずつ裂かなければいけません。

これだと、作業にめちゃくちゃ時間がかかりますよね。紙を裂くだけで1日が終わってしまいます。

しかし、200円でカッターナイフという「生産力」を買うとどうでしょう。

作業時間がグッと短くなり、時給800円のアルバイトをする時間も生まれます。

この瞬間、将来の利益が増えていますよね。

では、ここで問題です。

お金を出した場合と、出さなかった場合、どちらのほうがお金が増えましたか? 

このたとえ話は、購入する生産力がお鍋でも包丁でも、理屈は一緒です。

普段使っているモノを例に挙げると、すんなり理解できると思います。

「投資」を正しく理解することができれば、カッターナイフを使っているときに「便利だな」と思うだけではなく、「これを使うことによって、どういった利益が、どれぐらい生まれているのか」を意識できるようになるでしょう。

そういったことを自然に意識できるようになれば、場合によっては「節約」や「貯金」が、とんでもない無駄遣いにもなることがわかってきます。

ぜひ、お子さんがいらっしゃる方は、ご家庭で「投資」をテーマに議論してみてくださいね。

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西野さんが日々携わるエンタメビジネスの話だけではなく、「お金」や「集客」「時代」についても語ってくれる「西野亮廣エンタメ研究所」のVoicy

1つの放送は10分程度にまとめられているので、通勤時間やお昼休みなどちょっとした時間に、西野さんの思考に触れてみてはいかがでしょう?

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