ビジネスパーソンインタビュー
「最初の設計が甘いとドツボにハマる」中野優作さんが語る“企業発信の正解”

「最初の設計が甘いとドツボにハマる」中野優作さんが語る“企業発信の正解”

新R25編集部

Sponsored by 株式会社大丸松坂屋百貨店

2026/04/22

X
FacebookLINE

SNSが当たり前になった今、企業発信は「完全なレッドオーシャン」と化しています。

「バズっても売上につながらない」「社内運用が続かない」といった悩みを抱える企業も多いのではないでしょうか。

企業発信は、もはや「やるか・やらないか」ではなく、「どうやるか」が問われるフェーズ。

今回は、SNSを起点に100億円超の売上を生み出す株式会社BUDDICAの代表取締役社長・中野優作さんをお招きして、迷える企業がつかむべき、企業発信の“正解”に迫ります。

【中野優作(なかの・ゆうさく)】株式会社BUDDICA代表取締役。中学卒業後、土木作業員を経て株式会社ビッグモーターに入社。その後独立し、中古車販売事業で年商135億円超を達成。SNSフォロワー総数は100万人を超える。著書に『成長以外、全て死』(幻冬舎、2025年9月発売)

後半では、SNS運用の支援を手がける株式会社大丸松坂屋百貨店から、インフルエンサー事業責任者の岡﨑路易さんも登場。累計1億回再生の動画を生み出してきた実績をもとに、失敗しないためのSNS運用の極意を伺います。

中野さん流「中小企業が勝つためのSNS“2大ルール”」

十石

中野さん、よろしくお願いします。

本日のテーマはSNS時代の企業発信ルールとは何なのか?です。

中野さんはSNS発信にすごく力を入れている印象がありますが、いつごろからSNSを活用されているんですか?

中野さん

3年ちょっと前ですね。YouTubeでいうと、今持っているのは4チャンネル。ほぼ毎日更新しています。

よそ様のチャンネルに出させてもらっているのもあるので、僕、週8くらいは出てるんじゃないかと。

たしかに、中野さんを見ない日はない

十石

そこから飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍されてますけど、中野さんが企業発信をするなかで「これだけは譲れない」と重要視していることは何ですか?

中野さん

うちは社員が今200人ほどですが、いわゆる中小規模ですよね。

その規模だと、もちろん大企業とは違う戦い方になるわけで。

テレビCMやタレント起用のような“規模の勝負”では勝てないので、大手っぽくやらないのがまず1つです。

十石

となると、具体的にどんなことを?

中野さん

たとえば、普段の仕事や日常をめちゃくちゃ頑張って、そのまま切り取って出すとか。

着飾ったコンテンツではなく生の手触り感」を出していくこと。これが第一のルールです。

十石

つくり込まずに、ありのままを見せる工夫をされているんですね。

中野さん

もう1つは、フリーランスやインフルエンサーとは戦い方を分けるということ。

フォロワーを増やすために踊ったり炎上を狙ったりするような、インプレッション稼ぎのゲームは絶対にやらない

「大手っぽくならない」「色物インフルエンサーにならない」。その2つのルールのなかでやるのが僕の作法なんです。

“まわるネタ”と“売れるネタ”は違う。企業が「ハマるパターン」って?

十石

「SNSをどう頑張っても売上に直結しない」と悩んでいる企業も多いと聞きますが、どういう原因があると思いますか?

中野さん

うまくいっていない人たちは「まわるネタ」を追いかけてしまっているように感じます。

たしかにYouTubeでもTikTokでも“伸びる型”はあるんですけど、それは「売れるネタ」とはちょっと違うんです。

まわるネタをやり続けるなど「まずはフォロワーを増やすのが大事だから」と追っていると、結局何屋のアカウントなのかわからなくなっていく。

まわったとしても自社の事業に結びつかないんですよ。

これが一番陥りやすい、“ハマる”パターンです。

十石

株式会社BUDDICAの企業発信がうまくいっている理由はどこにあると思いますか?

中野さん

僕らは初めから「どの数字を取りにいくか」を決めて、そのための設計しかしないんです。

売りたい商品に対して、どういうストーリーで流すかを逆算する。

十石

なるほど。逆算せずに成功体験ばかりを取り入れようとしても、企業のブランディングには結びつかないと。

中野さん

むしろ、マイナスになっているケースは多いと思いますね。

十石

SNSを始められてから、採用の質や数に関しても変化はありましたか?

