ビジネスパーソンインタビュー
ABEMAであの「1000万円シリーズ」にチャレンジ!
【成功者マインドの塊】朝倉未来が語る「失敗が怖くなくなる思考法」とは?
新R25編集部
2021年11月20日(土)20時から、ABEMAオリジナル「1000万円シリーズ」の最新企画「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」が放送されます。
これは、街のケンカ自慢が賞金1000万円をかけて、かつて“路上の伝説”といわれたプロ格闘家・朝倉未来さんに挑むチャレンジ企画。
過去、クレベル・コイケさんとの試合で敗北した後に公開したYouTubeでは、ボコボコの顔になりながらも「みんなにもチャレンジしてほしい」と語った朝倉さん。その姿にグッときた人も少なくないはず...!
朝倉さんが危険をおかしてまで“挑戦”にこだわりつづけるのは、一体なぜなのでしょうか? その価値観を、格闘技好きの新R25編集長・渡辺が深堀りしました。
インタビューを通じて明らかになった「チャレンジできる人」と「チャレンジできない人」の違いとは…!?
「凡人で終わるなら死んだ方がマシ」だと思っていた
渡辺
僕、格闘技が好きで朝倉さんのYouTubeもよく拝見してるんですけど、なぜ朝倉さんは「チャレンジしよう」というメッセージを繰り返し発信してるんでしょうか?
朝倉さん
シンプルに、自分がやってきてよかったと思うからですね。
もちろん、普通の人生を望んでいる人にチャレンジを強要するつもりはないです。
でも僕は、凡人みたいな生活で終わるぐらいだったら死んだ方がマシだと思ってたんで。普通じゃイヤだったんですよ。
【朝倉未来(あさくら・みくる)】総合格闘家、YouTuber、実業家。1992年、愛知県豊橋市生まれ。喧嘩に明け暮れた中学・高校時代を送り、「路上の伝説」とも称される。2013年にTHE OUTSIDERに参戦、史上初の2階級王者となる。2018年にRIZINデビュー。トライフォース赤坂に所属し、同ジムのインストラクターも務める。2019年5月にはYouTuberとして活動を開始し、2021年9月時点でチャンネル登録者194万人を誇る
渡辺
「普通の人生で終わりたくない」というのは、「有名になりたい」とか「何かで成功したい」とか、そういう気持ちだったんですか?
朝倉さん
一番は、とにかく自由になりたくて。
中学生の頃、親とか先生に「いい高校・いい大学・優良企業」っていうレールを敷かれたときに「それが本当に幸せなのか?」って自問自答して、「違うんじゃないか」って思ったんです。
渡辺
中学生の時点で...
でも当時、自由になるために何をすればいいかはわかってたんですか?
朝倉さん
ハッキリとはわかってなかったですけど、「自由になるためにはお金が必要で、雇われてたら稼げない」っていうことはわかってました。
「大きなお金を生むには、商品や自分自身を多くの人に認知させる必要があるんじゃないかな?って」
朝倉さん
僕、社会人になってから少しだけ工場で働いたことがあるんですけど、そのときに「自分の人生をお金に動かされてるな」って思ったんですよ。
お金がないから好きじゃないことをしなきゃいけなくて、土日の休みだけが楽しみな生活で。
渡辺
僕も学生時代にアルバイトしてるときはそんな感覚でしたね…
朝倉さん
そこで「残りの人生、ホントにこれでいいの?」って自問自答したときに、自分はお金を動かす側でありたいし、仲間と一緒に自分がやりたいことを仕事にできるのが一番いいなって思って。
渡辺
そのために「普通じゃないことをしなきゃいけない」っていう感覚はあったんですか?
朝倉さん
ありました。
たぶん、格闘技をやってない人生でも、起業したり会社経営してたと思います。
何か違うことで成功していた自信はありますね。
渡辺
格闘技じゃなくても、何かにはチャレンジしていたと。
朝倉さん
絶対にしてました。
もちろん、格闘技で結果を出しているかいないかで、成功する難易度は違ったとは思いますけど。
“何もない時代”こそ、チャレンジし放題
渡辺
朝倉さんは、昔からチャレンジすることが怖くなかったんですか?
朝倉さん
当時、自分は底辺にいると思ってましたから。
「失敗したとしても、そこ(底辺)に戻るだけ」っていう考えだったので、挑戦はしやすい状況でしたね。
渡辺
なるほど、そういう気持ちだったんですね。
そういえば、クレベル戦のあとに「自分は“負けたくない”という気持ちが強くなりすぎていた」とおっしゃってたじゃないですか?
朝倉さん
はい。
渡辺
やはり、実績を出して有名になってからの方がチャレンジのハードルは上がってますか?
