ビジネスパーソンインタビュー

ビジパの悩みインサイト

「その考え、相当アホです」飲みニケーションにモヤるZ世代に宋世羅さんが喝を入れてくれた

新R25編集部

2025/02/17

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複雑なはずのビジパの悩みを、単純化して取材していた」「本質的じゃない悩みをでっちあげていた

という反省のうえ、「個人のリアルな悩みにひもづいた取材」を改めてしていくことを方針とした新R25編集部。

今回は、新R25編集部インターン・りんたろうの「飲みニケーションに迎合できない」という悩み。

健康のために断酒を始めたこともあり、飲みの席での立ち回りに苦労していると言いますが…

お酒を飲んでいる人たちに“置いてけぼり”を食わないようにするには、どうしたら?

“お酒の席”独特のコミュニケーションに抵抗が…

りんたろう

僕の今回の悩みは、「飲みニケーションに迎合できない」っていう悩みでして…

天野

そんなことばっか言ってんな。

渡辺

Z世代っぽいね。

りんたろう

Z世代は、飲み会自体に行きたくない人が多いんですよ。「意味ないでしょ」って。

僕は別に、飲み会に行くのは全然いいんです。ただお酒が強くないこともあって、僕にとって「飲み会=気合いを入れるもの」でして。

気合い…?

りんたろう

この前プロ奢ラレヤーさんに、「飲み会でうまくやろうとしなくていい」と言われたので、とりあえず顔を出すようにはしてるんですけど…

腹割ってしゃべらなきゃいけないとか、飲んでないと変な目で見られるとか、飲み会特有のコミュニケーションにまだ抵抗があって

渡辺

飲み会で自然体でいられるならいいけど、それを許容される空気でもないしって?

りんたろう

そうなんです。

しかも最近、お酒を断ち始めたんですけど。

渡辺

健康のためって言ってたっけ。

りんたろう

そうです。そしたら、飲んでいる人たちに置いていかれる自分をより感じるようになって。

酒がなくても話せるのに、なぜ飲まないといけないんだろうって思っちゃったり…

お酒が入った瞬間に、お酒のモードに入る人が嫌なんです。

渡辺

ぶっちゃけ、酒を飲めないわけではないりんたろうに「僕ウーロン茶で」って言われたらどう思います? 天野さん。

天野

「あ~~…」ってなりますね。

そんなに悪い印象を持つわけではないけど、一線引かれたかもって

渡辺

そうなんだよね。

りんたろう

それは感じるんですよ。こっちも。

渡辺

りんたろうも、テンションがずれてるということが嫌なんだと思う。

飲まなくてもコミュニケーションできれば価値があると思って参加しても、相手が同じテンション・価値観じゃないと、有意義になりづらいよね

断酒をしてから、酒に対しての目的思考が高まっちゃったんだろうね。

りんたろう

それもありますね。

個人的には、飲まない状態で、飲んでいる人と同じテンション・同じ解放感で話せることを目標にしています。

渡辺

たしかに飲んでなくても、めちゃくちゃ楽しそうにしてたら別にいいかなあ。

天野

でも、酒を飲まない人が飲み会にいると「嫌じゃないかな?」って心配になっちゃうんですよ。

なんなんですかね。人間の「ともに堕落したい」という本能なのか…

渡辺

どうしても、酒を飲まないやつは“腹見せてない”と思っちゃうんだろうな。

天野

一緒にダメな部分を見せ合いたい。それによって仲が深まるし、ほかでは代替できないって感じかな。

渡辺

でも本当に、その場を全力で楽しんでることが伝わればいいと思うよ。

天野

俺は、「気合い入れてる」っていうのが気になって…それって“防御”じゃん。

渡辺

面白くない場を無理に頑張ろうとしてる感じに聞こえちゃうかもね。

りんたろう

ただ、行かないのはよくないと思っているので…

渡辺

う〜ん、難しいねこれは。

そこで今回、アドバイスを求めたのは、保険営業マンでありYouTuberでもある宋世羅(そん・せら)さん

ビジネスに関する情報を発信する一方で、飲み会での立ち回り方や考え方についても発信されています。

宋さんが語る、飲み会の極意とは…?