中野さん

はい。とんでもなくプラスになっていますね。

中古車業界の採用って、だいたい3人に1人を採用するくらいの割合なんですよ。でも僕らは20人に1人。「選ぶ採用」ができるくらい、SNSを始めて変わったなと実感しています。

十石

それはすごいですね。

中野さん

しかも、日ごろから僕たちの日常を出しているから、入社後のギャップがないんです。

辞退や離脱もまずない。離職率も10%を切っているし、最初から理解して入ってくれる分、教育コストも低いんですよ。

十石

それはお互いにメリットがありますね。

中野さん

お客さんも同じで、SNSと実態にギャップがあると、一度は来てもリピートはしない。

だから嘘をつかない」ことが、SNS運用をするうえでの一丁目一番地。

むしろ、うまくいっていないときや苦しんでいる姿も出す。

僕は社内で問題が起きたときも、全部公表しちゃってますから。

それは潔い

中野さん

結局、嘘を言ってもバレるじゃないですか。

問題が起きたときに笑って「大丈夫」とか言っていても、目の下にクマつくってしゃべってたら、みんな「中野さん寝てないんじゃない?」となる。

でも乗り越えると、ファンがついてくるんです。

それが大事で、頑張って成果が出たり、苦しんだ末に仕組みができたり…そういう“山と谷”を出していくのが重要だと思います。

「広告宣伝費はSNSをやらない罰金」。BtoB企業もマストでやるべき理由

十石

なかには「うちは法人向け(BtoB)だからSNSはいらない」と考える企業もいると思うんですが、それに対してはどうですか?

中野さん

絶対やるべきだと思いますよ

BtoBの企業でも、採用コストを考えたら、1人採用するのに数十万円くらいかかるじゃないですか。でもSNSをやっていることで、オーガニックで応募がくるようになれば、そのコストはかなり下げられる。

さらに言うと、広告収入も入ってきますから。

うちの場合、YouTubeはすでに事業としてまわるくらい広告収入があるので、そもそも運用コストは実質ゼロなんです。

中野さん

だから、SNSほどコスパが高いものはない。かつ積み重なっていくので、資産性もあるんです。

十石

なるほど。

中野さん

実際、うちの広告費換算でいうと数億円レベルで浮いてるんです。こないだ換算してもらったら、「年間6億浮いている」と言われましたから。

十石

そんなにですか!? もう、SNSをやらないほうがリスクに思えてきました…

中野さん

絶対そう。

僕はいつも、広告宣伝費は、SNSをやらない罰金だと言っていて。

広告費が足りないなと悩むくらいなら「SNS運用をもう少し頑張って、浮いた分を社員に還元したら?」というのが僕のポジショントークですね。

会社経営も一緒で、新規事業を立ち上げたらなんとか形にしていこうとするじゃないですか。そうすると切磋琢磨したりチームが団結したり、新技が出てきたりする。SNSも新規事業だと思ってトライするべきですよね。

「懸垂しても足は速くならない」SNS運用に必要な“正しい作法”

十石

SNS運用を頑張ろうとした企業でも、数カ月で挫折した、というパターンもよく耳にします。

ここまでのお話、「なるほど」と思いつつも、一方で「それって中野さんだからできるんじゃないか」とも感じてしまうのですが…

中野さん

僕が思うに、大抵の失敗パターンは「最初の設計が甘い」ということです。

まず、PDCAをまわせていない。

SNSも正解というか作法があって、その通りやっていけばある程度変化はつくれるはずなんですけど、そこのルールがわかっていない。

とりあえず走るの速くなりたいけど、ひたすら懸垂してたみたいな。

十石

遠回りし過ぎですね。

中野さん

コストがかかるから自分たちでやろう、となっても、結局手探りになる。

そうなると、やればやるほどドツボにハマっていくんですよね。

最初に失敗するとマジでモチベが下がるんで、最初の3カ月だけでもいいから、僕はプロにお願いしたほうがいいと言っています。経営者は頑張って外で稼いで、そのお金でプロに任せる。そのほうがよっぽど合理的だと思いますね。

中野さん「ゴルフと一緒なんですよ。最初にフォームをミスったら大変じゃないですか」

十石

もし今、中野さんがゼロからSNS発信をやるとしたら、プロに何を求めますか?

中野さん

ブランド毀損しない、嘘をつかない。

無駄にインプレッションだけ稼いで「まわってるでしょ」とそこにフォーカスした運用をされるのは嫌ですね。きちんと目的に合わせて設計してくれる人じゃないと。

十石

再生数を伸ばすのは、あくまで目的を達成するための手段ってことですね。

中野さん

ちなみに僕、これだけSNS得意ですけど、運用自体はすべて外注ですからね

十石

えぇ!?