朝倉さん
そうですね。何もなくて格闘技に挑戦してたころとはワケが違うんで。
RIZINの次の試合も「負けたら終わりでしょ」って言われますし(※)、リスクを取っているっていう意味では、今が“本当の挑戦”だと思います。
※本取材は2021年10月2日(土)に開催された「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1」の前に実施されました
渡辺
「自分には何もない」と卑下してる人もいるかもしれませんけど、今の朝倉さんと比べれば、そういう人の方がむしろチャレンジしやすいと思いますか?
朝倉さん
そう思います。
天秤にかけるものが何もない人って、青春時代の遊びの時間を努力に投資できるかどうかが勝負じゃないですか。
僕はそこで格闘技の練習に投資することを選んだんですけど。
渡辺
でも、「だからといって朝倉さんのように成功できるとは限らない」と思ってしまう人も多いと思うんです。
朝倉さん
もちろんそうですけど、僕も当時は夢に向かって努力してる自分に酔ってたんで。
居酒屋で愚痴を言い合ってるヤツらを見て、「これは自分のほうが幸せだな」って思ってました。
だから、好きなことならチャレンジした時間はムダにならないと思いますね。
チャレンジを選ぶ“直感力”や“洞察力”には自信がある
渡辺
朝倉さんって、有名になってからはいろんな誘いがあると思うんです。
今回のABEMAの企画のオファーもそのひとつだと思いますけど、どうやって自分がチャレンジすべきものを選んでるんですか?
朝倉さん
僕、結構“直感型”なんですよ。だから、自分の感覚で6〜7割いい方向に転びそうだと思ったものはやっちゃいます。
今回の1000万円企画も、3〜4割は「批判がくるだろうな」って予想できるじゃないですか。でも、「どうすればそういう人たちを振り向けられるんだろう」って考えるのが楽しいんですよね。
自分の工夫次第で、印象は変えられるので。
渡辺
なるほど。“直感”と言いつつも同時に俯瞰して考えてるんですね。
朝倉さん
僕、洞察力とか人を見る力に自信があるんですよね。
子どものころから、トランプとかも異常に強くて。
渡辺
へぇ〜! なんでそういう子どもに育ったと思いますか?
朝倉さん
生まれつきな気もするんですけど、親父が結構疑い深くて、簡単に人を信用しないタイプだったんで。
その影響もあるかもしれないですね。
渡辺
なるほど。お父さんがそういう人だったんですね。
朝倉さん
最近はまわりにもそういう(洞察力があるという)印象を持たれてるので、もはや僕を騙そうとしてくる人がいなくなりました。
むしろ逆に、「朝倉未来にいい思いをさせてあげたい」とか「朝倉未来に金を稼がせてあげたい」って思わせられる人になりたいと思ってて。
渡辺
そうなったら最強ですね…
ちなみに、どういう人がそうなれると思いますか?
朝倉さん
本音で話す人ですかね。
八方美人の人に、「いい思いをさせてあげたい」って思わないじゃないですか。
渡辺
たしかに、そう言われるとそうですね。
朝倉さん
僕はいろんなメディアでも本音で話すし、悪いことは「悪い」って忖度なしで言っちゃうタイプなんで。
そこは信頼してもらってるのかなと思います。
“失敗する前提”でいれば、チャレンジは怖くない
渡辺
ちなみに朝倉さん、ケンカに明け暮れてる時代も戦略家だったんですか?
朝倉さん
当時はそうでもなかった気がします。
50対2のケンカでやられたのなんて、明らかに戦略ミスですし(笑)。
戦国時代だったら負けてますよね。
50対2のケンカって、漫画の展開を盛り上げるための架空の設定だと思ってました
朝倉さん
でもそこで「卑怯なワザを使う敵もいる」って知ってからは、用意周到になりましたけど。
渡辺
二度と同じ失敗はしないと。
朝倉さん
僕、自分の力のなかで“修正能力”が一番長けてると思ってて。
失敗から成功に持っていく力が強いんですよね。
渡辺
普通の人は、一回失敗したらチャレンジが怖くなっちゃうと思うんです。
でも、朝倉さんは失敗してもそこから挽回できると思ってるから、何度もチャレンジできるんですかね?
朝倉さん
そうですね。失敗は全然恐れてないです。
「絶対失敗しない」と思って失敗するとガッカリしちゃいますけど、「挑戦はまず失敗するものだ」と思っていれば、そこから成功につなげるマインドが持てるじゃないですか。
朝倉さん
いきなり全部キレイに成功するなんて人、成功者のなかでもほとんどいないわけで。
だから、「失敗からどれだけ吸収して修復するか」のほうが大事なんですよね。
渡辺
なるほど… 「チャレンジできる人」と「できない人」では、そのマインド(失敗が前提になっているかどうか)が大きく違いそうですね。
“夢や目標はないけど、モヤモヤを抱える人たち”へ
渡辺
朝倉さんは以前少年院を訪問して「夢を持つ大切さ」を説いてましたけど、今の時代って「夢や目標は見つからないけど、今のままでいいとも思ってない」みたいな人が多いと思うんです。
朝倉さん
最近、特にそういう人多いですよね。
渡辺
そういうモヤモヤを抱えている人に、どんなメッセージをおくりたいですか?