「行きたくない」が本音? 飲み会における心構えとは

りんたろう

宋さん、今日はよろしくお願いします。

社会人になると、仕事関係の飲み会も増えると思うんですけど、僕は飲みニケーションについていけないという悩みがありまして…

今断酒していることもあって、飲まなくても飲み会に迎合できるならそれがベストだなって。

宋さん

まず会社の飲み会やお客さまとの会食は仕事なので、しんどいのは当たり前だし、気を遣うものだよね。

ぶっちゃけ、僕もできれば行きたくないですよ。とくに若手のころはそうでした。

【宋世羅(そん・せら)】証券営業マンとして4年間勤務したのちに独立。現在はフルコミッション(完全歩合制)の保険営業マンをしている。YouTuberでもあり、自身のチャンネル「宋世羅の羅針盤ちゃんねる」で保険、株、営業などのノウハウを発信。飲み会・酒の飲み方に関するコンテンツも同チャンネルで発信し、話題に。著書に『ヨイショする営業マンは全員アホ 1%だけが知っている禁断の法則』など

宋さん

何年も社会人をやって立場が出てくればちょっと良くなるけど、下っ端の時は、家でダラダラするほうが絶対楽だし。みんなできれば行きたくないでしょ。

要はそこで、「仕事のため」「仕事だから」っていう捉え方をしてるかどうかですよね。

りんたろう

そうか…

宋さん

最初はやらざるを得ないんじゃない? 

自分にはまだまだ力がないだろうし。

「そういうのダルいんで。気ぃ遣うんで行きたくないです」って言うんだったら、じゃあお前起業しろやっていう話になっちゃうじゃないですか。

りんたろう

新人として、先輩への気づかいは当然だと思いますし、そこから得られることもあることはわかるんですけど…

ビジネスとプライベートの中間みたいな飲み会が、モヤモヤするんですよね。

プライベートの飲み会なのに戦闘モードで臨んじゃうような感じがあって…

宋さんは、プライベートの飲み会はどういうふうに捉えていますか。

宋さん

プライベートは自分が楽しむだけ

何の気も遣わないし、言いたいことを言って飲みたいもん飲んで、飲みたくなかったら飲みたくなくていい。心理的ストレスがまったくない感じ。

りんたろう

子どものころからの友達なら、「飲みたくない」とか言えるんですけど、大学で知り合った友達のような、飲みが前提とされているコミュニケーションや関係性の構築が難しくて。

宋さん

うーん、実は「中間の飲み会」っていうのがピンときていなくて。

中間って何?

りんたろう

たとえば初めて会う同期とか、フラットに飲みたいクライアントとかとの飲み会とか…

そういう会での立ち回りが難しいんです。

宋さん

相手に合わせればいいんじゃない

「俺は一応クライアントだけれども、堅苦しい感じじゃなくて気ぃ遣うなよ」っていう人には、そういう対応をする。

ただ、実際に「ラフでいいよ」とか言う社長さんがいるけど、僕はカマかけられてると思ってる(笑)。

だから「わかりました!」とか言いながら、ビンビン気を張ってる

りんたろう

隙は見せない感じですか。

宋さん

そのほうがいいね。

「お酒が飲める・飲めないじゃない」大事なのは…

りんたろう

僕はプライベートでも気を遣いがちというか、飲み会では戦闘モードに入って、率先して盛り上げにいっちゃうんです。

お酒飲まなきゃいけないとか、みんなと合わせなきゃって思っちゃう。でも、そんな自分に内心モヤモヤしていて。

宋さん

それでいいんじゃないですか。

宋さん

僕が上の人間だったら、「ちゃんとしてる子だな」って思いますよ。

ちゃんと気を遣える子なんだって、普通に評価が上がるだけ

りんたろう

そうなのか…

宋さん

脇は締めたほうがいいと思います。

楽にやるのは、ほんまのほんまの気心知れた友達だけ。

適当にやっても魅力的で、それで許される人って、立場があるとか戦闘力が認められているレベルの人だから。

僕は、そういう振る舞いは若い間はやっちゃいけないと思う派です。酒の席って、意外と上は見てるんで

りんたろう

見てる?

宋さん

「こいつほんまに気ぃ遣えるやつかな」とか「楽しいなかでも、ちゃんとベクトルは俺に向けてんのかな」とか。

「うぇ〜い」って、心のなかまで芯を溶かしちゃってるような人は、大成してるイメージないですけどね

りんたろう

そうか…それは「親しき仲にも礼儀あり」みたいなことですか?