中野さん

月に2000万再生とかまわってるんですけど、いまだにSNS担当は社内にいない。

だって、社内だとマネジメントしないといけないけど、社外だとクオリティに関してもシビアに要求できるじゃないですか。

さらに他社事例の知見も入ってくる。それが最大のメリットですよね。

これだけ発信力がある中野さんでも、自社でやっていないとは

累計1億再生した動画づくりの実績と安心感。大丸松坂屋百貨店が手がける「インフルエンサー事業」

十石

実は、今日はもう1人、SNS運用のプロを呼んでいまして。

ここからは、大丸松坂屋百貨店インフルエンサー事業の責任者である岡﨑路易さんにも話を聞きたいと思います。

【岡﨑路易(おかざき・るい)】株式会社大丸松坂屋百貨店・インフルエンサー事業責任者。自社SNSの運用をはじめ、企業アカウントのプロデュースや運営支援を手がける。累計1億回再生する動画を生み出すなど、再現性のあるSNS運用に強みを持つ

十石

大丸松坂屋百貨店は、今SNSやインフルエンサー事業にかなり力を入れていると伺いました。

ただ老舗の百貨店がSNS運用、というのが結びつかないんですが…きっかけは何だったんですか?

岡﨑さん

コロナ禍で店舗が一斉に閉鎖して、私たちのビジネスが手も足も出なくなってしまって。そのときに、店舗以外のビジネスをしようと生まれたのがこの事業でした。

もともとは自社でSNSアカウントを運用し、バズを生み出すところから始まりました。それが再現性を持ってできるようになったので、そこで得たノウハウを企業支援として提供しています。

十石

大丸松坂屋百貨店インフルエンサー事業ならではの特徴は、どんなところにあるんでしょうか。

岡﨑さん

1つめは、圧倒的な実績ですね。

トータルで8,000万回再生されたショート動画や、InstagramとTikTok合わせて累計1億回以上再生された動画とか。私たちには“桁違い”の成功体験があります。

もちろん炎上するようなバズではなく、しっかりと見ていただけるようなバズをつくるというのが、このサービスならではの価値だと思っています。

中野さん

僕、下馬評がない状態だったんですけど、その再生数はすごいですね…

よく考えたら、百貨店って新規のお客さんを集めるのが得意ですもんね。

岡﨑さん

ありがとうございます。私たち百貨店は、もともと「価値を伝えるプロ」なので…

店頭に立っていたころは「衣食住のプロになって、その魅力をお客さまに発信することこそが商売だ」と叩き込まれてました。

その舞台が、店頭からSNSに変わっただけなんです。

言葉はいらない。中野さんも驚いた“大丸松坂屋百貨店クオリティ”とは

十石

実際、どんな動画があるのか見てみたいと思うのですが。

まず1つめは「おかたべ🍰OKATABE」というアカウントです。

YouTubeショート、TikTokと合わせて8,000万回以上再生された激バズ動画がこちら

岡﨑さん

こちらはショートコント・ショートドラマのような形式で制作したもの。

ノンバーバル(言葉を使わない)なので、映像でしっかり情報を伝える構成になっています。

中野さん

演者さんのアサインもできるんですか?

岡﨑さん

むしろ、演者さんとセットでご案内することが多いですね。

インフルエンサーもいれば、モデル、俳優、コメディアンも含めて、幅広くコンセプトに合った方をご提案しています。

十石

2つめは「WAZA Studio」というアカウントですね。

岡﨑さん

こちらは伝統芸能、伝統工芸にフォーカスし、つくり手の姿をスタイリッシュに切り取ったものです。

中野さん

これ、機材がガチですよねカメラも音も。スマホじゃできないレベル。

岡﨑さん

専用のマイクを入れて、一眼レフカメラで本格的な撮影を行っています。

このように、私たちは「スマホ撮影による手触りコンテンツ」から「高品質な映像制作」まで、目的に合わせて柔軟に対応が可能です

十石

これだけ映像が美しいと、インバウンド需要もありそうですね。

岡﨑さん

まさに。私たちの強みは、海外でもバズを生み出せるところです。

国内だけじゃなく、非言語での表現を研ぎ澄ますことによって、海外の方にもアプローチできる。

動画によっては、再生数の8割ぐらいが海外でまわっているというケースもあるんですよ。

中野さん

一番得意なのはどの媒体なんですか?

岡﨑さん

とくにショート動画が得意なので、一番はTikTokでしょうか。

でも、先ほどの「おかたべ🍰OKATABE」の動画はYouTubeで一番伸びてますし、「WAZA Studio」はInstagramで伸びていて…媒体ごとに相性があります。

私たちはこの内容だったら、こっちで出すほうがバズるという勝ち筋がわかるので、それをもとに最適なご提案をしています。

中野さん

いや〜、レベルが違いますね。

岡﨑さん

実は以前、自社のアカウントに私自身が出演した際、「この部長と一緒に仕事がしたい」「この職場は面白そう」といったコメントをたくさんいただいたことがあって。

企業の中身や働いている姿をポジティブに伝える「採用ブランディング」のノウハウがあるのも、私たちの強みですね。

中野さん

SNSって、目的を定めずにただ再生数だけをメインで考えてしまう人が本当に多いんですよね。

でもブランディング、集客、採用…といろんなカードを持っているから、使い分けて提案できる。

ちょっと想像以上でした。

中野さんの食いつきがハンパないです

【結論】最初の設計が命。1秒目の工夫より大事な“土台のつくり方”

十石

最後に、自社でSNS運用を成功させ、そのノウハウを還元してきた大丸松坂屋百貨店だからこそ言える「成功の秘訣」って何でしょうか?

