ビジネスパーソンインタビュー
奇抜なアイデアは自己満足。定石を大事にできない人は「アイデアマン」になれない

西野亮廣エンタメ研究所Voicyより

奇抜なアイデアは自己満足。定石を大事にできない人は「アイデアマン」になれない

新R25編集部

2020/04/18

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ビジネスパーソンのみなさんなら「企画力を身に着けたい!」「もっと革新的なアイデアを出せるようになりたい」と思ったことはありませんか?

革新的なアイデアで次々と世の中にインパクトを与えている「アイデアマン」の一人、キングコングの西野亮廣さんは、西野亮廣エンタメ研究所Voicyで「アイデアマンと呼ばれる人たちは、あることを大切にしている」と語ります。

一体どんなことを大切にしているのでしょう…?

革新的なアイデアマンの、驚くほど地味な習慣

ボクの朝は、VoicyおよびYouTubeの収録からはじまります。

音声コンテンツを配信したあとは、ブログを更新。そのあと、オンラインサロンへ記事を投稿します。ブログとオンラインサロンの記事を合わせて大体1万文字くらい

そのあと、ネットショップで販売している絵本にサインをして、レターパックに住所を書いて、梱包して配送。これが、毎朝最低限やっていることです。

これらの作業を10時くらいまでに終わらせて、10kmジョギングしてから、お仕事に向かっています。

お仕事は、だいたい夜中の3時とか4時くらいまで続くことが多いです。

ボクは「地球上でもっともたくさんの人に会う」と決めているので、講演会などで地方を訪れた晩には、その地域のサロンメンバーさんと飲みに行って交流を深めています。

そのあと帰宅して、3時間後には次の日の作業がはじまっている…という毎日です。

なぜ毎日のスケジュールの話をしたかというと、決して、努力自慢をしたいわけではありません。

ボクは「革新的なアイデアで時代を切り開くアイコン」として扱われることが少なくありません。

事実、これまで誰もやったことのないアクションをやってきましたし、これからも仕掛けます。派手な奇策を打って、世間を驚かせることをしていくと思います。

ただ、その下地には、冒頭に申し上げたように、おそろしく地味な作業と、どぶ板営業の積み重ねがあります。

ボクが、世界の誰よりもやっている、この「文字を発信する」ことと「膝を突き合わせてお客さまと話をする」ことは、新しいことでもなんでもありません。

何十年も前から続いている定石です。

「奇抜なアイデア」は「世の中から抹消されたアイデア」かもしれない

定石とは「最善とされる決まった打ち手」のことです。

定石は、何千億年も前の先人たちが、奇策を繰り返してたどり着いた答えです。

ですから、たった一人の人間の奇抜なアイデアで、軽々と超えられるものではありません。

これはボクたちが受け止めなければいけない残酷な現実で、「自分が思いついた、これまでにないアイデア」というのは、「その昔すでに誰かが試したが、失敗して、必要のないものだと世の中から抹消されたもの」です。

つまり「奇抜なアイデア」というのは、厳密には「これまでにないアイデア」ではなく「今現在ないアイデア」だと受け止めなければいけません。

そのアイデア、キミに似合っていますか?

ボクはときどき、サロンメンバーさんが経営しているお店に行きます。

どうせ時間とお金を使うなら、よく知らないお店よりもサロンメンバーさんのお店の売上に貢献して、応援したいからです。

お店に伺うと、ほかではあまり見たことがない料金体系など、オーナーさんが斬新なアイデアを実行しているのをお見受けすることがあります。

ちょっと厳しいことを言わせてください。

「自分が思いついた、これまでにないアイデア」というのは、先程申し上げたように「その昔すでに誰かが試したが、失敗して、必要のないものだと世の中から抹消されたもの」です。

つまり、あなたの自己満足でしかないということ。

そしてこれは、すっごく大事なことだと思うんですけど、そのアイデアが似合ってないんですよね。

これは洋服とかと同じです。

ダサい服を着ている人に「だせーな」と言ったら「わかってないなあ。これ、オダギリジョーが着ていた服なんだよ」と返ってきたとします。

それ、オダギリジョーさんが着ているからかっこいいだけで、お前はオダギリジョーじゃねえぞって話じゃないですか。

大阪のおばはんが愛用しているヒョウ柄のセーターでもかっこよく着ちゃうのがオダギリジョーさんだから。

サービスのアイデアも同じで、たとえばボクが仕掛けたアイデアをマネしたとしても、似合っていなかったら上手くいかない。

では、似合う・似合わないの差はなんなのでしょうか?

「アイデアマン」と呼ばれる、斬新なアイデアを次々と出す人たちは往々にして、定石を大切にしています

先人たちの歴史を重く受け止めたうえで、びっくりするくらい地味な作業を水面下で繰り返しています。

アルという漫画サービスを展開しているけんすうさんは、まさにその典型で、次から次へと面白いアイデアがポンポン出てきます。

ボクも「西野さん、こうしたほうがいいっすよ」とアドバイスいただくんですが、彼のSNSの使い方やオンラインサロンを見ていると、やり方がめちゃくちゃ泥臭いんですよ

それをやったうえで「なにそれ!?」と言いたくなる、すごいアイデアを出してきます。

まとめると、自分に似合うアイデアを出したければ、定石を甘く見ないほうがいいということです。

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〈撮影=長谷英史(@hasehidephoto)〉

キンコン西野さんの頭の中をのぞけるVoicyはこちら

西野さんが日々携わるエンタメビジネスの話だけではなく、「お金」や「集客」「時代」についても語ってくれる「西野亮廣エンタメ研究所」のVoicy

1つの放送は10分程度にまとめられているので、通勤時間やお昼休みなどちょっとした時間に、西野さんの思考に触れてみてはいかがでしょう?

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