ビジネスパーソンインタビュー
「ジンの概念が変わる!」と人気なようですが…
“居酒屋メシ”に合うわけなくない…!? 酒好き編集長がサントリー「翠ジンソーダ缶」にツッコんだ
新R25編集部
各社からさまざまな新商品が登場する現在。
連載「新商品ポリス」では、新R25編集部が企業にお邪魔して、商品やサービスに読者目線(?)で切り込みます。
今回取材するのは、サントリーから発売されている「サントリージン翠(SUI)」。
飲めばジンの概念が変わる! とお酒好きの間でじわじわブームに。
昨年は発売2年目にして想定をはるかに超える売上を記録し、今春には新たに「翠ジンソーダ缶」も発売されました。
そんな「翠」の最大の特長は「食事に合う」ということ。特に、揚げ物やコッテリ系の“居酒屋メシ”に合うと評判なんだそうですが…
そこに疑義を唱えたのが、新R25編集長・渡辺。
「食事に合うお酒しか飲みたくない」をモットーに、日々ビールやハイボールを愛飲する渡辺にとって、“ジン”と“居酒屋メシ”は相入れぬ存在のよう。
というわけで…今回は編集長自ら、サントリーの担当者のもとへ突撃。
我らが渡辺が、“お酒大好きおじさん”の矜持をかけて、「翠」にツッコませていただきます!
〈聞き手=渡辺将基(新R25編集長)/文=石川みく(新R25編集部)〉
お話を伺うのは、翠 ブランドマネージャーの白村雄太さんです
ツッコミ①:そもそもバーで飲むお酒が、居酒屋メシに合うわけなくない?
渡辺
早速核心に迫ってしまいますけど…正直ジンって、バーで飲むお酒ってイメージしかないんですよ。
ナッツとか、カリカリに揚がったパスタとか、チーズとか…そういうおつまみと合わせて飲むお酒のイメージで。
白村さん
そうですよね(笑)。
渡辺
僕はバーみたいなところでは飲まないので、お酒は食事に合うものが好きなんですよ。基本、ビールかハイボールか、レモンサワーみたいな。
いつになく質問攻めの渡辺
渡辺
ジンって少し独特な香りがするイメージだし…甘いトニックとかで割るお酒ですよね?“居酒屋メシ”に合うって、ありえないと思うんです。
白村さん
なるほど…「翠」はそんな渡辺さんにこそおすすめできるお酒なんですよ。
「翠」は2020年の発売以来、多くのお客さまに“居酒屋メシ”に合うジンとしてご好評いただいています。飲み方も、トニックではなく「ソーダ割り」が人気なんです。
渡辺
そんなの…いくらサントリーさんでも、さすがに信じられないなぁ。
白村さん
そうおっしゃると思って…今日は実際に、「翠ジンソーダ」と相性バツグンの“居酒屋メシ”をご用意しました。
それがこちらです!
メンチカツに焼き鳥。渡辺も大好きなメニューです
渡辺
うーん…無理矢理ジンを合わせたところで、おいしく食べれるんですかね…?
白村さん
まぁまぁ。今日はぜひ、こちらを飲んでいただきたくて。
ジンなのに、缶…?
白村さん
じつはこの2月から「翠ジンソーダ缶」をコンビニで先行発売しています。
瓶よりも手軽に「翠」の味わいを楽しんでいただける新商品なので、ぜひこちらをお試しいただきたくて。
渡辺
いや! なんでも缶で出せば、ビールやレモンサワーみたいに食卓に並ぶとは限りませんよ。
大事なのは中味。「本当に食事と合わせて飲んでもおいしいのか?」それが問題なんですよ!
とはいえ見た目はめちゃくちゃおいしそうですけど…
渡辺
とりあえず…いただきます!
ゴクッ
あれ…?
渡辺
……これはおいしい!
柚子の香りが爽やかですね。これなら、クセのある香りが苦手な人でもおいしく飲めそうな気がします。
食事と合わせて飲んでみてもいいですか?
白村さん
もちろん!
渡辺
では、メンチカツから…いただきます!
食いしん坊(38歳)
渡辺
…!!!!
悔しいけど…合うなぁ…
「翠」の爽やかさがメンチカツの油を中和してくれるから、ヘビーなメンチカツもいくらでも食べられそうです。
「焼き鳥も食べちゃお…」秒速で翠ジンソーダにハマる渡辺
渡辺
…もうこれ、優勝ですね。
濃いめのタレと「翠ジンソーダ」が完全にマッチしてる。
白村さん
「翠」には日本の食卓でおなじみの、柚子・緑茶・生姜の3つの和素材を使用しています。
この和素材の風味が食事のおいしさを引き立てるから、「翠」は居酒屋メシに合うということなんです。
渡辺
なるほど、だからこんなに食事とも相性がいいんですね。
白村さん
ご満足いただけてよかったです(笑)。
以降も永遠と食レポが続きましたが割愛
渡辺
ごちそうさまでした!