宋さん

そうそう。

ぶっちゃけ飲み会は気を遣うけど、それは今後上司から怒られにくくなる自己防衛でもある。

クライアントと飲み会をしたら、絶対注文を取りやすくなる。いずれにせよ、明らかにプラスに働くんです

「気を遣ってしんどくなるんで、僕、行きたくありません」とか言ってるやつは、それはいいんだけど、自分には戦闘力が何かあるの? っていう話

りんたろう

ベースの戦闘力とか実績がない状態で「飲み会ダルい」とか言ってたら…

宋さん

「誰が言っとんねん」ってなる。

りんたろう

そうですよね。

逆に言えば、戦闘力がない人間でも、飲み会での振る舞いは差別化できる武器になりうるっていうことですね。

宋さん

う〜ん、武器になるまではいかない。プラマイゼロぐらいかな。マイナスにならないぐらいの感覚。

りんたろう

お酒を飲める・飲めないは関係ないんですか?

宋さん

関係ない。だって、体質上飲めない人もいるわけじゃない。

けど、飲めないときの言い方にセンスが出るよね

今日僕飲めなくて。でも、もう酔っ払ってるので、追いついてください!」みたいに言うとかね。

宋さん

相手目線で、相手に気を遣わせない言動ができるかどうか

りんたろう

あぁ…僕はけっこう自分目線になってるな…体調がどうとか、明日の自分がどうとかって。

「お酒を飲まない」が先行してるから、飲み会もダルいのかな…

宋さん

飲めないことは全然問題じゃないし、飲まないことを伝えるのも別に問題ないと思うんですけど、言い方っすね

「15年ウソついてきた」上手なウソで乗り切る“処世術”

宋さん

今まで聞いて思ったのが、うまいことウソつけよってことですね。

りんたろう

ウソ…ですか。

宋さん

僕、マジな話、酒弱いんですよ

お客さんとの会食では、いつも「レモンサワー2杯が限界です」って言ってて。

でもこれはウソで、本当は4杯ぐらいいける

りんたろう

えええ(笑)。

宋さん

「2杯が限界で、めっちゃ弱いんです。1杯で顔赤くなって、ベロンベロンになっちゃうんです」って言ってるんだけど、3杯目を頼んだら、お客さんは「お前今日は頑張っとるな」ってなるでしょ。

りんたろう

なりますね。

宋さん

「社長の前なんで限界超えてます!」って言いつつ、本当は全然いける…っていうのを、15年ぐらいやってます

りんたろう

マジか…

宋さん

「自分の健康のために」とか「酒飲んだら次の日がしんどい」とかっていう理由は、すごくセンスがない。何かウソつけよってなる。

飲まないけど、あなたたちが好きだよ」っていう姿勢があればいいんです。

りんたろう

そういうウソも、ついちゃえばいいんですね。

宋さん

別にだまくらかそうとか、横領してやろうというウソじゃなくて、みんなのことを考えて、あなたも楽しんでほしいっていうなかでの言い訳だから。

それをかわいくできたらいいんじゃないかな

りんたろう

なるほど。飲んでる人に後ろめたいと思って言い訳するんじゃなくて。

宋さん

言い訳が下手なんだよ

オブラートに包んで言うと不器用だけど、悪く言うと相手のことを考えられていないよね。

結局自分の事情しか言っていない。飲めない自分、飲まない自分。それはガキだっていうこと。

飲み会の真の目的って…?

りんたろう

お酒を飲んで腹を割って話す、お酒によって距離感が近づく、という派閥の人っているじゃないですか。

そういう人たちのことは、どう捉えたら?

