ビジネスパーソンインタビュー
「何に使うか?」が“人となり”になる
「お金の賢い使い方は“お得”だけじゃない」佐渡島庸平に、ペイディ×ふるさと納税の意義を聞いてみた
新R25編集部
スムーズな決済が特徴的で、分割払いも手数料無料*で利用できるあと払い決済サービス「ペイディ」。
自分のライフスタイルにあわせてスマホで賢くお買い物が楽しめることで話題のBNPL(あと払い決済)サービスです。
そんなペイディがこの度、日本最大級のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」と連携して、ふるさと納税する人を応援するキャンペーンを実施することになりました。
これを聞きつけ、ペイディでふるさと納税をしてみようかなと思うのですが…実際にやるのはなんとなくハードルが高く感じるふるさと納税。
そもそも税金やら投資やら、難しそうなことを調べるのは面倒で、お金とうまく向き合えていない気がするのは筆者だけでしょうか?
そこで今回は投資をテーマにした漫画『インベスターZ』も担当した敏腕編集者・佐渡島庸平さんに「若手時代のお金の使い方」、そして「ペイディでふるさと納税をすること」を聞いてみることに。
佐渡島さん、20代ってどんなお金の使い方をしたらいいんですか?
〈聞き手=福田啄也(新R25編集部)〉
【佐渡島庸平(さどしま・ようへい)】1979年生まれ。中学時代は南アフリカ共和国で過ごす。灘高校から東京大学に進学し、2002年に講談社入社。「週刊モーニング」編集部に所属。『ドラゴン桜』(三田紀房)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムズ』(伊坂幸太郎)などの編集を担当。2012年に講談社を退社し、株式会社コルクを設立。クリエイターとファンを結ぶことを目標に、編集やイベント企画、グッズ制作など幅広い事業を手掛ける
「雑な生活に使ってた」当時、若手編集者だった佐渡島さんのお金観
福田
最近、お金の使い方に悩んでいて…
将来に向けて貯めたほうがいいとか、投資すべきだとか、いろんな話がありますが、佐渡島さんは、若いころどんなことにお金を使っていましたか?
佐渡島さん
あんまり参考にならないと思うんだけど…
若いころは、雑な生活を回すことにいっぱいお金を使っていましたね。
福田
雑な生活?
佐渡島さん
とにかくほとんどの時間を仕事に費やしていたんですよ。
担当したい作品はすべて引き受けていて、作家の方と朝5時までずっと話し合うなんてこともあって。だから、家に帰るともうくたくたなんです。
食事は基本的に外食。洗濯はクリーニングに出すし、疲れたらマッサージに行っていて…
マンガ編集者のリアルな日常
福田
お金の力で生活をぶん回している…
佐渡島さん
時間と体力を使う以外に、成長する方法が当時はわからなかったんですよね。
仕事以外の時間はお金で圧縮して、使える時間は全部仕事に回していたんです。
ね? あまり参考にはならないでしょ?
まあ…マネはできなさそうですね…
佐渡島さん
でも今思うと…
せっかくお金で時間を買ったんだから、仕事以外にも人として成長するようなものをいろいろ見たほうが、結果的には仕事の面に返ってきただろうなってすごく思うんですよね。
福田
すべて仕事につぎ込んで実績を残しても、そう思えるんですか…
佐渡島さん
そう。僕は中学時代、親の仕事の都合で南アフリカに住んでいたんですけど、日本の大学受験の情報がまったくなくて。
勉強法がわからず不安だったという経験から生まれたのが『ドラゴン桜』だったんです。
だから、仕事以外のところに思わぬヒントがあるってことは本当に多い。
もし20代に戻れるんだったら「仕事ばかりに時間を使わないで、見聞を広めるためにお金を使え」って声かけたいかな。
『ドラゴン桜』は佐渡島さんの原体験がきっかけだったのか…!
「賢いお金の使い方に、個性が生まれる。“お得”を狙うことだけが正解ではない」
福田
僕も今年30歳になるので、そろそろお金の使い方を考えないとなと思っていて。
結局、お金ってどうすれば“賢く使える”んでしょうか。
佐渡島さん
そもそも、“お金を賢く使う”ってどういう意味で言ってる?
福田
おお…というと?
