ビジネスパーソンインタビュー
「クリエイター、Windows使わない説」はウソ!?
「 “これでいい”と思い始めたら、人生そこで終わり」明石ガクトを感動させたNEC開発陣の“職人技”とは
新R25編集部
ノートパソコン販売シェアNo.1のNECパーソナルコンピュータから発売中の<LAVIE Pro Mobile>。
打ちやすさを追求するためのキーボード1つひとつの調整、軽量ながら強度の高いカーボン素材の採用、オンライン会議に適したミーティング機能など、ビジネスパーソン向けに徹底的に開発され、細部にまでこだわりがつまったNECの職人技を感じるパソコンです。
ただ、こういう最新ガジェットのすごさって、あんまりピンとこないんですよね…。
そこで、気になる実力をレビューしてもらうべく、今をときめく“No.1”動画クリエイターこと、ワンメディア株式会社代表の明石ガクトさんをお招き。
勝手ながらクリエイターはあんまりWindowsを使わないイメージがありますが…想像に反してWindowsとmacOSのノートパソコンをそれぞれ使いわけているという明石さん。
明石さんがWindowsを愛用しつづける理由とは? そして、一流の目線から見た“No.1パソコン”の実力は…?
【明石ガクト(あかし・がくと)】 2014年にミレニアル世代をターゲットにした動画制作会社であるワンメディア株式会社を創業。2018年に、初の著書『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』を刊行。2020年『動画の世紀 The STORY MAKERS』を上梓
〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉
「ビジネスパーソンたるもの、WIndowsも使いこなせて当然」
明石さん
聞くところによると、「クリエイターはWindows使えない疑惑」があるから僕が呼ばれたそうじゃないですか。
石川
はい…すいません…
明石さん
あのねぇ、そんなことないのよ!
クリエイターだろうとなんだろうと、いちビジネスパーソンとして仕事をする以上、WIndowsもmacOSも使いこなせて当然だと思ってますよ、僕は。
石川
恥ずかしながら私自身、もう数年Windowsを触ってないんですよね…
明石さん
そうなの? じゃあ今のWindows触ったら驚くと思いますよ。めちゃくちゃ使いやすくなってるから。
たとえば左下に「スタートメニュー」があるのわかります?
石川
あぁ、電源切るやつですか?
明石さん
…えっ、スタートメニューのこと電源切るボタンだと思ってる人?スタートしてないじゃん。終わらせてんじゃんそれ。
「今のスタートメニューは本当に“神ってる”から! あのメニューからどこにでも飛べるんだよ!」
明石さん
「俺はmacOSさえあればいい」って人は、得意なことしかやりたくないって気持ちがにじみ出ちゃってるんですよね。
ビジネスパーソンってのは、相手に合わせたアウトプットができてはじめて一流ですから。石川さん、プレゼン資料ってなにで作ります?
石川
私はだいたいPowerPointですね。
明石さん
ほら、広告系の企業の人はみんなPowerPointなんですよ!
僕はmacOSのKeynoteも使いますけど、いくらKeynoteでスタイリッシュな資料を作ったとしても、どうせ営業の人にこう言われるわけ。
「明石さん、こっちの資料とマージするのでPowerPointで展開してください!」って。
明石さん
あとから変換して崩れるくらいなら、最初からPowerPointでかっこいい資料を作ったほうがいいでしょ?
ってなると、Officeが使いやすいのは圧倒的にWindowsなんですよ。
石川
あ〜、それはたしかに…
明石さん
実際、Office使ってる人口のほうがやっぱり多いですからね。
資料を届ける相手がPowerPointを使ってるんだったら、そこにアジャストしていくのも大事な責務だと思いますよ。
「ついでに言うと、動画制作に欠かせない『Adobe Premiere Pro』も昔はWindows版しかなかったんですよ。知ってました?」
<LAVIE Pro Mobile>を本気レビュー。明石さんを感動させた“とある素材”とは
石川
今回、明石さんに<LAVIE Pro Mobile>を使っていただいたんですが…
普段からWindowsを使い倒してる明石さんから見ていかがでしたか?
明石さん
まずこれ、めちゃくちゃ軽いんですよ!小指と薬指だけで持てるくらいなのよ、本当に。
僕けっこう移動中にパソコン触るから、片手でパソコンの下を支えて片手で操作することが多いんですけど…
「こういう感じね」
明石さん
この持ち方って軽くないとできないでしょ? しかもこれは軽いだけじゃなくて、ちゃんと剛性もあるんですよ。
石川
剛性?
明石さん
要するに頑丈ってこと。
パソコンって軽ければ軽いほど、片手で支えるとたわんじゃうことが多いんですけど…これは全然たわまないから、どうなってるんだろうと思って。
たぶん、めちゃくちゃいい素材を使ってるんじゃないですか?
石川
おぉ…さすがです!トップシェアメーカーのみが使用を許された、特別開発のカーボン素材でできているそうなんですよ。
明石さん
あ〜〜〜!! カーボンなんだ!!じゃあもうF1カーじゃん!
石川
まさに、F1カーとか人工衛星で使ってるのと同じ素材だそうです。150キロの圧力、76cm上からの落下にも耐えられる試験にパスしたそうですよ。
明石さん
そりゃカーボンだもんね!カーボンって本当にすごいんですよ。単純にいい素材だから高いし、生成にもめちゃくちゃ手間がかかるから。
石川
ちなみに重さは約889gで、1キロ切ってます。
明石さん
俺がいつも飲んでる1リットルのコントレックスより軽いじゃん! ヤバイね!
