ビジネスパーソンインタビュー
『ポケモン GO』は運を集めてくれるゲームです
「ポケGOは私のなかで革命でした」高橋愛が『ポケモン GO』を始めてアクティブになった理由
新R25編集部
世界的大ヒットとなり、熱狂を巻き起こしつづけているスマートフォン用ゲーム『ポケモン GO』。
GPS機能とAR技術を活用することにより、現実世界を舞台にポケモンの世界観を楽しめ、2016年の配信開始から3年以上経過した今なお、世界中で遊ばれ続けている同ゲーム。
このたび『新R25』では、そんな『ポケモン GO』の魅力をさまざまな角度から再発見する特集を展開することになりました!
第1回「ポケモン GO×脳科学」では脳科学者・茂木健一郎さんに、第2回「ポケモン GO×コミュニティ」ではオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰する箕輪厚介さんに、第3回「ポケモン GO×旅行」ではThe Breakthrough Company GOの代表取締役でPR/CreativeDirectorの三浦崇宏さんに登場していただきました。
第4回となる今回のテーマは、「ポケモン GO×アクティブ」。
登場していただくのは元モーニング娘。リーダー、現在はモデル・女優として活躍中の高橋愛さん。
【高橋愛(たかはし・あい)】1986年生まれ。福井県出身。2001年、モーニング娘。に第5期メンバーとして加入。その後第6代リーダー・Hello! Projectのリーダーとして活動。卒業後は女優としてミュージカルや舞台・ドラマで活躍。モデルとしても多くのファッション誌に登場している。自身のこだわりを活かした各ファッションブランドとのコラボアイテムも展開
普段から「アクティブでいること」を大切にしているという高橋さん。
『ポケモン GO』にハマりはじめたのはつい最近…ということですが、なにやら“のめり込み方”がすごいという噂が…。
高橋さんが「ポケGOは革命だった」と語る理由とは…?
〈聞き手=宮内麻希(新R25編集部)〉
高橋愛さんが「アクティブに動くようにしている」理由は…“運”?
宮内
高橋さんとイーブイ……!
あの…「かわいい」の渋滞が起きてます…
高橋さんが大好きだということで、イーブイのぬいぐるみを連れてきました
高橋さん
ありがとうございます(笑)。
イーブイ大好きなんですよ。たくさん集めて進化させてるんですけど、なかなか思ったように進化させられないんですよね…
かわいい顔して思い通りにならないところ、ずるいですよね~。
※イーブイは、進化する際の時間や場所によって姿を変えるポケモンです
宮内
(かわいい)
高橋さんはもともとアクティブ志向だと伺っていますが、最近ポケGOと出会ったことによって、さらに磨きがかかっているとか…?
高橋さん
そうなんです。
外に出るのは大好きなんですけど、ゲーマーでもあるので、部屋にこもってゲームをしている時間も多かったんですよ。
でもポケGOをはじめて、外でゲームができるようになりました(笑)。
高橋さん
私がなるべくアクティブでいるようにしてるのは、昔から仲良くさせていただいている、有名な占い師さんからある言葉を教えてもらったのがきっかけで。
宮内
どんな言葉ですか?
高橋さん
「運動は『運を動かすもの』だから、たくさん動いた人のもとに運は集まってくる」。
だから、人ってやっぱり外に出たほうがいいんですって。
宮内
わっ、たしかに「運を動かす」と書いて「運動」だ…!
高橋さん
身体を動かすだけじゃなくて、「何事も“明日からやる”だと絶対やらないから、やりたいことはすぐにやってみるべき」とも言われて。
それで習い事を始めてみたんですよ。
宮内
何を始められたんですか?
高橋さん
…三味線を。
渋い! 「日本の伝統芸能をずっとやりたいと思っていた」とのこと
「アイドルじゃない高橋愛」になれた、アクティブな発信
宮内
でも、何か目的がないと、休日にわざわざ外に出るのって億劫なんですよね…
高橋さん
そうですよね。外に出る習慣をつけるには、やっぱり「好きなこと」が必要だと思います。
私にとっては、夢中になれるのがファッションでした。
高橋さんのWEAR @takahashiai より
高橋さん
いろんな街にいる人のファッションを見るのが好きだし、古着屋めぐりが趣味なので、楽しみを感じながら出かけて、ファッションに関する発信をアクティブにするようにしてます。
私の場合は、シフトチェンジしなきゃという思いも強くって…
高橋さんの言葉に耳を傾けるイーブイ
宮内
シフトチェンジ、ですか?
高橋さん
モーニング娘。を卒業すると決めたとき、もう「(アイドルとして)ファンの皆さんの期待には今までのように応えられない」と思ったんです。
私のアイドル人生は、モーニング娘。という看板があって、メンバーがいて成り立ってたことなので、それは1人で持続することはできない。
だからこそ、「アイドルじゃない高橋愛ってなにができるの?」を自分からアクティブに発信する必要があった。
高橋さん
アイドルという“タグライン”がなくなったら、どんな仕事を頼めばいいのか、誰もわからなくなってしまうと思うので。
宮内
アイドルのセカンドキャリアって、難しいところですよね。
高橋さん
だから、「私はこういう人です!」っていう発信を始めたんです。
洋服がメインで、顔が写っていない写真や、顔が影になっている写真もアップしてたんですけど…
最初は「顔だけ見せてればいいんだ」「顔以外興味ない」っていう、コメントが来たこともあって(笑)。
宮内
ツラすぎる…
高橋さん
でも、好きだからやり続けました。結果、ブログがきっかけでファッション誌の仕事にもつながって。
好きなことを仕事にするって、みんなできるんですよ。
宮内
そうなんですか…?