佐渡島さん
賢いお金の使い方って、「うまくお金を増やす」とか「値切る」ということだと思う人が多いけど、それだけじゃないはず。
僕にとってお金は天下の回りものだと思っていて、使うことで“いい循環”を生み出せれば、お金の役割はそれでいい。
佐渡島さん
つまり、お金がテンポよくいっぱい回ってるほうが社会にとってはプラスですよね。
逆に、自己投資とか誰かのためにお金を使うことなく、自分のもとに貯め込もうとすると経済が停滞しちゃう。
だから、個人でも企業でもキャッシュフローをよくしていくことが大事なんです。
福田
キャッシュフロー…それって結局、お金を効率的に、うまく使ったほうがいいってことじゃないんですか?
佐渡島さん
いや、お金のうまい使い方って効率だけじゃないんですよ。
たとえば、自分が満足できる商品やサービスに出会ったら、感謝をこめて倍の金額を払ってもいいわけです。
唐突なインフレだ
佐渡島さん
商品やサービスの向こう側には、それらを提供してくれた人がいて、その誰かが頑張ったっていうこと。
満足したから、そういう頑張りにプラスでお金を払ったっていいはずなんですよね。
福田
そうですね…ただ、それを実践するのは難しそうです。
佐渡島さん
僕も偉そうに語ってるけど、まだ修行中なんですよ。
でも、僕のまわりでそれを実践できている人は、感謝にお金を払うことで、その分感謝を返されて、結局自分の手元にお金が回ってきている。つまり、そういうお金の使い方が、自分を成長させることにもつながっているんです。
そういう人を見ると、お金の使い方がうまいなと思うんですよね。
その境地に、いつか至れるだろうか
佐渡島さん
修行の一環じゃないですけど、今は若い起業家や駆け出しのスタートアップ企業によく投資をしているんです。
福田
いわゆるエンジェル投資ですね。
佐渡島さん
そう。でもその見返りって、必ずしも金銭的なリターンが望めるわけじゃないんですよ。なかには失敗することもある。
でも、そんな過程で若くてポテンシャルのある人たちとの出会いが生まれれば、自分にはなかった考えや価値観に気づけて、自己成長の機会になる。
人に投資するっていうのは、購入とは違った価値はすごくあるなと思って、どんどんお金をつぎ込んでいます。
佐渡島さん
「お金の使い方」って、“人となり”が垣間見える行為じゃないですか。
年収の額では同じような人はたくさんいるけど、“何に使うか”にその人の生き方や価値観が反映されている。
だからこそ、狭い視野で損得を考えるんじゃなくて、自分を形作るためにお金をどんどん使っていけるようになりたいし、そういう人が増えるといいなと思いますね。
「感謝にお金を使う」その心理ハードルを越えられる、ふるさと納税×ペイディ
福田
佐渡島さんの今のお話を聞くと、ふるさと納税でお金を使うことも「うまいお金の使い方」になりそうですね。
佐渡島さん
そう。ふるさと納税は、自然と誰かに寄付できるいい制度だと思うんですよね。
寄付って気持ちにお金を払う行為でしょ。
つまり、お金のいい循環を生むための使い方なんです。
佐渡島さん
僕たちって親以外に、気づかないところで地域社会にも育てられていると思っていて。
その地域に感謝ができるっていう珍しい機会なんですよね。
日本って、寄付的行為がすごく少ない国だと言われていたんですけど、ふるさと納税は自分の故郷に還元したり、自分が好きになった街を応援したりできる制度だと思うんですよね。
福田
最近は「推し」の感覚が地域にも広がっていて、自分の好きな地域を支援する動きもあるみたいですが、佐渡島さんはどこの地域を応援しているんですか?