朝倉さん
「何もなかった人が、ある日突然大金持ちになる」みたいなストーリーの映画ってよくあるじゃないですか?
渡辺
ありますね。
朝倉さん
でも世の中、そんなことないんですよ。世の中で成功しているすべてのことが、行動したり挑戦した結果。
だから、挑戦しなかったら成功はない。何もやらなかったら、何も起きない。
それが答えです。
得意の左ストレート並みに厳しい言葉を突き刺してくる朝倉さん
渡辺
その時点では夢や目標がなくても、動いているうちに見えてくることもありますか?
朝倉さん
それは全然あります。
たとえば、僕がYouTube始めるときに一緒にやろうとしてた友人が「総合格闘技のファンの数を考えたら、MAXでも登録者は10万人くらいが限界だろう」って言ってたんです。
でも結果見たら、2年で200万人弱じゃないですか。
渡辺
朝倉さんが格闘技ファンの裾野を広げたと思いますし、たくさんの格闘家に希望を与えたと思います。
朝倉さん
やる前から「これ以上無理だ」とか決めちゃう人は多いと思うんですけど、チャレンジしてみるとこういう予想もしてないことが起きるんですよ。
朝倉さん
それに、今の時代って誰でも成功できる可能性が高くなってると思うんですよね。
渡辺
たしかに、SNSやYouTubeで個人がメディアになれる時代ですし、昔に比べていろんな成功のパターンがあるなと思います。
朝倉さん
ある意味フェアな時代だから、誰にでも可能性がある。
“挑戦した者勝ち”だし、行動した者だけが成功を手に入れる可能性を持ってるなって。
最終学歴中卒の僕が言ってるので、説得力があるかなと思うんですけど。
「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」のみどころは?
渡辺
最後に改めて番組のことを少し聞きたいんですが、朝倉さんが思う、今回の「1000万円企画」の見どころを教えてください。
朝倉さん
まず、“ストリートファイト”ってところが面白いなって。
僕のYouTubeの「ケンカ自慢企画」って、「RIZIN」がアップしてる試合の動画よりも視聴回数が伸びてるんですよ。
朝倉さんは自身のYouTubeチャンネルで、街のケンカ自慢からスパーリング希望者を募る「ケンカ自慢企画」を展開しています
朝倉さん
全国のケンカ自慢とストリートでケンカするって、その企画のガチバージョンなわけじゃないですか。
そりゃ楽しくないわけないと思いますよ。
渡辺
僕も朝倉さんのチャンネルのケンカ自慢企画、何度もリピートして見てます(笑)。
人のケンカって、なんでこんなに見たくなっちゃうんですかね?
朝倉さん
こないだ僕のYouTubeチャンネルの中で、「今までケンカしたことありますか?」っていうアンケートを取ったんです。
そしたら、半数以上の人が「今までの人生で一回は、殴り合いのケンカしたことがある」って回答したんですよ。
渡辺
そんなに多いんですか!?
…だいぶ偏ってません?(笑)
「僕のチャンネルなんで、ちょっと偏ってるでしょうね(笑)」
朝倉さん
だから、ケンカをしたことがある人たちからすると、「この地域のケンカ自慢はどのくらいの強さなんだろう」っていう興味がある。
一方で、真面目に生きてきた人たちは、基本的にヤンキーが嫌いなんで。彼らがボコボコにされてるところを見たくなるんじゃないですかね?
渡辺
たしかに。いろんな人が興味を持てるコンテンツになってますね(笑)。
もしかしたら昔の朝倉さんみたいに、とんでもなく強い人がいるかもしれないっていう期待感もありますし。
ちょっとしたハプニングが起きてもおかしくないと思いますか…?
朝倉さん
全然おかしくないです。
渡辺
今日話を聞いて、人生で初めてPPV(ペイパービュー)に課金することになりそうです(笑)。
めちゃくちゃ楽しみにしてます!
「挑戦しなかったら、成功はない。でも、行動すれば誰でも成功しうるフェアな時代」
厳しさと希望が入り混じった朝倉さんの言葉。
どう受け止めるかはあなた次第ですが、“失敗して当然”マインドで一歩踏み出してみた先にワクワクする人生が待っていることは間違いなさそうです。
挑戦者も続々公開中。朝倉さんのストリートファイトをお見逃しなく!
朝倉さんの新しいチャレンジを一緒に体感できる企画「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」は、ABEMAにて2021年11月20日(土)20時から生放送。
手に汗握る戦いの詳細はこちらをチェック!
「ABEMA 格闘チャンネル」では挑戦者も続々公開中!
ピリピリした雰囲気のオーディションの様子はこちら…!
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