宋さん

飲み会で仲良くなるとか、話が通りやすくなるとか、会社内で安牌なポジションになっていくのは確実にあって。

ただそれは、別に酒を飲んだからではないと思ってて。

職場じゃないプライベートな場所で時を過ごすことが大事なのであって、極論、土日に上司と2人で釣りでもいいんですよ。ゴルフでもいい。

けどそれってムズいじゃん、なかなか。

りんたろう

相当ハードルが高いですね。

宋さん

仕事終わりで飲みやご飯、っていうのがやりやすいだけであって。

別に居酒屋で酒を飲むのがいいわけではないと思うよ。

りんたろう

共有している時間の長さや密度が重要であって、お酒は介在しないかもしれないということですか。

宋さん

そうです。

若手が上司と“熱い本音ブリブリ系”の話をするには…

りんたろう

宋さんの動画ですごく共感したのが、「浅瀬の飲み会」と「深海の飲み会」があるってところで。

「浅瀬の飲み会」は酔っ払いハッピー系、いわゆる解放されたい飲み会。カラオケに行って騒ぐとか。

「深海の飲み会」は、熱い本音ブリブリ系。がっつり偉い人とかと深い話をする飲み会。なるべく、この熱い本音を引き出すほうがいいって仰っていて。

僕はまさに熱い本音ブリブリ系の飲み会をやりたいんだなと思ったんですけど、そこに新卒1年目のぺーぺーが組み入るためには、どういうテクニックがありますか。

宋さん

新卒1年目のぺーぺーが一発目でそれできるかっていうと、なかなかキツイ。上も「どうせ新卒でしょ」って、ナメてるんで。

けど、仕事をするなかで「こいつは自分の考えもあって面白いやつやぞ」ってなったら、どっかで踏み込めるかもしれない

あと、上司によりますね。サラリーマン系の上司は、熱い本音ブリブリみたいなのをそもそもやらない人もいるから。

りんたろう

それはやりたくないってことですか?

宋さん

というか、そういう発想がない

「飲み会=イェーイ」っていうだけの人もいるから。

りんたろう

本音を引き出そうとしても無理だなっていう場合、諦めるしかないんですか。

宋さん

まあ、ちょっとだけジャブ打ってみるといいよね。

先輩、今まで10年間この会社でやっていて、仕事って楽しいですか?

これって、もう“本音ウイスキーブリブリのパス”じゃないですか。

本音ウイスキーブリブリ?

宋さん

ここで乗ってくるか、乗ってけえへんか

本音ブリブリ系が嫌いな人は「そういうのはどうでもええねん」ってなるし、そこで真面目に話してくる人は、語りたい系の人なんやなってわかる。

そこで付き合うと、「この部下は深夜2時にウイスキー片手に“仕事とは何か”を語れるやつや」「できる若手や」ってなっていく。

りんたろう

なるほど…まずはジャブを打ってみるのがいいんですね。

宋さん

上の人はけっこう乗ってくると思いますよ。

りんたろう

とくにうちの会社はそういう熱い話をしたい方もいると思うので…パスをこっちから振ってみたらいいのかぁ。

そもそも飲み会って、どのテンションで臨めばいいの?

りんたろう

動画では、“エンジョイ度数”の話もされていましたよね。

0%が月曜朝の出社レベルで、最低のテンション。100%は優勝のシャンパンファイトぐらい、完全にはじけて我を忘れてる状態という。

で、会食は35%から40%くらいで参加するのがいいっていうことだったんですけど、どのくらいのテンションなのかイメージできなくて…

宋さん

僕が言ってるのは、シュノーケリングのちょっと下

楽しさ数値50%が、シュノーケリングなんですよ。

シュノーケリングって、別にバカ騒ぎしないじゃないですか、海のなか入って、魚が泳いでて、こんな感じなんやっていうぐらいのテンション。

宋さん

会食は、それのちょっと下。

ガチガチのクライアントとの会食とかって、やっぱ相手のことを見てるんで。どれだけ我を忘れるのかなって

面白くなさそうにしてたら論外だし、楽しそうにしてても「あれ? 俺に対するベクトルを切ったな、自分が楽しむほうにいったな」ということがわかると、俺のことナメてんのとかと思う場合もあるんですよ。

カラオケで歌っていても「僕、社長にベクトルはちゃんと向けてるんで…」ぐらいの意識が、35%から40%

りんたろう

おお、なるほど…

宋さん

それぐらいのテンションでキープしなさいよってことで。

表面的な楽しさ」と「裏の脇の締め具合」があって、表面的な部分では場面に応じて、歌えって言われたら「カラオケ楽しいです!」って言ってんだけども、裏ではちゃんと意識してる

「グッと脇を締めるんです」

りんたろう

相手に感じさせるか感じさせないかのギリギリのラインでってことか…

めっちゃイメージが湧きました。

宋さん

テンションとか笑顔の量とか声の大きさとかっていうよりも、「心のベクトル」だと思っていて

俺に対する心のベクトルを切ったなとか、やっぱりわかるからね。

りんたろう

会食、なんかうまく立ち回れそうな気がしてきました。

あともうひとつ、下からはなかなか先輩や上司を飲みに誘いづらいんですけど、入り口はどうやってつくったらいいですかね?