佐渡島さん
ふるさと納税では、日本のいろんな地域を応援してますよ。
2021年に東京から福岡に移住したんですけど、この環境がとても気に入っていて。多分自分の生涯は九州で終えるだろうなって思うくらい好きなんですよ。だから九州が「推し」地域と言えますね。
そんな九州になにか貢献したいという気持ちは強い。
だから福岡でのイベントには積極的に参加したりして、ふるさと納税だけでなく、自分の時間も使うようにしてます。
福田
じつは今年から、あと払いサービス「ペイディ」がふるさと納税でも使えるようになったんです。
僕がふるさと納税に踏み切れない理由のひとつに、「税控除がされるとはいえ、手元から数万円が一度に飛ぶのがかなりしんどいな」と感じていたこともあって。
ペイディなら、分割手数料無料(※)の3回あと払いが利用でき、それが解消されたので、より地域を応援しやすくなったなと思いました。
※口座振替、銀行振込のみ分割手数料無料。3回あと払いの利用には、ペイディアプリ内で本人確認が必要です
佐渡島さん
確かにふるさと納税って、支払いから税控除のメリットを受けるまでに時間がかかりますからね。
その点、あと払いサービス「ペイディ」を使えば、一気に数万円とか出さなくて済むのは若い人にとってはありがたいんじゃないですか。
これなら自分のお給料のなかから、無理なく実施できそう
佐渡島さん
若いころはキャッシュフローのやりくりが大変。
だから、“未来の自分と割り勘する”ようなサービスがあることで、寄付をする習慣が生まれるのはいいことだと思います。
福田
おっしゃるとおりで、僕も今年こそはふるさと納税をしようと思いました。
佐渡島さん
せっかくいい仕組みなのに、一括の大きな支払いが障壁になってしまうのはもったいない部分もありましたからね。
「誰かに寄付をする」というハードルをふるさと納税が下げ、ふるさと納税の支払いというハードルはペイディによって越える。
そうやって、お金のいい循環を生んでいければいいですよね。
今日はめちゃくちゃいい話を聞けたな…
「お金の使い方に個性が出る」という話を聞いて、人としての成長につながるような使い方をしたいと思った筆者。
佐渡島さんが20年かけて気づいた「お金との付き合い方」。今から少しずつ実行して習慣づけできるように頑張ってみよう。
そう思いながら、「ふるさとチョイス」を覗いてみる、秋の夜長なのでした。
〈取材・編集=福田啄也(@fkd1111)/文=ケイ・ライターズクラブ/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉
ふるさと納税×「ペイディ」のおすすめポイント
①分割手数料無料(※)の3回あと払い
ふるさと納税は、実質2000円で楽しめる制度ですが、利用する際には、一度に数万円の出費が必要に。
免許証もしくはマイナンバーカードで本人確認をすることで利用できる、「3回あと払い」を使えば、無理なく賢くふるさと納税を利用することができます!
※口座振替、銀行振込のみ分割手数料無料。3回あと払いの利用には、ペイディアプリ内で本人確認が必要です
②支払いはライフスタイルにあわせて活用可
支払い方法は、コンビニ払い、口座振替、銀行振込から自身のライフスタイルに合ったものを選択できます。
また、クレジットカードを持っていない人も、持っていても使いたくない人も利用できるため、支払い方法を理由にふるさと納税を諦めていた人も利用可能です。
③お金の管理がしやすい
ペイディは、ふるさと納税に利用するのはもちろんのこと、普段の生活でも「お買い物の友」として最適。
アプリを利用すると支払い金額がすぐわかるので、手軽にお金を管理することができます。
「ペイディ」を「ふるさとチョイス」で利用すると、最大3万円が当たるキャッシュバックキャンペーンを実施中!
20代の男女400名を対象にPaidyが実施した調査では、約5人に1人(19.8%)が日本国内に自分の好きな地域や地元などがあると回答し、Z世代を中心に当たり前となっている「推し文化」が地域にまで浸透していることが判明したそうです。
地域を推す人が増えてきているなか、実際にふるさと納税をしている人のうち約2割は「自分の好きな地域に貢献できる点」を魅力として挙げており、「旅行で訪れて好きになった地域だから」「地元を応援したいから」など、思い思いの理由で寄付先を選んでいることがわかり、「ふるさと納税」が地域を推す手段の一つとなっていることが推測できます。
この機会に、ペイディとふるさとチョイスが実施するキャンペーンを利用して、自分の「推し地域」を応援してみませんか?
https://rd.amca.jp/HSv6GHgwCNU56y9iwRaG<キャンペーン概要>
期間:2022年11月28日(月)0時〜2022年12月31日(土)23時59分
内容:「 あと払い(ペイディ)」をふるさとチョイスで利用して一度に10,000円以上の寄付をすると、抽選で10,000円がキャッシュバックされます。さらに、一度に30,000円以上の寄付をすると、抽選で30,000円がキャッシュバックされます。
対象:ふるさとチョイス決済画面でペイディ利用のお客様で一度に10,000円以上の寄付をされた方
※30,000円以上の寄付を行った場合、抽選は「30,000円のキャッシュバック」に対してのみ行われます
※注意事項はキャンペーンサイトをご覧ください
ビジネスパーソンインタビュー
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