岡﨑さん

「開始何秒が重要」といった細かいテクニックやノウハウはたくさんあります。

でもそういうTipsより、一番大事なのはアカウント設計なんです。

中野さん

やっぱり、そこですよね。

岡﨑さん

私たちにはその設計にまつわる勝利の方程式があるんです。秘密のレシピなので詳しくは言えませんけど(笑)。

その方程式をベースに「強みや見せたい部分はどこか」という要素を掛け算していく。

だから、アカウントのコンセプトや設計にはめちゃくちゃ時間をかけています。

十石

中野さんも同じことをおっしゃってましたよね。その土台があるからこそ、確実に認知を取れる動画がつくれるのか…

中野さん

社内で内製しようとする人は多いですけど、一から立ち上げるのは大変ですからね。まずはお試しで外注してみるというもの賢い選択だと思います。

岡﨑さん

私たちは「共創チーム」という考え方を大切にしています。もし将来的に社内で運用したい方がいれば、伴走しながら私たちのノウハウを移管していくことも可能です。

十石

育成もサポートしてくれると。

中野さん、改めていかがでしょう?

中野さん

いやもう、ガチ勢のマーケター集団だなって

ただの運用代行じゃなくて、コンサル+教育もしてくれる。企業発信で悩んでいる方は一度お願いしてみたらいいと思います。

この取材が終わったら、僕もちょっと詳しく聞きたいですね(笑)。

中野さん、岡﨑さん、本日はありがとうございました!

百貨店だからこそできる「価値を伝える技術」が凝縮されたSNS運用・インフルエンサー事業。

圧倒的な実績と百貨店ならではの安心感で、SNS運用を強力にバックアップしてくれそうです。

「何から始めればいいかわからない」「自社にノウハウがない」と立ち止まっているなら、まずはプロの力を借りてみてはいかがでしょう。

ビジネスパーソンインタビュー

「最初の設計が甘いとドツボにハマる」中野優作さんが語る“企業発信の正解”

「最初の設計が甘いとドツボにハマる」中野優作さんが語る“企業発信の正解”

NEW

新R25編集部

Sponsored

もう体調に振り回されない。毎月熱で倒れていた僕が病欠0になった、3つの習慣

もう体調に振り回されない。毎月熱で倒れていた僕が病欠0になった、3つの習慣

新R25編集部

にしたん社長も認めた。喫煙所サイネージ「BREAK」が、認知広告の新定番になりつつあるワケ

にしたん社長も認めた。喫煙所サイネージ「BREAK」が、認知広告の新定番になりつつあるワケ

新R25編集部

Sponsored

“本当の自分”なんて会社で見せる必要はない。若者論の第一人者・舟津昌平さんが力説する「持てばラクになる組織人格」 Z世代がおじさんと距離を縮められない真の理由とは?「世代間の壁」をつくってしまう人の共通点

“本当の自分”なんて会社で見せる必要はない。若者論の第一人者・舟津昌平さんが力説する「持てばラクになる組織人格」 Z世代がおじさんと距離を縮められない真の理由とは?「世代間の壁」をつくってしまう人の共通点

新R25編集部

「“怒り”は極上のエンタメなんです」SNS疲れしてるのに…それでも見ずにはいられない本当の理由 【XはSNSじゃない】炎上・誹謗中傷はなぜ起こる?根本にあった意外な構造 【SNSに人間はいらない?】SNS疲れの処方箋として専門家が提示した、まさかの解決策

「“怒り”は極上のエンタメなんです」SNS疲れしてるのに…それでも見ずにはいられない本当の理由 【XはSNSじゃない】炎上・誹謗中傷はなぜ起こる?根本にあった意外な構造 【SNSに人間はいらない?】SNS疲れの処方箋として専門家が提示した、まさかの解決策

新R25編集部

「フリーランスか会社員か?」フリーランスの王が語る“生成AI時代に生き残る働き方”の結論 「会社員は安泰?何言ってんねん(笑)」年収チャンネル株本さんが力説。激化する生成AI時代に“スタメン入り”する人の条件とは

「フリーランスか会社員か?」フリーランスの王が語る“生成AI時代に生き残る働き方”の結論 「会社員は安泰?何言ってんねん(笑)」年収チャンネル株本さんが力説。激化する生成AI時代に“スタメン入り”する人の条件とは

新R25編集部