高橋さん
実績のない自分を信じて、行動するかどうかだけなんですよ。
みんなどこかで勝手にハードルを設定してるところがあると思うんですよね。モーニング娘。のオーディションだって、すごい倍率だったけどやってみようと思って行動したから合格することができたので。
宮内
私もモーニング娘。は憧れてましたけど、でも…それは高橋さんだからじゃ…
高橋さん
聞きたいんですけど、オーディションに応募しました? 応募してない人はみんな「私も憧れてはいたけど…」って言うんですよ。
みんなチャンスはあったんですよ! だって誰でも応募できたんですもん(笑)。
すみません…してません
宮内
今の問いかけ、めっちゃ刺さりました。
「世界をシャットアウトする」という従来のゲームスタイルを覆した、『ポケモン GO』
高橋さん
ポケGOも、やってみて初めて好きになったんです。
妹がへービーユーザーで、誘われてたんですけど、最初はあまり乗り気じゃなかったんですよね。
ゲーム好きなんですけど、RPG系をひとりで黙々と進めるタイプで…
高橋さん
でも、はじめてみたらびっくり。
ポケGOは私のなかで革命でした。
宮内
おお…! どんなところが革命だったんですか?
高橋さん
今までのゲームって「外の世界をシャットアウトして没入するもの」だったので、「ゲームをする=家にこもる」だったんです。
でも、ポケGOはプレイすればするほど出かけたいと思うようになる。今日もここまで「ちょっと歩いてみようかな」って思えたんです。
高橋さん
寄り道したり、遠回りしたりすることが増えたので、ポケモンだけじゃなく「近所にこんなお店あったんだ」ってリアルな発見も多くて…世界が広がっていく感覚があったんですよね。
…歩いて運動する必要もあるし、まさに“運を集めてくれるゲーム”だと思います。
名言いただきました
「旦那さんと二人で盛り上がってます」行動する理由が増えて、行動スピードが上がった
高橋さん
あと、ポケGOをはじめたことで、妹や旦那さん、マネージャーさんとも新しいコミュニケーションが生まれました。
宮内
旦那さんもポケGOをやってるんですね!
高橋さん
もともと、旦那さんとはまったくゲームの趣味が合わなかったんです。
私はRPGが好きで、彼はパズルゲームを黙々とやっているタイプだったので、お互いゲームをやる時間が始まると基本は無言で。
高橋さん
でも私がハマりはじめたら、気になったのか「俺もポケGOやる」って言ってくれて!
今ではふたりでポケストップ探しながら歩いたり、「今日なにゲットした?」って報告しあったりしてます。
宮内
なんていい夫婦…
高橋さん
旦那さんはお笑い芸人なので、私もよく地方公演に一緒についていくんですけど、知らない街って1人で歩くのちょっと不安じゃないですか。
だからいつもおとなしくカフェにいたんですけど…ポケGOがあると「ポケモンを探す」という目的ができるから、知らない街を歩くのが楽しくなったんですよ!!
お気に入りのポケモンのAR写真を撮影できる「GOスナップショット」機能で遊ぶ高橋さん
宮内
いいですね。よりアクティブに!
高橋さん
そうやって歩いてると、地図やネットを眺めているだけでは見つけられないお店がたくさんあるんです。
高橋さん
あと今までは、旅行番組を見て「いいな、行きたいね」と言うだけで終わっていたのが、ポケGOをはじめてからは、実際に二人で行くようになりました!
レアポケモンが地方にいるのを知ると、「ゲットしたいね!」って盛り上がって…
高橋さん
観光だけじゃなくて、「行く理由」がもうひとつ増えると、行動に移すスピードが上がるんだなって感じましたね。
宮内
なるほど! 外に出るときの、最後の後押しに。
高橋さん
やっぱり、外に出ていろんなモノを見たり、触れたりすることで自分の「好きなこと」って見つかっていくと思うんです。
そう考えると、ポケGOって、まだ自覚のない“好き”を見つけるきっかけになると思いますね。
眼福をありがとう、イーブイ
『ポケモン GO』への愛を熱弁してくださった高橋さん。
アクティブに何かを始めるだけで、憧れや“なりたい自分”にも手が届く…。そんな言葉が、グサリと胸に刺さりました。
「とりあえず外に出て動きはじめること」を手助けしてくれる『ポケモン GO』は、楽しんでいるうちに世界を拡張してくれるという、心強い相棒。
心には野望を、右手にはポケGOを。このスタイルで、発見と経験をゲットしに出かけてみようと思います!
〈取材=宮内麻希(@haribo1126)/文=ほしゆき(@yknk_st)/撮影=飯本貴子(@tako_i)〉
©2019 Niantic, Inc. ©2019 Pokémon. ©1995-2019 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
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