宋さん

ちょっとカマかけるのがいいんじゃないですか

「田中さん、今度2人で連れてって下さいよ〜」って言ってみたら、その反応で大体わかるじゃないですか。

「全然いいよ」だったら本当に2人で行ってくれるし、「まあまあ、そうやね」みたいな感じだったら、この先輩は基本的に誘われた飲みには行かない人なのかなとか。

りんたろう

そういうコミュニケーションがあるのか。

宋さん

嫌がる人はいないと思いますけどね。

家族とかいろんな問題で本当に行けない人がいたとしても、誘われること自体はうれしいから、誘うことのデメリットはないよね

りんたろう

じゃあもう誘っちゃえばいいのか。

“家でゲームのほうが楽”でも飲み会に行くべき理由

りんたろう

僕らみたいな、飲み会に対して100%肯定的じゃないZ世代に対して、何かメッセージはありますか?

宋さん

さっきも言ったけど、僕もお酒弱いですし、気を遣っちゃうし、家でゲームをしているほうが絶対楽。それは当たり前じゃないですか。

でもそのうえで、仕事をしましょうよってことなのよ。

宋さん

「そんなの意味ない」とか「行きたくない」って、そらそうや、みんなそう。

そのうえで仕事がうまくいくとか、社内の立場をないがしろにされにくくなるとか、自分の身を守るために頑張るの

さらにシンプルに目の前の人を楽しませたい、楽しんでほしいという気持ちで振る舞うと、そういうことができるやつなんだ、相手に合わせられる人なんだっていうイメージを持ってもらえる

飲み会はそれでいいと思ってるんで。

だって、今大学4年生でしょ? 今日初めて会って、ぶっちゃけ誰やねんって話なんですよ。

りんたろう

そうですよね…

宋さん

人によっては確実にナメるよね。「大学生でしょ? まだ」みたいな。

でも、たとえば今日3時間ぐらい飲んだら、次の日もう下の名前で呼び合ってるかもしれない。

初対面って、誰しも「どうなんこいつ」っていう“うがった目”があるじゃないですか。それが外れるのが「飲み」だと思う

この技を使わずして勝つのは、相当の強者だけだよと。

りんたろう

飲みはファーストインプレッションを覆せる、もしくはさらに伸ばせるっていう機会として絶大ってことですよね。

宋さん

絶大だと思いますよ。やっぱみんな、初対面ってナメるからね。

りんたろう

初対面は堅くなりますし、ネガティブなほうに印象が付きがちですよね。

宋さん

そこを、日頃の9~17時の勤務時間のなかの、仕事力だけでぶち抜くのは相当すごいことですよ。

りんたろう

いやぁ、無理ですね…

宋さん

だったら一発飲みに行ったほうが早いよね

上も人間で、感情論なんで、何となく「こいつええやつ」だとわかったら、もうそれだけで“できるやつ”認定するし(笑)

よく知らなかったから、実際には優秀でも「どうせチャラチャラしてんねやろお前」ってうがった目線になる。

りんたろう

意外とそうかもしれない。

宋さん

評価って、仕事がどうとかが先じゃなくて、お前のことわかったわとか、何となくかわいいなとか、そのうえで「優秀やから、あいつは」みたいな。

そこを甘く見るのはアホっていうのが僕の考えです。

うっ…

りんたろう

「飲み会意味ない」って、相当甘い考えなのかな…

宋さん

甘いっすね

甘いというか、アホっすね

じゃあお前はどんなスーパースターなんだっていう。

りんたろう

それで失っているものがかなり多そう…

宋さん

本当の力だけでぶち抜かないといけないからね。

りんたろう

まずは、ちょっと仲よくなりたい上司を誘ってみるところから始めてみたいと思います!

飲み会が苦手だとばかり思い込んでいたけど、そもそもの姿勢が間違っていたのかも…と気づいたりんたろう。これまで、たくさんのチャンスを逃していたかもしれません。

とくに仕事関係の飲み会では、脇を締めて、相手目線で考えることが大切なんですね。今後はもっとうまく立ち回れるようになるはず…!

皆さんも、飲み会での振る舞いの参考にしてみてください。

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