「占いは、信じなくていい。使うんです」ゲッターズ飯田直伝“運のいい人になる方法”

ハハハ…さて、やりますか。

占いますかね。

いいんですよ、占いなんて体験しなきゃわかんないんだから。

お名前と生年月日を書いていただいて、両手を見せてください。…はい、ちょっとお待ちくださいね。

ふむふむ、なるほどね…では、基本的なところから。

まず「理論・理屈」がとても大好きなので、すぐ「なんで？」と言う人ですね。 実行力とパワーがあり、おだてに極端に弱いので褒められたらなんでもやりますが、心がまっすぐで品格があるわりにはベースが捻くれてるので、とにかく人と違うことばっかやってるのが好きです。

あと芸術家気質…アイデアを出すことがとにかく好きで、新しいことを生み出すのは得意ですがお金の管理や計算は好きではなく「儲かる」にはあまり興味がない。

やさしいわりに人間関係をすごく面倒くさがっていて、知的好奇心のないやつがとにかく嫌い。恋愛面は、変な女にハマ…

仕事面でいくと、昨年、今の仕事を辞めるか本気で迷ったかもしれませんが、2021年以降流れがいいので、2022年、2023年くらいで一通り道が見えてきます。意外と社長向いてますよ。経営者になったら成功します。2022年上半期にどうするかの決断が来るので、独立するならそこですね。

…と、こんなところですかね。あと肌フェチ脚フェチおしりフェチ。耳舐められるの弱い。

こんなに的確に言うの僕くらいしかいないですよ。

まあこれ、誰にでもできるんですけどね。台本あるんで。

いや、本物の占いは「ロジック」があるから当たるんです。特殊能力なんかじゃない。

手品みたいなもので、台本があれば誰でもできます。

なんなら売ってますから、台本。この本に全部書いてますから。

できますよ。

というか、そもそも占いって「運がいい人」になるために使ってもらうものですから。

今日はそのあたりから説明しましょうか。

まず大前提として、どんな人にも必ず「運気」には波があります。

「ずっとラッキーがつづく人」「ずっと不運がつづく人」なんていない。体調と同じで、誰にでもアップダウンはあるんです。

「運気のいいタイミングで決断できているかどうか」。運がいい、悪いは「決断のタイミング」がすべてなんです。

だから占いの役割って非常にシンプルで、「運気のいいタイミングで適切な決断ができるようサポートすること」なんですよ。

僕が編み出した「五星三心占い」でも、みなさんが漠然と感じている「運気の波」を、過去6万人、20年以上占ってきた実績・データをもとに可視化して、運気のピークに決断できるようアドバイスしているんですね。