独特なたとえで感動を表す明石さん
明石さん
あとキーボードね。僕、キーの押し心地にめっちゃうるさい人間なんですよ。浅すぎても深すぎてもダメで。
たくさん文字を打つときって、とにかく指の動きを最小限にしたいじゃないですか。なのにキーが深いと指がつっちゃう感じがして疲れるし、浅すぎると打ってる感じがしないし。
でもこのキーボードは快適でしたよ。押し心地が絶妙にいい。
石川
このキーボード、明石さんのように感触にこだわる人でも満足できるよう、押し心地が3段階になっているんですって。
最初がグッと固くて、次にスーッと沈み込んで、最後にピタッと打ち終わります。
「…マジ?」
明石さん
ほんとだ! だから気持ちいいんだ。
石川
よく見ると、キーのサイズがかなり大きいんです。キーとキーの間を細くするために、1台あたり20分かけてドリルで穴を開けてるそうですよ。
明石さん
型を使ってないってこと? 初期投資もかかるのに…気合い入ってるなぁ。
石川
各パーツを極限まで薄くして、パーツレイアウトを0.1mm単位で調整することで、極限までキーピッチを狭くして、キーひとつひとつを大きくて打ちやすいサイズに仕上げているそうです。
明石さん
たしかに、デスクトップと同じサイズのフルキーボードだね、これ。
肩こりで悩んでるみなさん、知ってました?実はキーボードのサイズって、肩こりに密接に影響するんですよ。
これは「肩イテェ!!」と言っている明石さんです
明石さん
狭いキーボードを打とうとするから、肩がキュッと狭まって巻き肩になっちゃうわけ。
肩をなるべく広げるためにも、こういうフルキーボードのパソコンを使ったほうがいいんですよ。
石川
それで言うと、姿勢に関連する特長がもうひとつあって。ディスプレイを開くとわかりやすいんですけど…
明石さん
…待って、俺それ気づいてるよ。当てていい?
ほら、見てください!折れ曲がる部分に突起があるでしょ?
通販番組みたいになってきた
明石さん
液晶を開くと、この突起部分が本体を持ち上げてくれるんですよ。
そのおかげでキーボードにちょっとだけ傾斜がついて、自然な体勢でタイピングできるわけですよ。そうでしょ?
めちゃくちゃ正解でした。ちなみに傾斜の角度は約2度。何度も検証を重ねたこだわりの数字だそう
“これでいい”と思い始めたら、人生そこで終わり
明石さん
モノづくりって、「調達・加工・配信」の3ステップで成り立ってるんですよ。
たとえば動画なら、撮影が「調達」。テロップ入れとかの編集が「加工」。できあがった動画を各プラットフォームに流すのが「配信」ね。
で、みんなが注目したりマネしたりするのって大体「加工」か「配信」なんですよ。
明石さん
一方で「調達」は、言ってしまえば一番ごまかしが効く工程です。目立たないし、「加工」や「配信」でそれっぽく騙せちゃうから。
ただ、それじゃ一流とは言えない。一流のモノづくりってのは、「調達」の段階から戦いが始まってるんですよ。
石川
たしかに。流行ってるものを表面だけマネしても、結局うまくいかないですもんね…
明石さん
そうそう。その点<LAVIE Pro Mobile>は、カーボン素材っていう「調達」がもう完璧なんですよ。
それで慢心せずに、いい素材を最大限に活かす「加工」をして、ユーザーの生活スタイルを汲み取った「配信」ができてる。
この妥協のなさは、国内開発のプロダクトならではだよね。ユーザー目線でこだわり抜いたツールは、見てて“ととのう”感じがする。
明石さん
でね! メーカーがこれだけこだわったものを作ってるんだから、ユーザーのほうも妥協しちゃいけないんですよ。
よくいるじゃないですか、「ネット通販とWordと、たまにExcelしか使わないから、パソコンは “これでいい”かな〜」って人。
いやいや、いいわけないから! “これでいい”と思い始めたら、人生そこで終わりですよ!
石川
た、たしかに…
明石さん
逆に「俺にとってはこれが最高」って思い込んでるのも、考えが甘いと言わざるを得ないよね。
パソコンに限った話じゃないけど、「お前が最高だと思っているそれ、実は最高じゃないかもしれない問題」ってのも常にあるわけですよ。
明石さん
まわりでがんばってる経営者とかクリエイターを見ると、みんな病的なまでに「次は何が流行るのか」を探しつづけてる。
たとえ失敗しても、「新しいモノを試してみる」姿勢を崩さないんですよ。
「これでいい」じゃなくて「もっといいものはないのか」って考えないと、人間って進化しないですから。
石川
そうですよね…私も今日お話を聞いて、「これでいいや」のスタンスはもったいないなって思いました。
明石さん
そうだよ!パソコンなんてせっかく毎日使うんだから、どんどん最新の情報を仕入れて、新しいモノの進化を体感したほうがいい。
こういう一流のツールを使ってこそ、一流の仕事が生み出せると思いますよ。
「カチャカチャ…ッターン!」のポーズで締め。ありがとうございました!
実は<LAVIE Pro Mobile>のこだわりは、こんなもんじゃありません。泣く泣く削った特長を少しだけ紹介すると…
・スマホレベルの速さでスリープから復帰する「モダンスタンバイ」
・最大24時間保つ「長時間バッテリー」
・オンライン会議で快適にクリアな音声を届けるための「ミーティング機能」
・誰も見なさそうな「本体の裏側」まで美しいデザイン
「そんなとこまで!?」と思うほどのこだわり具合に、明石さんと一緒に驚愕しっぱなしの取材となりました。
働き方が多様化した今こそ、パソコンの見直しどきなのかも。
“これでいいや”と思わず、ツールもアップデートしてみませんか?たぶん、あなたも感動するはずですよ…!
〈取材・文=石川みく(@newfang298)/編集=福田啄也(@fkd1111)/撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉
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