正直疑ってましたけど…「翠」の相性が抜群すぎて、取材を忘れて食べすぎました(笑)。
ツッコミ②:「食事に合う」と「ジンのおいしさ」は両立できなくない?
渡辺
“食事に合う”と“ジンならではの良さ”を両立するのは難しかったんじゃないですか?
食事との相性だけに目を向けると、ジンの独特な香りが失われてしまう気もするんですが…
白村さん
まさに、そこが一番苦労したところで(笑)。
サントリーの長年のジンづくりにおいて、これまでにないチャレンジをしたんです。
これまでにないチャレンジ…!?
白村さん
伝統的な“ジンならではの味わい”を表現しながらも、先ほどお話しした3つの和素材を使用し、“食事に合う”というまったく新しいアプローチをおこなったんです。
「柚子・緑茶・生姜」と申し上げたんですが、30種類近くの和素材を候補に挙げていたんですよ。
渡辺
そんなに! 最終的には何が決め手になったんですか?
白村さん
食事のおいしさを引き立てる“名脇役”として、食卓で愛されていることが決め手でした。焼き鳥に「柚子胡椒」を乗せるみたいなイメージですね。
このグラフを見ていただきたいんですが…
白村さん
このように、それぞれの素材の個性が一番引き立つ、段階的な味の変化を楽しめるのがポイント。
口に入れた瞬間は柚子の香りが立ち上がり、緑茶の旨味が食事のおいしさを引き立てて、最後は生姜の辛味で後味をスッキリさせてくれます。
渡辺
なるほどなぁ…食事がどんどん進むのには、こういう理由があったんですね。
ツッコミ③:「翠ジンソーダ缶」と瓶の「翠」は何が違うの?
渡辺
「翠ジンソーダ缶」についても伺いたいんですが…これは瓶からつくる「翠」のソーダ割りを再現したものなんですよね?
白村さん
はい。「翠」とソーダを1:4で割ったときの味を再現するために、さまざまな工夫を凝らしています。
渡辺
あ、そうなんですか?「翠」とソーダを缶にドボドボ注いだだけではなく…?
そんなわけない
白村さん
そう簡単にはいかなくてですね(笑)。
“飲用時品質”と呼んでいるんですが…グラスで飲んだときの香りや味を完璧に再現するために、つくり方をあえて瓶とは少し変えています。
たくさんのメンバーでテイスティングを重ね、「翠」をグラスで飲むような味わいになるまで何回も試行錯誤しました。
こだわりが詰まった「翠ジンソーダ缶」。売り場でも目立ちそうな色合いです
レモンサワーやハイボールに続く、“新・定番ジャンル”に「翠ジンソーダ」を
渡辺
実際に飲ませていただいて、「翠ジンソーダ」の人気はこれからどんどん高まるだろうなと思いました。
ビールやチューハイ、ハイボールのように、日常的に「翠ジンソーダ」を選ぶ人も増えていきそうな気がします。
白村さん
ありがとうございます。
「翠」が目指しているのはまさに「ハイボール、レモンサワーに続く第3のソーダ割りとして、ジンソーダを定着させること」なんです。
白村さん
ご時世的にも「家飲みを豊かにしたい」というニーズが高まる一方で、レモンサワーやハイボールに続く“新・定番ジャンル”が長らく出てきていないんですよ。
渡辺
たしかにそうですね。
白村さん
我々はそこに切り込むつもりで、ジンのイメージを「バーで飲むお酒」から「食事に合う身近なお酒」に拡大していきたいと思っています。
ぜひ、お気に入り居酒屋メシを肴に、手軽に「翠」の味わいを楽しんでみてください!
「食事に合うジン」というまったく新しい概念が形になったのは、“伝統”と“革新”の両立があってこそ。
サントリーの長年の叡智が詰まった「翠」が、お酒の歴史に新たな名を刻むかもしれません…!
ちなみに「翠ジンソーダ缶」は、2月からコンビニエンスストアで先行発売中。
すでに先行発売を開始しているコンビニエンスストアでは、2016年以降のサントリー酒類新商品のなかで、“コンビニエンスストア発売初週にもっとも売れた商品”となり、好調だそうです。(※)。
そんな「翠ジンソーダ缶」が、いよいよ3月22日(火)に全国発売。
いつも同じお酒ばかりで新しい体験をしてみたい!という方はぜひ、缶から手に取ってみてはいかがでしょう?
※ビール類を含む、サントリー推計
〈取材=渡辺将基(@mw19830720)/文=石川みく(@newfang298)/編集=福田啄也(@fkd1111)/撮影=中澤真央(@_maonakazawa_)〉
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