ただ「運のいい人」というのは、これを勘だけで実践してしまうんです。

たまにいるじゃないですか、「なんとなく今かと思って」みたいなことを言う人。

「運のいい人」とはつまり、「異常に勘がいい人」。そういう人は、占いは要りません。

だから、ですよ。ほとんどの人はそんなことできないから、僕は占い本を出してるんです。

運気のピークで決断できる「運のいい人」になりたければ、占いを使えばいいんです。「このタイミングでいくといいですよ」って、全部教えてるんで。

ただねえ…ほとんどの人は、言うこと聞いてくれないんですよ。

「ダメだ」って書いてるのに、「自分を信じる…！」みたいに運気の波が低いタイミングで動いちゃう人がすごく多いんですよ。

これ、一番やっちゃいけないこと。

運気には波がありますが、べつに「高いからなんでもうまくいく」「低いから全部ダメになる」という話ではないんです。

運気の波が高いところは、自分の才能や個性が大活躍するタイミング。

逆に低いところは、才能や個性がひっくり返ってしまう「裏運気」の状態なんです。

簡単にいえば、普段の自分の才能や個性が通用しなくなってしまう状態です。

たとえばサノさんは裏運気になると、「新しいものが好き」という個性が裏返って急に「おじいちゃん」っぽくなるんですよ。

「温故知新、古いものから学ぶことこそ大切だ」みたいに考えはじめる。

でね、いわゆる「運が悪い人」って、「裏運気」に抗ってしまってる人なんですよ。

運気がいいときにたまたまうまくハマってただけなのに、自分を捨てられず「自分らしい戦い方」だけで押し切ろうとしてしまう。

自分らしさが通用しないのが「裏運気」だって言ってるのに。

「運のいい人」ほど、自分のやり方が通用しない「裏運気」を自分を成長させるチャンスと捉えて、柔軟に自分のやり方を捨てるんです。

「自分」のあり方にこだわらず、流れに身を任せながら柔軟に決断していく。

その発想の転換ができる人が、成功するんですよね。

最終的には、「行動してるかしてないか」だけの差ですよね。

世の中見てもそうじゃないですか。成功と失敗の分け目なんて動いたか動いてないかだけ。

何の種もまいてない人は、運気がいいタイミングが来たところで何も起きないですよ。

行動しない人って、「経験を積まない」という失敗がいちばん怖いことを知らないんです。

ずっと同じ場所で立ってる人は、転ばないけど、「転び方」を一生学べない。せっかく大チャンスが来ても、転ぶのが怖くて動けなかったり、転んで大けがしたりして逃しちゃうんですよね。

それに、結局人間は「失敗」でしか自信をつけられないんですよ。

「あのときあれだけ転んだんだから、もう転んでも大丈夫だ」と思えるわけで。

50代になっても「俺東大卒だから」みたいな過去の成功体験を語ってる人より、「どんな失敗を乗り切って今があるか」という過去の失敗体験で自分を語れる人のほうが、よほど真の自信を持てているはずなんですよね。

苦労を避けさせちゃう占い師も多いんだけど、僕はむしろ「ここでは思い切り大けがしてきなさい」と言います。

「あなたここでコケないと気づかないから、1回鼻へし折られておきなさい」って。

「悪いことが起こらないように使う」より、「立ち上がり方を知るために使う」ほうが、よほど運のいい人になれると思います。

まあいろいろ言ってきましたけど、改めて「運のいい人になる方法」に答えるとしたら…

ゲッターズ飯田の占い本を「読め」、そして「使え」ですね。

つまり、「買え」ですね。

今日の取材で気づいてもらえたらうれしいんですけど、僕は一度も「占いを信じろ」とは言ってないんですよね。

すぐみんな「信じる」とか言うけど、僕自身そんなに信じていないので。

それより、ぜひみなさんに占いを「使って」ほしい。

違う、違う。道具。「使うもの」です。

優柔不断な人に、行動するきっかけとして使ってもらうための道具です。

人生が山登りだとしたら、占いって道の標識や地図みたいなものなんですよ。

ここから坂道があるのに、知らずにダッシュで行こうとしてる人に対して…

「この先坂道だから、ゆっくり行って体力温存したほうがいいよ」「こっちに給水所あるから、今のうちに水分補給したほうがいいよ」と教えるのが占いの役割なんですよね。

この先の道のりがどうなってるか何も知らずに、適切なペース配分わかんないまま走ってたらそりゃしんどいよなっていう。

占いって、「ゲームの攻略本」みたいなものなんですよ。

「あっここに宝箱あんのね！」「ここトラップあるのか、危ねえ！」みたいな。

もちろん攻略本なしで楽しむかは本人次第ですけど、「そのダンジョンで迷ってるヒマある!?」みたいな場面もたくさんあるじゃないですか。

「だったらこっちにメタルスライムいっぱいいるから効率よくレベル上げしない？」みたいな。

べつに全部読まなくてもいいんですよ。迷ったときだけ運気の状態を見ればいい。

攻略本も最初から最後まで全部読む人あんまいないじゃないですか。

人生に迷ってしまったとき、「運気がいいからやってみよう」「裏運気だからやめておこう」と決断のきっかけにしてもらえたら、とてもうれしいですね！